2 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/14(金) 22:26:30.96 ID:knnOwxD90
怜「見事に受験に失敗したわ…」
ギャーワイワイワイ デスカラ、ホーソンジッケンデハー コノヨウニケイエイカンリ
マジ?チョーウケルーwwwww
怜(インハイの後に体調崩して入院生活の日々…)
怜(退院したのは12月で、もう学校の勉強にはついていけんかった…
受験勉強はおざなりにってしもうた)
怜(担任にここしか行ける所がないと言われたときはショックやったわ。
なんとかならんの?と聞いてみたけど、どうすることも出来へんって…)
怜(合格決まってからも、入退院繰り返したお陰で、オリエンテーリングに参加できんかったし、友達もまだ出来とらへん…。
ハッ!?ひょっとして、これかなりヤバイやん!?)
怜(分かってる。うちが悪いやて…)
怜「ハア、竜華やセーラーと同じ大学行きたかったわ。元気にしとるやろか?」
4 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/14(金) 22:27:49.47 ID:knnOwxD90
キンコンカーン!
クッソワロタwwwwwコレイケテナイ?wwww
教授「本日の講義はこれまで。次回までにレポートをアップロードしておくこと。いいですね?」
ハー、オワッタオワッタ ヤットヒルメシヤ
怜(講義は高校…いや、これは中学生向けか?それに、なんでこんなに騒がしいねん!
授業中は静かにしてないとあかんやろ!?)
怜(これが後四年も続くか…。やめよ、考えたらしんどくなるだけやわ)
5 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/14(金) 22:29:33.56 ID:gULctsNaP
浪人すればよかったのに……
6 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/14(金) 22:30:14.89 ID:knnOwxD90
怜(今は取り敢えず飯や!嫌なこと忘れて飯にしよ!)
怜(食堂に行くか…、やっぱり講義室でええわ。食堂はなんか気まずいし)
怜(お弁当~お弁当~♪。今日のおかずはおかんの唐揚げや♪)パカッ
怜「うまいな~」モグモグ
女1「見てよ女2。ちょーうけるwww。園城寺また一人でご飯食べてるよ^^」
女2「うわぁ…。所謂ボッチってやつwwww。かわいそーw」
女1「あいつ、いつも一人だし?マジで友達居ないじゃね?ほら、講義の時も最前列で
一人で受けてるしwwww」
女2「サークルにも入ってないみたいwww。根暗だよねー」
女1「wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
7 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/14(金) 22:31:43.49 ID:knnOwxD90
怜(聞こえとるで…。う、うちは一匹狼なんや。大丈夫や。一人でもやっていける)モグモグ
怜(サークルはスポーツ以外は糞ばかり。一度見学したけど、麻雀部なんて酷いもんやった)
怜(根暗結構、ボッチ結構、病弱結構や!!お前らみたいな屑にならへん!)モグモグ
教授「君?ちょっといいかね?」
怜「どないしたんですか教授?」
教授「君はどうして一人でこんな所で弁当を食べているの?食堂は?」
怜「なんや、そないことですか?食堂で弁当を食べるの気まずいねん。
それに、弁当食べていると学食の生徒さんに迷惑やろ?」
教授「ふむ…。でも、ここ講義室だから、こんな所で弁当食べちゃ駄目だよ。ほら、片付けて?」
怜(な、なんやこの教授!頭おかしいちゃうか!?ほな、どこで飯食えばええねん)
8 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/14(金) 22:33:21.23 ID:knnOwxD90
女1「wwwwwwww。怒られてるwww。友にメールで回そw」 カシャ ピローン
怜(あ、あのアマ!何勝手に写真とってねん!)ワナワナ
教授「どうしたの?早く片付けて?講義室はご飯食べる所じゃないから」
怜「それは、すみませんでしたね…」 ガサゴソ
怜(はあ、どこで食べよ?2号練ロビーでええか…)
10 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/14(金) 22:34:22.27 ID:Y/+404/n0
照ゥー早く来てくれー
11 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/14(金) 22:34:52.52 ID:knnOwxD90
ロビー
ザワザワザワザワ
怜(騒がしくて食べにくいわ…)モグモグ
怜「ご馳走様。折角の好物やのに食べた気せへん…」
怜「次の講義は4号練4階402やったな。ゼミやったか?まだ休み時間あるけど
さっさと移動しようか」 スタスタ
14 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/14(金) 22:36:38.80 ID:knnOwxD90
402ゼミ室
怜「教授も五月蠅い生徒もおらへんか…。暫くの間本でも読んで時間潰すとするわ」
怜「大学図書館で借りたわが闘争でも読むわ。大学図書館は本が揃とってホンマにええわ~」
時計「チッチッチッチッ」
怜「ん?もうこんな時間かいな?それにしても、教授遅いな?何かあったんか?生徒も来てないし…?
