1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/24(土) 23:18:36.25 ID:qRfj+jvJ0
-尭深自宅前-
尭深「ふぁ…っあ…お母さん、学校にいってきまーす…」ムニャムニャ…
誠子「やっと起きた?迎えに来たよ」
尭深「おはようー…」
誠子「おはよう尭深…あれ?」
尭深「…?どうかした…?」
誠子「……パジャマ?制服はどうしたの?」
尭深「え?…あ!?き、着替えてくる!///」アタフタ
誠子「早くしないと遅刻するよー」
誠子(寝ぼけてパジャマのまま学校に行きかけるなんて…尭深はかわいいなぁ)
3 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/24(土) 23:21:13.46 ID:qRfj+jvJ0
-昼休み・部室-
菫「渋谷、渋谷はどこだ?」
亦野「えっと…教室出ていったのは見たんですが…」
淡「さっき屋上に行ったの見たよ」
照「今日は天気がいいから…もしかして…?」
菫「…お昼寝か?はっはっは、高校生にもなってそんなわけあるわけないだろ」
~~~~~
尭深「スゥスゥ…」Zzz…
菫「……おいおい小学生か…でも」
菫(渋谷の寝顔…かわいいな)
7 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/24(土) 23:22:49.03 ID:qRfj+jvJ0
淡「おーいたかみ先輩ー」
尭深「え?な、なんの用かな…?」ビクビク
淡「呼んだだけだよ、それとも呼んじゃダメなの?淡泣いちゃうよ~」
尭深「え…ご、ごめんね?えっと、お詫びといったらなんなんだけど…かりんとう食べる?」
淡「イェーイ!おっやつおっやつ~!」ルンルン
尭深「機嫌直ってよかった…それじゃ今袋開けるね。んしょ…あれ開かない…んっ…!」ググッ…
淡「たかみ先輩、そんなに力入れたら…」
尭深「キャッ!!」パァーン
淡(うわぁ、かりんとうがテーブルの上にぶちまけられた~…)
9 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/24(土) 23:24:15.04 ID:qRfj+jvJ0
~~~~~~
尭深「…グスン」
淡「だ、だいじょぶだって~、テーブルの上はきれいにしてるんだから食べれるって」
尭深「おこづかいためて買った名店のかりんとう……だったのに……」グスン…
淡「た、たかみ先輩。えっと……ドンマイ!」
尭深「ありがと…」ウルウル
淡(泣きそうなたかみ先輩かわいい)
10 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/24(土) 23:27:25.84 ID:qRfj+jvJ0
-放課後・部室-
照「渋谷さん、手相占いしてあげる」
尭深「手相…ですか?」
菫「この間読んだ占いの本にハマったらしくてな。面倒かもしれんが付き合ってやってくれ」
尭深「別にかまいませんけど……」
照「じゃあ右手を見せて?」
尭深「はい」サッ
照「…いや、私から見て右の手じゃなくて」
尭深「あ、すいません。こっちですね」スッ
14 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/24(土) 23:30:54.36 ID:qRfj+jvJ0
照「ふむふむ」ジロジロ
尭深「…ど、どうなんですか?」ドキドキ
照「なんと!」
尭深「な、なんですか?」ドキッ
照「まさか!?」
尭深「悪いんですか!?そうなんですね?」オロオロ
16 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/24(土) 23:32:55.51 ID:qRfj+jvJ0
照「……ごめん、よくわかんないや」
尭深「へっ…?」
菫「そりゃ今日手相の勉強始めたばかりなんだから当たり前だろ。渋谷を無駄に怖がらせるな」コツン
尭深「じゃ、じゃあ…私大丈夫なんですよね?」オロオロ
照「大丈夫だよ。時間とらせて悪かったね。また来週くらいにもう一回手相みてもいい?」
尭深「よかった…私でよければいつでも大丈夫です…ありがとうございます……」ペコリ
照(渋谷さんは優しいな。それにかわいい)
17 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/24(土) 23:36:01.98 ID:qRfj+jvJ0
-白糸台高校麻雀部部室・部活後-
淡「…というわけで今日の議題はたかみ先輩がかわいすぎる件についてだよ」
照「たしかに渋谷さんはかわいいけど」
亦野「まぁ私の恋人ですし」
照「いやいやノーウェイノーウェイ」
亦野「ハハハ、ジョークですよ」
菫「大会前の大事な時期になにをやるかと思えば…」
照「でも菫って渋谷さんのこと『手のかかる妹みたいでかわいい』って言ってたよね?」
菫「うぐっ…た、たしかに言ったが……」
亦野「妹…」
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19 :亦野脳内妄想 2012/11/24(土) 23:37:41.03 ID:qRfj+jvJ0
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亦野「尭深?お姉ちゃんもう学校行くよー」
尭深「お、おねえちゃん待って、尭深もいっしょに…きゃっ!?」ドテッ
亦野「尭深あぶないっ!」ダキッ
