【菫・照SS】淡「今日は何の日か知ってる~?」

1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/15 20:38:33 ID:yckcSSph0

菫「知らん。そんなことを聞くためにわざわざ呼んだのか?」

淡「テルは知ってるよね?」

照「ごめんね淡…あとそのダジャレつまらないよ」

淡「ダジャレのつもりで言ってないよ!」

3: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/15 20:40:25 ID:yckcSSph0

淡「尭深先輩なら知ってるよね?」

尭深「ごめんね…」

淡「……」

誠子「よく分かんないけど元気だせよ」

淡「亦野先輩は知ってるよね?」

誠子(どうしよう分かんない…)

4: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/15 20:42:29 ID:yckcSSph0

誠子(しかしここで分からないと言う訳には…)

淡「知らないんだ……」

誠子「ま、待て今思い出すから!」

誠子(わざわざ淡が聞いてくるんだ、淡関係なのは間違い無い…)

淡「先輩…やっぱり…」

誠子(ええいままよ)

5: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/15 20:45:35 ID:yckcSSph0

誠子「た、誕生日だろ大星の」(…たぶん)

淡「亦野せんぱ~い」

誠子「え?合ってたの?てかおまえ泣くなよー」

淡「だって…みんな意地悪なんだもん…」

菫「大星の誕生日とか初耳なんだが…」

照「私も」

尭深「私もです。知ってたなら教えてよ誠子ちゃん」

誠子「私も知らなかったから…」

6: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/15 20:47:46 ID:yckcSSph0

淡「えー!なんでみんな知らなかったの?ありえないんだけど」

照「それは淡が誰にも言ってないから…」

淡「言ってなかったっけ?」

尭深「聞いたことないよ」

誠子「私も無いぞ。さっきのは適当に言っただけだし」

淡「まあいいや…私の誕生日だって分かったんだからお祝いしてくれるよね?」

7: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/15 20:50:09 ID:yckcSSph0

菫「おめでとう大星」

照「淡おめでとう」

尭深「おめでとう淡ちゃん」

誠子「おめでとう」

淡「……」

照「どうしたの?」

淡「みんな何か忘れてるよね?」

9: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/15 20:53:06 ID:yckcSSph0

菫「明日から期末テストだな」

淡「そうじゃなくて!誕生日と言ったらプレゼントとごちそうだよね!?」

照「きっと実家でご両親が待ってる」

淡「テル冷たい…誕生日なんだしお菓子とかちょうだいよ」

照「それとこれとは別だよ」

淡「えー…もうウチには虎姫のみんなとパーティーするって一週間前から言ってあるのに…」

10: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/15 20:56:04 ID:yckcSSph0

尭深「淡ちゃん…」

誠子「バカだなぁ」

淡「むー、いいもんこれから1人で焼き肉行くから」

菫「大星、確かにプレゼントは無いが1人で食事することはないだろ」

照「一緒に食べよ」

淡「もちろんみんながごちそうしてくれんだよね?」

誠子「誕生日だしな」

淡「やったー!それじゃあ焼き肉にレッツゴー」

11: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/15 20:59:09 ID:yckcSSph0

照「私焼き肉屋さんの場所知らないんだけど…」

尭深「私も…」

誠子「今調べますね」

淡「私の誕生日にふさわしいゴージャスな店にしてよね」

菫「ゴージャスかどうかは知らないがこの間、親と行った店は良かったぞ」

淡「じゃあそこで!菫先輩案内してくださいね」

12: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/15 21:02:56 ID:yckcSSph0

菫「ここだ」

尭深「こんなお店が有ったんですね」

誠子「寮暮らしだからか基本外食しないからな」

照「お菓子は有るかな」

淡「テルー焼き肉食べようよ~とりあえず全部頼みますね」

菫「バカかおまえは!軽めに頼んで足りなかったら追加注文しろ」

淡「はーい」

14: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/15 21:06:09 ID:yckcSSph0

