【鷺森灼SS】灼「弘世さんには負けられない」

鬼滅の刃20巻を無料で読む方法!

1 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: 2012/08/21(火) 15:20:48.61 ID:03PwVweT0

恒子「準決勝中堅戦、決着ー!」

恒子「白糸台・渋谷選手と千里山・江口選手の壮絶な叩き合い!3位転落の阿知賀と4位新道寺は苦しくなってきたー!」

控え室前

憧「うう… 上位に喰らいつけなかった… ごめん」

灼「謝るなんてらしくない」

憧「でも…」

灼「大丈夫… 策はある。さっきの次鋒戦を見ていて思いついた」

憧「え、さっき思いついたって何それ!?大丈夫なの!?」

灼「問題ない」ヨイショ

憧「何そのバッグ?重そうだけど何が入ってるの?」

灼「大丈夫だから」
3 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: 2012/08/21(火) 15:26:48.56 ID:03PwVweT0

憧「ちょっと、せめてどんな策なのか教えてよ!」

灼「…憧は、ゲームとかやったりする?」

憧「?」

灼「敵をやっつけるゲームって、凄くいろんな武器があるよね。剣だったり、弓だったり、斧とか槍とかナイフとか…」

憧「??」

灼「次鋒戦、白糸台の弘世さんはまるで弓を射っているような打ち筋だった」

灼「多分、自分の一番得意分野だからだと思う」

灼「あの人が弓でくるなら、私にはコレがある」

憧「???」

灼「これにかけては絶対負けたくない」
4 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: 2012/08/21(火) 15:34:17.57 ID:03PwVweT0

憧(前から「レジェンドツモに憧れてた」とか、夢見がちな事を言う子だと思ってたけど…)

憧(遂におかしくなっちゃった…?)

憧(私が点取られたせいなのかな…)グスン

灼「な、泣かないで!とにかく心配ないから!」

灼「行ってくる!」スタスタ

5 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: 2012/08/21(火) 15:44:19.40 ID:03PwVweT0

恒子「さあ、各校副将の選手が対局室に揃いました!」

誠子「よろしく」

浩子「よろしゅー」

哩「よろしく」

灼「よろしく」ゴトッ

浩子(なんやあのでかいバッグ?2回戦の時は持ってへんかったはずやけど…)

浩子(まだ何か新しい要素が加わるんか?とりあえず要注意やな…)
東家:灼 南家:誠子 西家:哩 北家:浩子
恒子「副将戦、スタートですっ!」
6 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: 2012/08/21(火) 15:54:37.49 ID:03PwVweT0

東一局

―回想―

晴絵「いい灼? 2回戦で千里山の船久保はアンタの打ち筋を探っているようだった」

晴絵「でも、対策を立てられるほどのデータはとれていないはず」

晴絵「おそらく準決勝でも、最初のうちは様子を見てくる、だから―」

―回想終―
灼(わかってるよハルちゃん)

灼(―だから、データを取らせる前に叩く!)

灼「リーチ!」ゴソゴソ

ゴトッ

誠子「!」

哩「な…」

浩子「なんやこれ……ボウリングの…ピン?」
7 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: 2012/08/21(火) 16:04:26.92 ID:s77vTJMG0

いい発想だ
8 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: 2012/08/21(火) 16:08:49.38 ID:03PwVweT0

恒子「阿知賀女子・鷺森選手、先制リーチ!そしてなんとなんとー!」

恒子「リーチ棒の代わりに、ボウリングのピンを場に立てたー!なにこれすげー!!」

健夜「え、ちょっと、おかしいよね?なんで普通に進行してるの?誰も止めないの?」
浩子(何考えとんねんコイツ…何か言うたらな…… なあ白糸台の)チラッ

誠子「……」

タンッ

浩子(ちょ、普通に打牌した!?リアクション無し!?)

哩(白糸台は何も言わん… 私だけ騒いでもカッコワルイし黙っとくか…)

タンッ

浩子(新道寺もかい!ウチがおかしいんか!?スルーするトコなん!?)

浩子(何やこれ!何やこれ!?何やこれ!!??)
9 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: 2012/08/21(火) 16:11:42.22 ID:1/svnDS50

ちょっとワロタ
10 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: 2012/08/21(火) 16:19:29.57 ID:03PwVweT0

浩子(あ、ウチの番… と、とりあえず何か切らんと)アセアセ

ポロッ

浩子「あっ」

灼(もらった!狙いはあの人のiP○d!)

