【姫子・仁美SS】哩「九州最強は永水やろ…」霞「準決勝進出の新道寺です」哩「はぁ…

4 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/16(水) 22:42:39.60 ID:IbDMeTRYO

あー立っちゃったかー
霞「準決勝進出したんだし九州最強は新道寺でいいわね」哩「なっ!?

の続きみたいなもの
※方言が間違ってる
※キャラが大分原作とかけ離れてる
※書き溜め無いからペース遅い
※続き物
でも良いならどうぞ

5 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/16(水) 22:44:05.00 ID:IbDMeTRYO

>>3
頼んだぞ花田
簡単なあらすじ
・新道寺一行鹿児島へ初詣旅行中
・哩さん霞さんのせいで腰痛めた
・→みんなで腰に良い温泉行こう

・相変わらず姫様に振り回されっ放しの羊さん
・巴さんが段々感情的になってきて戸惑うすばらさん
・はるるに完全にホの字の美子さん
・はっちゃんにセクハラかまされるも部長に一途な姫子さん
・駄目な部長ども

・まあ大体いつも通り
今回も書き溜めとかねーのでまったりまったり

8 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/16(水) 22:52:55.83 ID:IbDMeTRYO

哩「なあ霞」

霞「なーに、哩ちゃん?」

哩「そういやお前、料理したこと無かってん言うとったよな」

霞「そうね」

哩「……普通に出来とるぞ」(磯部餅を頬張る)

霞「…お餅を焼いただけですもの。料理とは言えないわ」

初美「最近よくお餅を持ってくるのはそう言う事だったんですねー」

霞「ちょ、ちょっとはっちゃん……それは……っ///」カアァ

初美(昨日の恨みですよー)ニシシ

姫子(しまった……そんな手があったとですか……っ!)

哩「……」ズズ…

哩「……お前、才能あっとよ」ボソ

霞「えっ」ドキ

9 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/16(水) 23:00:07.71 ID:IbDMeTRYO

霞「な、何言ってるの、いきなり」ワタワタ

哩「ん?どげんしよった?」

霞「……」

哩「……」シラー

霞「……意地悪」ムッ

哩「何のこっちゃ」クスッ

姫子「ぶ、ぶちょー!こっからの予定は?」

哩「おっと…そうやったな」

初美「温泉なんて久しぶりですよー」

霞「私たちは大掃除が終わった後入ってきたけれど……はっちゃんはお留守番だったわね」クス

初美「たかがみんなの掃除を手伝わなかっただけでこの酷い仕打ち……霞ちゃんこそ真の鬼ってやつですよー」

霞「たかが掃除。されど掃除です」ピシャッ

初美「ぶーぶー」

12 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/16(水) 23:12:47.78 ID:IbDMeTRYO

哩「そんじゃ、全員に連絡すっか」ピッピッ

姫子「ぶちょーと温泉……」

姫子(ああ……想像しよっただけで……夢見心地とです)ホワー

霞「あ、まずはお土産を買ってからにしましょう?」

姫子「えっ?」ピクッ

哩「……ほう?」ピタ

初美「そんなことしたら、後々荷物になっちゃいませんかー?」

霞「……そうなんだけどね」クス

哩「……」

哩「何かしら、考えがありそうやね?」

霞「……」ニコニコ

哩「…そいじゃ、先に土産にすっとよ」

初美・姫子「「ええー!?」」

14 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/16(水) 23:21:26.22 ID:IbDMeTRYO

仁美「……」ダラダラ

小蒔「……?……仁美さん?」

仁美「あ、ああ?どげんしよった?」

小蒔「いや……その。どうされたのかと……」

仁美「いやいや、いやいや……なんでも無かとよ?」ハハハ

仁美(……朝食?……こいが?)ダラダラ

仁美(幾ら正月ったって、朝っぱらからマグロ出て来よるとは思わんかった……)パク

仁美「……!!」ビクッ

小蒔「ひ、仁美さん?」オロオロ

仁美(格が……違……っ!)ブルブル

仁美(住んどる世界が違っとると……こうまで……!?)

15 :>>13 このスレでいい加減ケリ付けるんで今暫く目ぇつぶってて下さいオナシャス! 2013/01/16(水) 23:28:18.85 ID:IbDMeTRYO

小蒔「……」ボンヤリ

仁美「小蒔?食わんのか?」

小蒔「……いや、食べますよ……?」

仁美「……食欲、無かとやったか」

小蒔「そう言う訳では……」

仁美「……」フム

小蒔「……」フゥ

仁美「小蒔」

小蒔「なんで」

仁美「あーん」(刺身を顔の前に持って行く)

小蒔「…………!?」ビクッ

仁美「……あーん」

小蒔「ひ、ひひひひ仁美さんっ!?な、ななな何をっ!?///」グルグル

20 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/16(水) 23:40:02.39 ID:IbDMeTRYO

仁美「食わんのやったら、無理にでも詰め込むけん」ポイ

小蒔「むぐぐ!?」モグムグッ

小蒔「んぐ…んぐ…っ」ムグムグムグムグ…

小蒔「~~~~っっ」ゴクンッ

仁美「お、ようやく」

小蒔「なっ、何されるんですか!いきなりっ!///」プハッ

仁美「ははは」

仁美「……朝は食っとかんと。後々バテても知らんぞ?」

小蒔「は、」

小蒔「……はい……そうですけども」

仁美「低血圧なんか?」モグモグ

小蒔「いえ……」

仁美「そんなら、どうして」

小蒔「……」

小蒔「わからない、んです」

21 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/16(水) 23:49:41.89 ID:IbDMeTRYO

仁美「わからない?」

小蒔「……はい。……実は昨日も」

小蒔「昨日の晩辺りから、なんだか……あまり食事が喉を通らなくて」

仁美「……そう言や、貰っとったおせちも二つ三つやったな」

小蒔「食べ物を口に運ぼうとしても、……何故か、こう……胸が一杯になってしまって」

小蒔「……わ、私、病気になってしまったんでしょうか……」ズーン…

仁美「……」

仁美「……ああ、そいは病気やね」

小蒔「ええ!?」ガーンッ

仁美「しかも一度かかると中々治らん。厄介なやつよ」

小蒔「仁美さん、知ってらっしゃるんですか、この病気を……」

仁美「……まあ。その。」ポリ

22 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/16(水) 23:57:06.88 ID:IbDMeTRYO

仁美「ただ、命に別状はまったく無かとよ」

小蒔「そ、そうなんですか……どうすれば治るんですか?」

仁美「……」

仁美「私が福岡戻る頃にゃ、治っとる。多分」

小蒔「そんな……」

仁美「ん?」

小蒔「私……仁美さんと、……楽しく食事がしたいです」

小蒔「この前のお泊まりみたいに……楽しく……」ジワッ

仁美「……!」ズキッ

仁美「……」(神妙な面持ち)

小蒔「他に治し方は無いんですか?あるのでしたら教えて下さい……お願いします!」(仁美の服を掴む)

仁美「……」フルフル

23 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/17(木) 00:04:11.19 ID:zFA9rQemO

仁美「そいばっかは……小蒔次第やけん」

小蒔「…そんな…」

仁美「……」

小蒔「……」

小蒔「……せめて」

仁美「?」

小蒔「……せめて……病名だけでも教えてください……」

仁美「……びょ、…病名」

小蒔「……っ」(真剣な眼差し)

仁美「……」ダラダラ

小蒔「……」ドキドキ

仁美「……~~っ」

仁美「……ッ恋の、病…///」カアァ

小蒔「こっ!?///」ビクッ

28 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/17(木) 00:15:42.74 ID:zFA9rQemO

仁美「あ~~ッ、自惚れやって、笑ってくれッッ///」ポーッ

小蒔「こ、こい。こいの、や……///」プシュー

仁美「わ、わからんぞ?私が間違っとって、本当は違う病気なんかも……っ」ワタワタ

小蒔「恋……恋、……これが……///」ドキドキ

仁美「小蒔?小蒔さん?聞いとっか……?///」

小蒔「……///」ギュッ

仁美「ぅ……///」ドキッ

小蒔「…確かに、そうかも知れません……///」

仁美(い……いかん!こんなん、私、までっ///)ドキドキ

小蒔「そう考えたら……胸のつかえが、和らいだ気がして……///」

仁美「そ、そうか!そいはよか……っ///」

小蒔「仁美さん!///」ズイッ

仁美「ははは、はひ!?(声が裏返る)」

小蒔「もう一回……その……///」モジモジ

小蒔「あーん……って、……してくれますか……///」

31 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/17(木) 00:23:31.16 ID:zFA9rQemO

仁美「///」ボンッ

小蒔「きゃっ」

仁美(……こんなん……どういうことよッッ)

仁美(反則的に…可愛すぎ……やろ……っ///)カアァ…ッ

小蒔「だ、ダメ……でしょうか……///」(俯く)

仁美「ぐ……っ///」

仁美「っ……」(刺身を掴む)

小蒔「!」

仁美「……///」プルプル

小蒔「……っ」ワクワクッ

仁美「あ、」

仁美「あー……ん……っ///」

小蒔「あーんっ……♪」パクッ

仁美「うっ……///」ドキッ

32 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/17(木) 00:30:33.90 ID:zFA9rQemO

小蒔「もぐもぐ……」

仁美「……」ドキドキ

小蒔「んくっ」ゴクンッ

仁美「っ」

小蒔「……///」ニコッ

仁美「っっ///」ドキンッ

小蒔「……ありがとう、ございます……///」

仁美「そ、そいはちょっと……違っとるんじゃ?///」

小蒔「どうしてですか?」

仁美「その……私のせいでも、ある、やろ」

小蒔「……そうですねっ」ニコッ

仁美「……そ、そいけん……お互い様よ。こんなんっ///」

小蒔「え……お互い様……」

小蒔「……!///」ポッ

34 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/17(木) 00:39:22.24 ID:zFA9rQemO

小蒔「ありがとうございます」

仁美「……やけん」

小蒔「それでも」

小蒔「……それでも、これしか、出て来ないんです……言葉が……///」ウルウル

仁美「っ……///」キュンッ

小蒔「だから……」

小蒔「……ありがとう、ございます……仁美さん……///」ニコ…ッ

仁美「……」キュンキュンッ

仁美「……ど、」

小蒔「……?」

仁美「……どう……いたしまして///」(真っ赤な顔を見せない様にそっぽを向く)

小蒔「……はいっ///」(仁美の真っ赤な耳を見ながら花のように笑う)

36 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/17(木) 00:45:09.70 ID:zFA9rQemO

煌「……」カチャカチャ

巴「……」(顔を伏せている)

煌「……」モグモグ

巴「……」モグモグ

煌「…あ、…あの」

巴「なんでしょう…」

煌「え、えと。巴さん、料理も出来るんですね!すばらですっ!」

巴「――――――――!!///」ボンッ

煌「す、すば……?」

巴「……ありがとうございます///」(更に顔を伏せる)

煌(……う、うーんっ)

煌(さっきの事で、巴さんの機嫌を損ねてしまったのでしょうか)

煌(なんだか会話が……ぎこちないです)ウーム

40 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/17(木) 00:58:03.58 ID:zFA9rQemO

煌「こ、この目玉焼きなんて下はカリカリ上は半熟で」

煌「食感も味付けも、すばらですっ!」グッ

巴「ぁ……///」プシュー

巴「ありがとう……ござい……ま……っ///」(小声)

煌「へ?」(聞こえてなかった)

巴「!」ビクッ

煌「……」ビクッ

巴「……」カチャカチャ…

煌「……」

巴「……」モグモグ…

煌(……なんと言うことでしょう……)

巴(……か)

((会話が続かない……っ))ピシャーンッ

42 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/17(木) 01:09:33.57 ID:zFA9rQemO

煌(や、やはり機嫌を損ねて…っ)

煌(…それもそうですね。さっき、あれだけ疑いの目をかけてたのですから……)フゥ

巴(ど、どうしよう……自分の気持ちに、気付いてしまってからっ)

巴(まともに……煌さんが見れないっ)ドキドキ

煌・巴「「あの」」

煌・巴「「!!」」

煌・巴「「ど、どうぞ」」
煌「……」グヌヌ…

巴「……///」

煌(デジャヴを感じざるを得ませんね……)

巴(な、なんで私今口出ししようとしたの馬鹿馬鹿馬鹿っ!///)

煌(私、どうしてこうタイミングが悪過ぎなんですかね)

煌(おみくじはそれ程悪くなかったはずですが……)ウーン

44 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/17(木) 01:21:33.89 ID:zFA9rQemO

煌「……巴さん」

巴「!」ビクッ

煌「申し訳ありませんでした……!」ペコッ

巴「!?」ビクッ

煌「私、頭から巴さんに疑いの目を向けてしまって」

巴(へ?)

煌「私が、寝ぼけて奇行に走った可能性を考えられてなかったせいで」

巴(な、何の話ですか!?)

煌「私は……とても恥ずかしい人間ですっ!」ペコッ

巴「そ、そんな……顔を上げて下さい…」

煌「私が昨晩、寝る前にもっとしっかりしていれば……!」

巴(ああその話……いや、でも解決したはずでは……?)

巴(何故今その話を……?)

48 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/17(木) 01:33:22.23 ID:zFA9rQemO

煌「いいや!私はとても不甲斐ない人間だったんです」

煌「その証拠に…」チラッ

巴「っ」(目を伏せる)

煌「先程から……巴さんが、目を合わせてくれません」

巴「!」ドキッ

煌「私は、私は……っ」フルフル

巴「ち、違うんですっ!これは…」

煌「私は軽蔑されるべき…っ」

巴「煌さんっ!」クワッ

煌「すば!?」ビクッ

巴「ご……ごめんなさい!」ペコッ

煌「……え?」ポカーン

51 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/17(木) 01:42:17.63 ID:zFA9rQemO

巴「わ、私、私っ……///」ワナワナ

煌「は、はい……!?」ビクビク

煌(あ、あんなに顔面を紅潮させて……体も震えてっ…)

煌(ど、どれだけ怒らせてしまったんでしょうか…っ)ビクビク

巴「わた、……私!……こ、……こっ」

煌「こ?」

巴「こい……恋……///」プルプル

巴「……ッッ///」グッ

煌(あわわわわわ……)
巴「こ、故意じゃなかったなら、良いんですよっ!」ニッ

煌「えっ……」

巴「だから、煌さんが、そんなに謝られる必要はありませんっ」(無理に笑ってみせる)

巴(うう……私の意気地無し……)

53 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/17(木) 01:51:40.57 ID:zFA9rQemO

煌「は、はあ……」

煌(……良かった……そこまで悪く思われて無くて……)ホッ

煌(……って、あれ?それでは……)

煌「では、目を合わせてくれなかったのは……?」

巴「あっ……///」ドキッ

巴「え、えぇと、それは、そのっ」ドギマギ

巴「!」(煌の口元に食べかすを見つける)

巴「こ、これっ」(食べかすを指で掬い取る)

煌「あっ……?///」

巴「はむっ!」パクッ

煌「!!??///」ビク

巴「こ、これが気になって……指摘するべきかどうかを迷っ……?」

煌「あ……あ……っ///」フルフル

巴「ど、どうしたんですか?煌さん……?」

54 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/17(木) 02:00:07.78 ID:zFA9rQemO

煌「と、巴さん……今っ……///」

巴「今……?」

巴「……――――!!///」ビクッ

煌「わ、私の口元のっ……その……っ///」

巴「あ、」

巴(あああああああああ……!!///)ブシュゥゥゥウウウッ

巴(な、なんてことを!必死だったとは言え!いくらなんでも直接的過ぎる!///)ブルブル

巴(き、煌さんに、煌さんに引かれる!疎まれる!嫌われるっ!)ガタガタ

煌(……と、もえ……さんっ……///)

煌(こ、こんな……大胆な人だったんですねっ)ドキドキ

巴「あ、あああ、あの。すみません、その、お気になさらず……っ///」ワタワタ

煌「は、はいっ!///」

煌(そんな事言われても……っ)

煌(余計気になっちゃいますよおっ……!///)カアァッ

58 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/17(木) 02:14:31.30 ID:zFA9rQemO

春「……」(恋人繋ぎ)

美子「……」ギュッ

春「……」

美子「……」

春「……美子」

美子「……ん?」

春「……」(美子を見据える)

春「……好き。」ギュッ

美子「……」

美子「……ん。」ギュッ

春「……///」

美子「……///」

60 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/17(木) 02:23:13.70 ID:zFA9rQemO

春「……」(美子の肩に頭を寄せる)

美子「……」(春の頭に頬を寄せる)

春(このまま)

春(このまま、時が止まれば、いい)

春(そしたら……美子と……)

春(ずっと……ずーっと……)ギュッ
~♪~♪
美子「あ、メール……」カチャッ

春「……」

春(……わかってる)

春(そんなの、無理なんだって)

春(こと……くらい……)

61 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/17(木) 02:32:19.31 ID:zFA9rQemO

霞「着替えるの?」

哩「ああ。流石に寝間着じゃ寒かよ」

霞「それじゃあ手伝うわn」
哩「姫子ー」

姫子「はいぶちょー?」ギュンッ

哩「着替えるけん、手伝っとくれ」

姫子「ふぇ!?///」

霞「わ、私も手伝っ」

哩「ああ゙?」(メンチビーム)

霞「……ゴメンナサイ」

哩「寝室借りるぞ」(姫子の肩に手をまわす)

姫子「ひゃあ!///」ビビクン

霞「……ご自由に……」ショボン

姫子(や、役得…とですかね?///)ドキドキ

63 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/17(木) 02:39:27.35 ID:zFA9rQemO

初美「あーあ。振られちゃいましたねー?」

霞「……」

初美「……なんか言ったらどうなんですかー」

霞「……なんか」

初美(あっちゃー。こりゃあ面倒な奴ですねー)

初美「仕方ないですよー。若さにだけは勝てませんもの」

霞「……やっぱり?」

初美(からかいにマジレスされましたよー。相当参ってますねー)

初美(……やれやれ……)ギュッ

霞「!?」

初美「……私も、着替えて行きたいですねー」

初美「霞ちゃんの服、貸してください?」

霞「……はっちゃん……」

霞「大丈夫?裾とか」

初美「が、頑張ります……」

64 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/17(木) 02:47:17.24 ID:zFA9rQemO

姫子「……」プチプチ

哩「……」ヌギヌギ

姫子「ぶちょー」バサッ

哩「お?」シュル

姫子「良かとやったんですか?」

哩「……何の話よ?」

姫子「霞さん……ぶちょーん事、その」

哩「……」

哩「随分弱気やね?」(姫子の頭に手をやる)

姫子「えっ……」

哩「インハイん時は、もうちょい頼もしかとやったんにな」

哩「負け戦しよる目ぇしとるぞ」

姫子「そ、そげん事……ッ」

姫子「……あっかも……です……///」

66 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/17(木) 02:57:41.57 ID:zFA9rQemO

哩「ほー?…意外と諦め良かとやね?」

姫子「……端から見よったら」

姫子「部長と、霞さんは……お似合いとです」

哩「……!」

姫子「そいぎ、私……っ」グググ

哩「お前はそいで良かと?」

姫子「……ッッ」

哩「はっきり言うぞ。私は今、弱っとる状態」

哩「優しゅうされたり、無理矢理求められよったら……コロッと落とされっかも知れん」

姫子「なっ……」

哩「……そいけん、姫子に守って貰いたかとやったんに」

哩「そんなんじゃ、私は」ドサッ

姫子「…………ッッ」

哩「えっ……」

哩「ひ、……姫子……?」ドキドキ

67 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/17(木) 03:07:10.48 ID:zFA9rQemO

姫子「無理矢理、求めよったら」(哩に馬乗りになる)

哩「ひ、姫」

姫子「部長は落とせっとですね……?」(顔を寄せていく)

哩「姫子っ!馬鹿な考えは……っ」

姫子「馬鹿な考え?」ピクッ

姫子「ああ、私は馬鹿とでした」

哩「っ」ゾクッ

姫子「つまらん意地ば張って……心んどっかで、諦めよって」

姫子「私は……そんなん、絶対に嫌とです」(頬に手を添える)

哩「姫子……」

姫子「ここで私ん物にしてしまえば……」

姫子「イコール霞さんからも守れっとですよね……?」ニッ

哩「や、やめ……っ」ビクッ

77 :ただいます 2013/01/17(木) 03:50:24.96 ID:zFA9rQemO

哩「……ッッ」(ギュッと目をつぶる)

姫子「……」(顔を寄せていく)

哩(姫子の……息、当たって……っ)ゾクゾクッ

哩(本当に、……しよる、気なんっ……!?///)

姫子「……」

姫子「ちゅ……っ」(喉にキス)

哩「んっ……!」ピクッ

姫子「れ……っ」(鎖骨の辺りまで舌を這わせる)

哩「あッ……や……ひめぇ……ッ!」ビクッ

姫子「……」ゴクリ

哩「……///」ハァ…ハァ…

姫子「……ぶちょー」

哩「なん……ッ///」ブルブル

姫子「良かと……ですか?」(耳元で囁く)

哩「……っ」ゾクッ

79 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/17(木) 04:00:21.14 ID:zFA9rQemO

哩「い……っ……///」ブルブル

姫子「……い……?」

姫子(ああ……ッッぶちょー、めちゃくちゃ可愛かとです……ッッ)ビビクン

哩「……っ」ハァ…ッハァ…

姫子(綺麗で……色っぽくて……可愛くて……)

姫子(やっぱ、部長は素敵とです……っ)ウットリ

哩「……い」ギュッ

哩「いか……ん……っ///」(潤んだ瞳で見つめ)

姫子「ぶ……ちょ……」ドクン

姫子(こいは……)

姫子(いかん言うとるとですよ)

姫子(いかん言うとるのに)

哩(姫子ぉ……っ)

姫子(目が……誘っとる……っ)ジュンッ

83 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/17(木) 04:10:27.57 ID:zFA9rQemO

姫子「……」ハァ…ハァ…ッ

哩「……ッッ///」

姫子「……部長」(首からへそまでの身体の中心を指でなぞる)

哩「うッ……ゃ、ぁ……ッ///」ヒクッ

姫子(やめろ)

姫子(部長が)

姫子(大切な部長が嫌がっとる)

姫子(やけど)

姫子(手が――――止まらな――――)ズルッ

哩「!!///」ビクッ

姫子「はぁ…はぁ…ッッ///」(寝間着のズボンを脱がせる)

哩「や……姫子、本当にぃ……ッッ///」フルフル

姫子「部長……っ///」(股座へ手を伸ばす)

87 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/17(木) 04:17:41.65 ID:zFA9rQemO