ハッ、そや携帯になんか連絡がある筈や」 パカッ
電話未着信 メール未着信
怜「なんの連絡もないやと…?今日は休講じゃない筈や…」
怜(どうする?もう少し待ってみよか?)
怜(……)
15 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/14(金) 22:38:03.67 ID:knnOwxD90
怜(遅い…)
時計「チッチッチッチッ」
怜「おかしいねん…。なんで誰も来んのや…。まさか、教室変更やろか?」
怜「ハア…しゃーないわ…。見て回るしかないんか…」
怜「みんなどこや…。なんで連絡来てないねん」ハアハアゼェゼェ
17 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/14(金) 22:40:47.48 ID:e58JgJ0Z0
×オリエンテーリング
○オリエンテーション
18 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/14(金) 22:41:58.87 ID:knnOwxD90
501ゼミ室
ガヤガヤ ツマリ、プルセンリャクトハ-
バタン
怜「…(このボロ校舎、エレベータもついてない)」ゼエゼエ
女教授「園城寺さん、遅いですよ?もっと大学生として自覚を持つように」
怜「ハアハア…。みません。なんか連絡来てへんので…」
女教授「はあ?確か、男君に連絡を回した筈ですが?」
男「すみません。忘れてましたー」
女「あー、園城寺さん影薄いしー連絡し忘れたじゃないw」
男「おい、女あまり失礼なこと言うな!」(園城寺さんかわえええぇぇぇー)
女(チッ…。病弱アピールで色目使うとかマジうぜー)
女「…」ギロリ
怜(な、なんやねんコイツ…)
女教授「急な教室変更は私の責任ですが、男君はちゃんと次回から連絡を回すように。遅れてきた園城寺は誰かに教えてもらいなさい」
女教授「では、今回はこれまで。以上、解散」
19 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/14(金) 22:43:26.63 ID:knnOwxD90
怜(女が終始睨んできょった…。文句があるならハッキリ言えドアホ…)
男「園城寺さん?今日はもう講義ないよね?」
怜「ん?どないしたん?」
男2「これから男と俺と女さんでカラオケ行こうと思うだけど一緒に来ない?」
女「はぁ!?なんで、こんな奴と一緒に…」ギロ
男「まあまあ、女ちゃん。ゼミの仲間と親善を深めるのもいいじゃない?」
怜(ええなー、大学生って感じやわ…。でも今日は病院で検査があるしなぁ…)
怜「誘ってくれてありがとう。今日は病院で検査ねん。だから…」
男「あー…。そっかー」
怜「ホンマすまへんな…。じゃ、うちはこれで…」スタスタスタ
20 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/14(金) 22:45:14.81 ID:knnOwxD90
園城寺家
怜「ただいまー」
怜「この大学は講義内容は、さして難しくないけど、どうも疲れるわ…」ハア
怜「大学生は良識ある人が多いと思っとったけど、Fランは大学という感じせえへん」
怜「講義中騒ぐわ、飲み食いするわで、まるで動物園や…。やっぱり一浪して竜華と同じ大学行くべきやったろか…?」
怜「いかんいかん!ポジティブや、今マイナス思考になっとた!
