【園城寺怜SS】怜「1年に1度だけのインハイ。北大阪代表やで。」

1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/11(土) 22:50:48.21 ID:8MalHqEe0

書き溜め有り
超初心者の2回目投下の為、至らぬ所あると思います。
関西弁、違和感等は脳内補充でお願いします。

まとめられず、少し長めです。
4 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/11(土) 22:57:43.32 ID:QrWxqAtT0

先鋒戦終了後、病院にて。
怜「フゥ。今から検査らしいから、時間長引くかもやし、りゅーかはもう帰ってて…」

竜華「おるから。セーラから連絡くるから時間は大丈夫やし。」

怜「……イヤ、でも…」

竜華「ここにいる。今は、怜と一緒にいたいねん。」

怜「…フゥ。うん、分かった…おおきに。りゅーか。」ニコ

竜華「…ううん。ウチの事は気にしなくて大丈夫やから。怜。」ギュー

怜「…フゥ。」ギュ

「検査、始めますんで、移動をしますね。」

竜華「はい。」

怜「…いってくる。」ニコ

竜華「…うん。」
5 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/11(土) 22:58:34.76 ID:QrWxqAtT0

ーーーーー
ーーー

その頃、次鋒戦

菫「ロン」泉「は…!?」

ーーーーー
ーーー

6 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/11(土) 22:59:23.08 ID:QrWxqAtT0

検査終わり 病室

竜華「怜っ!!」

怜「ん。なんともないよ。大丈夫やで。」

「検査の結果が出るまでこの部屋で。」

竜華「はい。」

怜「フゥ。…竜華、そろそろ戻ったほうが…」

竜華「まだ連絡来てないもん。ここにいる。」ギュ

怜「…うん。………りゅーか…ごめんな。」ギュ

竜華「…もう無理せんでほしい。とき。」
8 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/11(土) 23:01:12.21 ID:QrWxqAtT0

怜「…フゥ。ここで勝てば、決勝戦だけ。…最後の大会やし、後1回だけ、無理させてや。」

竜華「…勝って、怜が無理するくらいなら負けていい。」

怜「フゥ。…ン。…何言うてんの。」

竜華「…セーラかて、怜の体のこと心配してた。浩子と泉は来年もある。」フルフル

怜「…ハァ。…竜華、本気て言うてんなら…ほんま…ハァ。……怒るで。」

竜華「本気で言うてるよ。…もう会場も戻りたくない。」フルフル
9 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/11(土) 23:04:18.55 ID:QrWxqAtT0

怜「…っ……この部屋から出ていって。」

竜華「…怜。…嫌や。出ていかん。」

怜「…はよっ、出ていって。…っ今すぐ。……っ。」

竜華「嫌!絶対に出ていかん!!イヤや。っ怜。」

怜「………でて…りゅーか………イキ…デキヘンネン…」

竜華「っ怜!!??え?今なんて?聞こえへんかったn」

怜「…ぅっ……っりゅー…か…」

竜華「っ怜!!??しっかりし!!っ怜!!!!誰か先生っ!!!!早く来て!!!!」

「急変!処置中は部屋の外に出てて下さい!」

竜華「っ嫌!!怜っ!!怜っ!!」

「最善を尽くします。部屋の外へ。」グイッ

竜華「離してっ!!嫌っ!!」ジタバタ

怜の病室「ガラガラ」「ガチャン」鍵閉まる。

竜華「っ怜…イヤや…っ……」
10 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/11(土) 23:05:20.20 ID:QrWxqAtT0

ーーーーー
ーーー

次鋒戦

泉(阿知賀の松実有…このままじゃ置いてかれるーーー!)

ーーーーー
ーーー

12 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/11(土) 23:06:22.69 ID:QrWxqAtT0

怜「」スヤスヤ

竜華「先生!!怜は!!??」

「今は落ち着いていますが、さっきのは一過性のものですね。過度のストレスがかかったみたいです。」

竜華「…どういうことですか?」

「どこか急に痛がったりしませんでしたか?」

竜華「…そんなこと…なかったと思います。怜、どこか痛いんですか!!??」

「いえ、本人に聞いてみないとまだ、分からないのですが…今は薬で眠らせていますので、
起きたらナースコールを押して下さい。ナースもまた来ますので、何かあれば言って下さい。」

竜華「…はい。」
13 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/11(土) 23:08:03.68 ID:QrWxqAtT0