霞「こっちは着替え終わったかしら?」バンッ

姫子「」ビクッ

哩「」ビクッ

霞「」

霞「……ふんふむ……?」ゴゴゴゴゴ

姫子「あ、あの、その、こ、こい、はっ」

哩「下ば脱がしてもらうんは嫌やったんよ」

霞「へ?」

哩「私が姫子に下脱がされるんは嫌っちゅうて、駄々こねとったんよ」

姫子「ぶ、ぶちょー」

哩「が、脱がされよったんはもう仕方無か……さっさと着替えさせてくれっ」(顔を隠す)

姫子(……部長……私の、為、に)ドキン…

霞「あらあら……」

91 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/17(木) 04:23:52.97 ID:zFA9rQemO

哩「……で、お前はいつまで覗きよる?」ギロッ

霞「そ、そんなつもりじゃ」

哩「問答無用!」(枕を投げる)

霞「きゃー!」(扉を閉める)
バンッ、ボテッ
姫子「……」

哩「……姫子」

姫子「……はっ!ぶ、ぶちょーすみません!私、私っ」ワタワタ

哩「良かとやけん早よ着替えさしてくれ……へっきし!」ブシュッ

哩「うう。……こげん格好、風邪引きよるけん」ブルブル

姫子「は、はい……」ゴソゴソ

姫子(霞さん……)

姫子(すみません…ありがとうございます……)ブルッ

106 :おはようさんです(カタカタ 2013/01/17(木) 07:37:33.65 ID:zFA9rQemO

姫子「ぶちょー…」スルッ

哩「ん」(前ボタンを閉める)

姫子「……申し訳、無かとです」(上着を羽織らせる)

哩「……そいは先程も聞きよったぞ」

姫子「……ですが…」(櫛で髪を梳かす)

哩「一度しよった会話は二度繰り返す必要無かとよ」

姫子「……」

哩「……」

姫子「ごめんなさい……」

哩「ぷっ……」クスッ

姫子「…ぶちょー?」

哩「今度は姫子が謝ってばっかやね?」

姫子「あっ……」

110 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/17(木) 08:59:05.88 ID:zFA9rQemO

哩「いつかは、私が謝ってばっかやった」ハハ

姫子「……そうですね……」(黒タイツを穿かせる)

哩「……私は」

姫子「……」スルスル

哩「私は姫子ば」

哩「好いとる……と」

姫子「!!」ビクッ

哩「ばってん、……まだああいうんは、早かとも思う」

姫子「……」

哩「……」

姫子「……そいは」

哩「ん?」

姫子「好きは好きでん……“友達の好き”……だからですよね」

哩「……!」ビクッ

111 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/17(木) 09:12:30.62 ID:zFA9rQemO

哩「そいは……」

姫子「……」

哩「そん……っ」アセアセ

姫子(私は卑怯やね)

姫子(わざと友達やって言わせにくくして……部長ば困らせとる)

哩「……す、」

姫子「!」

哩「すまん……」

姫子「……」

姫子(そんなん、わかっとったとです)(スカートを穿かせる)

姫子「……また謝っとりますよ、ぶちょー」スルッ

哩「……すまん……」

姫子「ですから…」クスッ

113 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/17(木) 09:20:14.40 ID:zFA9rQemO

初美「もう入ってもいいですかー?」コンコン

姫子「あっ…」

哩「ああ。良かとよ」

霞「それではお邪魔します」

哩「お前ん家やろ」

霞「いやあ……でも、この状況だと」クスッ

霞「ねっ?」(姫子にウインク)

姫子「……///」カアァ

哩「やけど、何故こっち来よったん?」

初美「霞ちゃん、この部屋にしか服置いてないらしくて。ものぐさですよねー」

霞「起きたらすぐ着替えられるようにしてるだけです」

哩「そいがものぐさなんやろ」

姫子「あはは」
姫子「…………」

115 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/17(木) 09:31:20.45 ID:zFA9rQemO

霞「あらあら、哩ちゃんったら……えっちな格好」

哩「どこがよ」

霞「その……脚の……ぴっちりした……///」モジモジ

哩「全国んタイツ履きよる女子に謝れ」

姫子「……」(目を伏せがちにしている)

哩(……姫子……)

哩「……そいじゃ、次はこっちが退散する番やね」(姫子の肩を抱く)

姫子「ひゃああ!?///」ビクッ

姫子「は、はひ……っ!///」テフテフ

初美「……」

霞「面白くなさそうね?はっちゃん」ゴソゴソ

初美「それはお互い様でしょう」

霞「あらあら……」ウフフ

118 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/17(木) 09:45:00.05 ID:q+ifoOxV0

ボンバーマンからどうしてこうなった

130 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/17(木) 12:26:53.80 ID:zFA9rQemO

霞「あ、あったあった」ズルッ

初美「これは……」

霞「私が小さい頃使ってた巫女服。……はっちゃんなら入るでしょう?」パサッ

初美「いや、入るでしょうけども」

霞「?」

初美「なんでこんなもん、捨てずに持ってるですかねー?」

霞「それは、こんな事もあろうかと……」

初美「かなり特殊なケースですけどねー」

霞「……何が言いたいのかしら」

初美「……ふっふっふ。当ててあげましょうか?」

初美「ずばり、霞ちゃん…あなたは……」

霞「……」ゴクリ

初美「捨てられない系女子!違いますかー?」ビシッ

霞「違います」

132 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/17(木) 12:37:32.45 ID:zFA9rQemO

初美「じゃあどうしてなんですかー」(中着を脱ぐ)

霞「だから、こういう時の為にって言ってるじゃないの」

霞「新しく買い直すのも、馬鹿にならない値段なのよ?」

初美「そんな事言ってわざわざ新しく巫女服を買って改造して私のとしたのはどこの誰でしたっけね」(襦袢を着る)

霞「それはそれ。これはこれ」フフ

初美「……まるで母親みたいな横暴さですねー」(袴を穿く)

霞「はっちゃん……それは」

初美「あっノーカンノーカン!今のは違いますから!」ブンブンッ

霞「そう……」

初美「」ビクビク

霞「……」

霞(本当は……)

霞(私の子どもに、……着て貰おうと思って……)トクン…

135 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/17(木) 12:48:24.88 ID:zFA9rQemO

霞(……なんて、本当のこと言ったら)

霞(また一層みんなにいじられそうだから、言わない)フフッ

初美「あー……真っ当なやつ着るのも久々なんで、上手く結べませんねー」シュルシュル

初美「後ろの紐、結わいてもらってもいいですか?」クルッ

霞「はいはい」ニコ

初美「……」

霞「~♪」シュルシュル

初美「なんだか、本当にお母さんみたいですねー」

霞「」ギュウウウッ

初美「ぐはっ!しめ、締めすぎです!締めすぎですよー!」バシバシッ

霞「あらあら間違えちゃった」ニコ

初美「違うんです!今のはそーいうんじゃなくて、本音と言いますか、本当の事を」

霞「」ギュウウウッ

初美「あがががが!」ガクガク

136 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/17(木) 13:00:08.02 ID:zFA9rQemO

哩「……姫子」

姫子「……はい」

哩「なんでんかんでん、お前が居てくれて助かった……礼ば言わせてくれ」

姫子「そ、そんな!別に、大したこと」

哩「姫子が居らんかったら、今頃……」

哩「あん性欲旺盛万年発情期の変態巫女に、今度こそ足腰立てんくされとる所やった」

姫子「え、ええ!?」ビクッ

姫子「あ、おせち食べに行く前……!」

哩「そ。あん馬鹿が調子乗りよったけん、こんな事態に」(姫子から手を離してふらつく)

姫子「……」

哩「姫子?」

姫子「つまり」ガシッ

姫子「部長はもう、……霞さんと」

姫子「……ッッされたと、ですか」ギュッ

哩「……あっ」

140 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/17(木) 13:14:41.42 ID:zFA9rQemO

姫子「……」

哩「……」ダラダラ

姫子「…ぶちょー?」

哩「お、おう……あ、いや、こいは違っ……」

哩(……くも、無かとやったか。一回だけ、こちらから焚き付けよったし)

哩「……」フゥ

姫子「…………?」

哩「……ああ。何回か、……な」

姫子「――――!!」ビクッ

哩「軽蔑しよったか?……お前が尊敬しとった人間も、一皮剥きゃあ女なんよ」

姫子「そ……そんな……」フルフル

哩「やけど、お前が来てくれて助かったんは本当。……あんま、加減知らんしな。あいつ」

姫子「……」ブルブル

哩「……黙っとって、……すまんかった」ギュッ

姫子「……」(震えながら哩の身体を抱き締める)

142 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/17(木) 13:25:40.22 ID:zFA9rQemO

姫子「っく……っ……!」グスッ

哩「……」(背中を撫でる)

姫子「ぶ、ちょ、っ」ヒックッ

哩「……うん?」ナデ

姫子「じゃ、ぁ、もぉッ!……ッ恋、人にッ?」グスッ

哩「……」

哩(告白はしとらんし……されとらんな……いや、されとったんかも知れんが)

哩(まだ正式な恋人同士では……無かとよな?)

哩「いや……そいは……まだ」

姫子「…っ、………っっ」ヒックッヒックッ

姫子(“まだ”……って事は……近いうち……っ)グスッ

姫子「ぶ、ぶちょーっ」スンッ

哩「……ん」ナデナデ

姫子「一つ、お、お願い、聞いて……もらえますかっ」ヒックッ

144 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/17(木) 13:33:06.92 ID:zFA9rQemO

哩「ああ……叶えられる範囲でなら」ナデナデ

姫子「……っ、ありが、と……ござい、まっ」エグエグ

哩「無理はせん様にな?」ポンポン

姫子「は、は、いっ」グシグシッ

姫子「……ぶちょー」スンッ…

哩「……姫子」ナデナデ

姫子「……」(後ろ手で哩の頭を抱く)

哩「……っ」ドキッ

姫子「……ッッ」グッ

姫子「今だけ……私ば、恋人として好きになってくださいっ」

哩「なっ」

姫子「」チュッ

哩「」

145 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/17(木) 13:41:52.65 ID:zFA9rQemO

姫子(部長……部長……ッッ)ギュウウッ

哩「んっ、ん……っ」

哩(ひ、姫子……お前……っ///)

姫子(好きです、好きです、好きです……大好き……なんです……っ)グスッ

哩(頬に、涙が当たる)

哩(唇から、姫子の震えが伝わる)

哩(……すまん姫子。……私は……最低やね)ギュッ

哩(こんな想われとるのに、私はどっちつかずな態度ばかり)

姫子(部長に伝われ、伝われ、伝われ……っ私の想い、ほんの少しやってっ)ギュウウウッ

哩(私は……私は……)

哩(……ダメよ……こげん最低な私じゃ……)パッ

哩(姫子は……勿体無さ過ぎゅう)

147 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/17(木) 13:48:30.44 ID:zFA9rQemO

姫子「……っ///」(顔を離す)

哩「……///」

姫子「……あ、ありがとう、ござい、ました……///」スンッ

哩「あ、ああ」

姫子「ちゃんと……」

姫子「ちゃんと、好きになってくれとったとですか?……キスの、最中///」モジモジ

哩「……」

哩「ああ。誰よか、姫子ば想うとった」ギュッ

姫子「……ぶちょー……///」

哩「……///」カアァ

姫子「私、私……最後まで諦めませんからっ」ギュッ

姫子「部長に恋人が出来……ううん」フルフル

姫子「部長の恋人になれるまでっ」ニコッ

哩「……姫子……」ズキッ

150 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/17(木) 14:00:12.35 ID:zFA9rQemO

初美「さー出掛ける準備オーケーですよー!」スパァン

哩「」ビクッ

姫子「」ビビクン

初美「ッ……」

初美「あれー?なんでピンクちゃんが部長さんに抱きついてるんですかねー?」

霞「普通逆よね?」ゴゴゴゴゴ

姫子「こ、こいは……っ!」パッ

哩「その……うあっ」(バランスを崩して尻餅)

初美「一応人の家ですしー、少しは自重してくださいねー?」

霞「ちょっとはっちゃん、“一応”は要らなかったんじゃないかしら」(アイアンクロー)

初美「おごごごごご!!」ビクッビクッ

姫子「あ、あはっ……ははは……///」

哩「あーいたた…」(腰を撫でる)

153 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/17(木) 14:20:32.89 ID:zFA9rQemO

哩「……お前、そんコート……」

霞「似合うかしら?」(ベージュのコートをはためかせる)

哩「……ああ。よく似合っとる」フフ

姫子「ふわー……すげえ大人っぽい雰囲気とです……」ボーッ

初美(あ、ピンクちゃんそれは……)

霞「ありがと、姫子ちゃん」ニコッ

初美(あ、あれー?)

哩「そんな服も着るんやね」

霞「意外だった?私がこういうの着るのは」

哩「ああ……正直」

初美「霞ちゃん霞ちゃん!」ピョンピョン

霞「どうしたのはっちゃん?」

初美「色が完全にご年輩さ」ガシッ

154 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/17(木) 14:22:05.75 ID:zFA9rQemO

哩「やめてやれ」

霞「はーい」パッ

初美「た、助かりましたー……」ホッ

姫子「初美さん、大丈夫とですか?」

初美「」キラン

姫子「きゃっ!?」ビクッ

初美「ここなら安全地帯ですよー」スリスリ

姫子「ちょ、初美さんってば……」

哩「……」

霞「お手をどうぞ、お姫様?」スッ

哩「どっちかと言や、お前ん方が姫に近いやろが」ガシッ

霞「細かい事気にしてたらハゲちゃうわよ?」グイッ

哩「っ!」(霞につかまる)

哩「……誰がハゲよ」ボソッ

霞「例えよ例え」クスッ

156 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/17(木) 14:32:48.59 ID:zFA9rQemO

~霞(&初美)チーム・待ち合わせ場所へ~

姫子「はぁ……やっぱ、こん時期は外すげえ寒かとですね……」ザッザッ

哩「ん……そうでも無かとよ?」

霞「哩ちゃんあったか~い」ニコッ

哩「誤解ば招きそうな発言はよせ」

初美「や、やっぱり私たちもおんぶした方があったかいですよー!」

姫子「そんなオカルトあり得ません」

初美「」ガーンッ

哩「いや、オカルトちゃうやろ……普通に熱伝導しよるし」

姫子「いやー、一回言ってみたかとやったです」ヘヘッ

初美「じゃあおんぶ……」

姫子「しませんっ」フイッ

初美「うう……」

157 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/17(木) 14:39:07.42 ID:zFA9rQemO

姫子「……」

初美「……」ショボーン

姫子「……」

姫子「初美さん」

初美「はい?」

姫子「……」ワキワキ

初美「……?」

姫子「手、……繋ぎます?」ワキワキ

初美「!」パアァッ

初美「はいっ!」ガシッ

姫子「あ、私、冷え性なんで冷たかと思われますが……」

初美「いえいえ」ギューッ

初美「十分あったかいですよー♪」ニコニコ

姫子「!」ドキッ

姫子(こいは違う、違う、ただ可愛かとやっただけで、そう、只でさえ可愛か犬や猫が可愛らしか仕草とりよった際の胸の高鳴りに近か状態でこいは決してそんな)

159 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/17(木) 14:48:41.10 ID:zFA9rQemO

~小蒔チーム・待ち合わせ場所へ~

小蒔「うう……寒いですね……」ブルブル

仁美「ああ、昼間にしては結構な冷え込みやね」ザッザッ

小蒔「仁美さんは寒くないのですか……?」ブルブル

仁美「いや、寒かよ?やけど」

小蒔「はっ!その上着は実は羊毛を刈った物で出来ていて内側がとてもモコモコしていてそれで暖かいとか……!」ピキーン

仁美「なんもかんも羊に結びつけんでくれ……」ハァ

仁美「こっちは北九州やけん、若干やけど……こっちのが気温低かとなんよ」

小蒔「あ、なるほど」

仁美「やけん、寒さには慣れとるっちゅう」

仁美「あとお前さん、手袋忘れとるからよ」

小蒔「はっ!」ビクーッ

仁美「やれやれ」

161 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/17(木) 14:57:30.75 ID:zFA9rQemO

小蒔「はわわ…どうしましょう、このままでは手が霜焼けになってしまいます」ブルブル

仁美「……」ムゥ

小蒔「かくなる上は一旦戻って……?」ポンッ

小蒔「か、片方……宜しいんですか?」

仁美「……構わんよ」

小蒔「あ、ありがとうございますっ」(右手に手袋を嵌める)

小蒔「えへへ……あったかいです」ニコ…

仁美「ばってん、私も片方寒かよ」

小蒔「あっ、そうですよね。どうすれば……」

仁美「やけん、こうする」(小蒔の左手を握る)

小蒔「っ!///」ボッ

仁美「……///」

仁美(こいは……我ながらちょい大胆やったな……)

168 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/17(木) 15:21:39.50 ID:zFA9rQemO

小蒔「……///」ザッザッ

仁美「……///」ザッザッ

小蒔「あ、あの……っ///」

仁美「ど、どげんしたと?///」

小蒔「私の……手、そのっ///」

小蒔「冷たく……ありませんか?///」カアァッ

仁美「い、いや、全然っ!///」

仁美(逆に、熱かくらいよ……っ///)ポーッ

小蒔(仁美さんの手……暖かくて、……熱くて……///)

小蒔(とろけてしまいそう……っ///)ポーッ

小蒔「……///」ザッザッ

仁美「……///」ザッザッ

169 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/17(木) 15:33:52.56 ID:zFA9rQemO

~巴チーム・待ち合わせ場所へ~

煌「……」ジーッ

巴「き、煌さん?どうかしましたか…?」

煌「巴さん……上着、ジャンバーなんですね」シゲシゲ

巴「へ、変でしたかっ!?///」ビクッ

煌「いえ、その……かっこいいなーって思いまして」ニコニコ

巴「えっ、あ、は、はい……ありがとうございます……///」

煌「巴さんの髪の色と同じ、綺麗な赤色で」

煌「すばらですねぇ……っ」ホウ

巴「……それほどの、物では……///」

煌「いやいや、特に首回りのもふもふした所なんかは」

巴「そ、そろそろ出発しましょう!?///」

煌「すばっ!?そ、そうでした!///」ビクッ

172 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/17(木) 15:53:43.00 ID:zFA9rQemO

煌「しっかし…」テクテク

巴「?」テクテク

煌(……なんだか巴さんが気になってしょうがないですね……)フム

煌(先程の、あの食べかす事件から……)ドキドキ

巴(煌さん……急に大人しくなった……?)

煌(この感覚はもしや……いえいえ、そんなことっ)ブンブンッ

巴「いたっ、いたたっ」(振り回された触角が当たる)

煌(あーもう!私なんかが恋をして良い身分では無いでしょう!巴さんは!)ブンブンブンブンッ

巴「も、もう止めてください~っ」ビシビシビシシッ

煌「すば?」ピタッ

巴「はぁ…はぁ…」ボロッ…

煌「と、巴……さん!?こんな、酷い……頬も耳も真っ赤になってますよ!」

巴「あ、いや、それは……今なりまして……///」カアァ

煌「一体誰がこんなことを……いつの間に!」

巴「どっちも貴女ですよ!///」

174 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/17(木) 16:03:34.16 ID:zFA9rQemO

~春チーム・待ち合わせ場所へ~

春「やだ」

美子「や、やだって……春ちゃんそんなワガママ……」

春「やだ。……ずっと美子とここにいたい」

美子「……」

春「今日で帰っちゃうから……尚更」

春「美子とずっと……2人で……」ギュッ

美子「」(春の手を振り解く)

春「よ、美子」

美子「そいじゃ、私一人で行くけん」(上着を掴む)

春「美子!?」

美子「……」(黙々と外出の準備を進める)

178 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/17(木) 16:15:45.31 ID:zFA9rQemO

春「ど、どうしたの」

春「私が……っ」

春「私が嫌いになっちゃったの……?」ウル

美子「……」キッ

美子「いい加減にせぇ!何時までもグチグチグチグチワガママ言いくさりよって!」ガーッ

春「ひっ!」ビクッ

美子「自分の都合で、私情で、他人ば縛り付けるんは愛と言うか!?言わんよなあ!?」

美子「そう言うんは迷惑っちゅーんよ!春ちゃんがこんなんやったら帰る時もさんざ駄々こねよって皆困らす事になるやろ!」

春「……っ」ジワァ…ッ

美子「少しは人の事もっ…考え…」サーッ

美子「……ッッ!!」(ようやく血の気が引いてきた)

美子「えっと、春ちゃん……その……っ」

春「っう……」ボロッ

春「うえええええ……っ」ボロボロッ

美子「あ、わ、わわ……ッッ」オロオロ

179 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/17(木) 16:26:27.40 ID:zFA9rQemO

春「ご、ごめん、なさいぃ……っ」ボロボロッ

美子「は、春ちゃん」

春「わ、わた、し、…わかって、たっ」ヒグッ…

春「よし、こ、のっ!やさ、しさにっ、……あ、まえてっ」ヒックッ

美子「春ちゃん……」ギュッ

春「やだった……っ、せっか、く、なかな、おりできたっ、のにっ!」

春「また、すぐ、よしこがっ、どっか、いっちゃ……っなんて……っ」エグッエグッ

美子「……」ポンポンッ

美子「…わかった」

春「え……っ?」グスッ、グスッ

美子「……部長には、30分遅れるって連絡しとくけん……」ピッピッ

美子「……春ちゃん」(春の頭を自分の胸に埋めさせる)

春「よ、美子……っ?」スンッ

美子「……落ち着くまで、こうしてよ?……2人で」ギュッ

春「……………………うん」クスン

181 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/17(木) 16:32:08.78 ID:zFA9rQemO

春「……」スンッ

美子「……」ポンポン

春「……美子」ズズッ

美子「なあに、春ちゃん」ポンポン

春「……」

春「ごめん、なさい」グスッ

美子「……私も、ごめん。いきなり怒鳴って……」ナデナデ

春「ううん……」

美子「……?」

春「……うれしかった……」

美子「……え……?」

春「……」スンッ

182 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/17(木) 16:39:55.97 ID:zFA9rQemO

美子「そいは、どういう……」

春「私……」スンッ

春「あんまり怒られたこと……無くて……」スンッ

美子「……」

春「不安だった……愛されてるのか……」

春「……見放されてるのか……」スンッ

美子「……!」

春「でも……美子は……」

春「ちゃんと、叱ってくれた、から」

春「ちゃんと、私を見て……くれた、から」スンッ

美子「春ちゃん……」ギュッ

春「……」グス

185 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/17(木) 16:46:27.62 ID:zFA9rQemO

春「ねえ……美子……っ」ギュッ

美子「……ん」ナデナデ

春「……」ズズッ

春「……大好き……」ギューッ

美子「……」ポンポン

美子「……私も」ギュッ

美子「大好きだよ……春ちゃん」

春「……っ」ジワッ

美子「あっ」

春「ぅ、あ」ポロポロ

美子「春ちゃん……また……」

春「……ううん」ポロ

美子「?」

春「……舐めてみて」

美子「!?」ビクッ

186 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/17(木) 16:51:20.18 ID:zFA9rQemO

美子(えっ……舐める、って……ええ!?)