竜華に心配かけられへん!うちがしっかりしないでどうする」
怜「考えるだけ馬鹿らし、明日の準備でもしよ」
22 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/14(金) 22:48:04.95 ID:knnOwxD90
清水谷家
竜華「はあ~、怜うまくやっとるやろうか」
竜華「ああああ、心配やぁぁぁぁぁぁぁ。
変なおじさんにホイホイついて行ってないやろな!?大学でうまくやっとるやろか?」
竜華「マルクス主義研究会とか怪しいサークルに入ってないやろか?ああああ、心配やぁぁぁぁぁぁ
怜は可愛いし病弱やし!!危ない男がよって来るかもしれへん…」 ゴロンゴロン
竜華「男は狼やぁ、優しい顔してるかもしれへんけどな。みんな下心があるんやでぇ。怜ぃ」
竜華「…。考えて見たら女も危ないわぁぁぁぁぁぁ。なんやねん?最近はレズビアンって人が多いらしいわ
テレビで言ってたわ!あかん…怜あかんで女同士でそんな…」フルフル
竜華「心配しすぎで頭がおかしくなりそうや…」
竜華「ハッ、そや!そうや!メールや怜にメールしよ」 パカッ
23 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/14(金) 22:51:37.51 ID:knnOwxD90
竜華です。うちは元気や!麻雀部に入っとる。セーラーもおるでー。
怜は元気でやっていますか?元気でやってくれているといいんやけど…。変な食べ物食べてませんか?最近は変人も多いさけ気をつけんといけんよ?
良かったら今度一緒に遊びに生きませんか?
24 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/14(金) 22:55:58.82 ID:knnOwxD90
怜家
怜「んんっんー。はあ、レポート書き終わったわ。」
携帯「」ピロリーン
怜(こんな時間に誰からメールや?)パカッ
怜「竜華か…。そう言えば大学に入ってから連絡してなかった」
怜「なんとか元気でやっています。そちらも元気そうでなによりっと
遊ぶ日、来週の土曜日でええか?」ピコピコ
25 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/14(金) 22:56:39.69 ID:knnOwxD90
翌週金曜日
怜「あかん寝坊してしもうた!今日1コマ目から講義あるんやった、すっかり忘れとった」
怜「明日は竜華と遊びに行くんや。楽しみやな~。よし、今日一日頑張るでー」
26 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/14(金) 22:57:17.64 ID:knnOwxD90
大学
ガヤガヤ
バタン
怜「すみません。遅れました」
教授「さっさと空いている所に着席して」
マジウケーwwwwwwwwwwオイキノウノテレビミタカヨwwwwデサァww
怜(ドアホ共が後の席は五月蠅くてしゃーないわ。前の席座ろ…)
教授「えー、では昨日も言った様にディスカッション形式で進行したいと思います」
教授「今から資料と用紙を配付しますので、それについて二人か三人で話し合ってください」
教授「用紙にグループの意見と感想を書いて、それを提出するように。いいですね?」
教授「グループは自由で構いませんが、必ず二人以上で話し合ってくださいね。では、初めてください。」
ガヤガヤガヤガヤ イッショニヤロウゼー
怜(なん…やと…?どないしよ…。誰か…誰かグループに入れてもらわんと…)オロオロ
28 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/14(金) 23:00:13.90 ID:knnOwxD90
ガヤガヤガヤガヤ
女A「B一緒にやろう?」
女B「ええよー」
怜「あの…う、うちも入れてくれへんやろか?」ブツブツ
怜(緊張して思うように声がでえへん…)
女A「そうだCも呼ぼうかぁ。おーいCー、一緒にやろうー」
女B「Cは頭いいからね~。ん?何かよう?」
怜「あ、あの!グループに入れてくれへんやろか?」
女A「あー…ごめんね…。もうメンバー決めているんだ」
怜「そ、そうですか…。すみません」
怜(他には…)キョロキョロ
怜(あかん、もう大分グループ出来てるわ…。どないしよ、どないしよ…)オロオロ
29 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/14(金) 23:01:39.05 ID:knnOwxD90
教授「もういいかな。グループも出来てきたね。ん?」
教授「そこの君!」
怜「え…?」オロオロ
教授「君だよ君!駄目じゃないか早くグループを作りなさい」
怜(は、恥ずかしい…。マイク入ったまま大声で言わんといてな…)
教授「君毎回一人だけど授業困らない?いつも最前列だから真面目さは買うけど、一人だと困るでしょ?」
怜「い、いえ…。一人でもなんとかやります…(最悪や…)」
教授「え?今話し合ってないけど大丈夫なの?」
怜「いや、あの…」
教授「指示したことができなくても問題ないってこと?」
怜「そ、そやないけど…。グループに入れなくて…」ボソボソ
教授「え?何?聞こえないよ?もっとハッキリ言って」
怜(なっ!この教授わざとか?わざとうちを貶めとるんか!
麻雀でハコにして一生もんのトラウマ植え付けてやりたいわ!ボケナススカポンタンがっ)ワナワナ ムカッ
怜「グループに入れてもえんのや!分かったか、このクソタコ教授!こんなもん一人でもやれるわ!!」
30 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/14(金) 23:03:49.22 ID:knnOwxD90
wwwwwwwwwwwww マタアノオオサカベンカヨwwwwwwwwww
女1「うけるwww。園城寺^^」
女2「かわいそーだねww」
教授「何その態度?協調性ないと駄目じゃない」
教授「一人じゃ話し合えないでしょ!?2、3人でやれっていっただろ?
これ試験だったらどうするの君?落ちちゃうよ?」
怜「それなら、いいです…」
怜(もうええわ…。必修単位やったけど…。耐えられんわ)ゲホゲホ
教授「ふーん、名前なんて言うの?あと学籍番号。この講義必修でしょ?成績つける為に名前と学籍教えて」
怜「もうっ!ええんとちゃうか!教授!お前のせいで恥晒されてねん…。
この講義は今後受けへんから…」
怜「さよならや」 スタスタ バタン
31 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/14(金) 23:05:02.12 ID:knnOwxD90
教授「何、どうしたの??恥?えっえっ??」
教授「大学に何しに来てたんでしょうね彼女」
教授「まあ…。いいでしょ。再開してください」
女1「ボッチwwwwプゲラッwwww」
女2「ざまぁぁぁぁぁぁwwwww」
女「ネタになるわねー。最高の面だったwww。怒りと悔しいさと恥で顔面ぐしゃぐしゃの園城寺さんwwwww」
怜(アホォ…。教授も劣等人種の馬鹿共が講義室の外まで聞こえとるわ…)グスッ
怜(竜華ぁ…。会いたい…今すぐ会いたいわ…。一人でなんでも出来ると思ってたけど、
そんなことなかった。竜華が居ないと全然駄目や…。こんなに早く挫折してしもうて)ポロポロ
怜(うち…なに泣いてるやろ…?)ポロポロ
怜「りゅうぅぅぅぅかぁぁぁぁぁぁぁぁ」 グスッグスッ
32 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/14(金) 23:08:31.43 ID:knnOwxD90
図書館
怜「結局昼休みまで、ここでサボってしまった…。ホントは家に帰りたいけど
弁当食べて帰らんとおかんに心配かけてしまう…」
怜「こんなっ!Fラン辞めたいわボケェ!でも、親に学費払って貰っている以上簡単にやめるなんて出来ん…」ハア
怜「どうしろっちゅうねん…。
単位……後で教授に頭下げるか?いやいや、ありえへんやろ…」
怜「そんなん、うちが恥の上塗りするだけや…。まあ、必修一つ落としても来年次取ればええわ」
怜「それにしても…。マイク使って大音量でズケズケと…。思い出しただけで腹立つわ」ワナワナ
怜「知り合いがおったらグループワークも楽なんやけど…。
この大学に知り合いはおらへんし…。はあ…。少し早いけど食堂でお昼にしよか…」
33 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/14(金) 23:10:03.09 ID:knnOwxD90
食堂
ガヤガヤワイワイ
怜(めっさ人おるやんけ…)
怜(しかも4人掛けのテーブル埋まってるわ…。6人掛けのテーブルとか気が引けるからなぁ)
怜(ああ、どないしよ…。こういう時に竜華がおったら…)フラフラ
竜華『怜ー!席確保したで~。一緒に食べような~』
怜(こうなるんやけど…)ドサッ
学生「痛ッ。いつまでも突っ立ているなよ!」
怜「すんません!」アワアワ
怜(食堂はやめよ。やっぱり居づらいわ…。そやかて講義室は駄目みたいやし…、ロビーも勿論嫌や。んー…)
34 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/14(金) 23:11:29.22 ID:knnOwxD90
怜(アカンどこで食べよ…。んっ?)ジー
女子トイレ
怜(アカンこれはアカンやろ…。さ、さすがのうちでも知ってるねん!!俗に言う便所飯やろっ…)ソワソワ
怜(でも、落ち着いて食べる所がないのも事実やし…。こ、これだけはやったらイカン気がする…)
怜(あ、足が勝手にトイレの方へ…。と、とまらへん…) フラフラ
怜(止まれ!止まらんかいな!あっ…)
女子トイレ前
怜(結局来てしもうた……。す、少しだけや。少しご飯食べるだけ…。キョロキョロ)
怜(よかった…。周りに誰もおらへん)
怜(ここまで来たら覚悟決めるしかないわっ。なるようになれや!)ソー
怜(中にも人はおらんな…。あそこの個室にしようか…)
バタン
36 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/14(金) 23:12:47.93 ID:Lq5PuEbF0
これは水ぶっかけられるコース
37 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/14(金) 23:13:06.61 ID:knnOwxD90
シーン
怜(この狭い空間…。静けさ…。周りを気にしなくてい環境…)
怜(最高や)
怜(イカンイカン。さっさと食べて出へんと人が来るかもしれん…)
怜(頂きますや)パカッ
怜「……」ハムハムッ ムシャムシャ
怜(いけるっ!落ち着いて食べれるわ~) パクパク
怜(卵焼きとおにぎりとウィナーは弁当の定番やでぇ)
キョウ、チョウウケルコトガアッテ-www ナニガアッタノ?