怜「」スヤスヤ

竜華(…怜……苦しそう……ストレス?……)

怜「……っ…」スヤスヤ

竜華(あっ。…怜、泣いてる……怜……ストレス……ウチのせいや…)フキフキ

怜「」スヤスヤ

竜華(…ウチ…さっき…最低な事言った……怜、怒るって…言ってた…)ポロポロ

怜「…ン。」

竜華「怜?」ポロポロ

怜「…りゅーか…」

竜華「そのまま待っててな?ナースコール押してっと。」フキフキ

怜「…ウン。」
15 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/11(土) 23:09:51.83 ID:QrWxqAtT0

「目が覚めましたね。酸素ボンベはもう外して大丈夫です。外しますね。」

怜「…はい。」

「どこか痛い所はありませんか?」

怜「…いえ。」

「体温も血圧も大丈夫です。何かあれば、このボタンを押してくださいね。」ニコ

怜「…はい。」

「また来ますので、安静にしてて下さい。では。」ペコリ

竜華「ありがとうございました。」ペコリ
16 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/11(土) 23:11:33.54 ID:QrWxqAtT0

怜「……」

竜華「……」ジワッ

怜「…ン。どれくらい寝てた?…」

竜華「…あ、じ、時間は、えっとー…あ、携帯電源切ってるから…」フキフキ

怜「…ン。…連絡きた?…」

竜華「メールが来てて、もうすぐセーラの番やから
『オレが終わるまでは怜のとこに居て大丈夫』ってきてた。」

怜「……ウン。」

竜華「……ウチ…会場に帰ろうか?…怜の…ストレスに…なりたくないねん…」フルフル

怜「…ぇっ?…なに?」

竜華「…ウチ、いっぱいいっぱいやねん…こんな…今の怜に…っこれ以上…迷惑かけたないからっ…」フルフル

怜「…迷惑なんて…かかってへんけど…りゅーか?」

竜華「…なんや…自分で自分が分からんくなってきたな…もう1回メール、チェックしてくるっ…」バッ
17 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/11(土) 23:13:27.26 ID:QrWxqAtT0

怜「りゅーか…行かないで。今は。」竜華の袖掴む。ギュ

竜華「……っ…」ポロポロ

怜「…りゅーか、きて、近くに。」ギュ

竜華「…ウチ、さっき…っ最低なこと言ったっ…怜に…怒られても…しかたないっ…」ポロポロ

怜「りゅーか。」

竜華「…あんな事…言葉にした自分に…呆れてんねん…最っ低やって…ほんま…思ってんねん…」ポロポロ

怜「」ギュ

竜華「千里山の他のみんなにも、今頑張ってる泉にも、セーラにもっ、浩子にも……
…他の高校の人にだって…………っ怜にも……うっ…うぅ……」ポロポロ
19 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/11(土) 23:15:04.59 ID:QrWxqAtT0

怜「りゅーか、ここにきて。フゥ。」ベット ポンポン

竜華「っ怜!!??っ苦しい!!??」ポロポロ

怜「ううん。ヨイショ。フゥ。」オキアガル

竜華「あ、あかん!!起き上がったらアカン!!安静にしとかなっ…え」

怜「ン。少しだけ…りゅーか。」ギュー

竜華「…っ怜…」ギュッーーッ

怜「……少しだけ…こうしてたいねん…」ギュ

竜華「……っ…ウン。」ポロポロ

怜「…もう…おこってへんよ…りゅーか…反省してるんやもん…ハァ。」ギュ

竜華「…怜!?…」ギュ

怜「ん。大丈夫やで。…それに…ウチも…言い方が…悪かったとこあるねん…ハァ。」

竜華「怜は悪ないよ!!ウチが最低なだけで…っ…」ポロポロ
20 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/11(土) 23:17:06.06 ID:QrWxqAtT0

怜「フゥ。りゅーかは…優しすぎんねん、ほんまに………まぁ…ウチ、病弱やから…」

竜華「そのアピール、やめっ!」ピシッ

怜「…ふふ。今が使うタイミングやと、思たけど…」

竜華「ん。そのアピール、やめい!って突っ込みありきやん。その発言。」ギュッ

怜「…ふふ。うん。まぁ、突っ込み待ってる時もあるなー…」ギュ

竜華「ふふ。やっぱり?」
21 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/11(土) 23:19:05.33 ID:QrWxqAtT0

怜「…ウン。りゅーかぁ?聞いて。」

竜華「ん?何?怜。」

怜「…フゥ。…ウチ、宮永さんに負けたけど…最後まで頑張ったよ?…」

竜華「…ウン。」

怜「…ほんまは、1回あかんかもって思ったけど…フゥ。新道寺がすごい頑張っててな、
…ウチも最後までって思った……フゥ…新道寺も、ドラローさんも、最後までな?
…一生懸命インハイで、みんな自分の全力で…フゥ…思いつく最善で、戦ってた…」

竜華「うん。」ギューッ

ーーーーー
ーーー

次鋒戦中

泉( 今の私は日本の高1で最強のつもりや! )

ーーーーー
ーーー

22 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/11(土) 23:20:22.16 ID:QrWxqAtT0

怜「…もっと良い方法あったかもって…フゥ…あの時、あぁしてれば良かったかもって……っ…
…思うこともあるけどな……っ…やっぱりすごく悔しいねんけどな……っ…
…負けるつもりで戦ってなかった…みんな……っ…」ポロポロ

竜華「うん。」ギューッ

怜「…1年に1度だけのインハイ。北大阪代表やで。ウチら。
…悔しいねん。悔しくて、悔しくて…うぅ…」ポロポロ

竜華「」ギューーッッ

怜「ハァ。…フゥ。…だから、負けてもいいなんて…言わんで。…ウチの取られた点棒取り返してきてっ…」

竜華「うん。」
23 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/11(土) 23:22:34.17 ID:QrWxqAtT0

怜「…フゥ。ハァ。…優勝したい。…千里山のみんなで優勝したいねん。…りゅーか。ハァ。」ギュ

竜華「うん。」怜の背中 スリスリスリ

怜「ハァ。ハァ。…フゥ。…りゅーか。…ハァ……っ…」ポロポロ

竜華「怜、聞いてて?」スリスリスリ

怜「ハァ。…フゥ。……っ…」コクン ポロポロ

竜華「ベットに横になって。体、めーいっぱい休ませて、はよ元気なって。」スリスリスリ

怜「」ポロポロ

竜華「決勝戦では、もう一回、宮永さんと戦ってもらうんやから。」ギュッ

怜「ウン。」ギュ

竜華「怜?後、半荘2回、それで全国優勝やで?」

怜「」コクン

竜華「優勝するで。みんなで。怜。」ギューッ
24 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/11(土) 23:24:19.13 ID:QrWxqAtT0

怜「ふふ。」ギュ

竜華「ン。何ー?怜。」ギュー

怜「…なんか、元気になってきた。」

竜華「良かった。でも、まだ、もう少し横になっとき?」ニコ

怜「ウン。」

竜華「ヨイショ。」怜寝かせる

怜「りゅーか?」

竜華「ん?」

怜「…悔し泣きとか、ウチらしないわ。ウチは、常に冷静なフナQとキャラが被るくらい…」

竜華「ふふ。キャラ被ってたん?全然、気づかへんかったけど。怜?」ナデナデ

怜「ふふ。でも、…ちょっと、らしくなかった?」

竜華「ふふ。んー…ちょっとだけな。…でも、」ナデナデ
25 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/11(土) 23:26:53.41 ID:QrWxqAtT0

怜の病室の扉「ガラガラ」

「もうすぐ御家族の方が着きますので、園城寺さんは移動の準備を。検査の結果を聞きに行きます。」

怜「はい。」

竜華「じゃぁ、うち、そろそろ一回、戻るね。」

怜「うん。」

竜華「怜母によろしく言うといてて。」ニコ

怜「うん。言うとく。」ニコ

竜華「…怜っ」ギューッッ

怜「ン。…りゅーか。」ギュー

竜華「よしっ!!いってくる!!」ニコニコ

怜「うん、行って!竜華!」ニコニコ

竜華「」コクン スタスタ
26 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/11(土) 23:28:23.81 ID:QrWxqAtT0

ーーーーー
ーーー

会場に向かうタクシーの中

竜華(北大阪代表か。…今まで負けるつもりで戦ったことなんて一度もない。…多分…みんなもそう。)

竜華(福岡代表の新道寺も、奈良代表の阿知賀も、西東京代表の白糸台も、みんな優勝目指してる。)

竜華(優勝する!!怜!みんな!白糸台、今年は、倒す!!!!ちょっと…緊張してきた…ウチ、らしくないな。)
28 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/11(土) 23:33:28.97 ID:QrWxqAtT0

ーーーーー
ーーー

少し前の病室。

怜「…ちょっと、らしくなかった?」

ーーーーー
ーーー

竜華(ふふ。ちょっとだけな。ウチもやで怜。……でも…)

竜華「でも、そうなるんがインハイやから。」
終わり。
だが続く。
29 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/11(土) 23:34:02.47 ID:eDNnSKNc0

泉ちゃんが不憫でならない
30 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/11(土) 23:34:26.23 ID:QrWxqAtT0

そのままの続きで、
1回区切って、
セーラとの回想メインでもう1個。

一応続きです。後、もう1個だけ!!

次レス 投下。
竜華「去年のインハイ負けた後、スタメン発表でエースがセーラから怜に入れ替わった日。」
ーーーーー
ーーー

31 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/11(土) 23:35:43.19 ID:QrWxqAtT0

少し前の病室。

怜「…ちょっと、らしくなかった?」

ーーーーー
ーーー

タクシーの中

竜華(ふふ。…ウチもやで。怜ー。あ、あれ?そーいえばセーラも前、同じ事言うてたな…
…確か、あれは…)

32 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/11(土) 23:36:21.72 ID:QrWxqAtT0

ーーーーー
ーーー

1年前、秋季スタメン発表の日

セーラ「…ちょっと、らしくなかったか?」

ーーーーー
ーーー

竜華(思い出した。確か去年のインハイ負けた後、
スタメン発表でエースがセーラから怜に入れ替わった日。あの日やな…セーラ。)

携帯「メールキタデー」

竜華(あ、セーラや。セーラに会場に向かってるってメール入れとくの忘れてた。)

セーラ『今から、中堅戦、行ってくる!!』

竜華(中堅戦、始まったんや。。。セーラ。。)

携帯「メールキタデー」

竜華(あ、セーラや。)

セーラ『ソロソロ、回想ハジメルデー』
33 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/11(土) 23:39:05.38 ID:QrWxqAtT0

ーーーーー
ーーー

約《一年前。》

セーラ、竜華、怜が2年。
フナQが1年。
セーラがエースの夏のインハイが終わって、先輩引退、次の秋季予選スタメン発表の日。

ーーー
ーーーーー

34 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: 2012/08/11(土) 23:39:38.01 ID:QrWxqAtT0

2年の教室。

怜、竜華「おはよう、セーラ。」

セーラ「…ン。ぉお!おはよう。二人共!」

怜「…?」

竜華「…?」

セーラ「ぁ!二人は先に行っといて!忘れもの取りに行ってくる。」

怜「うん。」

竜華「分かったー!」ニコッ

セーラ「ほな、イッテクルデー。」ダッシュ

怜「…」ジー

竜華「…」ジー

怜「ねぇ、…りゅーか?セーラ…」

竜華「うん、なんか変やね、セーラ。最近。」

怜「…うん。」
35 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: 2012/08/11(土) 23:40:49.79 ID:QrWxqAtT0

ーーーーー
ーーー

放課後。

怜「今日、ウチ、病院やから。遅れる。」

竜華「うん。気つけて、行くんやで!」

フナ「おばちゃん…先生には伝えておきますんで!」

怜「うん、ほな。」
36 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: 2012/08/11(土) 23:42:17.22 ID:QrWxqAtT0

ーーーーー
ーーー

放課後の部室。

セーラ「…今更やけど…先輩たち、ほんまにいないんやなぁ。。」

竜華「……セーラ?…」

フナQ「はい。3年生は夏のインハイで引退。って、どの部活もそうですけど?」

セーラ「…ウン。そやなぁ。」

フナQ「今からの秋季大会からインハイまで先輩方が主力です。」

セーラ「…あぁ。そやなぁ。」

竜華「…セーラ?あんた、今日、どうかしt」
部室の扉「ガラガラ」愛宕先生、入る

先生「今日は秋季からのスタメン発表!1年からでもレギュラー入りもごくまれにあるんで、
気合入れていくように!では、発表するで!」

生徒一同「「はい!!」」
37 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: 2012/08/11(土) 23:45:07.89 ID:QrWxqAtT0