美子(ペロッと……そういう、事よね)

美子(ええ……!?)ブルブル

春「美子……」ポロポロ

美子「……」

美子(ええい……っ)ペロッ…

春「んっ……」ピクッ

美子「……あれ」

美子「しょっぱく……無か……」

春「……やっぱり」ポロポロ

美子「涙はしょっぱかもんやと思うとったのに……どうして……?」

春「普通のより、…しょっぱくないみたい」ポロポロ

春「嬉し涙……って」ニコ…ッ

198 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/17(木) 17:32:54.07 ID:zFA9rQemO

~霞(&初美)チーム・待ち合わせ場所~

哩「む」ブーッブーッ(バ●ブ)

霞「あら、誰かから連絡?」

哩「ああ……美子から。待ち合わせ時間から30分くらい遅れるとさ」

姫子「30分!?先輩…なんかあったとですかね……?」

初美「遅れる理由は書かれてなかったですかー?」

哩「ああ……要件だけやった。書き忘れよったか、言えん事か……」

霞「なんにせよ、ここで30分多めに待つのは少し寒いんじゃない?」

哩「そうやね……」

姫子「ぶちょー!あんな所にファーストフード店が!」ビシッ

初美「そ、それは是非寄っていきましょう!」

霞「だそうで。どうします?お母さん」

哩「しゃーない……あそこで待つとするか。お母さん」

201 :ただいます 2013/01/17(木) 17:41:55.19 ID:zFA9rQemO

~某ファーストフード店~

哩「私は動けんから席取りしよるけん、頼みたかもんあるんやったら行ってきんしゃい」

霞「了解。哩ちゃんはどうするの?」

哩「……何が?」

霞「注文。ついでに買ってくるわよ?」

哩「そいじゃあ」(財布を出そうとする)

霞「はい、ストップ」(その手を制す)

哩「……なんよ」

霞「奢らせて?」ニコッ

哩「……そんなんで私ば釣ろうとして……」

霞「そ、それは誤解よ」アセアセ

202 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/17(木) 17:44:44.71 ID:zFA9rQemO

哩「じゃあどういう了見よ?」

霞「……今回は、償い……かな」

哩「……」

哩「償い、ねえ」ハァ

霞「ダメ?」

哩「ホットコーヒー」

霞「え?」

哩「ホットコーヒー。……頼んだ」

霞「……」ポカーン

霞「…仰せのままに。」ニコッ

哩「ふん……」(腕組み)

205 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/17(木) 17:55:39.69 ID:zFA9rQemO

初美「わあ、こんな所初めて来ましたよー!」

姫子「何か食べたかもんあっとですか?」

初美「えーと、あのてりやきってやつが良いです!」

姫子「そ、そげんがっつりいって大丈夫とですか?」

初美「大丈夫大丈夫ですよー!お金は持って来ましたしー」

姫子「い、いやいや。そげん問題じゃなく」

初美「?」

姫子「これから皆さんで、昼食はまた別に……」

初美「大丈夫大丈夫ヘーキヘーキですよー!」

姫子「……はあ……」

初美「私が信じる胃袋を信じろ!」ドンッ

姫子(私は軽くポテトにしとこ……)

初美「とうとう突っ込みもナシですかー……」ショーン

209 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/17(木) 18:06:13.58 ID:zFA9rQemO

哩「と、今の内に他の連中にもメールしとくか……」

哩(家出たもんは近くのファーストフード店、まだ家のもんは30分ちょい待機…と)ピッピッ

哩(……よし)カタン

哩(……そういや、またぼっちやね)

哩(毎回恒例になっとるな、こりゃ)

哩(寒くないだけ、全然マシやけど)フフッ

哩(……こーいった店も、久しぶりやね)

哩(たまに、学校帰りに部の誰かと寄るくらいやったか)

哩(金銭面に困っとる時は、専らもやしかこういう店やったな……)

哩(霞たちは、ファーストフードなぞまず店に入った事も無さそうやね)

哩(ぶっちゃけ、あいつにジャンクフードなぞ似合わんしな……)

哩(庶民の我々にはお似合いやけど)

210 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/17(木) 18:10:07.76 ID:zFA9rQemO

煌「部長、お隣良いですか?」

哩「いかんな。姫子が嫉妬しよるけん」

煌「あらら、そうでした。ではその横に座りましょう」フフッ

巴「荷物はどこに置きましょうか?」

煌「向かいの席で良いと思いますよ!」

哩「花田」

煌「はい?」クルッ

哩「おはよう」ニコッ

煌「……」ドキッ

煌「…おはようございますっ!」ニコッ

213 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/17(木) 18:18:02.27 ID:zFA9rQemO

哩「仁美は見たか?」

煌「先輩は今注文してるのを見ました。私達は、先に荷物を置こうと思いまして」

哩「成る程な」

巴「こういう所、初めてで……どうすれば良いのか……」オロオロ

煌「あ、それでは説明しますよ!こちらへ!」グイッ

巴「あっ、き、煌さん……っ///」

哩「……まったく、騒がしか連中よ」

霞「まったくね?」(ホットコーヒーを哩の前に置きながら隣に座る)

哩「早かとやったな」

霞「私もおんなじの頼んだもの。一度にやってもらえたから」

姫子「ぶちょー!」

初美「ここに座ればいいんですねー?」

霞「ほら、哩ちゃんが人気だからもっと騒がしくなるわよ?」

哩「あんまモテるのも考え物やね」ズズ…

216 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/17(木) 18:25:34.81 ID:zFA9rQemO

初美「はむっ、はむっ」モクモク

霞「はっちゃんったら、ご飯前にそんなにかぶりついちゃって」

初美「ちゃんとご飯も食べますよー!」

姫子「ぶちょーはポテト、ケチャップ派ですか?ソース派ですか?」

哩「なんも付けん派やね」

姫子「了解しました。はい、あー……」

哩「いや、やらんぞ」

姫子「あー……」

哩「やけん……」

姫子「あ~~…………っ」プルプル

哩「~~っ」

哩「あむっ」パクッ

姫子「えへへ……」(少し哩の唇が触れた指を舐める)

哩「……っ///」ゾクッ

219 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/17(木) 18:33:34.49 ID:zFA9rQemO

霞「……」チラ

霞「」(自分のコーヒーを右手で持ち、哩のコーヒー目掛け左手を伸ばす)

哩「なんばしよっと」ガシッ

霞「あっ」

哩「な・ん・ば・し・よ・っ・と?」(睨み付ける)

霞「あ……あったかさを比べようと思って!私のと!」

哩「……そうか」(霞の手を掴んだまま自分のコーヒーを取る)

哩「そんな温度が気になっとったとは」(コーヒーの蓋を取る)

霞「ま、まさか」

哩「正解」(霞の手にコーヒーを垂らす)

霞「あづぁぁああああああ!?」ビクビクッッ

初美「因果応報、ですねー」

姫子「う、うわぁ……」

220 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/17(木) 18:35:40.95 ID:qEKjE4M+0

なんでや!ぶちょーはドMのはずやろ!

221 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/17(木) 18:36:05.51 ID:UM/Tj3W60

S(白水)・M(哩)

222 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/17(木) 18:36:44.99 ID:ms3JOj9d0

>>221
天才じゃったか

224 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/17(木) 18:44:36.77 ID:zFA9rQemO

霞「すん……すん……」(はっちゃんの注文していた水を腕に当てている)

哩「こいで当分は懲りたか」

姫子「ぶちょー……やり過ぎでは」

霞(姫子ちゃんナイスフォロー!)グッ

哩「こいつがこん状態になるまで何しよったか覚えとるか」

姫子「い、いや……なにぶん一瞬の出来事だったんで……」

哩「腕に垂らしたコーヒー。必死に舐めとってたんよ」

霞「」ギクッ

初美「勿体無いからではー?」

哩「自分のがあるやろ?…つまり霞、お前は」

哩「私の唾液が幾らか入ったコーヒーを……飲みたかったんよなぁ?」(低い声で)

霞「!!///」ビクビクッ

初美「…もー救いようがありませんねー」

姫子「あっ……」(察し)

227 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/17(木) 18:55:34.91 ID:zFA9rQemO

仁美「やっぱシェイク一択やね」チュー

小蒔「しぇいく?」(小首を傾げる)

仁美「ええと……なんちゅうかな……」

仁美「コップん中で、そんままソフトクリーム溶かしよった……感じか?」

小蒔「??」

仁美「……飲んでみっか?」

小蒔「えっ……良いんですか!?」ガタッ

仁美「とりあえず座れ。……今からもう一個頼んでくるけん……」

小蒔「この仁美さんのではダメなんですか……?」

仁美「!?」ビクッ

小蒔「?」

仁美「お、おま、お前、真面目に言っとんのか?」

小蒔「失敬な!私はいつでも真面目なつもりですっ」プンスコ

仁美(……すあーっぱりわかっとらんな……)

228 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/17(木) 19:04:30.39 ID:zFA9rQemO

仁美「えーと……こいはもう、私のつば付いとっけん」

仁美「そんなん口に入れよったら……その……なんちゅうかな……」

小蒔「?……知ってますよ?」

仁美「へ?」

小蒔「私、それでも大丈夫ですっ」フンスッ

仁美「い、いやいや!ばっちいやろ?」アセアセ

小蒔「仁美さんのなら……」(唇に触れる)

仁美(うっ……///)ドキッ

小蒔「私、平気ですっ」ニコッ

仁美(こ……こいつっ……いつか悪か男にコロッと騙されそうやね……っ///)

小蒔「……あっ!私のつばとかが付くのが嫌だったのでしたら、私は……その」

仁美「だ、誰もそげん言うとらんやろ!///」

小蒔「えっ……///」

仁美「あっ、……~~っ///」カアァ

234 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/17(木) 19:18:07.83 ID:zFA9rQemO

小蒔「じゃ、じゃあ……///」

小蒔「いただきます、ね…///」

仁美「もぉ好きにせい……///」

小蒔「あ~……」

仁美(ああ……嘘やろ、たかがシェイク回し飲みしとるだけよ?)

小蒔「あむっ」

仁美(そいぎ……っ)

小蒔「……んんっ」ズチュウ…ッ

仁美(こげん、えろっちく感じよる……!?///)カアァッ

小蒔「んみゅっ……」(ストローを抜いた口端から白い筋が垂れる)

仁美「ひっ!?///」ビクンッ

小蒔「んく……っお、……おいしいです~っ!」キラキラ

仁美「そ、そか。そいは良かとやった」ドキドキ

小蒔「こんなすばらな物があったなんて!ありがとうございます、仁美さんっ」(両手を握り無意識の上目遣いで見上げる)

仁美「い……良いから口拭かんか……っ!///」プシューッ

246 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/17(木) 20:06:13.32 ID:zFA9rQemO

美子「……」(手で後ろ髪を梳く)

春「……」

美子「……もう、行こ?」

春「……」コクン

美子「着替える?」

春「……いい」

春「……」(立ち上がり、クローゼットに向かう)

美子「春ちゃん……」

春「……上着だけで、いい」(赤いロングコートを取り出す)

美子「わ……かわい」

春「本当?」パアッ

美子「うん。春ちゃんらしくて、すっごくかわいか」

春「……」(目を細める)

248 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/17(木) 20:12:38.79 ID:zFA9rQemO

春「あと……これ」(マフラーを取り出す)

美子「わ、可愛……え……」ズルズルズルズル

春「2m」ニコッ

美子(……長っ……)

春「これだけ、長ければ」

美子「あ……うん」

美子・春「「2人で巻ける」」

春「」クスッ

美子「……」ナデ

春「美子……巻いて」(目を瞑って上を向く)

美子「はいは……い」ピクッ

美子(こん体勢……)

美子(キスせがんどる……みたい……///)ドキッ

250 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/17(木) 20:23:14.57 ID:zFA9rQemO

美子(少しくらい……やったら)

美子(良かと……よね……?)ソーッ

春(まだかな……)

美子「んっ」チュッ

春「ん!?」ピクッ

美子「んん~~……」ギューッ

春「ん、んくっ……」ギュッ

美子「ん、ん、ん」(唇を細かく動かして啄む)

春「んん、んっ!?んぐ……っ///」ピクッ

美子「ん……」チューッ

春「ん……っ///」

美子「……ちゅぱっ」

春「ぁふ……っ///」トロ…ッ

美子「……春ちゃんごめん。我慢、出来んかった///」ハハ

春「ば、……ばかよしこぉ……っ///」カアァッ

253 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/17(木) 20:34:41.58 ID:zFA9rQemO

美子「じゃあ、こっちも上着、着るけん」(ダッフルコートを羽織る)

春「もう……っ」(目を閉じて顔を上に向ける)

美子「……やっぱり、キスしたくなるくらい可愛か」フニフニ

春「ふぉ~ひょひこぉ~……」フニャフニャ

美子「」クスッ

美子「」チュッ

春「んっ…」ピクッ

美子「ふふ……」(マフラーをかけ、春と自分に巻いていく)

春「ほんと……ばか……っ///」カアァ

美子「ごめんってば。ね?」シュルシュル

春「……早くしてよ///」プイッ

美子「はい完成……さ、行こっ?」ギュッ

春「……うん」ギュッ

257 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/17(木) 20:52:05.29 ID:zFA9rQemO

美子「って、わああ!?」ビクッ

春「ど、どうしたの」ビクッ

美子「30分遅れにも遅れる……春ちゃん!」(お姫様抱っこ)

春「ひゃ……!?///」

美子「しっかり捕まっとって……!」ダダダダダダッ

春「……///」

美子「えーと、えーと……」キョロキョロ

春「美子、待ち合わせ場所って……?」

美子「え、えぇとっ“永水新道”っていうバス停!」

春「そこを真っ直ぐ行って、左に行って道なり…」

美子「ありがと…!」ギュンッ

春「よ、美子、は、速い~……っ」グルグル

259 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/17(木) 21:04:22.43 ID:zFA9rQemO

美子「つ……着いたぁ……」ハァハァ

春「美子……誰も、居ないけど……」キョロキョロ

美子「置いてかれよったかな……」(携帯を開く)

春「そんな……」

美子「……うん、30分まであとちょいあるし……」

春「わ、私の……せいで……」ワナワナ

美子「……大丈夫。春ちゃんは悪く無かとよ」

春「でも……っ」

煌「美子先輩~~っ!」(走りながら手を振る)

美子「煌ちゃん!」

巴「はるるちゃんーっ!」タッタッ

春「…巴」

霞「お待たせして申し訳無かったわ」ギュンッ

哩「おま……っ早過ぎゅ……うっぷ……」(乗り物酔い)

霞「あらあら。ちょっとはりきり過ぎたかしらね?」フフ

262 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/17(木) 21:14:22.29 ID:zFA9rQemO

初美「はぁ、はぁ、霞ちゃん、たちが、長々くっちゃべってるのが、いけないんですよー……」ゼェゼェ

姫子「初美さん、大丈夫とですか?」(走り慣れてる)

小蒔「す、すみません、遅れましたっ」

仁美「まあ、時間的には丁度やし……」

小蒔「仁美さんが走らせてくれなかったのがいけないんですよ、もぉ~っ」

仁美「お前が走りよったら前の将軍が暴れん坊になるやろ!」(比喩)

小蒔「?」

美子「……ね、間に合った」ニコッ

春「……」

哩「美子、おはようさん。体は大事無かと?」

美子「おはようございます部長、私はなんとか……」

初美「はるる、良い事はありましたかー?」

春「うん…」

266 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/17(木) 21:34:16.63 ID:zFA9rQemO

姫子「どうしてわかったとですか?」

初美「ながーくはるるを見て来た私にはわかります」

初美「はるるが通常時、口の端が持ち上がっている事は滅多に無かった!」カッ

姫子「そ、そうなんですか」

哩「お、丁度バス来よったけん……総員下がれー」

霞「はーい」

哩「バスん料金は私が払っとくけん、皆は乗るだけで良かとよ」

煌「そんな!納得行きまs」

姫子「黙っとき」

「お客様、何名様で」

霞「大人9人の子ども1人で」

「かしこまりました」

初美「そこかしこまっちゃうんですかー!?」ビクッ

270 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/17(木) 21:48:46.56 ID:zFA9rQemO

~バス内~

哩「お前達、今回も静かにな」

仁美「了解」

小蒔「バス乗るのも久々です~っ」

仁美「し、静かにせんか……」アセッ

煌「巴さん、お静かにお願いしますね?」

巴「あ、貴女が言いますかそれっ///」(小声)

美子「春ちゃん、お口チャックね」

春「……」コクン

姫子「初美さん、騒ぐのはナシとですよ?」

初美「姫子ちゃんが塞いでくれるなら……」

姫子「えっ!?///」(小声)

初美「冗談ですよー」ハッハッ

霞「今のところはっちゃんが一番うるさいわよ……?」(耳元で囁く)

初美「……」ガタガタ

272 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/17(木) 22:00:56.78 ID:zFA9rQemO

春「……」(初美の会話を聞いていた)

春「やっぱり私、騒ぐ…」

美子「ええっ」

春「止めたかったら……」(マフラーを口元から離す)

美子「…!」ドキッ

春「美子が……ふ、塞いで……///」ドキドキ

美子「み、皆居るけん……そいは……///」アタフタ

春「……すぅ…」

美子「!」

春「ううう……っ」(肺に空気を溜めている)

美子「……っ!」(手で春の口を塞ぐ)

春「!?」

美子(は、鼻も塞がんと、鼻から声漏れよるっ)

春「…!…!……――――!?///」ビクッビクッ

277 :春ちゃん失神ルートで行こうかと思ったけどググったら怖い結果しか無かったから取り止め 2013/01/17(木) 22:17:50.63 ID:zFA9rQemO

霞「え、えーと……美子ちゃん?」

美子「はい……?」

霞「それ、春ちゃん……その」

美子「?」

春「」グッタリ

美子「……あっ」

春「しぬかと……おもった……」ヒュー…ヒュー…

美子「ご、ごめん春ちゃん……」

春「……確かに……塞いでって……言ったけど……」ヒュー…ヒュー…

美子「気が動転しよってたけん……本当にごめん……」

霞「ともあれ、大事にならなくて良かったわ。変わらず静かにね」シーッ

美子「はい……」シュン

春「…うん…」ヒュー…

283 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/17(木) 22:44:34.93 ID:zFA9rQemO

仁美「……」

小蒔「……っ」ウズウズッ

仁美「……騒ぎたかと?」ボソッ

小蒔「!」ビクッ

仁美(わかりやす……)

小蒔「い、いえそんな、ことは」(小声)

仁美「意地張らんでも良かとよ……結果として、大声出しとらんし」

小蒔「仁美さん……」

仁美「……やけん、まあ、その……」

仁美「…えらいぞ。小蒔…」ナデ

小蒔「……っ///」

小蒔「……っ!」ニコッ

仁美(……うう……っ)キュンッ

仁美(私……こいつにハマっとるんか……?)

288 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/17(木) 23:01:58.48 ID:zFA9rQemO

小蒔(撫でてもらえた!仁美さんに撫でてもらえた!)ウズウズ

小蒔(嬉しいです……無性に叫び出したいですっ)

小蒔(ですが、我慢我慢……目的地に着くまでの……!)

小蒔(そうか、心の中で叫べば誰にも迷惑はかからない!)

小蒔(すぅ……)

小蒔(仁美さぁぁぁああん!)ギュッ

仁美(お……?)

小蒔(大好きですよぉぉぉぉっ!!)ギューッ

仁美(い、いたたたたた!!)

仁美「こ、小蒔、小蒔っ」(小声)

小蒔「はい……?」

仁美「人ん腕握るんは良かとやけど、力強過ぎやってっ」(小声)

小蒔「す、すみません……っ」

290 : 忍法帖【Lv=40,xxxPT】(1+0:15) 2013/01/17(木) 23:13:17.97 ID:iyFuEM8uP

そろそろキュン死するわ

294 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/17(木) 23:26:55.60 ID:zFA9rQemO

煌「温泉、楽しみですねっ」

巴「はい…」

煌「巴さんは、どんな温泉が好きですか?」

巴「えーと…」

巴「温泉なら、みんな好きです。どれも風情がありますし……」ニコ

煌「私はなんといっても露天風呂ですね」

煌「雄大な空、景色、得も言われぬ開放感っ……すばらですっ」

巴「確かに、露天風呂は最高ですね」

煌「おお、わかってくれますか!」

哩「花田」

煌「あ、……す、すみません」シューン

巴「……」クスッ

巴(煌さんの可愛らしい一面も……すばらです♪)

297 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/17(木) 23:36:28.76 ID:zFA9rQemO

初美「ふぁぁあ……」

姫子「初美さん、眠かとですか?」

初美「んん……お腹がいい感じに満たされましたからねー」

姫子「こいから皆で昼食なんですけどね……」

初美「大丈夫大丈夫……」ウトウト

姫子「おっと」トサッ

初美「すぅ……すぅ……」

姫子(…眠りが浅かとやったんですかね)ナデナデ

姫子(にしては寝付くの一番早かったような…)

初美「すぅ……すぅ……」

姫子(……眠っとる姿は、年相応なんですけどね)フフッ

姫子(……って、年上とでしたこの人!)ビクッ

姫子(やっぱ年不相応とです……)

298 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/17(木) 23:40:29.98 ID:zFA9rQemO

哩「……」

霞「哩ちゃんっ」ヒョコッ

哩「失せろ」

霞「つれないわね」

哩「……なんよまったく」

霞「暇なの……」

哩「失せろ」

霞「ぶーぶー……」

哩「……」

霞「……」

霞「……哩ちゃんってさ」

哩「ん?」

霞「動物で表すなら……ライオンよね」

哩「……ライオン?」

300 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/17(木) 23:46:29.64 ID:zFA9rQemO

霞「そう……自分は1人でもやってける、生きてける」

霞「そんな顔で、一人用の座席に座っちゃうライオン」

哩「……何が言いたか?」

霞「でもね、実はライオンはとっても寂しがり屋なの」

霞「だからオスはメスしかいない群れを作る」

哩「……」

霞「本当は1人で寂しい。だけど仲間達の手前、弱さを見せられない」

哩「……」

霞「違うかしら?寂しがり屋のライオンさん」

哩「……ぃ」

霞「ん?」

哩「……」スー…

霞「……」

哩「……」スー…スー…

霞「えぇ~……」

303 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/17(木) 23:55:01.52 ID:zFA9rQemO

哩(まったく……)

哩(お前は何者なんよ……人の心読みよって)

哩(そげん…弱か所、見せた覚えは無かとやったのに…)

哩(訳わからん……)

哩「……」スー…スー…

哩(やけど…)

哩(……“違わない”)

哩(なんて……)

哩「……」スー…スー…

哩(悔しかけん、死んでも言ってやらん)

霞「寝ちゃったなら仕方ないわねぇ……」

哩(っ!?)(薄目を開ける)

霞「ん」(人差し指と中指を合わせて、先っぽにキス)

霞「♪」(哩の唇にその人差し指と中指を押し当てる)

哩(ひっ……///)ゾク…ッ

305 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/18(金) 00:05:36.42 ID:37ADGAZHO

「次は~円井戸温泉前、円井戸温泉前……」

哩「」パチ

霞「おはようライオンさん?」

哩「…いつまで言っとる」

霞「良い例えだと思わない?不器用な哩ちゃんを的確に表現してるっていう」

哩「うっさい。…早よ全員に降りるよう伝えて来んかっ」

霞「ちぇー……」

哩「……」

哩「はぁ……まったくあいつは……」

哩(……もし、本当に私がライオンやったとしたなら)

哩「そいば喰う…お前は何なんよ……」ボソッ

哩「ちっ……///」カアァッ

311 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/18(金) 00:23:08.97 ID:37ADGAZHO

~目的地・円井戸温泉~

哩「えー……まずは全員居るか各自確認せい」

霞「哩ちゃんの女房役、居ます♪」

哩「はい私の便所サンダル良し」

霞「べ……っ」ガーンッ

小蒔「え、えーとっ……ひ、仁美さんの女房役、居ますっ///」カアァッ

仁美「そんな照れるんやったら真似せんで良かとよ!?」

哩「はいひとひめコンビ良し」

煌「巴さんの良き理解者、居ます~」

巴「ずっとこのスタイルで行くんですか!?」

哩「はい人畜無害ども良し」

春「美子のお嫁さん、居ます」

美子「ええ!?///」

哩「はい犯罪者予備軍良し」

美子「えええ!?」

314 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/18(金) 00:29:33.60 ID:37ADGAZHO

初美「私のおもちゃ、居ます~」

姫子「おもちゃ扱いとですか私!?」ガーンッ

哩「はい補導経験者ども良し」

姫子「そいはもう済んだ話とですよ!?///」

初美「補導?」

哩「福岡ん時青い服したおっさんに話しかけられとったろ」

初美「はい」

哩「それよ」

初美「ああー成る程成る程」

姫子「うう……経験したくてした訳じゃあ……」フルフル

哩「…さ、全員居ったな」

哩「こっから待ちに待った温泉……」

煌「わーい!」

哩「……の前に土産。そっから昼食」

煌「ズコーッ」ズルッ

319 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/18(金) 00:46:12.10 ID:37ADGAZHO

哩「はい全員、今一度注目~」パンパン

哩「3時から昼食にするけん、そいまで自由」

哩「騒がない。はしゃぎすぎない。人様に迷惑はかけない」

哩「ゴミは極力持ち帰る。ポイ捨てなぞ以ての外やけん」

哩「ルールば守って正しく土産ば選んで来い。3時になったらあん食事処集合。質問は?」

霞「はーい!」

哩「…はい便所サンダル」

霞「その呼び名止めて……」クスン

哩「はよせい。お前のせいでみんなん貴重な時間奪いよるけん」

霞「わかったわ。それじゃあバナナはおやつに入」

哩「はい行動開始!なんかあったら私に連絡すっとよ!」パァン!