尭深「淡ちゃんって焼き肉好きなの?」

淡「私は何でも大好きだよ。でもごちそうって言ったら焼き肉だからね」

店員「お待たせしました」

誠子「大星、何が食べたいんだ?焼いてやるぞ」

淡「焼き肉を楽しむのは私だよ!私が焼くからね」

菫「好きにしろ…」

15: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/15 21:10:23 ID:yckcSSph0

尭深「そういえば弘世先輩と会うのは久しぶりですね」モグモグ

菫「そうだな。麻雀部は最近どうなんだ?」モグモグ

誠子「みんな頑張ってますよ。宮永先輩が引退後も来てますし」モグモグ

照「淡以外の1年生も成長してる」モグモグ

淡「あれ~?」

照「どうしたの淡?」モグモグ

16: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/15 21:13:40 ID:yckcSSph0

淡(私が焼いてるせいかあんまり食べれてない…私の誕生日祝いだよね…)

照「これ焼けたかな」

淡「まだ焼けてないよ!」

照「ごめん…」

尭深「淡ちゃんって焼き肉奉行なんですね」モグモグ

誠子「意外だよな。食べるの専門ぽいのに」モグモグ

淡(この…こうなったら焼くのやめてやる。そうすれば誰かが変わりに焼くはず…)

17: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/15 21:16:48 ID:yckcSSph0

誠子「尭深テスト勉強はかどってる?」

尭深「補習は回避出来ると思うよ。誠子ちゃんは?」

誠子「私も大丈夫だと思う」

照「テスト期間中は部活がなくて麻雀を打てないのがイヤ」

淡「……」

淡(なんで…なんで焼かないの?!私が焼かなかったらこのまま何もしないわけ!?)

菫「大星…」

20: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/15 21:21:35 ID:yckcSSph0

菫「これ焼けたぞ」

淡「菫先輩…」

淡(流石は元部長…)

尭深「宮永先輩テスト大丈夫何ですか?」モグモグ

照「菫に教えてもらってるから亦野よりは良い点取れると思う」モグモグ

誠子「どういう意味ですかそれ!」モグモグ

淡(こいつら…誰が焼こうが気にせずに食べてばかりで自分からは焼こうともしないなんて…)

21: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/15 21:23:43 ID:yckcSSph0

淡「菫先輩ダメです!」

菫「何がだ?おまえも焼いてばっかりだと食べる暇がないだろ?」

淡(そうだけど…その優しさは嬉しいけど…)

淡「でもその優しさがあの3人みたいなのを」店員「お待たせしました。こちら誕生日の方へのサービスです」

淡「へ??」

22: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/15 21:26:15 ID:yckcSSph0

照「美味しそう」

菫「ダメだ誕生日じゃないだろおまえは」

淡「こんなの頼んで無いし誕生日だって言って無いのに…」

菫「さっき席を外した時にな…」

淡「菫せんぱーい。私、一生ついて行きます!」

菫「大げさなヤツだな」

25: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/15 21:30:02 ID:yckcSSph0

淡「おいしかった~ごちそう様です」

誠子「美味しかった…けど高かった…」

尭深「お財布が軽い…」

照「菫、もっと安いところは無かったの?これじゃお菓子が…」

菫「おまえの誕生日祝う時はファミレスな」

照「えー」

26: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/15 21:32:37 ID:yckcSSph0

淡「私はファミレスも大好きだよ」

菫「そんなことより大星はなんで私にくっついてるんだ…」

淡「一生ついて行きますって言ったじゃないですか」

菫「そうか…じゃあ帰ったら明日のテストに向けてたっぷり勉強しようじゃないか」

淡「えー」

誠子「頑張れよ」

照「お菓子を差し入れするから頑張って」

淡「ヤダー」

菫「こら待て逃げるな!ついてくるんじゃなかったのか!?」

淡「それとこれとは話が違いまーす」

カン

28: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/15 21:38:03 ID:ojMNgaFOO


あわいい

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