怜(!?人がきおったで…。気付かれませんように…)
40 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/14(金) 23:16:28.18 ID:knnOwxD90
先輩女「何があったの?」
女1「前に先輩にも話した園城寺って人なんですけどねwww」
女1「講義中に訳の分からないこと言って、退出したんですよwwwww」
先輩「何ソレww」
女1「ありえないでしょ?wwww」
怜(クッ…。またあのクソビッチかいな…。どこまで馬鹿にする気や…)
先輩「ん?」スンスン
女1「どうしたんですか先輩?」
先輩「何か臭わない?弁当くさいような…」
怜(ハッ!マズイわ…。ピンチや…。あの劣等女に気付かれたら…)ドキドキ
怜(頼むからはよどっか行って…!)
先輩「まさか、個室でボッチが便所飯してたりしてw」
41 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/14(金) 23:19:52.55 ID:knnOwxD90
女1「えー?流石にそれはありませんってw」
先輩「ここの個室とか怪しいよ?叩いてみようかな」
先輩「えいっ」ドンドン
怜(!?!?!?)ビクビク
女1「ちょwそれは流石に中の人に失礼ですよwww」
先輩「んーまっ、いいか。行こう?講義遅れちゃうよ?」
女1「はい」 スタスタスタ
怜(行った?みたいやな…。はあ…。もうアカンかと思ったわ)
怜(今度から旧号館のトイレで食べよ。あそこなら人来んやろ…)
怜「さて、うちも遅れるとアカンからそろそろ出よ」 バタン
42 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/14(金) 23:21:12.65 ID:d697aBOd0
Fラン大こわい
43 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/14(金) 23:21:37.04 ID:knnOwxD90
図書館
怜「ふう…。ホンマ疲れたわ…病弱やからな…」
怜「図書館落ち着くわ…。さて、今日は何読もうか」キョロキョロ
怜「高校の時まであまり本読れへんかったけど、意外にいいものやな~」
怜「歴史とか正直苦手やったけど、読んでみると面白いわ。大学図書館は戦記ものも充実してはるし」
怜「暇を潰すのにもってこいや。ヒトラーやったけ?あのおっさん魅力あるな」
怜「ニコラスファレルのムッソリーニ読んだけど、感激したわ」
怜「アーリア人主義。ヒトラーさんの考えはった素晴らしい考えや」
怜「欧州戦線は最高や…。枢軸最高や…」
怜「はあ……。あの糞どもをガス室に入れてどうにかしたいわ」 ブツブツ
怜「お、あったわ。んっ…んっんっ…んっー…」セノビ
怜「ハアハア…届かへん…。あとちょっとなんやけど。司書の人呼んでこようか…」
???「なんやw私より身長低いかいなwwww。ほい、これでいいん?」
44 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/14(金) 23:27:23.68 ID:knnOwxD90
怜「あ、おおきに…。って!!南大阪の愛宕洋榎!!!」
怜「なんで!?」
洋榎「こんにちはや。図書館やから静かにした方がええでー?」
洋榎「あ、良いこと思いついた。ここで会ったのも何かの縁に思えん?
折角の機会やしお話しようか?うち前からお話してみたかったねん」
怜「ええけど…(強引やな…)」
洋榎「立ち話もなんやし、どこか座ろ。あそこの長椅子でええ?」
洋榎「よっこらせっ…。しかし…。あんさん、けったいな本読むやなぁ」
怜「ほっといて。趣味や。あんさんこそ、本読みそうなイメージやないけど…」
洋榎「心外やな~人は見かけによらへんで~」ケラケラ
怜「てか、なんでこんな大学におるん??」
怜「あんさん程の実力者やったら一芸入学でどこか行けたやろ。わざわざ、こんな大学こんでも」
怜「学力もそんな低くないやろ?
45 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/14(金) 23:31:44.13 ID:knnOwxD90
洋榎「うっ…。(言えへん…。エントリーシート出し忘れで締め切りになったとか、
第2志望校も験日当日に遅刻して落として駄目やったとか…。そもそも一芸で賄えんほど学力が低いこと隠しとったとか…)」
洋榎(見栄はって志望校くしたのは間違いやったな…)
洋榎(言えへんわぁ…)
怜「ん?どないしたん…?」
洋榎「ま、まあ…うちのことはええやん?それより…園城寺はどないしてここへ?」
怜「なんや、はぐらかしおった…。まあ、ええわ…教えたる」
怜「カクカクシカジカというわけや…。それと退院したらなぜか、一巡先が見えへんのや…。だから一芸も無理」
怜「うちにとって麻雀は大事やけど…この様や…。雀力も元々三軍クラスやしね…。笑ってもええで?」
洋榎「別に笑えへんよ……。苦労したやなぁ~」 ナデナデ
怜「ふぇっ?急に撫でんといてな」
洋榎「嫌やろか?」
怜「べ、別に嫌やないけど…。出来れば膝枕も…」ゴニョゴニョ
48 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/14(金) 23:36:28.61 ID:knnOwxD90
洋榎「えっ?膝枕ー?ええよー。ほら、はよしい」ニタニタ
怜「聞こえとったんかい…。じゃ、お邪魔して」ゴロン
洋榎(見た目通り甘えん坊やな…。幼少期の絹恵と似とる)ナデナデ
洋榎「園城寺は大学生活慣れたん?」
怜「大学生活かぁ…正直最悪やな…。講義は騒がしいわ友達は出来んわで…。後悔しとるわ。
名前怜でええよ。園城寺って、呼びにくいやろ?うちも洋榎って呼ぶことにするわ。ええやろ?」
洋榎「名前くらい好き呼んでええよ」
49 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/14(金) 23:36:48.48 ID:IzttCB2N0
ボッチ回避か
52 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/14(金) 23:43:10.55 ID:knnOwxD90
洋榎「そっかー…。うちと変わらへんやん。うちもな…」
洋榎「なんか避けられてる気がするねん…。露骨に何かされた訳やあらへんけど、食事に誘ってもいつも断れるねん」
洋榎「友達と言える友達も居ないし、グループ活動とか正直心配や。なるようになるやろうけどな!」
怜「なんや…。同志かいな…」
洋榎「でも、まあ…なんや…。講義が騒がしいのは同意するけど、友達出来ないのは同意できんなー」
怜「ん?避けられてるのと違うん?」
洋榎「そうやけどなー。たった今1人友達が出来たわ。いやー、声かけて良かったわ」
怜「なんや…うちかいな…。出会ってすぐ友達って…」
洋榎「縁なんてそんなものやろ?」
怜「ハア…洋榎のポジティブ精神見習いたいもんや。
うち病弱やし頼りならんよ?それでも、ええんか?」
洋榎「頼りにならなくてもええねん。むしろ頼りして欲しいわ。私はお姉ちゃんなやで?」ドヤァ
怜「ぷっwなんや、そのドヤ顔…。」クスッ
洋榎「お、やっと笑いよったか。これから宜しくな怜」
怜「よろしゅー。なんか照れるな///」
53 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/14(金) 23:45:09.06 ID:knnOwxD90
洋榎「あ…そう言えば何学部や?」
怜「ビジネス経済学部やけど?」
洋榎「うちは経営学部や…。やっぱり昼ご飯の時ぐらしか頼りなれそうにないな…」
怜「…。学部違ったら講義違うやん…。まあ、昼ご飯一緒というのは心強いわ」