ほぼ全員「はーい!」

霞「……ぶーぶー」

320 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/18(金) 00:48:55.10 ID:PHyXkPYN0

完全に引率の先生ですね

322 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/18(金) 00:57:51.90 ID:37ADGAZHO

仁美「鹿児島土産言うたら、何があっか……」

小蒔「やっぱり有名なのは、サツマイモを使った色んなお菓子とかですかね?」

仁美「ほー。なんかオススメとかあったら教えてくれんか?」

小蒔「そうですねえ……」

小蒔「このケーキなんかどうでしょうか。5個入りですし、ジュースにも合いそうです!」

仁美「合いそうって……私に合わせてくれるんは嬉しかとけど」

小蒔「はい?」

仁美「もしかして……小蒔、自分で食ったことは」

小蒔「あ、はい……無いです」シューン

仁美「やっぱりか…」

小蒔「す、すみません……おやつも和風なものばかりなので……」

仁美「和風な方やったら、どんなんが好きなん?」

小蒔「どれも美味しいですが……そうですね……」ムムム

324 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/18(金) 01:07:33.48 ID:37ADGAZHO

仁美(真剣に考えとるな……そんくらい、私に良いもん選んで欲しかとやったか)

仁美(……本当、良い子に好かれよったもんよ。まったく……)

小蒔「これです!」バッ

仁美「なになに……ごまだれ餅?」

小蒔「はい……この餅をかじった時にじゅるるんと溢れるごまだれがまた絶品で……」ジュル

仁美「よ、よだれ出とるぞ」

小蒔「はっ!…わ、私ったら、はしたない」ゴシゴシッ

仁美「こらこら、袖で拭きよるんはもっとはしたなかよっ」パシッ

小蒔「あ…」

仁美「まったく…」(ハンカチを出してよだれを拭き上げる)

小蒔「……///」カアァッ

仁美「良し。……ん?どした?」

小蒔「いえ……その、ありがとうございます……///」

仁美「ああ……良かとよ」ニコ

328 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/18(金) 01:20:36.31 ID:37ADGAZHO

煌「さすがにガンジーも裸足で殴るレベルTシャツは無いですねー」

巴「そうですね…ってあったら買うんですか!?」

煌「いや、探してるだけです」

巴「そ、そうですよね…」

煌「あ、でもかの有名な“働いたら負け”Tシャツがありますよ!」

巴「有名なんですか!?」

煌「決めました!私、これにしますっ!」

巴「しかも買うんですか!?」

煌「いやあ……名言ですよねえ。“働いたら負け”。しびれます」クーッ

巴「迷言の間違いなのでは…」

煌「何をおっしゃいますか、この言葉は深いんですよ!?」

巴「はあ…」

332 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/18(金) 01:39:58.25 ID:37ADGAZHO

煌「この“働いたら負け”っていう名言を残した人は」

煌「実は今、どこかの空港で働いてるらしいのです!」

巴「ええ!?」

煌「今では結婚もし、新しい家族も出来たとか…」

巴「自分で負けと言っておいて自分から働くとは…」

煌「ええ。中々出来ることではありません」

煌「私は、誰かの為に自ら負けを選んだこの人を尊敬しています…」

巴「煌さん…」

巴(初めは、とんでもない世捨て人の妄言かと思ってたけど…)

巴(この人、根は立派な、すばらな方だったんですね…!)

仁美「あ、実際そいは他人の空似、別人やったらしいぞ」ヒョコッ

小蒔「仁美さん?どうされました?」

巴「ええ!?そ、そんな…」チラッ

煌「」

巴「き、煌さん!煌さーん!」ガクガク

335 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/18(金) 01:48:18.83 ID:37ADGAZHO

美子「うーん……」

春「どうしたの?」

美子「何買うべきなんか、迷っちゃって」ウーン

春「……」

美子「春ちゃん、いいお土産知っとる?」

春「…任せて」ニコッ

美子「うん、お願い」

春「……♪」

美子(にわかせんぺい喜んでくれた春ちゃんやし、面白い系なんかな…)

春「はい」ヒョイ

美子「?」

春「……かりんとう饅頭」フンスッ

337 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/18(金) 01:59:04.76 ID:37ADGAZHO

美子「か、かりんとう饅頭?」

春「……」コク

美子「どんな感じの物なんか、まったく想像つかん…」

春「試食、してみる……?」

美子「へ?……出来るん?」

春「」テクテク

春「あの」

「あら、可愛いお客さん。どうしたの?」

春「」スッ

美子「えっ、わ、私!?」ビクッ

「あらあらこちらも可愛い顔して……ご用件は何かしら?」

美子「え、えと、あの、そのぉ……っ///」カアァッ

「?」

美子「こ、これ、試食してみても……良かとですかっ!?」バッ

「ああ、かりんとう饅頭。ちょっと待ってね」

342 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/18(金) 02:11:52.74 ID:37ADGAZHO

「はい、どうぞ」

美子「あ、ありがとうございます……」

美子「はむっ」サクッ

美子「!?」ビクッ

「だ、大丈夫?」

春「」ニコ

美子(外はカリカリ中しっとり……)モグモグ

美子(香ばしい外側から……ぐわっと広がる内側の、黒糖の上品な風味……!)ジーン

美子「春ちゃんっ!」ガシッ

春「……どうだった?」ニコ

美子「最高やった。こいは自慢のお土産よ……!」キラキラ

春「よかった…///」

美子「お姉さん!これ、一箱くださいっ!」

「え、えーと。毎度あり……?」タジッ

344 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/18(金) 02:30:23.22 ID:37ADGAZHO

姫子「うーむ……」

初美「お悩みのようですねー」

姫子「初美さん……」

初美「お土産が……選択肢がありすぎて選べない。そんな顔してます」

姫子「いや、まあ十中八九そうですよねこん状況やったら」

初美「いやー、でも急にあの日で苦しみ出したとか」

姫子「そんな酷かやつやったらトイレ行ってますって!?」

初美「ええい!とにかく私オススメのお土産を教えて欲しいのでしょう!?」

姫子「いえ……それほどでは……」

初美「えっ」

姫子「まあ困っとったら2つ3つ、買っときゃ良か話とですしー」

初美「……」

姫子「別に教えてもらわんくても、お土産売上ランキングがここに紙に張って…」

初美「……」ウルウル

姫子「す、すみません!ちょっとからかい過ぎたとです!」アセアセ

347 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/18(金) 02:49:12.19 ID:37ADGAZHO

初美「……」ブスッ

姫子「え、えーと。初美さん…?」

初美「……」ムスー

姫子「むぅ……」

姫子「は、初美さんにオススメのお土産教えてもらいたかとです」

初美「」ピクッ

姫子「やっぱ私だけじゃ選べんしー……現地の人に聞かんとわからんけん……」チラッ

初美「まったくもー、しょうがないですねえっ!」バッ

姫子(しょうがなかとなんはあなたですよ……)フゥ

初美「そんなしょうがない姫子ちゃんにはこれ!黒豚ケーキ!」

姫子「うわあ、むかつくパッケージとです」

初美「勿論中に豚は入ってません」

姫子「そりゃあケーキですもんね……」

350 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/18(金) 03:04:35.04 ID:37ADGAZHO

初美「あとはこちらですかね。黒豚くんクッキー」バーン!

姫子「あ、こっちは可愛……って」

姫子「なんだかさっきから黒豚ばっかとですね……?」

初美「だってなんだかそんな感じじゃないですかー?」

姫子「し、失敬な!私のどこが豚みたかとですか!?」

初美「……部屋?」

姫子「色だけで判断せんでくださいよ!」

初美「あとピンクちゃんってあだ名から……」

姫子「そいはあなたが勝手に部屋から付けた奴でしょう!?」

初美「あれ、そうでしたっけー?」

姫子「はぁ……」(頭を抱える)

初美「いやーすみません、お詫びに私の一番好きなお土産を紹介しますねー」ポリポリ

姫子「豚関連以外でお願いしますよ……」

353 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/18(金) 03:17:17.96 ID:37ADGAZHO

姫子「……こんフワフワしとるひよこみたかお菓子とですか?」

初美「ええ。かすたどんですよー」

姫子「かすたどん……可愛か名前とですね」

初美「見かけで判断しちゃあ痛い目見ますよー。このフワフワの外見から、中はじょわーっと!とろーっと!」

姫子「……」ジュル

初美「と言うわけで、私のイチ押しはこのかすたどんです」ペシペシ

「あ、商品叩かないでねー」

初美「す、すみませんっ」ピャーッ

姫子「あーあ。初美さんったら最後まで締まらんとですね?」クスッ

初美「…大人には色々あるのですよー」

姫子「……まあ。こいは、気に入ったとです」ヒョイッ

初美「…えへへ」

姫子「参考になったとです。ありがとうございました、初美さん」ニコッ

初美「……///」(目を伏せる)

355 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/18(金) 03:32:31.49 ID:37ADGAZHO

霞「さーてお嬢様、まず何から見て行きましょうか?」スタスタ

哩「……なんのつもりよ?」(おんぶされてる)

霞「哩ちゃんにもお土産、買って貰おうと思って」

哩「……私は、……良かとよ」

霞「どうして?」

哩「今は満足に動けんし、別に土産ば渡す相手も限られとる……何より、皆の集合場所に」

霞「はいはいライオンさんっ」

哩「……む」

霞「私は、哩ちゃんにも鹿児島を見て貰いたい。楽しんで貰いたい」

霞「福岡ではお土産買わせてもらったから……そのお返しもあるし……荷物は、私が持つから……ね……?」

哩「……3時には」

霞「!」

哩「3時には、間に合わせっとよ……///」フイッ

霞「……うんっ」

357 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/18(金) 03:42:14.39 ID:37ADGAZHO

霞「これはどうかしら?」

哩「……どれよ?」

霞「えーっと、その白波っていうやつ」

哩「私の目が悪くなきゃあ、ここ焼酎以外置いとらんように思えるが」

霞「そうよ?地酒コーナーですもの」

哩「……どっから突っ込んで欲しか?」

霞「出来れば、突っ込む側が良いわね?」ニッコリ

哩「お前……っ」ワナワナ

霞「結構飲めそうな雰囲気出してたから……」

哩「お前とは違うとるけん」

霞「あっ、ひどーい」クスクス

哩「お前の頭ほどじゃ無かとやけどな」

360 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/18(金) 03:56:15.33 ID:37ADGAZHO

霞「きびなごとかどうかしら」

哩「良かとやね」

霞「哩ちゃんカルシウム足りて無さそうだし」

哩「ん?」(両手で首を絞める)

霞「くっ、けはっ、し、しんじゃう、しんじゃうっ」(絞めている手を叩く)

哩「一言多いんよ、お前は」

霞「けほけほ……っ……あ、さつま揚げとかもあるわね」

哩「ようやくまともになりよったな」

霞「鹿児島名産黒豚のジャーキーとかもあるわよ?」

哩「うん」

霞「黒豚はチャーシューもスモークもあるから、よりどりみどり…」

哩「うん、さっきから全部おつまみやないか!!」ガーッ

霞「……哩ちゃん、普通にそういう雰囲気あるから……」

哩「もう、そういうんは良かとよ……」(ツッコミに疲れてきた)

364 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/18(金) 04:18:24.83 ID:b5GovbCB0

霞さんに熱燗勧められたら断れない

365 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/18(金) 04:20:53.52 ID:37ADGAZHO

哩「……お前、真面目に土産選ばせる気あっか?」

霞「ごめんなさい、次は真面目に紹介するわね?」

哩「端っからまともにせえ……」

霞「はい、これ」

哩「この四角形しよるもんは……?」

霞「これはね、きんつば。高級なお饅頭みたいな物かしら」

哩「きんつば……名前は聞いたことあっけど……」

霞「更に、これの元に使われているさつまいもはね、“安納芋”っていうの」

哩「あんのう……?」

霞「従来のさつまいもより、甘さが桁違いなのよ。ホクホク感は無いけど、独特の粘り気のような物があって……」

哩「そんなさつまいもがあったんか……」

霞「国のお偉いさん方にも献上されるくらい、凄いお菓子なのよ?」

哩「…説明聞いとるとめっちゃ高そうやけど……」

霞「ところがどっこい6個で900円なの。ここが一番凄いところよね」

哩「ほー……そいなら友清の分もわけられよるな」

385 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/18(金) 09:55:28.93 ID:37ADGAZHO

霞「説明は以上になりますが、いかが致しましょうお嬢様?」

哩「……お前、深夜の通販番組で解説出来ゅうな」

哩「普通に買うしか無かとやろ……こんなん……」

霞「……ありがと」ニコッ

哩「財布取ってもらっても良かと?」

霞「はいはい」ゴソゴソ

霞「ん」ポンッ

哩「ありが……ってなんよこの革の長財布は!?」ビクッ

霞「え……私の財布だけど……?」(首をかしげる)

哩「普通にお前ん財布ば寄越すな!私の財布ば取らんか!」

霞「えー、いいわよ私の使って」

哩「いかん。これ以上は私のプライドが許さんけん」

霞「もう……」ゴソゴソ

387 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/18(金) 10:10:18.45 ID:37ADGAZHO

哩「さて、もうそろそろ3時やね」

霞「もう向かいましょうか」

哩「ああ。頼む」

霞「……」テクテク

哩「……」

霞「その前に、トイレ行っても良いかしら」

哩「ん、良かとよ。丁度私も行きたかったとこやったし」

霞「では、トイレまでご案内~♪」

―――

霞「洋式洋式……あ、あった」(哩を降ろす)

哩「流石にこん腰じゃあ和式じゃ厳しかもんがあるしな……」ストン

霞「……」(内鍵をかける)

哩「……おい」

霞「ふふ、ごめんなさい……」

霞「限界みたい」(哩の両頬を掴む)

393 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/18(金) 10:29:30.51 ID:37ADGAZHO

霞「……」(哩の上着を脱がす)

哩「……こげん公共の場で、何しよるつもりよ……」

霞「わかってるくせに……」(上着をドアに掛ける)

哩「……待て。せめてタイツば脱がせてからにせえ」モゾッ

霞「そうなんだけどね……」

霞「もう、待てそうもないの」チュッ

哩「!!」ビクッ

霞「ん……っ」(哩の唇の間に舌を割り込ませる)

哩「んぐっ……ん……っ///」ビクッ

霞「ちゅぷ……ちゅぷっ」(歯列をなぞりつつ前歯をノック)

哩(……絶対良いようにはさせんっ……諦めぇ……っ)

霞(ふんふむ…)スッ

霞「ん……」(服の裾に手を入れて胸を触る)

哩「んぐぁっ!?///」ビクッ

霞(開いた……♪)

395 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/18(金) 10:44:34.17 ID:37ADGAZHO

霞(お邪魔しまーす……)ニュルンッ

哩「ぅぐ!///」ビクッ

霞「んっ……ん……っ」グチュッグチュッ

哩「ふぐぅっ……んぐ……っ///」ピクッピクッ

霞(こっちも……)ムニュッ

哩「んん……ッ!///」ビクッ

霞(真っ赤にして声を抑えてるの……かわい……っ)グニグニ

哩「っん……っんん……!」(身を捩る)

霞(あ……かたくなってきた♪)コリッ

哩「んん!///」ビクッ

哩(こ、こんままでは……まず……っ)ブルブル

396 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/18(金) 10:45:37.50 ID:o/lbkUCz0

そろそろ反撃するんだ!

397 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/18(金) 10:58:12.84 ID:37ADGAZHO

哩「…!…!!」(首を横に振ろうとする)

哩(こい以上は、本当に、いかんッッ)ジタバタ

霞(だーめ。逃がさないわよ……)コリコリ

哩「んんん!?」ビクッ

霞「んちゅ、ちゅる……れろ」(舌を絡ませる)

哩(いかん……いかん…け…ん)ビクビクッッ

霞「ん……」ギュウッ

哩「ぐ……ッ!?」ブルッ…

哩(あ……いや……ぁぁ……っ///)ビクンッ

哩「…ッ、………ッ///」プシュァァアアア…

霞「ん……く」プハッ

哩「あ……ぁぁ……」ショワァァアアア

霞「哩ちゃん……っ///」ドキ…ッ

399 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/18(金) 11:08:04.02 ID:37ADGAZHO

哩「ぁ……ぁ……///」ブルッ…

霞「……ッ///」ハァハァ

哩「ッ……ひくッ」スンッ

霞「!?」ビクッ

哩「……タイツ…脱いでから、言うとったんにぃ……ッ」グスッ…

霞「ま、哩ちゃ……!?」オロオロ

哩「こ、こん歳になって、……漏ら、す、なんてぇッッ」ヒグッ…

霞「……」

哩「ばか……霞の、おおばかぁッ……!」グスッ…グスッ…

霞「……」(哩の股に割り込む)

哩「ぅぁ……?」グスッ

霞「今、綺麗にしてあげる……」(股座に顔を近付ける)

哩「ゃ……やめ、霞……ッ」

霞「ん……」ジュルッ

哩「――――!?///」ビクンッ

402 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/18(金) 11:21:09.55 ID:37ADGAZHO

霞「んっ……んく」ジュルッ…ジュッ…

哩「やぁッ、霞ぃッ!そん…ッきたな……ッッ///」ビクッ

霞(哩ちゃんに汚いところなんて、ない……)ジュウ…ジュ…ッ

哩「こ……なッ、へんた、変態過ぎゅう……ッ///」カアァッ

霞「んっ……んっ……」ジュッ…ジュッ…

霞(ああ……哩ちゃんの……おいし……っ)ゾク…ッ

哩「ぁ……ッや……吸わな……ッ///」ビクビクッッ

哩(タイツ越しにッ、く、クリ、吸われ、よってぇ……ッ)ガクッガクッ

霞「んく……んっ……」(顔を少し離す)

哩「ぁふ……っ///」トロン…

霞「ねえ……?」

哩「……ん…?」フルッ…

霞「タイツ……破いて良いかしら?」

哩「え……ッッ///」ゾクゾクッ

404 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/18(金) 11:35:06.55 ID:37ADGAZHO

哩「い、いかん……ッこいから、温泉やしッ」

哩「替えの……持って来とらんしッ」

哩「……みんなに…バレ、ちゃ……ッ///」カアァッ

霞(ああ……やっぱり可愛過ぎる)ドクン

霞「それじゃあ、バレないように」(再び顔を密着させる)

霞「……小さく、穴……あけるわね……」カリッ

哩「ひゃッ……だ、ダメって言うとるやろッ///」(両手で頭を退けようとする)

霞(なかを傷付けないように……♪)(犬歯をタイツに食い込ませる)

霞「んっ…」ビリィッ

哩「あ……あぁ……ッ///」ゾクゾクッ

霞「……」(コートを脱いでドアに掛ける)

哩(く……喰われる…こんなとこで…///)ドキドキ

406 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/18(金) 11:45:33.85 ID:37ADGAZHO

霞「……///」(ロングスカートをたくしあげる)

哩「わ……っ///」ドキッ

哩(霞の……ッもう、あんな……ッ)

哩(私の、……舐めて、なったんよね……)ボー…ッ

霞「哩ちゃん……」(両肩を持つ)

哩「あ……?///」

霞「ちょっとスペース、借りるわね……?」(妖しい笑み)

哩「な……///」ドキッ

霞「……ン……ッッ///」(哩のスカートも掴んで向かい合わせに便座に跨がる)

哩「あぁ……ッ!?///」ビクッ

霞「ああ……哩ちゃんの……あったかい……っ///」グチュッ

哩「や、うご、かすなぁ……ッ///」ビクッ

407 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/18(金) 11:55:43.13 ID:37ADGAZHO

モウスコシデー
デスネー
哩「か…、かす、み、誰か、来よるッッ」ビクッ

霞「そうね……静かに、シなきゃ……」チュッ

哩「ん……ぐ……///」モゴッ

仁美「集合時刻やけん、その……手早くな」

小蒔「すみません……お手数お掛けしてしまって」

哩(ひ、仁美……!?///)ビクッ

霞(小蒔ちゃん……ッ///)ゾクゾクッ

哩「んぐ!?」ビクッ

仁美「……?」

小蒔「何か聞こえた、ような……?」

哩(あッ、ばかッ!い、いまうごかすなぁ……ッ///)ビクッ

霞(熱いのが高まった……もう、イきそうなの?///)グチュッグチュッ

霞(それとも……見つかりそうで、興奮してるの……?///)グチュグチュッッ

409 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/18(金) 12:08:24.88 ID:37ADGAZHO

哩(もうゆるして……霞ぃ……ッッ///)ガクッガクッ

霞(あっ……私も……もう……ッッ)グリュグリュッ

哩(馬鹿!いまつよくしよったら……ッッ///)ビク…ッ

霞(哩ちゃん、哩ちゃん、哩ちゃん、哩ちゃん哩ちゃん哩ちゃん……ッッ!!///)ギュウッ

小蒔「あ、あの……済みまし……た///」(仁美から借りたハンカチで手を拭く)

仁美「ああ。そいじゃ早く隣向かわんとな」

小蒔「はいっ!」

哩(行った!?行ったか!?いきよった)

霞「ッッ!///」(互いのクリを圧迫させる)

哩(イき――)ビクン

霞「んン゙――――――――ッッ!!」プショワァァアアア…

哩「んぐぅ――――――――ッッ!?」プシュァァアアア…

412 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/18(金) 12:20:11.21 ID:37ADGAZHO

霞「はぁ……はぁ……」ショロロ…

哩「はぁ……はぁ……」ブルッ…

霞「…んむ…」(頬にキス)

哩「かす……み……」ハァ…ハァ…

霞「はぁ……はぁ……大好きよ、哩ちゃん……」ハァ…ハァ…

哩「……お前……ほんと、後先……考えず……っ」ハァ…ハァ…

霞「……ね……」(指を哩の唇へ持って行く)

哩「な、……なんよ……?」ドキッ

霞「……哩ちゃんは……?」

霞「……私のこと……好き……?」

哩「……んなもん言わすな……///」

哩「……んむっ」チュッ

霞「!」ビクッ

哩「……だいっきらい///」

419 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/18(金) 13:09:45.20 ID:37ADGAZHO

霞「もー……素直じゃないんだからぁ……っ」デレー

哩「……///」

霞「でも……そんな哩ちゃんも……///」ギューッ

哩「……」

霞「んー……」(顔を寄せる)

哩「やめんか!」(その頬をはたく)

霞「あうっ」

哩「いつまで引っ付きよる!いい加減離れんか!」ガーッ

霞「うう……さっきまであんなにしおらしかったのに」

哩「やかまし!ちゃっちゃか退かんか!」

霞「せ、せめてお股拭かせて」

哩「ちっ……」

霞「マジ舌打ち!?」ガーンッ

哩(また良いようにされて……悔しかよっ……///)カアァッ

421 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/18(金) 13:14:35.85 ID:QiF3dQoO0

姫子が病んじゃう

426 :逆に考えるんだ 「病んじゃってもいいさ」 2013/01/18(金) 14:04:55.17 ID:37ADGAZHO

哩「まったく…」ジャー

霞「うう」クスン

哩「泣き真似なぞしとらんで…とっとと向かうぞ」

霞「今どのくらい?」(上着を手渡す)

哩「えーと……」(上着から携帯を取り出す)

哩「……2分前!」サーッ

霞「あらあら…」

哩「言うとる場合か!ほら!早くおぶってくれ!」ワタワタ

霞「あの哩ちゃんが……こんなにも真っ直ぐに私を求めてくれるなんて……///」

哩「っ!」(スネを蹴っとばす)

霞「ッッ!?」ビクーッ

哩「こん非常時に何ふざけよる」

霞「冗談……じゃ……ない……っ」ガクガク

哩「冗談なら分かるような時に言わんか!」

430 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/18(金) 14:33:45.21 ID:37ADGAZHO

哩「すまん!遅れた!主に便所サンダルのせいで!」

霞「えっ私のせい!?」タッタッ

哩「お前以外に誰が居る?」(頬を引っ張る)

霞「いひゃいいひゃい~っ!」

仁美「ま、まあ時間ちょうどとですし」

煌「問題ありませんよっ!」

初美「年寄りは時間にルーズですもんねー」

哩「えっ」

霞「はっちゃん、それ私に言ったのよね…?」

初美「霞ちゃん以外に誰がいるんですかー。あなたが部長さんの足なんですよー?」

哩「……」ホッ

霞「……」

初美「あれ、言い返しもやり返しもして来ないんですかー」

霞「……私だって、誰が一番悪いのかくらいは……わかるもの」シュン

434 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/18(金) 15:10:02.47 ID:37ADGAZHO

初美「え……」

哩(……霞……)

美子「……」オロオロ

小蒔「あ、あのっ!」

小蒔「……その……時間には間に合ってるんですから、その」

小蒔「大丈夫ですっ!」グッ

霞「……小蒔ちゃん」

小蒔「ってさっき仁美さんが言ってました!」

仁美「そこで私に振るんか!?」ビクーッ

煌「そ、そうですよ!予定的にもまったく問題ないじゃないですかっ」

哩「……花田」

姫子「部長は悪く無かとですよ!花田の言う通りとですっ」

哩「……姫子……」

霞「ごめんなさい……ありがとう」ペコッ

哩「すまんかった…」ペコッ

440 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/18(金) 15:53:02.10 ID:37ADGAZHO

煌「さあさあ、湿っぽい話は終わりにしましょうっ?」

巴「そ、そうですよっ…」

哩「ああ。じゃあみんな、遅めの昼食にすっとよ」

霞「この時間だと、比較的空いてるわね」

初美「お腹も空きましたよー」

姫子「さっき結構食べとったとですよね!?」

初美「あんなんおやつですよー!」

春「お腹空いた」グゥ

美子「そうやね…何食べよっか?」

仁美「せっかく鹿児島来よった事やし、鹿児島ラーメン一択やろ!」

美子「あ、成る程ー」

小蒔「美味しいですよね!鹿児島ラーメン!」ポンッ

仁美「いや……まだ食ったこと無かとやしわからんが……」

小蒔「あっ……///」カアァッ

445 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/18(金) 16:39:10.74 ID:37ADGAZHO

仁美「……鹿児島ラーメン……聞いた話によると、豚骨スープだとか」

小蒔「そうですね、白っぽい感じの」

仁美「福岡のラーメンも、豚骨が主流なんよ」

小蒔「そうなんですか!皆さん豚好きなんですね」

仁美「いや、そいは知らんけど」

仁美「そういや、東京行った時は豚骨スープん店がまったくなくて衝撃やったな……」

小蒔「ええ!?本当ですか!?」

仁美「本当ですかって……小蒔も行ったやろ?東京」

小蒔「行きましたけど……ご飯でラーメンを食べてなくて」

仁美「そうやったか」

小蒔「それに、全国大会の時でしたから」

仁美「……ああ」

小蒔「頭の中が、海に行く事でいっぱいになってしまって」テヘ

仁美「そこは麻雀じゃ無かとなんっ!?」

453 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/18(金) 17:35:42.63 ID:37ADGAZHO

仁美「トッピングも選べるんやね」

小蒔「何入れても美味しいんですよ!」

仁美「さつま揚げ……きくらげ……」フム

仁美「オススメとかあるん?」

小蒔「まぐろですっ!」キリッ

仁美「ま、…まぐ、ろ?」

小蒔「はい!まぐろですっ」

仁美「えっ…まぐろって、魚のマグロか?」

小蒔「それ以外にあるんですか?」

仁美「……炙っとるん?」

小蒔「お刺身ですよ……?」

仁美「……えっ」

464 :ただいましゃす この話はフィクションであり実際に無いトッピングがうんぬん 2013/01/18(金) 18:12:25.11 ID:37ADGAZHO

小蒔「鹿児島のどこかで“まぐろラーメン”っていうラーメンを出してるお店があってですね」

小蒔「そこで流行ったマグロづけ乗せのトッピングが、鹿児島で爆発的に流行ったんだそうです!」

仁美「へえ、よう知っとるな」

小蒔「昔、家族と一緒に食べに行ったときに教えてもらったんです」

小蒔「と言うわけで!どうですか!まぐろ!」

仁美「いや少々興味は湧いたが……高かよ!トッピングだけで500円なんぞ!」

小蒔「私が出しましょうか……?」

仁美「…いや、そいはブルジョワに負けた気になるけん。自分で出す」

小蒔「はあ……ぶる…ぞ…?」

仁美「すみません、鹿児島ラーメン、マグロづけトッピングで2つ」

「はいはい、2500円です」

仁美(やっぱ高っけぇなぁ……)ヒラッ チャリッ

小蒔「お願いしまーすっ!」ヒラッ チャリンッ

468 :>>461 さすがにこのスレで完結させる予定だしいっかなって 2013/01/18(金) 18:24:25.10 ID:37ADGAZHO

煌「私も鹿児島ラーメンにしますーっ」

巴「では私も…」

煌「巴さん、鹿児島ラーメンってどんなラーメンなんですか?」

巴「うーん。その店その店で違ったこだわりはあるみたいですが…」

巴「基本的に、豚骨スープで…上にメンマ、キャベツ、もやしが乗っていて」

煌「二郎ですか?」

巴「…えっ?」

煌「二郎ですか?」

巴「じ、じろう?」

煌「ああ、失礼しました。キャベツともやしの量はどれくらいなんですか?」

巴「え…ふ、普通だと思いますけど」

煌「器から飛び出していたりしませんか?」

巴「えっ?」

470 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/18(金) 18:44:29.86 ID:37ADGAZHO

巴「そ、そんなラーメンがあるんですか逆に!?」

煌「あるんですよそれが……」

巴「ええ…どんなラーメンなんですか…?」

煌「ラーメン。二郎はラーメンにしてラーメンにあらず」

煌「ある人は言いました。“二郎はラーメンではない。二郎という食べ物だ”と」

巴「えええ!?」

煌「脂っこいスープ……平たいのに太い麺……そして器からはみ出さんばかりのキャベツともやし、ニンニク」

巴「……」(絶句)

煌「そんな怒涛の盛り付けが為されたラーメンですが……食べるには制限時間があります」

巴「制限時間!?」

煌「ええ。次のロットまで…麺が茹で上がるまでの時間……食べ切る事が出来なければ……」

巴「で、…出来なければ…?」ゴクリ

煌「あ、そう言えば注文してませんでしたね。すいませーん!」

巴「ど、どうなるんですかぁ!?」ガクガク

473 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/18(金) 18:56:56.52 ID:37ADGAZHO

美子「春ちゃんも、鹿児島ラーメンで良かと…?」

春「……」コク

美子「何かトッピング付ける?」

春「……焦がしネギ」

美子「うっ、」ジュルッ

春「どうしたの?」

美子「……い、いや……じゃあ私、頼んで来るけんっ」

春「うん……」

美子(焦がしネギ……すげえ旨そうな響きやね……っ)ジュル…

初美「はるるはやっぱツウな注文しますねー」

春「……」

初美「ちなみに私は、チャーシューと玉子を多めにしてもらいますー」

春「そう」

初美「……本当、素っ気ない子ですねー」

春「……」

476 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/18(金) 19:07:32.93 ID:37ADGAZHO

姫子「どうかしたとですか?」

初美「はるるがノリ悪いんですよー」

姫子「はるる?」

初美「あそこの妙ちきりんなポニテロールですよー」

姫子「ああ……滝見ちゃん、やったっけ」

春「…ん」コク

姫子「美子先輩と、仲良かとなんよね?」

春「…ん…」(口の端を持ち上げる)

姫子「わぁ…」キュンッ

姫子「なぁんだ、全然素っ気なく無かとですよ?可愛らしかとです」

初美「はるる~っなんですかそれ!営業スマイルですかー?」ンン?

春「うるさい」

初美「ぐぬぬ……」

480 :>>475 俺じゃ咏えりの人とは比べ物にならんよ 咏えりの人の名誉の為に言っとく 2013/01/18(金) 19:16:53.51 ID:37ADGAZHO

姫子「そいよか、私はまだ何入れっか迷うとです……」

初美「迷ったら何も入れないのも手ですよー」

姫子「そうですね、じゃあやっぱ普通のにします」

初美「決まりですねー。それじゃあ注文しますよー」

姫子「はい。お願いします」

初美「すみません、鹿児島ラーメン2つ。一つは玉子とチャーシュー、もう一つは」

初美「焦がしネギで!」キリッ

春「」ピクッ

姫子「何ぃ!?」ビクッ

「1750円になります」

初美「ほら姫子ちゃん、850円払ってください」

姫子「いやいやいや払いますけども!なんで焦がしネギ入れよったとですか!?」

初美「いやー、はるるの聞いて食べたくなっちゃいましてー」ハハハ

姫子「自分のに入れてくださいよぉ!?」

484 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/18(金) 19:24:45.10 ID:37ADGAZHO

哩「ふう……」グッタリ

霞「お疲れ様、哩ちゃん」

哩「本当にな」

霞「これまで長旅だったものね……昨日から忙しかったし」

哩「ケダモノに三回も襲われよったしな」

霞「……えーと」

霞「な、何食べるかしら?その、お詫びに奢るからっ」

哩「まるで餌付けされとる気分やね…」

霞「…その…ごめんなさい」

哩「謝ったりするくらいやったらハナからすんな」

霞「……」

哩「……」

哩「後悔しとるか」

霞「……」

霞「ううん」

487 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/18(金) 19:30:27.29 ID:37ADGAZHO

霞「反省は、……してるけど」

霞「哩ちゃんを抱いた事に、後悔なんてしないわ」(真っ直ぐ見つめる)

哩「」ドキッ

哩「……そいなら良かとよ。後悔しとるっちゅうたらはっ倒しとった」

霞「あら、それなら後悔してるって言えば良かったかしら」ニコッ

哩「お前な…」

霞「全くしてない訳じゃ、ないのよ」

哩「……」

霞「……哩ちゃんの腰、悪くしちゃった時は……本気で後悔したから」

哩「……」

霞「……」

霞「…嫌いになっても、いいわよ」

哩「心配すんな。もう既に嫌っとるけん」

霞「……そうよね……」ハハ…

488 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/18(金) 19:37:17.16 ID:37ADGAZHO

哩「……」

哩「…私も、後悔しとった」

霞「え……?」

哩「風呂場で、調子乗っとった時」

哩「ふざけて…煽って…気ぃ失いよって」

霞「……」

哩「霞……泣かせよって」

霞「!///」カアァッ

哩「……やけん、そいは後悔せんで良かとよ。私の不注意やし」

哩(きっと……霞に心傾けよった、罰やし)

霞「……」

霞「やだ」

哩「は?」

491 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/18(金) 19:48:34.40 ID:37ADGAZHO

霞「哩ちゃんのせいだけじゃないもの」

霞「直接原因は……私だもの」

哩「や、…やけど」

霞「私も、後悔するから」

霞「…哩ちゃんを昏倒させておいて、平気にしてられるわけ無いじゃない」

霞「私にも、少し分けてよ。……責任」

哩「……物好きやね」フゥ…

霞「哩ちゃんが好きなの」

哩「っ///」

哩「不意打ちで恥ずかしか事言うな…バカっ」

霞「共犯って、なんだか素敵な響きじゃない?」(肩に手を回す)

494 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/18(金) 19:57:37.07 ID:37ADGAZHO

哩「ちょ、っ」

霞「一つの疚しい出来事を2人で共有するって……」(哩の肩に頭をのせる)

哩「……っ」ドキッ

霞「ねぇ……?」

哩「……そ、そんなんっ」ドキドキ

霞「ふー……」(耳に息を吹きかける)

哩「ぃひっ……///」ゾクゾクッ

哩「――――~~~~ッッ」プルプル

哩「良いから注文して来んか!万年発情期変態色ボケ巫女!」ゲシッ

霞「あ~んいけずぅ……」

哩「黙れ!そして死ね速やかに!」

霞「やぁ~哩ちゃんが怒ったぁ~」(カウンターまで駆けていく)

哩「あっ、待て……ちっ、取り逃がしよった」

哩「私が生ぬるかとやったんが悪か……やっぱ全部あいつのせいよっ」フンムッ

498 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/18(金) 20:11:13.80 ID:37ADGAZHO

仁美「~~っ」ズルズルッズズーッ

仁美「うっ……」ビクッ

仁美「美味か……っ!?」ピシャーンッ

小蒔「はふ、はふ」チュル

小蒔「ん~♪やっぱり美味しいですっ」ニコッ

仁美「豚骨スープだけじゃ無かっ……こいは、魚介で風味が増されて……っ」

仁美「マグロづけとスープの仲介役になっとる……!」ゴクリ

小蒔「~♪」ハモハモ

仁美「こげん……すばらなラーメンに出逢ったんは初めてやったっ!」ググ…ッ

仁美「一杯1250円分の価値は……ここにあったっ!」

小蒔「はぁ……すばらです……♪」ハフゥ

504 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/18(金) 20:32:15.83 ID:37ADGAZHO

仁美「小蒔!」

小蒔「は、はい!?」

仁美「……」

仁美「」ガシッ

小蒔「ひゃっ!?///」ビクッ

仁美「ありがとう……こげんすばらなもん……教えてくれよって……ありがとう……!」ウルウル

小蒔「は、はははははいっ!ど、どういたしましてっっ///」カアァッ

小蒔(顔!顔近いです顔……っ!)ドキドキ

小蒔(可愛らしい目…整った睫毛…小振りな鼻…)

小蒔(やっぱり……仁美さん、綺麗です……///)

509 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/18(金) 20:43:04.26 ID:37ADGAZHO

煌「んっんっ……っくー!」プハーッ

煌「いやー、すばらでした!」

巴「気に入っていただけたようで…」

煌「でも、やっぱりこれでは私はちょーっと足りませんねぇ」

巴「さっき言ってた、山盛りラーメンじゃなきゃ…ですか?」

煌「い、いえ……あれは遠慮しておきます」

巴「そうなんですか」

煌「……巴さんって、ラーメンのスープは全部飲みます?」

巴「いえ、そのままですが」

煌「じゃあ、私もらって良いですか!?」ズイッ

巴「ええっ!?」

煌「」キラキラ

巴「は、はい、どうぞ…っ///」タジッ

512 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/18(金) 20:54:33.73 ID:37ADGAZHO

煌「では遠慮なく!」

巴「ま、まだ食べてる途中で」

煌「はっ」(自分の使っていたレンゲをスープに入れる)

煌「心配ご無用!」キラッ

巴「あっ、あわ、わ…///」

煌「んー……」ズズ

煌「んっ、トッピングが違うと、スープの味も違いますね」ニコッ

巴「は、はあ……///」

煌「どれ、もう一口……」ジャポッ

巴(うう……っ)

巴(なんて大胆な、間接キスなんですかぁ……っ///)

516 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/18(金) 21:07:12.13 ID:37ADGAZHO

美子「……」ズズ

春「……」ズルズル

美子「……」ハフ…

春「……」

春「美子」

美子「ん?どしたん春ちゃん」

春「焦がしネギ」

美子「あー…うん。美味しそうやったけん、同じの注文しちゃった」ハハ

春「……」

春「美味しい?」

美子「うん。すばら」

春「すばら…」

美子「あ、すばらって知っとる?」

春「クワガタみたいな」(煌を指差す)

美子「あ、合っとるけど、人は指差しちゃいかんよ」アセアセ

520 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/18(金) 21:15:52.70 ID:37ADGAZHO

春「意味は?」

美子「意味、か。……簡単に言うと、“素晴らしい”」

春「素晴らしい、すばら」

美子「そう。煌ちゃんは、素晴らしいば略して使いよん」

美子「普通、それほど使わん言葉やけど。煌ちゃんは、色んな事に使っとるんよ」

美子「暖かな風。澄み切った青空。散り行く落ち葉。一面張りよった霜柱」

美子「煌ちゃんは、何にでも感動しよって、何にでもすばらって言いよる」

春「ただの口癖じゃなかったんだ……」

美子「……うん。煌ちゃんは、すばらな子やけん」ニコ

春「……」(唇を尖らせる)

美子「あ、ちょっと私、トイレ行ってくるけん」カタン

春「……」

春「」ズルズルズルズルッ

523 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/18(金) 21:21:56.35 ID:37ADGAZHO

春「……」(箸とレンゲを器に入れる)

春「……はむ、はむっ」(美子のラーメンに似せて具材を食べ進める)

春「……」(美子のラーメンと自分のラーメンを取り替える)

春「……」

春「……ちゅ」(美子の箸の先端を啜る)

春「……///」

美子「春ちゃんお待たせ」

春「」ビクッ

美子「春ちゃん?」

春「なんでもない」

美子「……そう?」カタン

春「……」ジーッ

美子「……?」

春「……」ジーッ

527 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/18(金) 21:30:04.04 ID:37ADGAZHO

美子「な、なんか付いとる?」(身だしなみを確認)

春「ううん」フルフル

美子「……?」ハテ

美子「……あ、春ちゃん。ラーメン……」

春「」ビクッ

美子「もうそこまで食べよったん。追い付かれちゃった」

春「う、うん」ドキドキ

美子「じゃ、私も」(春の使ってた箸をスープに入れる)

春「……」ドキドキ

美子「」(具材を絡めて麺を取り出す)

春「……///」ドキドキドキドキ

美子「ふぅ、ふぅ」

春(もう十分冷めてるから)

春(早く、早く)

春(食べて……っ///)ドキドキ

528 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/18(金) 21:31:26.92 ID:QiF3dQoO0

変態集団九州勢

529 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/18(金) 21:31:41.56 ID:vDMKpOCc0

はるるが積極的な変態になりつつある

533 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/18(金) 21:37:21.40 ID:37ADGAZHO

美子「ずずず……っ」

春「っ///」ビクッ

美子「んん、やっぱ美味し……」(春のレンゲでスープを掬う)

美子「んくっ」

春「っ……///」ゾクゾク

美子「春ちゃん…?」

春「え」ビクッ

美子「食べんの?もうお腹一杯?」

春「た、食べる」

春「……///」(麺を掴み、美子のレンゲにスープと絡めて入れる)

春「……///」チュル…ッ

春(同じ店で頼んだ)

春(トッピングまで同じラーメン)

春(なのに……)

春(100倍美味しい気がする……///)ドキドキ

535 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/18(金) 21:42:47.14 ID:3enpdV1w0

なんかこのペアが将来的に一番やばそうな事態になる気がする

536 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/18(金) 21:47:19.88 ID:NypmiYd/0

>>535
既にだろ

537 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/18(金) 21:50:27.00 ID:37ADGAZHO

哩(そういやお馴染みのぼっちタイムやったな)

哩(まあ今回は注文するだけやけん、すぐ戻って来よるやろ)

姫子「ぶ、ぶちょーっ!」(ラーメン入ったトレーを持ちつつ)

哩「んぁ?」

姫子「お、お隣、良かとですかっ!」

哩「…………」

哩「ああ、良かとよ」(満面の笑み)

姫子「ひぇ!?///」ガタタン

哩「あ、危なかよ!」ハーハー

姫子「すみません…ちょっち不意打ちば喰らって……///」

哩「なんにせよ、お前が隣に居るんは心強か」

哩「頼りにしとるぞ」

姫子「も……勿体無かお言葉とですっ///」

初美「あー私もいますからねー無視しないでくださいねー」

543 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/18(金) 22:01:33.51 ID:G3WvwKJ50

報われないのかと思うと切ない

549 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/18(金) 22:34:24.96 ID:37ADGAZHO

霞「」

姫子「そこで、初美さんったら酷かとですよ!勝手に私ん日記見よって!」

初美「あー、あの日記帳とは名ばかりの官能s」「わ゙ー!」

哩「はっはっ……チビ助、人のもんは勝手に見よったらいかんぞ?」

初美「ふん、姫子ちゃんがちゃんとしまってないのが悪いんですよー」

哩「違い無か」

姫子「そ、そいはあ……悪かとやって思いましたけど!」

哩「思うとったけど?なんよ?」フフン

初美「あ、霞ちゃんどうしましたー?そんなとこで突っ立って」クルッ

霞「」

哩「何固まっとる。お前は少し前のWindowsOSか」

552 :意識飛んでました(白目Wピース) 2013/01/18(金) 22:48:00.34 ID:37ADGAZHO

霞「はっ」

霞「なんだかえらく限定的な悪夢を見た気がするわ……」

霞「哩ちゃんが、私抜きでワイワイ仲良くやってるっていう悪夢」ムクッ

哩「仲良くしとるぞ」

姫子「し、しとーとですよー」

霞「ひぃい!」ビクッ

哩「何か貴様。私はお前ん為に常にぼっちで待ってなきゃならんのか!?」ン?

霞「そ、そぉ言う訳じゃ……」

哩「じゃあどういう訳よ」

霞「それは、……その……」ダラダラ

初美「好きな子を独り占めしたいとか、小学生の発想ですかー」

霞「ぐっ!」ギリッ

姫子「……」

姫子(少し……気持ち、わかっとです)

558 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/18(金) 23:11:33.01 ID:37ADGAZHO

霞「ええい!今回ばかりは見逃してあげましょう……」

姫子「あ、ありがとうございます……」

哩「何様のつもりよお前は」

初美「傲慢にも程がありますねー」

霞「むぐぐ」

哩「ほれ、わざわざ待ってもらっとったけん……食うぞ」

霞「え……はっちゃん達、まだ食べてなかったの!?」

姫子「いえ、そげん大したことじゃ……」

初美「……別に、霞ちゃん食べるの遅いし、最後まで残るのはなんだかかわいそうだなと思っただけですよー」

霞「……」ジーン

哩「やれやれ、素直じゃ無かとやね」

霞「それ、哩ちゃんが言うんだ」クスッ

哩「いただきます」(無視)

「「「いただきます」」」

562 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/18(金) 23:25:25.77 ID:37ADGAZHO

哩「ずず、ずず……」ズルズルッ

霞「コーヒーの時も思ったけど、哩ちゃん、熱いの平気なのね」

哩「んー」モグモグ

霞「ふー、ふー……私、猫舌だからやんなっちゃうわ……」フーフー

姫子「見た感じ完璧な人でも、意外な弱点があっとですねー」

霞「完璧だなんて……あら嬉し」

初美「姫子ちゃんダメですよー?霞ちゃん褒めるとすーぐ調子に乗っちゃうんですから」

霞「それはっちゃんが言うの……」

哩「こん漬け物は?」

初美「あ、鹿児島ラーメンの特徴みたいなものですよー。まあ端的に言えばサービスです」

哩「ふんふむ」モッキュモッキュ…

霞(哩ちゃんがふんふむって、ふんふむって言ったー!!///)ドキドキ

初美「ダメですよ部長さん、あんまり喜ばせるようなこと言っちゃ」

哩「気ぃ付ける」ズズーッ

568 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/18(金) 23:36:22.01 ID:37ADGAZHO

姫子「ぶちょー、美味しかとですねっ」

哩「ああ。すばら!」

姫子「すばっ?」

初美「す」(姫子に口を塞がれる)

霞「……?」(小首を傾げる)

姫子「しーっ!」(口の前に人差し指を立てる)

哩「……///」カアァッ

哩(なんよこん空気は……良かとやろ……私が普通にすばら使いよっても……)プルプル

哩(やけど、ここであれやろ、やらんかったら“空気読めん奴”扱いされるっちゅうオチやろ)

哩(まったく見え見えなんよ……大体何故一度使いよって固まった空気に耐え切れず付け加えよっただけでここまで“定番の振り”扱いされよる)

哩(あーもー訳わからん訳わからん、もぉ~~っ///)カアァッ

哩「……しいな///」

姫子「……」ホッコリ

霞「……」ホッコリ(魂で理解した)

初美「……!……!?」モガモガ

570 :>>565 どっちの部長ですかね?(すっとぼけ) 2013/01/18(金) 23:44:48.97 ID:37ADGAZHO

姫子「んぐんぐ……」チュルチュル

初美「あ、姫子ちゃん姫子ちゃん」

姫子「?」クルッ

初美「あむ」(口元に付いた食べかすを口で取る)

姫子「んぐっ!?なっ、は、初美さん~~っ///」カアァッ

初美「えへへ~っ♪」モグモグ

霞「……」

霞「……」(スープの端っこに浮いているネギの切れ端を箸で取る)

霞「……っ」(唇の上に乗せようと頑張る)

霞「!」

霞「哩ちゃん!」クルッ

哩「やらんぞ」

571 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/18(金) 23:48:20.09 ID:PHyXkPYN0

霞さんはエロいのか純粋なのか

572 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/18(金) 23:49:31.85 ID:Bjy6s0aq0

霞さんは純粋にエロい

576 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 00:01:59.52 ID:DjylVey+O

哩「全員食べ終わったか?」

初美「霞ちゃんがまだですよー」

霞「待って、もうちょっと……」ズゾゾ

姫子「あ、そんな焦ってかけ込まんでも……」

霞「ごほっ!げほっ!」ケホケホッ

哩「あーもー何やっとる……」スリスリ

霞「ご、ごめ、なさっ」ケホケホ

哩「……まあ、こいで全員食べ終わった事やし……」

哩「ご馳走様でした」ペコッ

ほぼ全員「ごちそうさまでしたー」

霞「ご、ご馳走さまでしたっ」ケホッ

「あいよー」

「また食べに来ておくれよ」

「こんな若いねーちゃんたちに食ってもらえて嬉しいねえ!」

哩「どうも、お騒がせしました」ペコッ

579 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 00:11:39.41 ID:DjylVey+O

哩「さて、待ちに待った温泉やけど」

哩「嬉しかとなんはわかるが、あんまはしゃがん様にな」

霞「温泉の予定はどうするの?」

哩「えっ……特に決めとらんけど」

霞「それじゃあ、ちょっと私に任せてもらって良いかしら?」

哩「……」

初美「……」

霞「な、何ようその不満たらたらな表情!」

哩「やって……」

初美「ねえ……?」

哩「なあ……?」

霞「……この程度じゃ負けない…っ」フルフル

小蒔「霞ちゃん…?」

仁美「じゃれあっとるだけよ、一々気にせんでも良か」

583 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 00:27:49.60 ID:DjylVey+O

哩「あっこまで言いよったからにはなんか考えあるんよな?」

霞「大丈夫、任せてちょうだい~」テクテク

初美「いかんせん不安が拭えませんよー」

煌「あ、なんか見えてきましたよぉっ!」

巴「ど、どこですか…?」

煌「ほら、前方やや右、湯気が立ち上ってます!」

巴「あ、本当…」

小蒔「あ!これは……えーと……あれですよね!足…足風呂!」

仁美「足湯」

小蒔「足湯!///」カアァッ

霞「そう。まずは皆で足湯に浸かりましょう?」(哩を降ろす)

哩「お前にしては良かプランやね。お前にしては」

霞「なんで2回も言ったの!?」ガーン

585 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 00:36:17.00 ID:DjylVey+O

仁美「ふいー……」

小蒔「あったかいですねー」

煌「足湯は何に効くんですかー?」

巴「たしか……心臓に良かったかと?」

煌「ふえー……本当に物知りなんですね、巴さんは」

巴「い、いえ記憶違いで間違ってるかも知れませんしっ///」

美子「あったかかとやね……」

春「…うん」チャプ

姫子「わ、わ、初美さん!ちょっとちょっと!濡れっとですから!」

初美「ばた足ですよー!」バシャバシャ

霞「あらあら……」

哩「……」

霞「哩ちゃん、入らないの?」

哩「……タイツ……脱げん……///」カアァッ

霞「あっ……///」

587 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 00:41:26.64 ID:xOeKzMX20

あれ、こいつらおしっこと愛液でびちゃびちゃなんじゃなかったっけ?(想起)

588 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 00:45:44.42 ID:DjylVey+O

哩「皆にこんなん見られよったら……私、私……」(震え声)

霞「ま、哩ちゃん、大丈夫。私がなんとかするから……!」

姫子「?」

姫子(内緒話……?)

霞「ごめんなさい、哩ちゃん腰のせいでタイツが脱げないから、着替えさせてくるわね」

初美「はいはーい」

姫子「て、手伝いましょうかっ!?」

哩「いや!霞だけで大丈夫やけん。ありがとな、姫子」ハハ…

姫子「はい……」シューン

哩(すまん姫子……)

霞(うーん…胸が痛いわね…)ズキズキ

590 :>>587 それは拭いたけど誰かさんが恥ずかしい所に穴あけた 2013/01/19(土) 00:53:20.78 ID:DjylVey+O

~物陰~

哩「本当に、お前は後先考えん大馬鹿よっ」

霞「猛省しております……」

哩「猛省しとるんやったら早よ脱がせんか」

霞「ちょっとだけ……この絶景をもう少し堪能してたくて」

哩「蹴り飛ばすぞ!」

霞「そ、そんな事したら哩ちゃんバランス崩して危険だから!」

哩「私の為も想うんやったら」

姫子(こっそりつけて来てしまったとです……)

姫子(こげん物陰で、部長は何……)

哩「早くせんかっ……///」

霞「はいはい……」

姫子(……えっ)

姫子(何故、タイツ……あんな所、穴が……)

姫子(…早くする…って…)ドクン

594 :>>589 保証は出来んな(ゲス顔) 2013/01/19(土) 00:59:23.96 ID:DjylVey+O

姫子(……ぶちょー)

姫子(……どうして……)フラァ…

哩「……ん」

霞「どうしたの哩ちゃん?見られて感じちゃった?」

哩「」(鎖骨に膝を入れる)

霞「うぐっ……ごほっ……かほ……っ」ブルブル

哩「馬鹿な事言っとる暇あったらさっさとせんか」

霞「猛省しました……今度は本当です……」ブルブル

哩「ん……」ヤレヤレ

哩(今……姫子が居った様な……)

哩(まさか、な)

596 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 01:04:20.44 ID:DjylVey+O

姫子「」フラッ

姫子「」フラァ…

初美「……おかえりなさい」

姫子「…ただいまです」パシャッ

初美「面白い物は見れましたかー?」

姫子「……はい」

初美「……そうですか」(肩を抱く)

姫子「……」フルフル

霞「お待たせしましたー」

哩「本当にな」パシャッ

霞「あらあら手厳しい」パシャッ

哩「……姫子?」

姫子「」ビクッ

哩「どげんしよった……?」

姫子「……っ」

599 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 01:11:52.76 ID:DjylVey+O

姫子「」クルッ

姫子「なんでも、無かとですよ?」ニコッ

初美(姫子ちゃん……)

哩「嘘やね」(両手で姫子の頭を掴む)

姫子「!?」ビクッ

哩「こっち向け」

姫子「ど、どうし」

哩「何年側に居ったと思っとる」(真っ直ぐな視線)

姫子「あ――……っ」

姫子「」ジワ…ッ

哩「……どげんしよった」(そのまま胸にうずめる)

姫子「……っ」

姫子「…こ、ここ、では、…あれですからっ」ポロッ

姫子「また後で…話すとです…」ギュッ

哩「……わかった」ポンポン

602 :休憩中保守舞台裏 2013/01/19(土) 01:26:41.48 ID:DjylVey+O

仁美(まーたやっとる)

仁美(よう飽きんな、2人とも)

小蒔(私も仁美さんの胸に飛び込んでみたら、ああして撫でてもらえるでしょうか)

煌(姫子ー…流石に旅行中なんだし、自重しようよー)

煌(ま、仕方ない、か。姫子は部長にぞっこんだってーのは、今に始まった事じゃなし)

巴(人目を憚らずあんな大胆な事出来ちゃうなんて…少し、尊敬…)

美子(春ちゃんに見せてても平気なんかな…)

春(……今から美子に抱き付こうかな)

初美(部長さんが何をしたのかはわかりませんが……)

初美(いつまでも姫子さんを悲しませるんだったら……私が貰っちゃいますよ?)

霞(え?何?何この事態?)

霞(これも私のせい?)

609 :休憩中保守裏話 2013/01/19(土) 01:52:16.25 ID:DjylVey+O

※美子と春ちゃんの2人マフラーですが、お土産コーナー入ってからは外してます
食事処を出てから現在ではまた巻き直してます

※マグロづけが乗ったまぐろラーメンは実在します。元ネタは醤油ベースのスープですが

※お土産は輸送場所があって、食事処を出た辺りで新道寺に向けて送られています

※お客さんは居ないものとして扱ってください

613 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 02:08:41.04 ID:DjylVey+O

姫子「……部長。もう、大丈夫とです」

哩「……ああ」パッ

姫子「……」

哩「姫子……その……っ」

仁美「わああああ!?小蒔!?何し……っ///」ワタワタ

小蒔「んーっ」ギューッ

美子「は、春ちゃん!?///」

春「……」ギュッ

煌「な、なんですかいきなり皆さ…っ///」

巴「……///」

霞「あ、あらあら…」

初美「一体何の集まりなんですかねこれはー……」

哩「おお、もう……」

姫子「な、なっ///」

616 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 02:17:26.22 ID:KAcBYC4a0

足湯はレズのハッテン場だったのか

617 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 02:17:35.27 ID:DjylVey+O

小蒔「はー、気持ちよかったです……///」ポー

仁美「……そうかい……///」プシュー

霞「お次は皆さんお待ちかねの本入浴タイム~いえ~」

哩「……」

初美「……」

姫子「……」

小蒔「い、いえー!」

煌「いえー!」

霞「うん……うん…ありがとう……2人とも……」スン…ッ

美子「部長、タイツはどげんしたとですか?」

哩「ああ、こっから風呂やし、履き直すんが面倒やったけんしまった」

春「温泉…」ソワソワ

621 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 02:32:28.57 ID:DjylVey+O

霞「入場したら、2人で一部屋ずつ貸してもらえるから、まずはそこで着替えてね。その部屋から室内風呂に入れます」

霞「更に室内風呂から、共同の露天風呂へと通じてます」

霞「その露天風呂から、サウナやジャグジーのある別館にも繋がっているから」

小蒔「わあ…楽しみですね、仁美さん!」

仁美「えぁ!?あ……ああ……そうやね」

煌「そこまで充実しているとは……至れり尽くせりじゃないですか!」

姫子(2人……一部屋……)

哩「そいじゃ、まずは2人で一組に……なっとるか。もう」

霞「いいえ?」(哩を降ろす)

哩「おお?」(姫子に抱き付かされる)

姫子「ひゃあ!?///」ビビクン

霞「はっちゃんはこっち」ヒョイ

初美「……」

初美「良いんですかー?」

霞「……いいのよ」クス

624 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 02:41:27.36 ID:DjylVey+O

仁美「な、なんじゃあこりゃ……」

小蒔「どうしました?仁美さん」

仁美「……バスタオルが、2枚しか無かっ……!」

小蒔「……ダメなんですか?ちゃんと頭に乗せるタオルも用意されてますし、全然不便とは…」

仁美「体隠すタオルが無かとやろ!?」

小蒔「……ああ!確かに!」ポンッ

仁美「ああ……き、規約に“タオルを湯船に入れるのはご遠慮ください”って……」

小蒔「つまり、最初からダメだったんですね……」

仁美「こ、こんなん……個別の室内風呂しか入れん……」ワナワナ

小蒔「大丈夫ですよ!人間、生まれた時はみんな裸なんですし!」

仁美「えらいポジティブやね……」

627 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 02:49:48.87 ID:DjylVey+O

小蒔「そうだ!良い事考えました!」

仁美「?」

小蒔「私は、仁美さんの体を見ても大丈夫ですか?」

仁美「なっ……い、いや。風呂で見せよったし、その」

仁美「……まあ、良かとよ……///」

小蒔「つまり、私以外の他の人に見えなければ良いんですね」ヌギッ

仁美「うっ、そげん堂々と服脱ぎよって///」

小蒔「ほらほら、仁美さんも脱いでくださいっ」グイグイ

仁美「わーった!わーったけん引っ張んな!///」ヌギッ

小蒔「……仁美さんの体、見られなくする方法。それは」

仁美「そいは…?///」

小蒔「こうです!」(思い切り抱き付く)

仁美「は……ッッ!?///」カアァッ

小蒔「ほらこれなら、前だけなら見られませんよ!」

仁美「お前やっぱものすごいバカやろ!!///」ボンッ

630 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 02:59:17.63 ID:DjylVey+O

煌「へえー、巴さん、ここの温泉はタオル使用禁止なんですって」

巴「ええ!?」ビクッ

煌「ま、私の貧相な体なんて好き好んで見る人居ないでしょうし、大丈夫ですね!」

巴「わ、私…」

煌「すば?」

巴「私、嫌です…。煌さんの体、誰かに見せるの///」カアァッ

煌「なっ…///」カアァッ

巴「……///」

煌「そんな……///」

煌「こと、……言われましても……///」

巴「こ、困っちゃい……ますよね///」

巴「はは、ははは……///」

煌「と、とにかくっ、室内のお風呂で体洗いましょう、そうしましょう!///」

巴「そ、そうですよねっ///」

632 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 03:12:20.67 ID:DjylVey+O

巴「貧相って言われてましたけど…///」

煌「はい?」

巴(なかなかにあるじゃないですかッッ///)

煌「どうかしましたか?」

巴「き、煌さん、その…」

煌「はい?」

巴「……結構なものを、おもちです……ね///」カアァッ

煌「そ、そうですかね」ムニュッ

巴「全然スタイル良いですよそんなの!そんなのズルいです!」(掴みかかる)

煌「ど、どうしたんですか巴さんーっ!?///」

巴「ほら!掴めますよほら!」グニュッ

煌「ひうっ!///」ビクッ

巴「あっ……///」(我に返る)

煌「……///」

巴「すみません……///」カアァッ

634 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 03:14:23.95 ID:xOeKzMX20

まさかすばらが乳繰り合うシーンが見れるとは

635 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 03:23:56.89 ID:DjylVey+O

美子「……え」

春「どうしたの」

美子「……タオル、使っちゃダメなんやって」

春「…ふーん…」

美子「春ちゃん、平気?」

春「別に」

美子「私は、その……胸小さかとやし、恥ずかしかよ……///」カアァ

春「……大きくするには?」

美子「へ?」

春「胸。大きくなれば、美子も恥ずかしくないでしょ」

美子「そ、そげん早く大きくならんよ…///」

春「どうするの?」ズイッ

美子「……あーもう…///」

636 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 03:29:24.99 ID:DjylVey+O

美子「よく言われとるんは……」

春「……」

美子「牛乳ば飲む」

春「……ここに無い」キョロキョロ

美子「あ、あと……」

美子「……///」

美子「誰かに、……その、……揉んで、もらう……///」カアァッ

春「……!」

春「それなら、出来る」ワキワキ

美子「いや……春ちゃん、ゆ、許して……///」

春「ダメ」

春「これも美子と」

春「温泉入る為……だから」ニコ

美子「春ちゃん……っ///」

638 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 03:39:07.34 ID:DjylVey+O

春「脱いで」

美子「……///」

春「……美子」

美子「……う、うん……///」ヌギヌギ

美子「……///」ヌギッ

春「…綺麗」

美子「春ちゃんの方が、……綺麗やし……///」

春(美子に…触る)

春(美子に……)モンモン

美子「……ッッ///」ドキドキ

春「美子……」ムニュッ

美子「ンッ!」ビクッ

春「あ……っ///」パッ

美子「……///」

美子(声、上擦りよったっ…///)ドキドキ

641 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 03:53:54.54 ID:DjylVey+O

春「……///」グニッ

美子「ぁぅ……っ///」ビクッ

春(美子…美子……っ///)グニグニ

美子「は、春、ちゃっ!」ビクンッ

春「……?///」グニグニ

美子「も、もっ、と……優し、くぅッ……///」ビクッ

春「……ッッ///」ドキン

春「こ……こう……?///」モニッモニッ

美子「ひぅッ……そ、そ……ッ///」ビクビクッ

春(……美子……///)モニモニッ

美子「春、ちゃ、ん、……春ちゃ、ん!///」ビクビクッ

春「……///」モニュッモニュッ

美子「も……だ、大丈夫、大丈夫やけ、ん!///」ビクッ

春「……大丈夫…?」

658 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 08:24:40.82 ID:DjylVey+O

美子「もう、も、ダメ……っ///」ヒクッ

春「どうして…?///」ムニムニ

美子「も、気持ち、良くっ、なっちゃ……っ///」ブルブル

春「気持ち良く……///」カアァッ

春(この手で、……美子を…っ)

春(気持ち良く…させる///)キッ

春「……っ」ムニュッムニュッ

美子「は、春ちゃん!?///」ビクッ

春「なって……///」ムニュムニュッ

美子「え、えっ……?///」ハァッハァッ

春「私で気持ち良くなって…美子ぉ…っ///」グニュンッ

美子「あううっ!?///」ビクンッ

666 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 10:27:11.29 ID:DjylVey+O

美子(こんなん……っ)ブルッ

美子(こんなん我慢出来んよぉ……っ///)

美子「春ちゃん!///」グイッ

春「よ、美子っ…!?///」

美子「胸、その……」

美子「さ、さきっぽ…摘んだりっ」

美子「舐めたり、吸ったり……してくれん……?///」カアァッ

春「え……///」

美子「おねがい……っ///」ウルウル

春「……///」

春「わかっ…た…///」

美子「春ちゃん……///」ドキドキ

669 :二度寝とか考慮しとらんよ……(白目) 2013/01/19(土) 10:44:11.15 ID:DjylVey+O

春「……あむ///」パクッ

美子「ひぃッッ!」ビクビクッッ

春「よ、美子?痛かった?」オロオロ

美子「ち、ちが……ッッ///」ガクガク

春「……そう…?///」

美子「…大丈夫、やけん……続けて……///」

春「…っ、…うん…///」ペロッ

美子(誰かに、口でされよるん……っ)ヒクッ

春「……///」チロチロ

美子(こんな……ッ気持ちよかとやったんか……ッ!?)ブルブルッ

美子(それとも……?)

春「」チュ、チュッ

美子「んぁっ、……っ///」ギュッ

美子(春ちゃん、だから……?///)

671 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 10:58:14.93 ID:DjylVey+O

美子「あっ、は、春ちゃんっ」ヒクッ

春「んむ?」チュプッ

美子「こっちも……その、……指で、して……?///」(春の手を取り反対側の胸に当てる)

春「……///」キュッ

美子「んはぁッッ///」ビクビクッ

美子(同時、同時すご……ッ…)

春「あむ、んむ」クニクニ

美子(こいで…ッ下、やったら)

美子(私、どげんなッ……?///)ソロソロ…

春「んッ、んむ……ッ」チュッチュッ

美子「んああ!?///」(自分で秘部に触れる)

春(美子…美子の声…やらしい……///)キュウンッ

美子(脳みそ……とける……ッッ)ガクガクッ

672 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 11:11:25.34 ID:DjylVey+O

美子「春ちゃん、春、ちゃ、……ッッ」ビクンッ

春「っ……美子…?///」チュルンッ

美子「……も」

美子「もっと……つよく……///」カアァ…ッ

春「えっ……///」

美子「……っもっと強くシてぇ……っ///」フルフル

春「……っ///」ドクンッ

春「……あぐっ」ギュッ

美子「んくぅぅううッッ!!?」ビクビクーッ

美子(そいで……下も……ッッ)グチュッ

美子「あ、ぁ、ぁ、~~ッッ」ブルブルッ

美子(いッ……いき、そッ……!)ガクガク

春「んっ!んっ……!」チュブッチュブッ

美子(春ちゃん、春ちゃん、春ちゃ、春、ぁ、んッ……ッ///)ゾワゾワゾワッ

674 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 11:20:33.43 ID:DjylVey+O

美子「ッぅ――――ッッ……~~~~!!」ガクッガクッ

春「よし、こ…?///」チュルッ

美子「はぁ…はぁ…///」クタ…

春「美子…大丈夫?」

美子「……うん……///」ヒクヒク

春「……///」ホッ

美子「ありがと……春ちゃん……」ナデ

美子「とっても……上手やった…よ///」カアァッ

春「……///」

美子「んっ……!」(伸び)

美子「さ、体洗いに行こ?」(立ち上がる)

春「…うん」(立ち上がる)

春「……?」ネト…

春(股が……変……?)

677 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 11:30:48.10 ID:DjylVey+O

春(なんか……)

春(ぬるぬるしてる)

春(気持ち悪い……歩く度にちゃにちゃして……)

春(……なんだろ、これ……)

美子「春ちゃん、…どげんしよったん?」

春「あ……」

春「なんでも、ない」

春(洗えば大丈夫……きっと)

美子「……///」(無言でシャワーを被っている)

美子(ついに、やってしまっ……いや、春ちゃんには手ぇ出しとらんし、ギリギリ……いやっ)

春(シャワー……)

春「……」(股にシャワーのお湯を当てる)

春「ッッ!?///」ゾワゾワゾワッ

678 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 11:40:30.39 ID:DjylVey+O

春(なに、これ)

春(お腹の奥、むずむずしてっ……)

春「ぁ……ぁ……っ」フルフル

美子「……///」ジャーッ

美子(いや、そいでん私の……そいに、付き合わせよったんは事実やしっ)

春(なにこれっ)

春(なにこれなにこれなにこれっ……)ゾクゾク

春(今までシャワーでこんな…なった事無いのに……)

美子「……///」ジャーッ

美子(私の胸大きくするん手伝わせただけやし多分春ちゃんはまだ純粋なままやしきっと大丈夫大丈夫やけんきっと)

春「ッッ……」フル…ッ

春(こんなの……知らない……っ///)

680 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 11:53:53.44 ID:DjylVey+O

春「ッ……ッ……」ヒクッヒクッ

美子(大丈夫大丈夫ヘーキヘーキ春ちゃんは神聖やけん、天使やけん)

美子(よし大丈夫!まだ手遅れじゃあ無かとっ!)

美子「春ちゃ……」クルッ

春「…ぁぅ……ッぁ……」ハァ…ッハァ…ッ

美子「」

美子(あ、メガネしとらんけん、変なん想像しよった)ハハハ

美子「」スチャ

春「ふ……っぅ……っ!///」フルフル

美子「春ちゃん!?///」ビクッ

春「美子ぉ……これ、なに……?///」ヒクッ

美子「え、えーと……っ///」カアァッ

美子(そらナニよ、とは言えん……どげんすりゃ良かとなん……!?///)

682 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 12:16:31.83 ID:DjylVey+O

美子「あ、あう、あう……///」カアァッ

春「……?///」フルフル

春(止めたいのに)

春(止められない……どうして……っ)フルフル

美子「……え、えと……っ///」

春「……///」ジャーッ

美子「あ、わ、私背中流すけん、体洗っちゃお!」(シャワーを奪う)

春「あっ……///」

春「……///」モジモジ

美子「……まだ」

春「?」

美子「まだ、無理せんでも大丈夫やけん……春ちゃん」(春の体にシャワーをかける)

春「ん……」

美子「ゆっくり、ゆっくりで良か……」ジャーッ

春「……」

683 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 12:30:18.25 ID:DjylVey+O

哩「はぁ……本当不便やね、こん体は」ドッコイ

姫子「……」

哩「……で?姫子」

姫子「はい…?」

哩「私に言いたかっちゅう事、話してみ」

姫子「……」

姫子「部長」

哩「ん」

姫子「ここ来るまでに……その」

姫子「霞さんと…………しとっ、たとです……よね///」カアァッ

哩「!?」ブッ

哩「な、なななななんよいきなりそげん」

姫子「しよったとですよね」ズイッ

哩「……」

哩「なにゆえ、そんなん聞くんよ」

685 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 12:50:32.21 ID:DjylVey+O

姫子「ここに来とる途中、……つい見てしまったとです……」

哩「……あー」

哩「足湯んあれか」

姫子「部長、タイツ変なとこ穴あきになっとったし……気になって……///」カアァッ

哩「……確かに、そいはあんバカのせいやけど……」ポリポリ

哩「足湯んとこでは、なんもしとらんよ」

姫子「え……そいじゃあ私の手伝いば断られたんは……」

哩「……恥ずかしかとやったけん。ピンポイントで穴あきよってたし」

姫子「あっ…」

哩「そ。ただタイツ脱がしよっただけ。なんも無かとよ」

姫子「…そ、そうだったとですか…」

哩「紛らわしゅうてすまんかったな……」

姫子「い、いやいやこちらこそっ」

姫子「変に疑って……申し訳無かとでしたっ」

691 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 14:02:03.38 ID:DjylVey+O

哩「良かとよ」フフ

姫子「すみませ……あ、」

哩「?」

姫子「そいじゃあ、タイツん穴は元から…?」

哩「い、いや…まあ」ハハ…

姫子「……」ジトーッ

姫子「詳しく教えてもらっても良かとですか」ズイッ

哩「……」

姫子「……っ」ジトー

哩「……わ、」

姫子「わ?」

哩「わかったわかった……順ば追って説明しよるけん」

姫子「お願いしますっ!」

693 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 14:11:12.52 ID:DjylVey+O

哩「全員、バス使ってここまで来たな」

姫子「はい」

哩「そん時はまだ破れとらんかった」

姫子「ですよね。私、ずっと側に居ったとですし」

哩「こいが破けたんは……その、皆が土産買っとる時」

姫子「そいでん、数時間前とですね?」

哩「ああ。もう土産ば買って、待ち合わせ場所向かっとる時やった」

姫子「……」

哩「飯前に、トイレ行く事になってな」

姫子「まあ…まあ普通とですね」

哩「そこで……その。……///」カアァッ

姫子「えっ……///」

哩「……///」

姫子「……///」

697 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 14:19:39.93 ID:DjylVey+O

姫子「そ、そげん……っ///」カアァッ

姫子「見損なったとです……公共の場で……っ///」

哩「ま、待て!私は被害者側やけん!」

姫子「被害者?」ピクッ

哩「ああ。私は嫌っちゅう所、あいつが、無理矢理……」

姫子「……」

姫子「そいぎ」(両手で哩の頭を掴む)

哩「姫…?」

姫子「なんで警察呼ばんとですか」(真っ直ぐ見つめる)

哩「っ……///」ドキッ

姫子「なんで私に言わんかったとですか?」

哩「……そ……そいは……///」

姫子「考えられる要因は2つ、あっとです」ビッ

698 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 14:25:38.20 ID:DjylVey+O

姫子「1つ。部長は優し過ぎゅう性格しとるけん、皆ん為もあって問題ば起こせんかった」

哩「……うん」

姫子「2つ目は……」

姫子「……」(目を伏せる)

哩「ひ、姫子…?」

姫子「…部長が、霞さんの事…」

姫子「……~~好き、……やったから」ブルブル

哩「!!」ビクッ

姫子「……」ブルブル

哩「……そいは……」

哩「そいは……」

哩「……」

姫子「……」ブルブル

哩「……っ」

700 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 14:32:46.54 ID:DjylVey+O

哩「……ない」

姫子「」ピクッ

哩「……とは……言い切れん……」

哩「……ほ、ほんの少し、だけな。ありんこ並にちっちゃな……」

姫子「もう、十分とです」フルフル

哩「姫子……?」

姫子「先、入ってますんで……」ヌギッ

哩「……姫子っ!」

姫子「これ以上、惨めな思いさせんでくださいっ!」クワッ!

哩「違う!」クワッ!

姫子「…~ほぉ、何が違っとですか…」

哩「私は、私はお前が居らんと……」

姫子「……まだ、言いますか……心底見損なったとです」

哩「風呂、……入れん///」

姫子「あっ……///」カアァッ

704 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 14:41:18.48 ID:DjylVey+O

哩「……///」(姫子の肩を借りてる)

姫子「……///」(哩を椅子に座らせる)

哩「……実際んとこは」(シャワーの蛇口を捻る)

哩「……よう、わからん」ザブザブ

姫子「……」(ボディタオルを濡らして、ボディソープを付ける)

哩「前にも言ったかも知れんが……私、こいまで恋と言う感覚ば、知らんかったけん」(シャンプーを手に取る)

哩「そいけん、こんもやもやが……恋なんか、私には判断出来ん……」シャカシャカ

姫子「……きっと」(タオルを哩の背中に当てる)

哩「!」

姫子「そいは……恋とですよ。きっと」ゴシゴシ

哩「……そうなんかな……」シャカシャカ

姫子「ええ。きっと……」ウルッ

哩「……やけど」

姫子「?」

705 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 14:51:06.69 ID:DjylVey+O

哩「姫子と、こう……二人きりで居っても」シャカシャカ

哩「ベクトルは違っとるけど……胸がふわふわしよるんよ」

姫子「えっ……」

哩「……この上無く、安心しよ……ん///」

姫子「……///」

哩「こん気持ちは……なんなんかな」

姫子「……私には、確かみゅう術は無かとですが」

姫子「そいが、…………恋である事」

哩「……」

姫子「ただただ、祈っとー……とです…///」ゴシゴシ

哩「姫子……///」

姫子「……///」(お湯の入った桶を取る)

姫子「失礼、します」(哩の背中を流す)

哩「んっ!」ピクッ

姫子「……」

706 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 14:59:44.88 ID:DjylVey+O

姫子「……部長」

哩「……どげん」

姫子「いや……哩さん///」

哩「!?///」ピクッ

哩(先輩呼びでも……無かと……っ?///)

姫子「大好き……です……」(背中にキス)

哩「ん……っ」ピクッ

姫子「……///」

哩「……///」

哩「……姫子」

姫子「……はい」

哩「すまんかっ……いや……」

哩「ありがとう……な」ニコッ

姫子「……」クスッ

姫子「……はいっ」ニコッ

708 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 15:11:54.84 ID:DjylVey+O

霞「はー。良い温度ねはっちゃん」

初美「私まだ入ってないから分からないですよー」ゴシゴシ

霞「そう……それは残念」プクプク

初美「なんなんですか一体……部屋入ったと思ったらさっさと脱いで体洗って」

霞「……」

初美「……それに、……部長さんと」

霞「いいのよ」

初美「……」イラッ

初美「上手く行かないとすぐそうやっていじけて。悪い癖ですよー?」ゴシゴシ

霞「……」プクプク

霞「……はっちゃんには隠し事、出来ないのかしら」クスッ

初美「霞ちゃんが嘘下手っぴなだけですよー」

709 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 15:21:45.41 ID:DjylVey+O

霞「私……自分でもびっくりしているの」

初美「何がですか」

霞「生まれて初めて。……本気の恋をしているの」

初美「……」

霞「こんなに早く、再会出来るとは思ってなかったし」

霞「焦って、自分の物にしようとして、その度手をすり抜けていって」

霞「その結果、今残ってるのは反省と一握りの後悔」

霞「……彼女の心は、出逢った頃のままで」

初美「霞ちゃん……」

霞「私の心だけが、醜く増大していくだけなの。欲求っていう、粗悪な餌でね」

霞「私って本当……バカ。彼女の前だと、自分を抑えきれないの」

初美「…基本的、欲望に忠実ですもんね。霞ちゃんは」

霞「それが良くない事だってわかってるのに、止められない。繰り返す。遠ざける」

霞「……こわす……」ボソッ

713 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 15:44:24.97 ID:DjylVey+O

初美「……霞ちゃんは、少し素直過ぎますねー」ザパー

霞「……素直?」

初美「少し、自分の気持ちを抑えてアプローチしてみてはどうでしょうか」ザプッ

霞「自分を……抑える……?」(首を傾げる)

初美「ふぃー。良いお湯ですねー」

霞「……」ムムム

初美「…まあ、恋には正攻法なんて物は無いですし、道しるべもありません」

初美「近道か遠回りか。……進むのを、諦めるか」

初美「あるのはそれだけですから」ブクブク

霞「……はっちゃん」

霞「…私、決めた。この後露天風呂に、哩ちゃんが来てくれたら」

霞「……頑張ってみる…!」グッ

初美「頑張ってくださいな。私もアシストくらいはしてあげますよー」

霞「ありがとう、はっちゃん」ニコッ

初美「……ふん。恋愛初心者の親友を持つと、苦労しますねー」フイッ

715 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 15:54:22.57 ID:DjylVey+O

仁美「いかん!いかんて!誰か居ったら、私、私///」カアァッ

小蒔「大丈夫ですって!私がついてますから!」グッ

仁美「お前と比較されるんが嫌なんよ!」ビクッ

小蒔「えっ……」

仁美「あ、いや、その……風呂は、ここにもあるやろ?な?」

小蒔「……」(手を目元にやる)

仁美「……」オロオロ

小蒔「…すんっ」

仁美「わかった!わかったけん!」ビクッ

仁美「そう泣くな……私が悪者みたか思われるやろ……」

小蒔「一緒に……露天風呂、入ってくれます?」(肩を跳ねさせる)

仁美「……入る。入るけん……小蒔、もう」

小蒔「良かったです!」ケロッ

仁美「へっ!?」ビクッ

仁美(な、泣き真似……!?)ガーンッ

718 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 16:04:10.11 ID:DjylVey+O

小蒔「それではお許しもいただきましたし、出発ですっ」カチャッ

仁美(いつの間にそげんずっこい技……こいつ……)ブルッ

仁美「って寒う!」

小蒔「それはほら、外ですもの……って本当にこれはっ」ガチガチ

仁美「こ、こんなん耐えられん!入るんなら急げ!」

小蒔「は、はいっ!」テッテッ

仁美「うぐぐぐぐ」ブルブル

小蒔「ぅはぁっ……!」ザプッ

仁美「っ!」ザプッ

小蒔「あ゙あ゙……幸せです……」ホッコリ

仁美「ま、まだ誰も居らんかったか……」ホッ

小蒔「あら」チラッ

仁美「ん?どげんしたと?」

小蒔「今、肩に……あ!仁美さん!」キラキラ

仁美「うへぇ……こりゃ参ったなぁ……」

719 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 16:11:49.99 ID:DjylVey+O

小蒔「雪です……っ!」キラキラ

仁美「……道理で寒かとやった」フゥ

小蒔「雪が降る中での温泉なんて……えへへ、夢みたいです」(仁美の肩に頭を乗せる)

仁美「こ、小蒔……///」カアァッ

小蒔「……///」

仁美「……///」

仁美(誰も居らんし……まぁ良かとよ)(小蒔の頭に頭を寄せる)

小蒔「……っ///」ドキドキ

仁美「……///」ドキドキ

小蒔「ひ……仁美さん……///」ドキドキ

仁美「……ん…///」ドキドキ

小蒔「…………っ///」

小蒔「っ大好きです……っ!///」ボッ

仁美「………わ…私も…よ……///」

721 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 16:23:00.07 ID:DjylVey+O

煌「わ!巴さん巴さん、外雪降ってます!」

巴「そ、そんな……露天風呂入ろうと思っていたのに……」

煌「え?入れば良いじゃないですか。寧ろ入りましょう!」

巴「で、でも外は寒いし、雪は冷たいです」

煌「温泉に入っちゃえば大丈夫じゃないですか!」

巴「ですがっ」

煌「ええい!問答無用っ!」ガシッ

巴「ひゃ…///」ドキッ

煌「全速前進あるのみですっ!」バンッ

巴「寒い~~っ!」ガタガタ

煌「おや、先輩方」

仁美「は、花田!お前さんも来よったかーっ」(瞬時に頭を離す)

小蒔「ふぁっ、……?」コシコシ

巴「くうう!」ザブッ

煌「いやあ、絶景ですねえ」ザプ

725 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 16:46:14.74 ID:DjylVey+O

巴「はあ……さむかったあ……」フニャ

煌「いやあ……寒い思いをする価値はありますよ、これは」

巴「うわあ…」

煌「すごいですね。辺りも白くなり始めてて」

巴「……雪の中で温泉だなんて、初めてかも知れません」

煌「私は雪国っぽいところ産まれですからねー!よく両親と行ってました」

巴「風情があって…良いですね…」

煌「いや、銭湯ですけどね」ハハハ

巴「それでも十分じゃないですか…」ハハ

巴「……」(空を見上げる)

煌「…良いものでしょう?雪も」ニコッ

巴「…はい」ニコッ

小蒔「……」スー

仁美「おいおい……」

726 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 16:51:19.99 ID:DjylVey+O

仁美「…お前さん、あの短期間で寝とったんか?」

小蒔「はい……あまりに、心地良くて」ボーッ

煌「あー、お風呂で寝るのは危険だった気がしますよ。体温がうんたらで、どーたら」

仁美「大分アバウトな説明やね」

煌「と、巴さん!お願いします!」

巴「え!?あ、はあ……お風呂で寝ると言うか、人はお風呂で失神するんです」

煌「失神!?」

仁美「そうやったんか……」

巴「お湯に入ったことによって血圧が急激に上がって、下がる。すると、意識が和らいでいくんですね」

巴「これは眠気ではなく徐々に失神している状態なので、そのままでは溺れてしまいます」

煌「な、なんと恐ろしい……」ガタガタ

仁美「いやお前が言い出したんやろ……」

小蒔「」ウトウト…

仁美「ね、寝るな!」ガクガクッ

小蒔「うへぁ……?」グラグラ

729 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 17:01:37.15 ID:DjylVey+O

仁美「そいじゃ、今度はジャグジーでも行ってみっか?」

小蒔「え、でも…寒いのでは…」

仁美「いつまでもここに居ったら、お前が危険かも知れんやろ。ほれ…」グイ

小蒔「あっ…は、はい……///」

煌「私たちも、少ししたらサウナとか行ってみますか」

巴「えっ、で、でも私、暑いの苦手で……」

煌「サウナで熱した体を、水風呂できゅーっと締めるのが良いんじゃないですか!」

巴「……煌さん、それも危険ですよ?」

煌「な、なんとっ……!」

巴「手足に水を掛けて、末端からゆっくり冷やすのが正解です」

煌「巴さんはなんでも知ってるんですねー」

巴「……医学志望だった事も、ありましたし」

煌「そうだったんですか!それは納得です」

……

730 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 17:06:49.01 ID:DjylVey+O

美子「春ちゃん、そろそろ……」

春「?」

美子「露天風呂、行こっか」

春「……」コク

美子「じゃ、開け……」ガチャ

美子「ひゃあああああ……」ビョォォォォ

美子「」パタン

春「……美子、雪」

美子「雪……やったね……」ガタガタ

春「雪、頭いっぱい付いてる」

美子「ちょ、ちょっとあったまってからでも良か……?」ガタガタ

春「……」コク

732 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 17:15:10.47 ID:DjylVey+O

美子「こげん雪やったら、きっと誰も外出とらんね」パシャ

春「多分」

美子「今やったら独り占め…いや、二人占めやね」

春「…うん」

美子「……」パシャ

春「……」パシャ

美子「……」ジーッ

春「……」

美子(は、春ちゃんのおもち……お湯に浮いとる……///)

美子「……」サスサス

美子「……」ハァ…

春「…?」

734 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 17:24:34.02 ID:DjylVey+O

初美「うわー、外すっごい雪ですよー」

霞「そう?やっぱり降ってる?」

初美「やっぱりって……霞ちゃん知ってたんですかー?」

霞「まあ。天気予報は見ておくべきよ?はっちゃん」

初美「ニュース自体が眠くなるじゃないですかー……」

霞「あらあら。アニメばかりだものねはっちゃんは」クス

初美「失敬な、バラエティーも見ますよー」

霞「はいはい。まあ思惑通り降ってくれたことですし、行きますか」

初美「あ、露天風呂行きます?」

霞「勿論。体冷えちゃわないかが心配だけれど……」

初美「年寄りの冷や水」ボソッ

霞「何か言ったかしら?」ギュムムムム

初美「ひょえんらはいれふよーっ!」ジタバタ

736 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 17:31:50.59 ID:DjylVey+O

霞「うう……寒ぅい……」ガタガタ

初美「ひゃわわわわ!これはたまらんですっ」テテテテッ

霞「走ると危ないわよー?」

初美「たあっ」ジャポッ

霞「まったく……はっちゃんったら……」

初美「霞ちゃんも早く早くー!」ブンブン

霞「はあ……寒かった……」ザプ

初美「いつもみたいに瞬間移動すれば良いじゃないですかー」

霞「あれは愛の力が無いと出来ないから……」

初美「つまり私は愛されてないんですねー」

霞「そんな事無いわよ?」(髪を梳く)

初美「……じゃあどうしてですかー」ブクブク

霞「……それはね」

霞「今……チャージ中だから」ニコッ

初美「……」ブクブク

740 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 17:39:59.17 ID:DjylVey+O

霞「さて、あとは待ち人を待つだけ……だけれど……」

初美「こんなに降ってちゃ、部長さんどころか誰も来ないかも知れませんねー」
ガチャ
霞「!」

初美「あ、誰か来ますねー」

美子「ああああああ……っ!」(春を抱きながら走る)

美子「失礼しますーっ!」ザポーンッ

霞「……」ポタポタ

初美「……」ケホッ

美子「はあ……寒かとやったあ……っ」ハァハァ

春「美子」ツンツン

美子「ん?」

春「濡れねずみ」ビシッ

初美「はるるーっ!」ビシャッ

743 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 17:48:34.51 ID:DjylVey+O

春「……」(美子の陰に隠れる)

美子「ひゃっ!ひゃわわっ!」バシャバシャ

初美「あ、ごめんなさいですよー」

美子「い、いや……飛び込んじゃった私も悪かとやったし」ハハ

春「……」バシャッ

初美「わっぷ!」

初美「こらー!卑怯者ー!」ブルブルッ

春「べーっ……」ザブザブ

初美「むむむむむ……っ!」

霞「すごいわね…」

美子「へっ…?」

霞「あの気難しくて、中々心を開いてくれない春ちゃんが」

霞「あなたの前では、あんなに活き活きしてる……」

美子「は…はあ…」

746 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 17:55:06.09 ID:DjylVey+O

霞「何か、特別なことでも?」

美子「いや、……頭に無かと、ですけど」

霞「ふんふむ」

美子「……」

美子(確かに、何故春ちゃんは私ば好きになってくれよったんやろ……)

美子(部長や姫子ちゃんでなく……私なんぞ)

初美「観念するですよー!くらえっ!」バッシャーッ

春「」(お湯に潜る)

美子「わわっ」ビシャーッ

霞「……」ポタポタ

初美「あ、あわわ……」ガタガタ

美子「あれ、メガネ……」キョロキョロ

春「……美子」ツンツン

美子「春ちゃん?」クルッ

春「――――っっ」ドキッ

749 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 18:01:31.03 ID:DjylVey+O

美子「……?どしたん…?」(目を細めている為とても目つきが悪い)

春「……///」ポー

春(美子……かっこいい……///)

初美「め、目ぇ怖いですよー!あの人!」

霞「メガネかけている人の宿命みたいなものよ。ところではっちゃん……」ガシッ

初美「ひっ……こ、こっちは目の細い悪魔が」ガタガタ

霞「私にも掛かったのだけれど?さっきの?」ギリギリギリ

初美「あがががががが……っ」ビクビクッ

美子「春ちゃん……?」(よく見えない為顔を寄せる)

春「……っ///」(思わず後ずさり)

美子「……?」

春「……///」

753 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 18:16:07.43 ID:DjylVey+O

春「は、はい……」(メガネを美子にかける)

美子「あ、……ありがと」ニコッ

春「……///」

美子「……?」

霞「いい加減懲りたかしら」パッ

初美「はっ、はるるは、良いんですかー…」ゼェゼェ

霞「あらあら、一年生の子と比べるなんていけないお姉さんね?」ニコッ

初美「嬉しくない年上扱い……これだからお母さんは好きじゃないんです」ガッ

霞「もう少しお灸が必要みたいね?」グッ グッ

初美「ひっ、ひんじゃっ、ひんじゃいまふ……っ」ガクガクッ

美子「雪、綺麗やね」

春「うん」

春「……美子のほうが」ボソッ

美子「?」

春「なんでもない……///」ブクブク

755 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 18:24:52.31 ID:DjylVey+O

美子「そろそろ、他も見よっか」

春「……」コク

霞「いってらっしゃい」ニコッ

初美「んぐぐぐぐ!!」(霞の腕をパシパシ叩く)

美子「あ、どうもです」ペコッ

春「……」

初美(はるるが……はるるがこちらを見ている……っ)

初美(届けテレパシー!助けてはるる……っ)

春「……」(嘲笑)

初美「」

初美「」グッタリ

霞「あらあら、のぼせちゃった?」パッ

初美「」バシャン

757 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 18:33:38.87 ID:DjylVey+O

初美「雪、強くなって来ましたねー」

霞「……ええ」

初美「部長さんたち、来ませんねー」

霞「……ええ」

初美「……」

霞「……」

初美「もう、別館に行っちゃったのかも知れませんねー」

霞「……そうね……」

初美「……」

霞「……」

初美「……」ギュ

霞「……はっちゃん?どうしたの?」

初美「……寒いんでしょう?」

初美「震えてましたから。肩」

霞「……っ」

760 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 18:43:10.32 ID:DjylVey+O

姫子「……雪、止まんとですね」

哩「そうやね…」

姫子「…っそろそろ、露天風呂とか、他のお風呂とか行きましょうよっ」ウズウズ

哩「行ってきたら良かとよ。私はここで待っとるけん」

姫子「ぶ、ぶちょー……」

哩「雪は寒かよ。腰ば冷やしよったら適わん」

姫子「……そいぎ、室内風呂しか楽しまんのは損とですよぉ……」

哩「私は良かとよ。お前1人で行ってきんしゃい」

姫子「……っ」

姫子「ぶちょーの馬鹿!」ワッ

哩「!?」ビクッ

姫子「石頭!わからずや!甲斐性無し!唐変木!」

哩「ひ、姫子……お前……」

哩(あん姫子が……私に悪口……!?)

哩(初めて使いよったぞ……!?)

762 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 18:50:58.29 ID:DjylVey+O

姫子「そこまで言うんやったら、私にも考えがあっとです!」ザブッ

哩「ひ、姫子」

姫子「っ!」(前からがっちり抱き締める)

哩「!?///」ビクッ

姫子「んっ……!」(湯船から引き上げる)

哩「わ、わわっ」ガクッ

姫子「こんまま……力ずく、でェ……っ///」ズルズル

哩「わ、わかった!わかったけん離せ!///」

姫子「本当ですか?」ピクッ

哩「ああ!約束するけん!」

姫子「……わかりました」(肩を貸す体勢に)

哩「……///」

哩(あんな積極的な姫子も……初めて見よったぞ……///)カアァッ

764 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 18:58:23.46 ID:DjylVey+O

哩「なぁ……少し、待っとくれ」

姫子「はい?」

哩「そこまで……私は必要なんか?」

姫子「……へ?」

哩「正直、こん状態じゃ私はお荷物やし……姫子1人の方が、回るん楽やろ」

姫子「……はぁ」

哩「な、なんよ」

姫子「本っ当に、ぶちょーは朴念仁とです」

哩「いや……間違っとる事は言っとらんやろ」

姫子「間違いだらけとですよ。良いですか?」

姫子「私には部長が必要なんです。どげんすばらな所でさえ、貴女が居なければ私には意味が無かとです」

哩「姫子……」

姫子「一緒に居てください。……私と」ギュッ

哩「……善処する」ギュッ

767 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 19:06:34.11 ID:DjylVey+O

初美「はぁ……もはや意地ですねー」

霞「……ごめんね、はっちゃん」

初美「何の話ですかー?」

霞「私のつまらない賭けに、付き合わせちゃって」

初美「……良いってことですよ」

初美「昔っから、どこか子供っぽい所あるんですから。霞ちゃんは」

霞「大人になろうと、頑張ってはいるんだけどね」

初美「……頑張るもんでも、無いと思いますがね」
ガチャ…
霞「!」

初美「ほら、お待ちかねの来客ですよー」

霞「……っ!」ザッザッザッザッ

初美「……よっぽど嬉しかったんですねー」フフ

初美「さ、そろそろ私も自分の仕事を果たしましょうかねー……っと」(伸び)

769 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 19:12:26.42 ID:DjylVey+O

霞「哩ちゃん!」ザザッ

哩「わ、どげんしよったお前は……いきなり……!?」(お姫様抱っこされる)

霞「っ!」ザバッ

初美「わ――――っ!?」ビクッ

哩「一瞬で風呂に!?」ガクガク

姫子「玄関開けたら二秒で1人」ポツーン

霞「はぁ……はぁ……っ」ボロッボロッ

哩「そんで何故泣きよる!?」ビクッ

初美(霞ちゃん……)

姫子「……」ザッザッザッ

姫子「……」ザプッ

初美「あ、姫子ちゃん。元気でしたかー?」

姫子「今元気じゃなくなりました……」ガタガタ

初美「おお……」

772 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 19:23:54.53 ID:DjylVey+O

霞(自分を抑える自分を抑える自分を抑える自分を抑える自分を抑える自分を抑える自分を……)

哩「か、……霞?」

霞「ぴっ!?」ビクッ

霞(へ……ヘンな声出ちゃった……っ///)カアァッ

初美「いつまでべたべたしてるんですかーそこー」

姫子「そ、そうですよ!2人一組、ぶちょーはこっち来てくださいっ」

哩「い、いや……そうしたかなんは山々やけど……」

霞「」ガッチリ

姫子「霞さん!?」

初美「なんでそんながっつり部長さん掴んでるんですかー!?」

霞「……」

霞(自分を抑える自分を抑える自分を抑える自分を抑える自分を抑える自分を抑える自分を)

哩「……霞。霞ー?」

初美「……ありゃあダメですねー……」

姫子「どういうことなん……」

774 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 19:29:52.36 ID:DjylVey+O

初美「……ちょっと、私が行って来ますー」

姫子「あ、お願いします……」

初美「ちょっと霞ちゃん……」(霞に耳打ち)

霞「……ふんふむ……」コクコク

哩「……」ドキドキ

姫子「……」ドキドキ

初美「……」(耳打ち)

霞「」ピクッ

哩「!?」ビクッ

姫子「……」ドキドキ

初美「……で…わひゃあ!?」ザバッ

霞「は っ ち ゃ ん」ゴゴゴゴゴ

哩「ひえっ…」ビクッ

初美「あちゃー……効果あり過ぎましたねー」ハハ…

姫子「初美さんんんんんんんんんんん!?」ガビーンッ

775 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 19:33:19.56 ID:DjylVey+O

霞「」ブオッ

初美「きゃ――――っ!?」バシャン

霞「……」ゴゴゴゴゴ

姫子「あ……ああ……」ガタガタ

初美「ここに居るのは危険です!姫子ちゃん!」ガシッ

姫子「で、でも、まだ部長がっ……」

初美「こっちもマズいんですよー!」ズルズルッ

霞「」バシャン

哩「あわわ……」

姫子「ぶちょ――――っ!」ズルズル

哩「ひ、姫子ぉ……」

霞「」クルッ

哩「ひっ」ビクッ

778 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 19:40:21.93 ID:DjylVey+O

霞「……」
―私がこうやっているのを、挑発のフリにみせかけますから―

―物凄く怒ったフリをして、私を振り払ってください―

―そうしたら、私は姫子ちゃんを連れて別館へ移ります―

―抑えておける時間も少なそうですからその間に―

―じゃあ、私が次に「で」って発音したら作戦スタート……で…わひゃあ!?―
霞(……ありがとう、はっちゃん)ニコッ

哩「……」フゥ

霞「哩ちゃん」

哩「なんよ」

霞「雪、綺麗ね」

哩「……そうやね」

781 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 19:46:57.95 ID:DjylVey+O

霞「……その」モジッ

哩「下手な三文芝居打ちよって……」

霞「あ、聞こえてたの?」

哩「筒抜けよ」ハァ…

霞「耳良いのね」

哩「あの距離やけん。少しばかり集中すりゃ誰でん聞こえるやろ」

霞「……」

哩「そいで、私と姫子、わざわざ離しよってまで作った時間で、お前は何しよる?」

霞「……」

霞(自分を抑える……なんて、子供の私には出来そうにないわね)クスッ

霞「哩ちゃん」

哩「なんよ」

霞「」(包み込む様に抱き締める)

哩「……ッッ///」

霞「好きです。……付き合ってください」ギュ…ッ

784 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 19:51:43.62 ID:DjylVey+O

哩「か……っ///」ドキッ

霞「……」(真っ直ぐ見つめる)

哩「な……っお……まっ///」カアァッ

霞「……」ジーッ

哩「ッ……///」

霞「……」ジーッ

哩「……///」

霞「……お返事は?」

哩「……///」

哩「……嬉しかよ」

霞「……」ジーッ

哩「……///」

霞「……それだけ?」

哩「ッッ……///」

789 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 19:58:29.74 ID:DjylVey+O

哩「私は。」

哩「……私は」

霞「……」

哩「私は、とんだ臆病者やけん……」

霞「臆病者?」

哩「……ああ」

哩「霞の事は……好き。抱かれよった時も……ぶっちゃけ、嫌じゃ無かとやった」

霞「……!!」ドキッ

哩「……やけど。ここでお前ば選ぶと……十中八九、姫子が悲しむ」

霞「……」

哩「私は、姫子も好いとる。……まだ身体は重ねとらんが、心は何度か重ねたつもりやけん」

霞「心……」

哩「私は何も失いたくは無か。周りの人間、全員に笑って欲しか。八方美人言われよったとしてもな」

哩「やけん……お前とは……付き合えん……!!」フルフル

793 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 20:05:47.36 ID:DjylVey+O

哩「……すまん……っ!」

霞「……やっと」

哩「え……」

霞「やっと、本音を聞かせてくれた」ブワ……ッ

哩「……霞…っ」

霞「ありがとう……哩ちゃん……」グスッ

哩「……」

霞「私…私、ずっと怖かった……」

霞「哩ちゃんが、意地悪言うときも、乱暴するときも」

霞「これが実は……哩ちゃんの本心なんじゃないかって……っ」ブルブル

霞「心の底では、疎まれてるんじゃないかって……ッ」グスッ

哩「……ばか」ギュッ

霞「ばか、で、いい……っ」

霞「哩ちゃんの口から、……好きって……心からの言葉が聞けたもの……っ」ギュッ

798 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 20:12:46.33 ID:DjylVey+O

哩「……霞」ポンポン

霞「…はい」グスッ

哩「……好いとーとよ…」ボソッ

霞「……ッッ」キュウンッ

霞「大好き……哩ちゃん……」ギュウッ

哩「……」ギュッ

姫子「ぶちょ――――ッッ!!」バンッ

霞「」ビクッ

哩「」ビクッ

霞「」パッ

哩「」パッ

姫子「大丈夫……と……ですね?」

哩「あ、ああ。どこも大丈夫やった」

姫子「……??」

霞(湯船に潜っている)

800 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 20:18:37.04 ID:DjylVey+O

初美「どーでしたかー?」

哩「……ああ。終わったぞ」

初美「……そうですか」クスッ

姫子「…?…?」

霞「……ぷはっ!」ザバーッ

哩「わ、貞子」

初美「うわー、これは呪われそうな光景ですねー」クスクス

霞「誰が貞子よーもーっ」(髪を掻き上げる)

姫子「あれ……?」

霞「ん?どうかしたの姫子ちゃん」

姫子「い、いえ」

姫子(い、今一瞬、霞さんがすげえ魅力的に見えよったとです……)ドキッ

802 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 20:26:57.16 ID:DjylVey+O

哩「雪も、小降りになりよったな」

霞「そうね……」

煌「ふぁ~~……もぉらめれふ……」ヘロヘロ

巴「あ、あんなに長くサウナに入ってるからですよ!」

美子「ジャグジー、気持ち良かとやったねー」

春「うん…」

初美「みんな戻って来てますし、お風呂は終わりにしましょうかー?」

哩「そうやね。姫子、仁美らも呼んできてくれんか」

姫子「あっ、はい!了解とですっ!」テテテッ

哩「霞」

霞「なあに、哩ちゃん?」

哩「……鹿児島も、悪く無かとやね」

霞「……」クスッ

霞「永住してもいいのよ?」ニコッ

哩「調子にのんな」フフ

806 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 20:39:43.79 ID:DjylVey+O

仁美「はぁ……ぐっと生き返ったわ」

小蒔「ひ、仁美さん、この世の方では無かったのですね!道理でただ者じゃないと……」ガタッ

仁美「比喩表現よ!」

小蒔「ひ…ゆ?」

仁美「誰か…」キョロ

哩「いや、そいはお前の役目やろ」

霞「小蒔ちゃんも、随分と羊さんと仲良くなったみたいね」

小蒔「霞ちゃん!羊さんじゃありません、仁美さんですっ!」キッ

仁美「小蒔……」

小蒔「あってるでしょう?」ニコッ

仁美「あ……ああ……///」

哩「おーおー……お熱い」フッ

初美「お風呂入ったばっかですからねー」

姫子「いや関係無かとですよ」

811 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 20:56:47.56 ID:DjylVey+O

美子「春ちゃん何飲む?」

春「……」

春「アイスがいい」

美子「何アイス?」

春「黒糖…」

美子「……こ、黒糖は無かとやね。抹茶とか、あずきなら……」

春「じゃあ……」

春「チョコミント」

煌「おお!ここにもチョコミントのすばらさがわかる人がいましたかっ!」

巴「私もわかりますけど…」

煌「良いですよねぇチョコミント。こう……ほんのり甘く、香りのいいチョコのあとにすぅっと抜けていくミント!」

煌「まさにベストマッチ。ベストパートナー!すばらです!」

春「クワガタ……」ビシッ

美子「煌ちゃんね。あと指は差さんように」

814 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 21:03:06.52 ID:DjylVey+O

霞「哩ちゃん」

哩「ん?」

霞「浴衣…すごい似合ってる」ニコッ

哩「ああ…さんきゅ」

姫子「わ、私も思ってました!」フンスッ

哩「何対抗心燃やしとる……」クスッ

初美「まったく、浴衣の一枚二枚で騒いでるようじゃまだまだ子供ですねー」

霞「はっちゃんは浴衣をちゃんと着れるようになってから言いましょうね」クス

初美「うう……」ビロー

哩「あ、姫子」

姫子「はい?」

哩「言い忘れとったが、浴衣……よう似合うとるぞ」ニコ

姫子「……っ!?///」ボッ

霞「絶好調にたらしてるわねー」

哩「外野がやかまし」

817 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 21:15:11.23 ID:DjylVey+O

煌「卓球やりましょう卓球っ!」

巴「い、良いんでしょうか勝手にやって…」

仁美「いくぞー」カコッ

小蒔「きゃっ」スカッ

煌「もう既にやられている方がいればすなわち大丈夫の法則が適用されます!」

巴「平たく言えば共犯ってことですよね!?」

美子「いくよ、春ちゃん」

春「……」コク

美子「はいっ」カコッ

春「」ズバッ

美子「へ……?」ヒュカッ

美子(だ、打球が見えんかった……なんてスマッシュ……)ダラダラ

821 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 21:29:24.31 ID:DjylVey+O

哩「さ、皆の衆。戻るとすっとよ」パンパン

哩「こいから一時泊めてもろうとる家に戻って、荷物ば纏めんしゃい。家の方にも、厚く礼ば伝える様に」

哩「集合は午後8時。来たときと同じ、永水女子高等学校前駅にな」

煌「はーい!」

巴「長いようで短かったですねー…」

煌「いやー、今回もあっと言う間でしたねっ」

仁美「家の方に礼ば言うんも緊張すんな…」

小蒔「大丈夫です、私が途中で助け舟出しますから!」

仁美「頼むけん黙っといてくれ…」

春「」ギュッ

美子「…春ちゃん」ナデ

春「……うん」

春「大丈夫…」

822 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 21:32:22.50 ID:DjylVey+O

初美「そういえば、まだ部屋めちゃくちゃのままでしたねー」

姫子「直してかんとですね!」

初美「て、手伝ってくれるんですかー?」

姫子「あったり前とですよ!泊めて貰った恩もあっとですし!」

霞「実際に泊まったのはこっちだったけれどね?」

哩「余計な口ば挟むな…」ヤレヤレ

霞「そう言えば、哩ちゃん、腰の方は…?」

哩「ん?ああ……お陰様で、誰かに掴まっときゃ歩ける様にはなった」

霞「……本当に、ごめんなさいね」

哩「……ああ。本当にな」

霞「……」シュン

哩「…次はもっと優しくせえ」

霞「……えっ?」

哩「」フイッ

824 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 21:34:32.02 ID:rf0eyyCc0

哩姫が至高

そう思っていた時期が私にもありました

827 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 21:43:04.06 ID:DjylVey+O

~永水女子高等学校前駅~

煌「結局、その大きな荷物はなんだったんですか?」

美子「ん?スーファミやけど」

仁美「わざわざ福岡から持って来よったんか……スーファミ……」

哩「ほれ、静かにせんか」パンパン

霞「……」ニコニコ

哩「……」ニッ

哩「えー、こん2日間、何かと身の回りの環境等提供して頂き」

哩「ありがとうございました」ペコッ

新道寺の面々「ありがとうございました!」ペコ

霞「いえいえ、また機会がありましたら」ニコッ

小蒔「いつでも来てください!腕によりをかけてお待ちしておりますから!」フンスッ

巴「その…はい…お待ちしてます」

春「…待ってる」

初美「またいつでも来ると良いですよー!」

830 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 21:49:15.37 ID:DjylVey+O

霞「哩ちゃん」

哩「!」

霞「…またね」ニコッ

哩「……ああ。また、な」ニコッ

「繰り返しお伝えします。現在電車は大雪に見舞われた影響により、運転を見合わせております」

「只今鋭意復旧作業に取り組んでおりますが、未だその見通しは立ってはおらず……」

哩「」クルッ

新道寺の面々「」クルッ
哩「その……電車が復旧するまで」

哩「泊めてくださいませんか!」ペコッ

新道寺の面々「お願いします!」
永水の面々「」ポカーン

833 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 21:52:56.00 ID:rf0eyyCc0

ロスタイム突入

836 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 21:54:30.85 ID:DjylVey+O

霞「……」クスッ

小蒔「全然大丈夫ですよ!何日でもどうぞ!」

巴「…その。…ど、どうぞ///」

春「……っ」(美子に駆け寄り抱き付く)

初美「仕方ないですねー。おねーさんが一肌脱ぐとしますかー」

霞「はっちゃんはそれ以上脱げないけどね。捕まっちゃうから」クスッ

哩「……」ハァ…

哩「まだまだ、身の危険は終わっちゃおらんか…」

哩「宜しくお願いします」ペコッ

新道寺の面々「宜しくお願いします!」
カン。

839 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19(土) 21:56:33.97 ID:BS8aC1Km0

遂に終わっちまったか…
乙!

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