灼「ロン!」

ガシッ

灼「ふんっ!」ブンッ

ドグシァ

ガシャァァァァァン

浩子「ぎゃあああああああ!!!」
11 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: 2012/08/21(火) 16:28:05.11 ID:03PwVweT0

恒子「あーっと!鷺森選手、ロンと同時に立てていたピンを持ち、船久保選手の液晶タブレットを粉砕!」

健夜「いやいや、危ないよ!普通に実況してる場合じゃないよ!」

浩子「あ… あ…」

灼「これでもうあなたはデータ収集できない」

浩子「ウチのiP○dが… 2年分のお年玉が…」

健夜「ていうか対局室でiP○d持ってるのもおかしいよね?いくら色々持ち込み可でもさすがに通信端末はダメだよね?」

恒子「ま・さ・に!デストローイ!」

健夜「ここにツッコミは居ないの?」
憧「…ねえ、あれってハルエの指示なの?」

晴絵「私ゃ知らんし」

穏乃「灼さんかっけー!」ムッハー
13 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: 2012/08/21(火) 16:37:47.86 ID:03PwVweT0

浩子「ちょっとー!ウチのiP○dどないしてくれんの!」

灼「大丈夫です。壊れてないですよ」

浩子「思いっきり壊れとるやん!画面これバキバキやんけ!」

灼「いやいや、気のせいです。壊れたように見えるだけですって」

灼「次鋒戦、見てましたよね?そちらの二条さんは別に大怪我してませんよね?」

灼「本当は矢なんて刺さってないし、射られた気がしただけのこと」

灼「それと同じです」

浩子(どう見てもホンマに壊れてんねんけど…)

浩子(でも、iP○dの持ち込みしてたんを咎められてもかなわんし…ぐぬぬ)

浩子(一旦大人しくしとこ、この件は対局が終わってからや)
恒子「問題ないみたいです!続行でーす!」
14 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: 2012/08/21(火) 16:46:57.59 ID:03PwVweT0

灼(これで千里山のデータ麻雀は封じた…)

灼(見ててハルちゃん)

灼(ハルちゃんの行けなかった決勝の舞台… 必ずたどり着く!)

灼(2位じゃなく、1位通過で!)

灼(次の標的は… 白糸台!)チラッ

誠子「……」

灼(今の私なら!いける!いける!やれる!やれる!がんばれボウリングファイター灼!!)

誠子「……」
15 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: 2012/08/21(火) 16:50:53.31 ID:ZIPCmxNj0

しかし相手はコンバットファイター
18 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: 2012/08/21(火) 17:00:32.77 ID:03PwVweT0

灼(一回手の内を見せたからには、次は不意打ち…)

灼(自然に左手でピンを握って…)

灼(ダマで聴牌できる局を待つ…!)グッ
誠子「……」

浩子(和了るたびにアレやるんやろか…こえー)ドキドキ

哩(対面だから大丈夫対面だから大丈夫…)ドキドキ
菫「なあ、あれって本物のピンなんじゃ…」

淡「えー?スミレの弓と一緒でしょー?みんな別に気にしてないよー?」

照(…プリンおいしい)
20 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: 2012/08/21(火) 17:07:17.55 ID:03PwVweT0

東三局

灼(きた、聴牌!)

灼(捨牌見ると白糸台からは出なさそうだけど、この際関係ない!)

灼(ツモでも他家からロンでも、ここで白糸台に一撃かます…!)ギュッ

誠子「……」

数巡後

誠子「……」

タンッ

灼(白糸台からきた!一番自然にいける!)

灼「ロン!」
21 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: 2012/08/21(火) 17:12:53.59 ID:03PwVweT0

灼「どりゃあぁぁぁ!」ブンッ
パシッ
灼「……は?」

浩子「と、止めよった…」

灼「…そ、そんな…」

誠子「……」

恒子「止めたー! 亦野選手、鷺森選手の一撃を片手で軽々ブローック!さらにピンを奪い取りました!」

健夜「競技違ってるよね?麻雀だよねこの大会?」
22 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: 2012/08/21(火) 17:18:18.97 ID:03PwVweT0

誠子「……ボウリングのピン、か」

誠子「殺傷力ある鈍器としては目の付け所は良かったが」

誠子「如何せん、扱う人間が素人ではな」

灼「!」

灼「素人じゃない!私は小さい頃から店の手伝いで」

誠子「そういうことではない」

誠子「攻撃時の体勢、握り方、タイミング、殺気の消し方…」

誠子「武器としての扱いが素人だ、と言っている」

誠子「ピンで人を殴ったことなど、無いのだろう?」

誠子「それでは、私は倒せない」バキッ

浩子「あ、握力でピンを砕いた…アホな…」

灼「ぐっ…」

誠子「くにへかえるんだな 君にもおばあちゃんがいるだろう」
浩子(ピンで人を殴ったことないとか当たり前やろ)

