【穏乃SS】憧「あー犬が欲しいなー」

転載元 : http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1417959035/l50

1 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/12/07(日) 22:30:45.61 ID:4B0zz5iM0
穏乃「えっ!?」

穏乃「あ…憧……今なんて?」

憧「いや…ペットの犬が欲しいなって」

穏乃「犬って…わんわんの事?」

憧「そうよ。それ以外にどんな犬がいるのよ?」

穏乃「でも…どうして急に犬が欲しくなったのさ?」

憧「別に深い意味はないわよ。ただ、最近この辺りにも犬の散歩をしている人が増えてるじゃない?」

穏乃「確かに…そう言われてみれば、そうだね」

憧「それで…それ見てたら…私も飼ってみたいなって、何となく思っただけよ」

穏乃「ふーん。そうだったんだ。それで憧は例えば、どんな犬を飼ってみたいの?」
4 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/12/07(日) 23:00:39.35 ID:4B0zz5iM0

憧「うーん。例えば、か…そうねぇ…大きい犬はちょっと怖いから、小さい方がいいかな・……」

穏乃「ふんふむ…小さいのがお好きと」

憧「それに当然と言えば当然だけど、飼い主たる私に懐いてくれて……」

穏乃「ふんふむ…飼い主に懐いている……」

憧「勿論、飼い主に従順で…でもあんまりベタベタしてこない方がいいかな?」

穏乃「懐いてはいるけど、飼い主に従順であんまりベタベタしない……ふんふむ」

憧「後は…小さい方がいいって言うのと、矛盾しているかもしれないけど…いざとなったら、私を守ってくれる様な勇敢な犬がいいな……」

穏乃「ふんふむ…イザと言う時に守ってくれる……」

穏乃「なるほどなるほどなるほど~」ふんふむ

憧「でも…しず。そんな事を聞いてどうすんの?あっ。もしかして私に犬を買ってくれるとか?」

穏乃「ははは…勿論、私にそんなお金はないよ?」

憧「ですよねー」

穏乃「ぷっ」

憧「あはは…」
穏乃・憧「「あははははは」」
憧「じゃあね。しず。また明日」

穏乃「うん。憧。また明日」ふりふり
5 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/12/07(日) 23:08:33.65 ID:4B0zz5iM0
翌日。
麻雀部部室。
憧「―――――用事があったから、ちょっと遅くなっちゃったけど…もうみんな始めちゃってるかな?」
がら…

憧「おはよー。ちょっと遅れましたー…って、あれ?ナンかいつもと様子が違うような……」うーん
玄「あっ憧ちゃんおはよー」
雀卓。

宥「………………………」

灼「………………………」
憧「あっ。おはよー玄。それはいいとして……」ちらっ
宥「……………………」もんもん

灼「……………………」もんもん
憧「どうして宥姉と灼さんは卓に座ってるのに、麻雀も打たないで悶々としてるの?」
玄「あーそれはねー」
6 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/12/07(日) 23:17:34.26 ID:4B0zz5iM0
?「あっ憧。来てたんだ」ひょこ
憧「あっしず――――って。どっ…どうしたのよ!?」

穏乃「どうしたって、何がさ?」

憧「ナニがって…その頭に付けるのって……もしかして犬耳?」

穏乃「そうだよ」

憧「じゃあ…そのおしりに付けてるのは、犬の尻尾って事なの?」

穏乃「そうだよ」

ふりふり…

憧「そうだよ。じゃなくて、どうしてそんなモン付けてんのよ!?」

穏乃「えーどうしてって…憧自身が言ってたじゃないか―――――」
穏乃「あー犬が欲しいなー」

穏乃「―――――って……」

7 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/12/07(日) 23:25:24.11 ID:4B0zz5iM0
憧「……え?ああ…そう言えば昨日、確かに言った気がするけど……それがどうした―――――」

穏乃「だから、そんな憧のお願いを聞いてあげたっていうのに…まったく憧はつれないなぁ……」

憧「えっ…私のお願いを聞くって……じゃあもしかして……?」

穏乃「うん。今日から私が憧の犬になってあげる。いやあげるんだワン」にこっ

憧「!?」どきっ

玄「穏乃ちゃんは優しい子なのです」うんうん

憧「うんうんじゃないわよ?で、しず…それ本気で言ってるの!?」

穏乃「そうだよ……そうだワン。憧は私が憧の犬になるのはイヤなのかワン?」

憧「…………しずが私の犬に………………………………」ぼー
もんもんもん…

憧「……………………」ゴクリ…
憧「もうっしょうがないわね!じゃあ、しずには私の犬になって貰おうかな!!」

穏乃「うんっ。だワン」

玄「嗚呼美しき友情なのです」うんうん
8 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/12/07(日) 23:27:08.82 ID:3nBE7hleo

尻尾はどこに刺してるんでしょうね?

10 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/12/07(日) 23:30:23.01 ID:n6sXdKrX0

しーずー犬

12 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/12/07(日) 23:41:31.94 ID:4B0zz5iM0
穏乃「えへへーだワン」にこ
憧「うっ!?///////」

憧(か…カワイイ…可愛すぎんよ!!何このカワイイ生き物!!/////////)
憧「ん!?」はっ

穏乃「?」
憧(今気付いたけど……尾っぽでジャージが少しめくれて……もしかしたら後ろから、しずの穏な乃が――――みえ…みえ…)ぐぐっ…

穏乃「憧……どうして上半身を横に逸らせながら、私を後ろから見上げてるの?」

憧「はっ!?」

憧(しっ…しまった!つい無意識の内に……)
憧「なっ何でもないわよ!!」ぶんぶん

穏乃「ふーん。ならいいんだワン……」
憧(でも…改めて犬になっても、やっぱりしずはカワイイわね・……)はっ!
憧「…………ねえ玄。もしかして宥姉と灼さん。あの二人もやっぱり、このしずのカワイさにやられて――――――」
玄「えっ?いや…確かに二人がああなったのは、穏乃ちゃんのコスプレ姿を見てからだけど……」
13 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/12/07(日) 23:50:26.98 ID:4B0zz5iM0
宥「………………………」
もわんもわんもわん

ぐいっ――――

宥『あっ菫ちゃん…そんなに紐を引っ張らないで―――――』ふるふる

菫『菫ちゃん?ご主人様の間違いじゃないのか?』ぐいっ!

宥『きゃあ!』

菫『全くこの駄犬め……ん。そう言えばこの犬。夏なのにやけにモフモフだな?』

宥『そ…それは……私がその寒がりで……』ふるふる

菫『ふーんそうか…じゃあ――――――』ニヤリ

宥『!?』ゾクッ―――

菫『その厚ぼったいモノをすべて脱がした上で―――――』

菫『お前を南極観測犬にしてやろうか!!!』

宥『!!?』ビクッ

菫『フハハハハ―――――』

宥『なっ…何でもしますから!それだけは赦して下さい。閣下…いえご主人様ーーー!!!』

菫『……へぇ。今…なんでもするって言ったな?じゃあ―――――――』

菫『コレをやって貰おうかな――――――』

宥『コレって…まさか…ああ…ああああ――――――』ブルブル…
もわんもわんもわん
宥(えへへ…そういうのもいいよね……)ゾクゾク…

14 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/12/08(月) 00:05:48.07 ID:u5Hi55Xw0
灼「…………………………」
もわんもわんもわん
灼『ねぇハルちゃん……』

晴絵『どうしたんだ。灼?ってどうしたんだ、犬耳に首輪まで付けて?』

灼『ふふ…似合ってる?』

晴絵『う…うん…まぁ確かに可愛いよ。灼』にこ

灼『ホント!?嬉しい……///////じゃあこれ……』すっ

晴絵『これは…ネクタイ?』

灼『うん。ハルちゃんへのプレゼントだよ』にこ

晴絵『プレゼント?でも…ネクタイにしては、やけに長い様な……?』

灼『ちょっと引っ張ってみて?」

晴絵『?……あ、ああ……』ぐいっ

灼『あっ////////』

晴絵『えっ!?ネクタイが灼の首輪に繋がって――――ってもしかして』はっ

灼『うんっ///////その…私自身がプレゼントの……………灼犬だよっ/////////』

晴絵『灼……』

灼『ハルちゃん……ハルちゃんはこの灼犬を可愛がってくれますか?』どきどき

晴絵『ふふ…もちろんだよ灼……このカワイイやつめ……』ぎゅっ

灼『!!あ…ありがとうハルちゃん…大好きだよ』ぎゅ…
もわんもわんもわん
15 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/12/08(月) 00:21:50.28 ID:u5Hi55Xw0
宥・灼「「ウェヒヒヒヒヒ・……」」
憧「……………………………………何アレ……」ひきっ

玄「どうも穏乃ちゃんとは別のヒトで、ナンか如何わしい妄想をしているみたいですのだ」

憧「ふーん。そーなんだ」

穏乃「ねぇ憧?」

憧「何よ。しず?」

穏乃「私、犬になったんだけど、やっぱり名前はシーズーになるのかな?」

穏乃「穏乃だけに」どやっ
憧・玄「「…………………」」
穏乃「反応うすっ!?」

憧「シーズーってアンタ……はっきり言って、しょうもなさすぎるわよ?」

穏乃「じゃ…じゃあ穏乃犬で……」

憧「はぁ。もう何でもいいけど、しずはしずだから。私は呼び方変えないけど、それでいい?」

穏乃「……うん。憧がそう言うなら……」

17 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/12/08(月) 00:30:28.65 ID:u5Hi55Xw0
ガラ…
晴絵「おーっす。もう始めてるかー?」

玄「赤土先生。おはようございます」ぺこり

晴絵「ああ。おはよう玄」
灼「!!」

すっ…
灼「ハ…ハルちゃんおはよう……」

晴絵「うん。お早う灼。ん?どうした。なんかちょっと…いつもと様子がおかしいぞ?」

灼「あ…あのね…ハルちゃん……」もじもじ

灼「私…ハルちゃんの犬になりたいの!!//////////」かぁぁぁ
18 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/12/08(月) 00:38:29.97 ID:u5Hi55Xw0
晴絵「!?」

玄・穏乃・憧「「「!?」」」」
灼「だ…だめ…かな……///////////」もじもじ
晴絵「灼……」にこ

灼「…………ハルちゃん……」どきどき
晴絵「きもい」
灼「!?」ガンッ!!!
灼「……………………………」あんぐり
憧「灼さんが余りのショックで口をあんぐりさせている上に、白くなったまま固まってるーーー!!!」
晴絵「よーし。しょっぱなの軽いギャグが終わったところで、さっさと部活するよ!」
憧・穏乃・玄「「「はーい」」」

灼(うう……でも…そんな冷酷で素っ気ないハルちゃんもクールで好き……////////)はぁはぁ
19 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/12/08(月) 00:46:24.80 ID:u5Hi55Xw0
――――――。
部活後の帰り道。
憧「ねぇ…しず」

穏乃「どうしたの憧?」

チャラ…

憧「…………どうして私はアンタの首輪に付けた鎖を持たされてるの?」

穏乃「そりゃ憧が私の飼い主だからだよ?だワン」

憧「……………………」うーん

穏乃「それにやっぱり鎖に繋がっていると、ああ…私はこの人のモノなんだって実感するしワン……」

憧「あのねぇ…しず――――」

穏乃「あっ!だったら私も憧の呼び方を変えないと!ワン」

穏乃「ご…ご主人様……穏乃犬だワン……//////」
20 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/12/08(月) 00:52:59.64 ID:u5Hi55Xw0

憧「ごっご主人様!?」びくっ

穏乃「えへへ…だワン」にこにこ

憧(なっなんて背徳的な響き!!でも―――――)

憧「やっぱり今まで通りでいいわよ。ご主人様なんて言われても、むず痒いだけだし」

憧(何よりも…しずは私の大事なトモダチだもんね!)

穏乃「えー。あっ!それじゃあ……憧さまってのは」

憧「憧さま!?」

穏乃「これくらいはいいでしょ?」

憧「うーん。それもどうかと思うけど、まぁしずがそこまで言うのなら……」

穏乃「それじゃあ――――――」

憧「でも、そう呼ぶのは、こういう時だけだかんね?普段の時は今まで通りに呼ぶ事」

穏乃「うん!分ったワン!!」にこ
21 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/12/08(月) 01:00:19.84 ID:u5Hi55Xw0
憧「そーいえばしず……」

穏乃「どうしたの憧さま?」

憧「でもさ…しずはそこまでして、私の犬になろうとしてるのに、どうして歩く時は四つん這いにならないのかなって……」

穏乃「えっ!?」

憧「いや。だって…普通犬は四足歩行でしょ?だったら……」

穏乃「あ…憧さまは私にそんな事をさせたいんだ……?ワン」どんびきっ

憧「えっ!?」

穏乃「そこまで私を支配しようと……分ったワン…憧さまがそこまで言われるのならワン……」すっ

憧「いや!いいってそんな事しなくても!ただなんとなく思っただけだから!寧ろそんな事されたら私がドン引きするから!!」

穏乃「ホントにしなくてもいいのかワン?」

憧「いいからいいから!しなくていいから!!そんな事したらしずの足が怪我しちゃうでしょ?」

憧(そんな事したら…視る度にすりすりしたくなる、しずのすべすべのおみ足が……)ゴクリ…

穏乃「良かったワン。憧がとんだドS野郎か、とんだ脚フェチ野郎じゃなくて」ほっ…

憧「あはは…そうね……」あはははははは…

憧(ヤバイちょっと話題変えないと……あっそうだ!)
22 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/12/08(月) 01:08:25.29 ID:u5Hi55Xw0
憧「そう言えば…犬って言えばよく飼い主に飛び付いてくるってイメージがあるけど…しずはしないんだね?」

穏乃「しないワン。だって憧さま…言ってたじゃないか―――――」

穏乃「懐かれてても、あんまりべたべたされるのはイヤだって」

憧「あっそう言えばそんな事言った気も……」

穏乃「私は…この姿の時は憧のいう事は何でも聞くから…だワン」

憧「そっか……」

憧(従順な方がいいって事まで……)

穏乃「だから―――――」

憧「でも…たまにならいいわよ?べたべたじゃれてくれても」

穏乃「ホント?」

憧「うん」

穏乃「じゃあ!今が『たま』だワン!!」ばっ

憧「きゃっ!////////」

ぎゅっ!

穏乃「えへへ…憧さまー」すりすり

憧「もうっホントにこの娘は……」すっ

なでなで

穏乃「えへへ…だワン」すりすり

憧(ホントに…どうしようもないくらいカワイイんだから……)

なでなで
23 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/12/08(月) 01:15:40.02 ID:u5Hi55Xw0
―――――。

憧「しずは…犬になっちゃったけど……」

穏乃「なっちゃったけど?」

憧「でも。私のイメージだとしずは犬っていうより、おさるさんなんだけどな」

穏乃「おさるさんって……でも犬と猿は仲いいっていうじゃないかワン?ほらよく犬猿の仲っていうし……」

憧「それ意味をまるっきり履き違えてるから!犬と猿が仲良いのは、多分…桃太郎だけだから!!」

穏乃「ふーんそうなんだ……」

憧「あっ猿と言えば、最近この辺りに――――――」はっ
ガサッ……
24 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/12/08(月) 01:22:32.18 ID:u5Hi55Xw0
?「うきぃ……」ウキキキキ…

憧・穏乃「「!?」」びくっ!
穏乃「あれはニホンザル?でも頭が……」

憧「あの頭……間違いないわ!あれは最近、この辺りに出て来て悪さを働く、金髪猿のキョータローよ!!」

穏乃「金髪猿!?キョータロー!?」
キョータロー「うきっ」
穏乃「でも悪さって…人間の食べ物盗んだり?」
憧「いえ。それよりも…女の子のおもちを揉んだり、スカートの中を覗いたりする変態エロ猿なの!!」
穏乃「えー!?」
キョータロー「うきぃ…」ニヤリ
憧(今…私を見て笑った!?)びくっ
キョータロー「うききききき……」にじりにじり

憧(あっ…こっちに来て…明らかに私を狙って―――――)びくびく

穏乃「憧……」

憧「ああ……」ふるふる…

穏乃(憧…こんなに怯えて……)

穏乃(よし!!)ぐっ

25 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/12/08(月) 01:32:48.90 ID:u5Hi55Xw0
キョータロー「うきーーーーーーー!!!」ぴょーん
憧「きゃあ!!」びく
穏乃「ワン!!!!!!」
キョータロー「!?」びくっ!
穏乃「がうー!!わんわんわん!!!」ぐるるるる・…
キョータロー「ウ…ウキ―――――」びくびく
穏乃「ワン!!!!!!!」
キョウタロー「うきーーーー!!!」ビックーン!

すご…すご……

ばっ!!

ダダダダ……
27 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/12/08(月) 01:38:22.60 ID:u5Hi55Xw0
憧「えっ!?に…逃げたの?」ほっ

穏乃「うん。もう大丈夫だよ。憧さま」にこ
憧「しず…私を助けて……」

穏乃「えへへ…」

憧「ありがとう。しず……でもしずは怖くなかったの?」

穏乃「だって憧さま言ってたじゃないか。イザと言う時に守ってほしいって」

穏乃「怖いとか怖くないとかじゃなくて、ご主人さまを守る。私はただ…その当たり前の事を実践しただけだワン。だって私は―――――」
穏乃「憧さまの犬だから」

穏乃「――――だワン」にこ
憧「しず……」じわっ

憧(私の…何となく言った私の希望を全部聞いてくれて…ただ私の為だけに―――――――)ぽろ…
28 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/12/08(月) 01:50:57.46 ID:u5Hi55Xw0
憧「やっぱりしずは、私のサイコーの友達だよ!!」ばっ

だきっ

穏乃「憧……」

憧「しず…しずぅ……」ぐすぐす

穏乃「もう飼い主が、飼い犬の前で泣いたら駄目じゃないかワン」すっ

ペロ…

ペロペロ…

憧(しず…私の涙をなめとってくれてる?/////////)
憧「しず……」

穏乃「えへへ…憧は泣いてる顔よりも笑ってる顔の方が可愛いよ」

穏乃「―――――だワン」にこ
憧「うん…しず……ホントにありがとう――――――」にこ
29 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/12/08(月) 02:02:25.90 ID:u5Hi55Xw0
―――――。
穏乃「今日は色々あったけど楽しかった。だワン」

憧「うん……私も…最初、しずが私の犬になるなんて言い出した時は、どうなるかと思ったけどね……」

穏乃「あはは……」

憧「でも、しず…犬とか飼い主とか関係なく、これからもずっとずっと私の傍にいてね」

穏乃「憧……」

憧「私の前から居なくなったり、逃げたりしたら赦さないんだからね?」

穏乃「うん大丈夫。私はずっと憧の傍にいるよ。だワン!」

憧「ありがとう。しず。改めてこれからもよろしくね」にこ
穏乃「うん!こちらこそ改めて―――――――」
穏乃「これからもどうぞ、よろしくぅ~ん」
おしまい。

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