1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/24(水) 21:55:29.72 ID:+1lu03J40
菫「どこへ?」
照「奈良へ」
3 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/24(水) 21:58:54.02 ID:+1lu03J40
菫「またどうして」
照「玄から誘われた」
淡「わたしもいきたーい」
照「それは無理」
淡「えーいきたいー」
尭深「まぁまぁ」
淡「お茶ありがとー」
5 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/24(水) 22:03:15.76 ID:+1lu03J40
菫「それで、宥の所に行くってことか?」
照「うん、宥の所いきたいでしょ」
菫「それは……まぁ……」
照「ふふっ可愛い」
菫「か、からかうな!」
尭深「(かわいい)」
誠子「(かわいい)」
淡「私もいきたいー」
8 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/24(水) 22:08:58.43 ID:+1lu03J40
照「顔真っ赤だよ」
菫「私のことはいいだろ、お前のほうこそ玄が目的なんだろ」
照「そうだよ」
菫「素直だな」
照「菫も宥に会いたいって言えばいいのに」
菫「……恥ずかしいし////」
照「恥ずかしがり屋さん」ナデナデ
菫「くすぐったいから止めろ」
照「この辺、弱いもんね」
10 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/24(水) 22:13:04.70 ID:fkSoCu6v0
素直なてるてるかわいい
照れ屋な菫さんかわいい
11 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/24(水) 22:13:40.53 ID:+1lu03J40
淡「もー2人はくっつきすぎ」
誠子「いい加減慣れろ」
淡「スミレばっかりずるい」
誠子「プリン食べていいから」
淡「しょーがないなー」
尭深「(淡誠本……?ともきーさんに相談しよう)」
淡「でも、スミレってテルと付き合ってないんだよね」
誠子「一応はそういう事らしい」
尭深「そういうカプも美味しい」
淡「カプ?」
尭深「お茶飲む?」
淡「のむー」
13 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/24(水) 22:21:04.40 ID:+1lu03J40
照「それで、来週の週末でいい?」
菫「あっちのご商売は大丈夫なのか?」
照「今の時期は暇だからいつでもいいって」
菫「それでも土日は仕事が忙しいんじゃないか?」
照「学校サボる?」
菫「まぁあっちに電話してから考えよう」
照「そうだね。……あっ電話したかったんだ?」
菫「いや、そうじゃなくてな……」
照「菫のヘタレ」
15 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/24(水) 22:29:04.98 ID:+1lu03J40
菫「そこまで言うか」
照「菫にはね」
菫「それはいいとして、私が電話しとくから日にちはその後な」
照「土日で大丈夫だと思うけど分かった」
菫「妙にこだわるな」
照「どうせ宥に聞いても答えは一緒だし」
菫「いや、確認は大事だから」
照「……こだわってるのはそっちなのに」ボソッ
菫「ん?」
照「なんでもない」
16 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/24(水) 22:33:22.12 ID:+1lu03J40
尭深「(あれ、これって……?)」
尭深「宮永先輩」カムカム
照「なに?」トコトコ
尭深「もしかして松実玄と組んでます?」
照「えっ」
尭深「頑張って下さいね」
照「ありがとう」
尭深「いえいえ(こっちこそ冬コミネタありがとうございます)」
18 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/24(水) 22:34:13.94 ID:fkSoCu6v0
菫さんは恋スル乙女
20 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/24(水) 22:39:20.58 ID:+1lu03J40
玄「お姉ちゃん、来週の土日に照さんと菫さんが来るよ」
宥「えーっ」
玄「そんなにおどろくことかな?」
宥「そうじゃないけどー」
玄「あっ、それと、しばらくしたら菫さんから電話が来るかも」
宥「なんで?」
玄「……いやー、勘だよ」
宥「玄ちゃんが言うなら」
prrrr
22 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/24(水) 22:46:40.94 ID:+1lu03J40
宥「あれ、携帯どこに」
玄「はい、お姉ちゃん」
宥「ありがとう、玄ちゃん」
宥「もしもし?」
菫『もしもし、弘世だが』
宥「えっ、ほんとに菫ちゃん?!」
菫『ああ、そうだが?』
宥「あの、ごめんね。変なこと聞いちゃって。菫ちゃんの声だもんね」
菫『覚えててくれたんだな』
宥「うん、菫ちゃんだもん////」
25 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/24(水) 22:51:58.28 ID:+1lu03J40
菫『あ、ありがとう?嬉しい////』
宥「うん////」
菫『そ、それで、ちょっと聞きたいことがあるんだが』
宥「こっちに来ること?」
菫『ああ、もう聞いたのか。それで大丈夫か?』
宥「菫ちゃん達ならいつでも大丈夫だよ」
菫『それはよかった。でもそんな言い方をしてると不安になるな』
宥「ほんとに大丈夫だから来てね」
菫『そうさせてもらうよ。それじゃよろしく』
宥「うん、バイバイ」
27 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/24(水) 23:00:39.00 ID:+1lu03J40
照「ね、大丈夫だったでしょ」
菫「ああ、済まない」
照「いいよ、心配だったんでしょ。慎重心配性菫」
菫「は?……あっシャープシューター菫(SSS)と掛けてんのか」
照「分かりづらいよね……」
菫「あー、いや、SSS(スリースピード)よりは」
照「よく覚えてるね」
菫「渋谷が騒いでいたからな」
照「尭深で覚えてるんだ……」
28 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/24(水) 23:06:13.72 ID:+1lu03J40
菫「とにかく行く事になったんだ。それでいいじゃないか」
照「うん、菫と旅行って初めてだね」
菫「学生だしな」
照「楽しみー」
菫「そんなに私と行くのが嬉しいのか?」
照「あっ分かったー?」
菫「キャラまで違うのかよ。分かってるよ、玄に会いたいんだろ」
照「はぁ……そうだよ」
33 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/24(水) 23:16:51.92 ID:+1lu03J40
来週の土曜
菫「ごめん、待ったか?」
照「ううん、迷うと行けないから早めに来ただけ」
菫「それなら迎えに行ったのに」
照「でも恥ずかしい……」
菫「もしかしてまだお母さんに誤解されたままなのか」
照「うん」
菫「お母さんにはまだ私が彼女だと思われているのか……」
照「お母さん、思い込み激しいから。別にいいけど」
菫「まぁおいおい解決するだろう」
35 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/24(水) 23:24:34.24 ID:OdDYYLlP0
てるてるの親だからなぁ・・・
36 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/24(水) 23:28:18.71 ID:+1lu03J40
3時間後
照「……やっと奈良」
菫「さすがに3時間は辛い」
照「寝てたけどね」
菫「昨日は中々眠れなくてな」
照「菫もそういう事あるんだ」
菫「まぁな」
照「寝顔可愛かったよ、ほら」
菫「そんな写真は消せ」
照「だめ。待受にした」
菫「」
38 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/24(水) 23:33:06.77 ID:+1lu03J40
照「あっ、玄」ダキッ
玄「照ちゃん!」ダキッ
照「久しぶり」
玄「久し振りだねー」
菫「わけがわからないよ」
玄「菫さんもお久しぶりです」
菫「あ、ああ、久しぶりだな。今日は宜しく頼む」
照「お任せあれ!」ドヤァ
玄「あー取らないでよ」
菫「お前はお願いする側だろうが」
照「てへぺろ」
41 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/24(水) 23:39:11.68 ID:+1lu03J40
玄「じゃあ乗っちゃって下さい」
菫「わざわざ迎えに来てもらって済まないな」
玄「いえいえ」
照「ドラゴンじゃないんだ」
菫「あれは解説の人が勝手につけただけだろう」
玄「龍の置物ならあるんですけど」
菫「真面目に答えなくていいから」
45 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/24(水) 23:53:13.06 ID:+1lu03J40
数十分後
玄「じゃあ先に入っててください。私と鈴木さんは車を止めに行ってくるので」
菫「はい、ありがとうございました」
照「ありがとうございました。先行ってるね」
菫「結構ちゃんとした所だな」
照「失礼だよ」
菫「別にそんなつもりじゃ」
照「入り口はあそこでいいのかな」
47 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/24(水) 23:58:50.36 ID:+1lu03J40
照「えーと……」
宥「いらっしゃいませ」
照「ああ、どうも」
菫「久しぶり」
宥「うん、久し振りだね」
菫「今日は宜しく」
宥「はい。えっと、玄ちゃんは?」
照「運転手さんと車を止めに」
宥「……あっちの車を使ったのかな?」
48 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/24(水) 23:59:23.82 ID:OdDYYLlP0
運転手:鈴木さん
49 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/25(木) 00:03:49.01 ID:yQL9WzDg0
宥「それではご案内しますね。あの……」
菫「いや、荷物はいいよ」
照「そうそう、菫に任せればいいから」
菫「お前は自分で持て」
照「はいはい」
宥「ごめんね。あんまり力なくて」
菫「気にしなくていいから」
宥「うん、それじゃこっちだから」
52 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/25(木) 00:10:05.33 ID:yQL9WzDg0
照「いい部屋だね」
菫「本当にいい部屋だ」
宥「うん、2番目にいい部屋なの。ごめんね、1番じゃなくて」
菫「2番でも十分だ。でもあんなに安くていいのか?」
宥「全然いいよ」
照「部屋をカラにしておくよりずっといい」
菫「お前が偉そうに言うな」
照「玄がそうっていた」
宥「照ちゃんが言う通りだよ」
54 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/25(木) 00:17:29.55 ID:yQL9WzDg0
玄「おまたせしました」
照「もういいの?」
玄「今日はお客様もう1組だけだからいいって」
菫「ああ、それが」
宥「そう、1番の部屋のお客様」
照「取り敢えずお風呂行く?」
菫「もう行くのか」
照「えっ旅館に来たらまず温泉じゃないの?」