ーーーーー
ーーー

先生「今年の秋季予選からのメンバーはこれで行くから、みんなよろしく!では、解散!」
セーラ(いつもより、はよ終わったなぁ。これが秋季予選からのスタメン。負けてられへんな。)テクテク

セーラ「竜華ー!!病院まで怜の迎え、一緒に行こう!!」ニコニコ

竜華「…うん。…この並びって。。」テクテク

セーラ「秋季大会からのエースは怜や。今年はオレが駄目やった。。
けど、来年は、3人一緒や!最後のインハイ。白糸台、倒すで!竜華!」テクテク

竜華「駄目なんて、そんな。。そんな事誰も思ってへんよ!怜かて、言うてたよ!あれは、、」

セーラ「ふふ。二人は優しいからな。ま、オレかて毎日とかは気にしてへんけど、、けどな?…
…先輩たちの、最後やったんやなって、、たまにな、ふと、無性に思うねん。」フルフル

竜華「……らしくない。」

セーラ「らしくないか…確かに!……竜華、、オレな、、」ニコ

竜華「…うん?」

セーラ「インハイの帰りの飛行機の中で、窓から地元の明かり、見た?」ニコニコ

竜華「ン。街明かり、見た見た!綺麗だった!」
38 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: 2012/08/11(土) 23:48:00.21 ID:QrWxqAtT0

セーラ「……うん。」コクン

竜華「………セーラ?」

セーラ「あんな、、その時、、窓から地元の街明かりがぶわぁーって見えてな、
こん中に1人くらいは自分を応援してくれた人、おったんちゃうんか、
そう思たら、申し訳のーて、悲しゅうて、悔しゅうて、あかんかった。。。」

竜華(らしないわ。けど、、、)

セーラ「これも、らしないやろ?」ニコニコ

竜華「…ン。」

セーラ「3人で一緒に、インハイ。チームの為、先輩たち、後輩のためにも負けられへん。
負けへんで!!って、、オレ、ちょっとアツすぎか?竜華?」ニコニコ

竜華「ふふ。いつにもまして、熱いけど。。そうなるんがインハイちゃうん?」ニコニコ

セーラ「そうなるんがインハイか。…そうやな。…竜華。」
竜華「…うん。。セーラ?頭ナデてあげようか?」ニコニコ
39 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: 2012/08/11(土) 23:49:38.48 ID:QrWxqAtT0

セーラ「きゅ、急に、なに言いだすねん!怜じゃあるまいし、ええよ!怜ナデてあげーや!」アセアセ

セーラ「よ、喜ぶやろ!可愛いからなー。ホンマ怜は。まったくー。」アセアセアセ
竜華「ふふ。何、焦ってるん?」ニコニコ

セーラ「あ、焦ってないちゅーに!! 竜華がらしくないこと言うから、ビビっただけ!………ン。
…オレが、らしくなくてビビった?」

竜華「全然!たまには、こういうのもええかなって。…ナデてあげようか?セーラ、おいでー!」ニコニコ

セーラ「や、やめって、もう!ええちゅうーに!この話終わるでー!」スタスタ

竜華「えぇー!楽しいのにー!」ニコニコ

ーーーーー
ーーー

40 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: 2012/08/11(土) 23:51:21.13 ID:QrWxqAtT0

タクシーの中

竜華(そうやな、セーラ。怜。…泉も浩子も……ウチも!!…)

竜華(3人一緒の最後のインハイや。全力出しきる!!負けられへん!!勝つ!!怜の点棒取り返す!!)

竜華(…ふふ。ウチもセーラの事言えへんわ。)

竜華「…ウチもアツなってしまった。」ボソッ

運転手「あ、暑いですか?クーラー温度下げましょうか?」

竜華「ぇっ?わっ!あ、すみません。そっちのアツいじゃないんで、大丈夫です。」アセアセ

運転手「そうですか。着きましたよ。会場、入口です。」

竜華「ありがとうございました!」ペコッ

運転手「では。」ペコリ タクシー出発「ブーーーン」
42 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: 2012/08/11(土) 23:54:16.77 ID:QrWxqAtT0

竜華「」テクテク

会場『わーーーーーーパチパチパチ』

竜華「…セーラ。」

竜華(…怜。泉。浩子。)スタスタ

竜華「千里山のみんなと一緒に」スタスタ

インハイ
竜華「優勝する。全国で。」
終わり。

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