哩(普通の麻雀させんかい)
23 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: 2012/08/21(火) 17:20:22.06 ID:dCID7tyV0

さすが亦野さんやで
25 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: 2012/08/21(火) 17:27:54.14 ID:03PwVweT0

灼(こ、この人何者…? 下手したら殺(や)られる……)

灼「くっ、それでも!」

灼「私はやるしかないんだ!」

灼「ハルちゃんのために!憧たちとその友達の約束のために!」

灼「そして自分自身のために!」

灼「ここであなたを倒し、1位で決勝に進む!」

誠子「その心意気や良し… ならば全力でかかってくるがいい」
浩子(新しいタブレットいくらぐらいかなー、ちゃんと弁償してもらわななー)

哩(花田…姫子…早く帰りたいわ)
27 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: 2012/08/21(火) 17:36:16.72 ID:03PwVweT0

そして対局は進み―
灼「ダブル(二刀流)だ!」ドドン

誠子「甘い」スカッ

灼「かめごうら割り!」ズガァン

誠子「まだまだ」チョイ

灼「グランドスラム!」

誠子「それは違う人の得意技だ」

灼「殴れないなら投げて当てる!」

誠子「無駄無駄」ヒョイヒョイ

灼「ごめんハルちゃん、もう一回だけ無理する。トリプル(三刀流)!」

浩子「ピンなんか口に咥えたらアゴ外れんで!やめとき!」
ワーワーギャーギャー
30 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: 2012/08/21(火) 17:45:00.45 ID:03PwVweT0

後半戦オーラス

灼(ハァ…ハァ…)

灼(結局一発も当てられないまま…)

灼(ピン10本を使い切ってしまった…)

灼(でもまだ…最後の手段…。このボウリング球がある!)

ゴソッ

誠子(バッグの中に手を…)

誠子(まだなにか入ってるのか…?)

誠子(まあ何が入っていようと、警戒することに変わりはない)
31 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: 2012/08/21(火) 17:51:54.22 ID:03PwVweT0

灼(ずっとこっちを見られてる…)

ジリ…ジリ…

灼(焦るな…我慢……)ドキドキ

………

灼(なんとか油断した一瞬を…)

……

哩「! ツモ!2000・4000!」

誠子「はい」

灼(よそ見した!今だ!)
32 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: 2012/08/21(火) 17:53:12.86 ID:Xv74Kh3rO

和了ってないのにやるのかよwwww
35 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: 2012/08/21(火) 17:55:54.10 ID:03PwVweT0

灼「ええぇぇーーい!」

誠子「来たな だがこれしきは想定内…」

バサッ

誠子「! これはバッグ!? 前が見えな…」

灼「後ろだっ!」

誠子「!」

灼「いっけえぇぇーーー!ボウリング投法!!」
ゴリッ
37 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: 2012/08/21(火) 18:00:15.56 ID:vGJIi36Y0

音がwww
39 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: 2012/08/21(火) 18:06:05.15 ID:03PwVweT0

恒子「あーっと、ここで最後の大技が炸裂ー!亦野選手の脳天に鉄球が直撃ヒーット!」

健夜「撲殺だよー!」ガビーン
灼「……、やったか!?」

誠子「…いい一撃だ……しかし」
バキッ パカッ
灼「あ……、球が割れ……?」

誠子「…私の石頭を割るには少し足りなかったようだな」

灼「そんな……」
42 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: 2012/08/21(火) 18:11:41.16 ID:03PwVweT0

灼「…完敗です」

誠子「…一つだけ聞かせて欲しい」

誠子「なぜ、他人の和了りにあわせてまで私への攻撃を選んだ?」

灼「……あなたに勝ちたかった。ただの私の我侭です」

灼「このままあなたに何もできないままじゃ、たとえチームが勝っても私自身納得がいかない…」

灼「そんな気がしたんです」

灼「…すみませんでした」

誠子「…そうか」

誠子「…その気持ちがあれば…、次もまたいい勝負ができるかもしれない」

誠子「…決勝でまた会おう。いい試合だった」

灼「…亦野さん……」
浩子「あの、そんなんもうええから!早よ点棒ー!!2000・4000やで!!!」バンバン

灼誠子「あっはいすみません」

カン
44 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: 2012/08/21(火) 18:19:35.30 ID:03PwVweT0

おわりです 読んでくれた人ありがとう
あとキャラが違うとかいろいろあると思いますけどごめんね
45 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: 2012/08/21(火) 18:19:59.81 ID:61HgLOnq0

乙乙
リーチピンはワロタよ

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする