1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/18(月) 15:44:05.57 ID:ACMSL0px0
竜華「怜ー、おはよー」
怜「…」スタスタ
竜華「あれ?具合でも悪いん?無理したあかんで?」
怜「…」スタスタ
セーラ「おーっす」
竜華「あ、セーラおはよう!怜はちょっと具合悪いみt」
怜「おはようセーラ」
竜華「あれ?」
セーラ「おう!竜華なんか言うたかー?」
竜華「怜?」
怜「セーラ行こ」
セーラ「おう」
竜華「…」
3 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/18(月) 15:48:47.50 ID:ACMSL0px0
怜「ほなまた放課後」
セーラ「竜華もまたなー」
竜華「あ、うん」
怜「…」スタスタ
竜華「怜?手繋いでこ?危ないで?」
怜「…」スタスタ
竜華「ほら」スッ
怜「…」バッ←回避
竜華「え?」
怜「…」スタスタ
5 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/18(月) 15:50:10.70 ID:zU6iilLu0
やめろ!
やめろ…
6 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/18(月) 15:50:37.50 ID:nfbXygdyP
りゅーかに不憫は似合わないんや
8 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/18(月) 15:51:24.93 ID:ACMSL0px0
竜華「怜?ウチなんかした?」
怜「…」スタスタ
竜華「無視せんといてえな」
怜「…」スタスタ
竜華「怜ってば!」ガシッ
怜「痛っ!」
竜華「あっ、ごめっ…」
怜「…」バッ
怜「…」スタスタ
竜華「怜…?ほんまにどないしたんよ…」
9 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/18(月) 15:56:01.70 ID:ACMSL0px0
教室
怜「…」
竜華「怜、もう落ち着いたか?」
怜「…」
竜華「しんどかったら無理して話さんでもええで!」
怜「…」
竜華「でも無視してるんやったら…」ジワ
竜華「ごめんっ、なんでもない。しんどかったら言うてな!ほな!」
怜「…」スッ
竜華「あれ?怜どっか行くん?」トテトテ
11 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/18(月) 15:58:00.18 ID:kORpdO0c0
石原の声は不憫な子が似合うよね
ミズハスもだけど
13 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/18(月) 16:01:27.53 ID:ACMSL0px0
セーラとかとクラス違うん?知らんけどそういうことで
セーラのクラス
怜「セーラ」
竜華「…」トコトコ
セーラ「お?なんや珍しいなわざわざこっち来るなんて」
怜「ちょっと肩貸してほしいんよ」
セーラ「どないしたんや?」
怜「ん、保健室行くから」
竜華「ほ、ほんならウチがいつm
怜「あかん?セーラ」
セーラ「いや…あかん言うことはないけど…」チラ
竜華「うぅ…」
15 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/18(月) 16:07:15.90 ID:Kw9bWp1lO
怜…病んでさえいなけれぱ…
16 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/18(月) 16:07:46.14 ID:ACMSL0px0
怜「なら頼める?」
セーラ「お、おう…」
竜華「…」ジワ
セーラ「り、竜華…ち、ちょっと行ってくるわ」
怜「セーラはよいこ」ギュ
竜華「怜っ!うぅ…」
セーラ「歩きにくいわ!ちょっとくっつきすぎちゃうか?」
怜「まぁええやろ?」
竜華「…もどろ」トボトボ
21 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/18(月) 16:16:38.69 ID:kORpdO0c0
竜華は見るからに性格よさそう
おっぱいも大きいし声も可愛い
22 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/18(月) 16:17:36.24 ID:ACMSL0px0
放課後
竜華「怜迎えにいかな」ダッ
ガラガラ
セーラ「おう竜華!そんな急いでどないしたんや?」
竜華「怜迎えに行ってくるっ」
セーラ「あれ?オレも行くとこやで?」
竜華「え?」
セーラ「竜華が来いってか?」
竜華「え?」
セーラ「怜はオレに迎えに来いって言うとったから…」
竜華「ほんまに?」ジワァ
セーラ「ま、まぁ竜華やったら問題ないやろ!むしろそっちのが適任やわ!先部室行ってるー」スタコラ
27 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/18(月) 16:25:05.97 ID:ACMSL0px0
保健室
竜華「怜っ!」ガラガラ
怜「セーラ?」
竜華「う……ウチやで。竜華や」
怜「はぁ…」スッ
竜華「ぐ、具合はどう?」
怜「…」
竜華「も、もうちょっとゆっくりしていこか!ほら、ここに頭乗せえな」ポンポン
怜「…」ピッ
竜華「怜?」
怜「もしもしセーラ?私と約束したのにまだ来てくれへんの?」
怜「え?セーラが来てくれるの待ってるわ」
竜華「怜…?うそやろ?」
29 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/18(月) 16:31:08.65 ID:ACMSL0px0
怜「ふぅ…」ストン
竜華「怜?こっちきぃや」
怜「…」
竜華「な、なんで無視するん?」ジワ
怜「…」
竜華「なんか言うてよ…ふぇ…うぐ…」ポロ
怜「…」
竜華「なぁ…怜ぃ…ぅぅ……怜ぃ…」ポロポロ
怜「…」
セーラ「おっまたせぇー!」バァン
セーラ「ん?」
怜「セーラ遅いわ」
セーラ「わりーわりーって竜華いるやん」
竜華「ふぇっ…へーら…ぐすっ」ゴシゴシ
31 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/18(月) 16:37:11.50 ID:ACMSL0px0
セーラ「え?竜華なんで泣いとんの?」
竜華「なっ、泣いてないっ!ちょっとあくびしただけやっ」
怜「セーラ行こ」
セーラ「でも…」
竜華「ほっ、ほんまに違うから!気にせんといて」
怜「な?ほらほら」
セーラ「お、おお…」
セーラ「おい竜華行かんのか?」
竜華「っ!ちょっと先行っといて」
セーラ「わ、わかった」
33 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/18(月) 16:41:46.09 ID:ACMSL0px0
セーラ「…」
怜「…」
セーラ「怜、ちょっとええか?」
怜「ん?どうかした?」
セーラ「なんで竜華のこと無視しとるんや?」
怜「っ!」
セーラ「さっきも絶対泣いとったやろ」
怜「別に無視なんかしてない」
セーラ「嘘こけ。さすがに気付くわ」
怜「…」
セーラ「オレは信用ないか?」
怜「…」
セーラ「怜?」
怜「ごめん、セーラには話しとくわ」
37 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/18(月) 16:54:45.13 ID:ACMSL0px0
部室
竜華「おそなってごめんっ!」
浩子「部長しっかりしてくださいよーって目真っ赤やないですか」
泉「うわほんまや!何があったんすか?」
竜華「いやいや!ちょっと授業中寝過ぎただけや!大したことないよ」
セーラ「…」チラ
怜「…」フリフリ
竜華「ほな!部活始めよか!」
浩子「もうとーっくに始めてますわ」
竜華「あ、そう?」
39 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/18(月) 17:01:02.87 ID:ACMSL0px0
麻雀とかほとんど知らんから用語おかしかったら補完して
泉「とりあえず特打ちでもしますか?」
浩子「1年がえらそーに言うねぇ」
泉「あっすませんっ!」
竜華「ほな特打ちしよか」
浩子「面子は?」
セーラ「オレと泉、浩子に怜でええやろ」
竜華「そうやな。他の卓も自由に決めてええよ。私は見て回るわ」
セーラ「よっしゃー!早速やろーぜ!」
怜「はぁ…」
40 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/18(月) 17:05:27.30 ID:ACMSL0px0
怜「…」コト
浩子「…」コト
セーラ「…」コト
泉「…」コト
怜「…」キュイィィ
怜「リーチ!」
セーラ「出たな!怜のリーチ!」
怜「ツモ!」
浩子「また一発や!」
怜「…ふぅ…」フラッ
竜華「怜!」バッ
41 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/18(月) 17:10:31.37 ID:ACMSL0px0
怜「…?」
竜華「大丈夫か?」
怜(あーええ匂い…なんの匂いやろ)
竜華「怜?」
怜(!?)
怜「!」ガバッ
怜「ごめんごめん。続けよ」
セーラ「ほんまに平気か?」
泉「無理せんほうがいいっすよ?」
怜「ん、ありがと、平気やから」
竜華「怜…」
43 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/18(月) 17:18:21.85 ID:ACMSL0px0
怜「…」コト
怜(もっと頑張らな…)
怜(もっと…もっと…一人で…)キュイィィ
怜(もっと…先まで…)キュィィィィィ
怜「リーチ!」フラッ
浩子「またかっ」
怜「ツ……モ………」バタン
セーラ「おい!!」
泉「先輩っ!!」
竜華「怜ぃーーー!!!」
45 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/18(月) 17:23:01.72 ID:ACMSL0px0
ーーーーー
ーーー
ー
怜「すぅ…すぅ…」
竜華「…」なでなで
怜「!」パチクリ
竜華「あ、おはよ」
怜「…」バッ←起き上がろうとする
竜華「動いたらあかんで」ギュ
怜「や…」ジタバタ
竜華「暴れたら身体に障るやろ?」
怜「んっ!離してっ」
竜華「セーラから聞いた」
怜「ぁ…」
48 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/18(月) 17:31:47.05 ID:ACMSL0px0
竜華「あんた…」
怜「…」
竜華「ウチに迷惑かけてると思ってたん?」
怜「私のせいで竜華はいつも留守番やし…」
怜「私が竜華に頼らんかったら…竜華ももっと自由になれるし…」
竜華「アホやなぁ怜は…」
怜「な」
竜華「ウチがあんたのそばにいたいんや…怜が元気でもそれは変わらんで」
怜「でも…」
竜華「それとも怜は私のこと嫌いなん?」
怜「そんなわけないっ!竜華のことが大事やからっ!」
竜華「ほんならなおさらこんなこと止めてな?」
竜華「心臓に悪いわっ」ニコッ
怜「ぅ…ごめっ…なさ…ぅっ…ふぇ…」ポロポロ
竜華「もぉ、ウチが泣かしたみたいやん」ナデナデ
49 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/18(月) 17:34:27.73 ID:ACMSL0px0
竜華「落ち着いた?」
怜「ごめん竜華」
竜華「ええよもう」
怜「竜華大好き」ぎゅー
竜華「うん!」ぎゅー
怜「検証結果」
竜華「え?」
怜「竜華を無視し続けたら私の体が持たんかった」
竜華「なんの話や?」
怜「こっちの話や」
おしまい