55 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/25(木) 00:21:03.55 ID:yQL9WzDg0
宥「おふろ……」
玄「お姉ちゃんも入る?」
宥「いいの?」
玄「今日はもういいんだって」
照「それなら一緒に入る?」
菫「えっ」
宥「えっ」
玄「うむ」
56 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/25(木) 00:21:04.11 ID:mHq0LMLh0
まず温泉ですよね
58 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/25(木) 00:22:17.32 ID:gWX99G4E0
そらそうなるよ
59 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/25(木) 00:25:54.98 ID:yQL9WzDg0
宥「あったかーい」
菫「幸せそうだな」
宥「くはー」
玄「菫さんもいいおもちをお持ちで」
照「だろ?」
玄「まったくもって」
菫「一体何の話をしているんだ」
照「おもち」
玄「おもちです」
62 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/25(木) 00:35:15.12 ID:yQL9WzDg0
菫「全く……」
宥「ふふ、よかった」
玄「そうだねー」
照「何が?」
玄「気に入ってもらえたみたいで」
菫「とても気に入ったよ」
宥「よかったぁ」
64 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/25(木) 00:42:28.76 ID:yQL9WzDg0
照「それにしても……うん」
玄「もういい、休め」
菫「?」
宥「?」
玄「まだこれからだから」
照「無駄な慰めはやめてくれ」
菫「ああ、胸か」
玄「止めるのです!」
66 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/25(木) 00:45:19.00 ID:gWX99G4E0
あーこの集まりだと・・・
67 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/25(木) 00:45:55.79 ID:kacMvqCO0
なーかまはーずれひーとり!
70 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/25(木) 00:52:02.11 ID:yQL9WzDg0
菫「まぁ小さくてもいいんじゃないか」
照「えっ////」
菫「なんだその反応は」
玄「良かったね」
宥「えっどうしたの?」
照「なんでもないから」
玄「なんでもないよ、お姉ちゃん」
宥「はーい」
71 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/25(木) 00:59:28.64 ID:yQL9WzDg0
菫「やっぱり姉妹は仲がいいんだな」
宥「うん」
玄「生まれた時からずっとお姉ちゃんと一緒ですから」
照「ああ、姉妹というのは仲がいいものだからな」
菫「私に妹はいません」
照「止めろ」
菫「私に妹はいません」
玄「うわぁ」
宥「菫ちゃんどうしたの?」
73 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/25(木) 01:05:05.27 ID:yQL9WzDg0
菫「照をからかっているだけだ」
玄「仲いいんですね」
菫「そうか?」
宥「そうだよ」
照「菫は俺の嫁だからな」
菫「おまえは何を言っているんだ」
宥「嫁?」
玄「嫁ですね」
菫「……認めた?!」
75 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/25(木) 01:14:34.59 ID:yQL9WzDg0
照「ふぅのぼせてきた」
菫「もう上がるか?」
玄「そうですね」
宥「えー」
玄「私はもう上がるよ」
宥「……私も上がる」
菫「えっ」
照「さっき見てなかったの」
78 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/25(木) 01:29:08.59 ID:yQL9WzDg0
照「玄が脱がせてた」
菫「は?」
宥「寒いと何もできなくなっちゃうし……」
照「仕方ない」
玄「妹なので」
菫「そういうものなのか」
玄「着るときもそうですよ」
菫「私が……いや、なんでもない」
80 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/25(木) 01:34:06.40 ID:yQL9WzDg0
照「気持ちよかったね」
菫「ああ」
照「ガン見だった」
菫「ちょっと見ていただけだ」
照「変態」
菫「何とでも言え」
照「夕飯まで暇だね」
菫「2人は仕事があるらしくて行ってしまったしな」
81 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/25(木) 01:36:33.78 ID:yQL9WzDg0
照「お菓子食べる?」
菫「麻雀でもするか」
照「雀卓あったしね」
菫「2人麻雀も久しぶりだな」
照「他のお客さんがいるかもよ」
菫「まさかそんな都合よくいる訳が」
84 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/25(木) 01:39:03.79 ID:yQL9WzDg0
菫「いた」
透華「何がいたですの?」
菫「なんでもない」
一「こんにちは、どうしたんですか」
菫「ちょっと旅行で」
純「なんてタイミングのいい」
智紀「(尭深に聞いた通り)」
菫「全くだな」
85 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/25(木) 01:40:28.41 ID:mHq0LMLh0
龍門渕だー!
87 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/25(木) 01:42:08.90 ID:yQL9WzDg0
衣「」ゴゴゴゴ
照「」ギギギギ
菫「うっなんだこれは」
透華「衣も楽しそうですわね」
菫「えっ」
照「菫もやろう、オーラごっこ」
菫「(ごっこ?どう見ても出ているだろうが)」
透華「ほら、私の言った通りでしょう」
菫「はぁ」
88 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/25(木) 01:45:25.90 ID:yQL9WzDg0
数時間後
衣「お腹が空いたぞ」
透華「そろそろお夕飯の時間ですわね。部屋に戻りますわよ」
衣「はーい」
透華「今日はありがとうございました」
菫「いえいえ、そんなご丁寧に」
一「ありがとう」
衣「テル!またやろう」
照「またね」
90 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/25(木) 01:47:30.23 ID:yQL9WzDg0
菫「ふぅ疲れた」
照「やっぱりあのメンバー相手は辛い」
菫「だが、面白かった」
照「またやりたいね」
菫「また機会があったらな」
照「夕飯なんだろう」
菫「余韻ってものはないのか」
照「プリンは出るかな」
菫「プリンはないな」
92 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/25(木) 01:51:45.12 ID:0dN4gZ320
照衣透華に囲まれたら菫さんがレジェンゴってまう…
93 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/25(木) 01:54:20.06 ID:yQL9WzDg0
照「旅館っぽい食事」
菫「まぁ旅館だしな」
照「タコあげる」アーン
菫「はいはい」パクリ
照「なんか貝もあげる」アーン
菫「ん」パクッ
照「あーん」
菫「?」
照「あーん」
菫「茶碗蒸しでいいか」アーン
照「」コクコクパクリ
95 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/25(木) 01:58:03.33 ID:yQL9WzDg0
照「」ジィーッ
菫「お米なんてついてないぞ」
照「ついてないかなと思って」
菫「そんなベタなことをするか」
照「してくれたら面白いのに」
菫「ああいうのをわざとやってもな」
96 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/25(木) 02:00:26.04 ID:yQL9WzDg0
玄「デザートでございます」
照「あ!」
菫「おいおい」
照「やっぱりプリンだったじゃん」
菫「そんな馬鹿な」
玄「特別メニューです」
菫「いや、すいません」
玄「いえいえ、喜んでもらえてよかったです」
菫「それはもうご覧のとおり」
98 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/25(木) 02:04:37.02 ID:yQL9WzDg0
菫「ごちそうさま」
照「ごちそうさまでした」
菫「ちょっと食べ過ぎた」
照「美味しかったね」
菫「ああ」
照「じゃあ私はちょっと行ってくる」
菫「また風呂か?」
照「そんな所」
菫「いってらっしゃい」
100 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/25(木) 02:10:43.63 ID:yQL9WzDg0
菫「(暇だな)」
菫「(テレビでも見るか)」ポチッ
菫「(出演者が関西弁だ)」
菫「(でもあまりいいものはやってないな)」
菫「(照の読んでいた本でも見てみるか)」ペラッ
菫「(これ読んだことある)」
菫「(なんでこんな微妙に古いものを読んでいるんだ)」パタッ
菫「(照がいないと暇だな)」
菫「……温泉にでも行くか」
101 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/25(木) 02:16:26.01 ID:yQL9WzDg0
菫「(私の他は1人いるだけか。でも照のとは違うっぽいな。龍門渕の人達かな)」ヌギヌギ
菫「さて」ガラガラ
宥「あっ」
菫「あれっ?」
宥「え?」
菫「照がいると思って」
宥「照ちゃん?知らないよ」
菫「お風呂に行くと言っていたんだけどな。いいけど」
102 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/25(木) 02:21:39.10 ID:yQL9WzDg0
菫「ふぅ気持ちいな」
宥「ねー」
菫「……」
宥「……」
菫「(わ、話題が……)」
宥「……2人っきりだね」
菫「そうだな」
宥「えっと、初めてだね。2人だけは」
105 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/25(木) 02:26:57.09 ID:yQL9WzDg0
菫「いつも照や玄がいるからな」
宥「昼間もそうだったね」
菫「それで照なんだけどな……」
菫「……なんだ」
宥「なんか意外」
菫「だろう。照はそういう所があるんだよ、実は」
宥「玄ちゃんもそうかも、実はね……」
宥「……なんだよ」
106 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/25(木) 02:35:17.40 ID:yQL9WzDg0
菫「ここにいない人の話ばかりだな」
宥「いつも一緒にいるんだもん」
菫「それもそうだな」
宥「一緒じゃなくても考えちゃうんだね」
菫「それは癖みたいなものだろう」
宥「そう、なのかな」
菫「そのはずだ」
宥「でもね、宥ちゃん、照ちゃんの話をする時すごく嬉しそうな顔をするの」
菫「そんな」
108 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/25(木) 02:39:43.06 ID:yQL9WzDg0
宥「きっと私もそう。そうだったでしょ」
菫「……」
宥「そうだよね」
菫「先に上がるよ」
宥「……うん。ごめんね、変なこと言って」
菫「いいや、ありがとう」
宥「頑張ってね」
菫「宥もな」
111 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/25(木) 02:43:20.43 ID:yQL9WzDg0
宥「ちょっと待って」
菫「どうかした?」
宥「ちょっとっこっち来て」チュッ
菫「ふえぁ!」
宥「おまじない」
菫「えっあっえー?」
宥「ほっぺたならいいよね」
菫「」
宥「緊張も消えたでしょ?」
菫「あ」
宥「いってらっしゃい」
113 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/25(木) 02:47:03.19 ID:yQL9WzDg0
菫「部屋にいたか」
照「あれ、どうしたの?」
菫「いや、その……」
照「お風呂行ってきたんだ」
菫「ああ」
照「ちゃんと髪乾かさないと」
菫「そうだな」
照「やってあげる。部屋にあったかなぁ」
114 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/25(木) 02:54:30.70 ID:yQL9WzDg0
菫「照、好きだ!」
照「うん、ちょっと待ってね。……えぇっ!」
菫「やっと気付いたんだ」
照「えっ、ちょ、ちょっと待って」
菫「急にこんなことを言って済まない」
照「いや、いいんだけど。嬉しいし、私も好きだし」
菫「よかった……」
115 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/25(木) 02:57:21.47 ID:yQL9WzDg0
照「でも遅かった」
菫「ごめん」
照「私はずっと好きだったのに」
菫「えっ」
照「菫は違うの?」
菫「私もそう……だったと思う」
照「ちゅーしたら許してくれる」
菫「許して」チュッ
照「ふふ、これからもよろしくね」
菫「うん」
116 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/25(木) 03:01:37.25 ID:yQL9WzDg0
宥「玄ちゃん、きっと色々計画していたんだよね」
玄「お姉ちゃんどうしたの?」
宥「いいよ、隠さなくて。私も好きだから安心して」
玄「おねぇちゃーん」
宥「よしよし」ナデナデ
宥「でも私に隠してたの駄目。もうしないでね」
玄「うん」
宥「それから次は憧ちゃんにも協力してあげること」
玄「えっ、あー、うん」
宥「それから毎日私と一緒に寝ること」
玄「うん!」
117 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/25(木) 03:08:23.69 ID:7ZhnSukI0
なんだってー!
118 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/25(木) 03:09:56.77 ID:yQL9WzDg0
翌月曜日
菫「もー照はしょうがないなー」
照「んっくすぐったいよ」
淡「なんだこれは」
誠子「なんだこれは」
尭深「(ともきーさんからの報告通り)」
菫「ほら、プリン」アーン
照「あーん」パクリ
菫「もう1口食べる?」
照「今度は菫が食べたいかな」
菫「こんな所で止めろ////」
尭深「(さて、原稿頑張るぞ)」
119 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/25(木) 03:10:27.89 ID:yQL9WzDg0
カン!