尭深「あ、ありがとお姉ちゃん…また転んで顔ぶっちゃうところだったよ…」
亦野「尭深はおっちょこちょいだな~、アハハ」
尭深「もーお姉ちゃんの…馬鹿…!」ポカポカ
亦野「アハハハハ」
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20 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/24(土) 23:39:54.14 ID:qRfj+jvJ0
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亦野「…ふむ」ダラダラ
照「とりあえず鼻血拭こうか、亦野さん。はいティッシュ」サッ
亦野「あ、ありがとうございます先輩」
淡「妹って言うより孫って感じだと思うな。おばあちゃんっ子ってイメージだね」
菫「たしかにそんな感じはあるな」
照「孫か…」
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22 :照脳内妄想 2012/11/24(土) 23:41:20.77 ID:qRfj+jvJ0
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尭深「おばーちゃん、遊びに来たよ」
照「よくきたね、道には迷わなかった?」
尭深「私、もう8歳だよ?尭深はしっかりものだもん」エッヘン
照「そうかいそうかい。私が子供のころはよく迷子になったもんさ」
尭深「そうなんだ、おばーちゃんの昔話聞きたいな」
照「そうだね…それじゃ、私が妹と結婚したときの話をしようかね」
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24 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/24(土) 23:42:53.81 ID:qRfj+jvJ0
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照「ちょっと咲と子作りしてくる。孫の尭深ちゃんに早く会いたい」ガタッ
菫「第一に同性での妊娠・出産は法律上まだ認められていない、第二に近親相姦、第三に渋谷はここにいる。落ち着け」
菫「あと対外的にはお前には妹はいないということになっているのを忘れるな」
照「は、ははは…」
亦野「的確なツッコミですね、ボス」
菫「照、そういうお前もなんか言ってなかったか?たしか抱き枕にして眠りたいとかなんとか」
照「だってほっぺとかプニプニしてて気持ちよさそうじゃない?」
淡「抱き枕…」
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26 :淡脳内妄想 2012/11/24(土) 23:44:41.60 ID:qRfj+jvJ0
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淡「ふぅ~、今日の部活も疲れた~」
尭深「おかえり、淡ちゃん…」
淡「今日はもう寝る~!」
尭深「わかった…はい…」パッ
淡「お~も~ち~!」ガバァ!
尭深「きゃっ…!?も~、いきなりはやめてよ…」
淡「よいではないか、よいではないか~」モミモミ
尭深「もー…今日だけだからね…」ナデナデ
淡「ふかふかおもち~!」ムニムニ
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27 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/24(土) 23:46:36.85 ID:qRfj+jvJ0
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淡「まったくもって!まったくもって!!」ジュルリッ
菫「興奮しすぎてよだれでてるぞ、拭いてやるからじっとしてろ」フキフキ
淡「ありがと菫」
照「こうしてみると渋谷さんってなんだか守ってあげたくなるよね」
淡「私よりひとつお姉さんなんだけどね~」
菫「たよりないお姉さん…?」
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28 :菫脳内妄想 2012/11/24(土) 23:48:19.79 ID:qRfj+jvJ0
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尭深「菫ちゃん、クッキー作ったんだけど…食べる?」
菫「いただきます、姉さん」
尭深「どうぞ召し上がれ、抹茶クッキーなんだけど…おいしい?」
菫「…ポリポリ…?姉さん…このクッキーなんだかしょっぱい…」
尭深「え…?あ!お砂糖とお塩間違えちゃった…」
菫「で、でもこのクッキーおいしいよ!」
尭深「ごめんね、菫ちゃんは優しいいい子だね…おわびになんでもしてあげるよ…」
菫「だ、だったら…姉さん、キス…してください…」
尭深「え!?…わかった…///」
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30 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/24(土) 23:53:23.75 ID:qRfj+jvJ0
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菫「…よし、今年はサンタさんに姉をお願いしよう」