アナウンス『あと30分で閉館時間ですー』
怜「大分話しこんでしもうたな…。時間が経つのか早いわ」
洋榎「せやなー」
怜「うち、今日もう駄目かと思ったけど…。洋榎と話して胸がすぅーとしたわ。
ホンマありがとうな」ニッコリ
洋榎「ええって、ええって。うちも話し相手が出来て嬉しいし、新しい妹が出来たみたいで嬉しいわー」
54 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/14(金) 23:46:17.75 ID:knnOwxD90
怜「ろ、68点や///」
洋榎「なんや、その点数。低っくいなぁ」ゲラゲラ
洋榎「これは勉強して高得点目指さんとなぁ」
55 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/14(金) 23:46:50.80 ID:knnOwxD90
怜「な///なに言うてるんや…。って、そろそろ帰ろか」
洋榎「待って!一緒に帰えらへん?」
怜(こ、これは…。俗に言う一緒に帰ろうイベント///。確実にリア充の道に進んでいるわ)
洋榎「駅まで帰り道同じやろ?夕方とはいえ、最近は物騒やし…。駄目…やろか…?」
怜「だ、駄目やない!一緒に帰ろ」
洋榎「じゃ、手出してくれへんやろか?」
怜「手?なんでそんな…」
洋榎「こういうことや」ギュッ
怜「あっ…」
洋榎「これならはぐれる心配ないで?怜は見るからにひ弱そうやからなぁ。これなら安心やろ?」
怜(この人は平気でこんなことを…)
洋榎「帰ろか?」
怜「う、うん…」トボトボ
怜「なんや、Fランも悪くないような気がしてきたわ…」
一応END
56 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/14(金) 23:47:35.75 ID:knnOwxD90
蛇足
竜華部屋
竜華「明日は怜とお出かけ~。どんな服にするか迷うわ~」ニヤニヤ
プルルルー
竜華「ん?はい、もしもし清水谷ですけど…」
セーラー『うちやで』
竜華『セーラーかいな…。で?用件なんや?』
セーラー『残念そうにすなんや!凹むやろ!用件って程でもないんやけど…。最近、怜の様子どうや?』
竜華『怜なら渡すつもりないよ?』
セーラー『誰も略奪なんてせへんわ…。まあ…単なる興味本位なんやけれど』
竜華『ん?メールでちょくちょくやり取りしてるけど、別段変わった様子は無いと思う』
57 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/14(金) 23:48:32.44 ID:knnOwxD90
セーラー『せやか…。怜に彼女っておるか?』
竜華『は?話しが読めないわ』
セーラー『…。どこから話ししたものかなぁ…。見てしまったねん…』
竜華『だから、話が読めんわ。何を見たん?ハッキリいいなよ』
セーラー『姫松の愛宕洋榎と怜が手を握って親密そうに歩いているのを…』
竜華『はああああああああああぁぁ!?』
セーラー『アレは尋常じゃない雰囲気やったで?』
竜華『ありえへん!ありえへんよ!怜が…』ブチ
セーラー「気のせいもかもしれんし、只の友達ってことも…。アレ?電話切れてるやん…」
59 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/14(金) 23:49:12.92 ID:knnOwxD90
土曜
怜「お、竜華やー。おーい、ここやで~」
竜華「!?」
竜華「怜ィィィィィィィィィィィィィィィ」ドタバタ
竜華「変なサークル入ってないやろな?異性は勿論、同性にも気を付けとるやろうな?」アセアセ
竜華「怜は可愛いし病弱やし、寄ってくる人には気をつけんとアカンよ!」
竜華「姫松の愛宕洋榎と知り合いになったそうやな?何かされへんかった?怜に手は出させへんからなぁ!!」
怜「会ってイキナリ、そんな凄い剣幕で捲したてんといてな…。洋榎とは普通の友達や…」
竜華「怜はうちのもんや。誰にも譲らせんから安心していな」
竜華「大学生活辛くないか?ああぁぁぁぁぁ…。うち、やっぱり怜と同じ大学入るべきやったわ」アワアワ
怜「竜華…。心配しすぎやで…。うちも少しブルーになりすぎとったわ。
でも、もう大丈夫や。大事な友達も出来たし」ニッコリ
怜「せやからな?心配要らへんで?うちには、竜華だけやない洋榎も居るさかい」
カン