照「いやサンタは…」
淡「シッー!テル、夢を壊しちゃダメ!」
亦野「そうですよ、サンタもトナカイもいるっていまだに信じてる純粋な弘世先輩を大切にしましょうよ」
照「え?」
亦野「なにか?」
淡「トナカイは………いるよ?」
亦野「……お、おもしろいジョークですね………。ジョーク……ですよね?」
照「……」
淡「……」
亦野「ハ、ハッハッハッ!」
照「あ、あはははは……」
32 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/24(土) 23:54:55.70 ID:qRfj+jvJ0
亦野「…でもそんな尭深もいつかはお嫁さん、そしてお母さんになるのか…」
菫「母さん…」
淡「ママ…」
照「お母さん…」
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34 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/24(土) 23:58:04.58 ID:qRfj+jvJ0
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亦野「ただいま」
尭深「おかえりなさい…ご飯にする?お風呂にする?それとも…私?///」
亦野「もちろん尭深だよ!」
尭深「もう…あなたったら…///」
菫「母さん、ご飯の準備できました」
淡「あ、セーコ~おかえり~」
尭深「ありがとう菫ちゃん。淡ちゃんもお出迎えありがと。それじゃあご飯にしましょうか……ちょっと残念だけどあの子たちが寝たら…ね?///」
亦野「わかった。我慢するよ、尭深」
照「カバン持つよ?」
亦野「ありがとう」
37 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/25(日) 00:00:18.35 ID:DMPGHKiD0
-食後-
菫「母さん、食器洗うのは私がやります」
尭深「菫ちゃんは休んでていいよ。お母さんがやっておくから…」
菫「でも…」
淡「淡も手伝うよー」トテテ
尭深「菫ちゃん、淡ちゃんありがとう。でもあなたたちの好きなテレビ始まっちゃうわよ…あっ!」ツルッ…
ガシャーン!
尭深「うぅ…またやっちゃった…」
誠子「尭深、はい箒とちりとり」
尭深「ありがと誠子…」
照「サイクロン掃除機持ってきた」
尭深「照ちゃんも…みんなありがとう…お母さん、あなたたちを生んでとっても幸せ…!」
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41 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/25(日) 00:02:51.84 ID:DMPGHKiD0
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淡「……私、たかみ先輩の子供になる」
照「奇遇だね。同じことを考えてた」
菫「なら私は長女だな」
亦野「なら私は夫に…」
菫「シャープシュート!」ドシュッ
淡「ギャラクティカ・マグナム!」ドーンッ!
照「コークスクリューパンチ!」ギュルルルッ
亦野「じょ、冗談ですって。みなさん目が怖いですよ?ア、アハハハ…」ビクビク
42 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/25(日) 00:05:10.54 ID:DMPGHKiD0
キーンコーンカーンコーン
菫「もう下校時間か…そろそろ終わりにして帰るか」
照「そうだね。淡、締めのあいさつして」
淡「ではこの会の締めをたかみ先輩にお願いしよーと思いまーす!」
尭深「スヤスヤ…」Zzz…
照「…お休み中だね」
菫「さっき昼寝したばかりだろ…」
亦野「最初からいたのに発言がないと思ったら…」
43 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/25(日) 00:07:08.05 ID:DMPGHKiD0
亦野「そういえば昨日夜更ししたとか言ってたっけ?」
照「夜更し?宿題たくさんでたの?」
亦野「好きなアイドルの出てるドラマがあったらしくて10時まで起きてたらしいです」
淡「10時?ぜんぜん夜更かししてないじゃん」
亦野「尭深は普段は8時には寝てるので尭深にとっては深夜なんだそうです」
照「小学生…?」
菫「…おい起きろ、下校の時間だぞ」ユサユサ
尭深「ふぁ……?ふぁ~あ…」ムクリ…
44 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/25(日) 00:09:10.49 ID:DMPGHKiD0
菫「目、覚めたか?」
尭深「……おかあさん?」ムニャムニャ
菫「残念だがお前の母親じゃない」
照「たしかに菫はお母さんっぽいけど」
菫「だれが老けて見えるって?」ピキピキ
照「そんなこと言ってないってば!」
尭深「あと5時間…ムニャムニャ…」
淡「寝すぎだよ!」
45 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/25(日) 00:10:50.11 ID:DMPGHKiD0
誠子「ほら尭深の好きな都こんぶだよ」
尭深「…?…アーン」
亦野「はいアーン」
尭深「モグモグ…」ムニャムニャ
照「おいしい?」
尭深「おいしー!」ポワーン
照・菫・誠子・淡(かわいい!)キュン…
カン