【姉帯豊音SS】久「最近卓の下から足で相手をつんつんする妨害が流行ってるらしいわ」

鬼滅の刃20巻を無料で読む方法!

1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/27(水) 12:58:29.49 ID:iZOB9DLYP

久「相手の敏感なところを刺激して集中力を削いだり、長時間つつくことで体力の消耗を狙ったりするらしいの。卓の下に防犯カメラを付るわけにもいかないからって本当に姑息よね……。あなたたちも気をつけてね」

咲・和「はーい」
6 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/27(水) 13:14:33.27 ID:Z6XQSI6t0

おいおいどんだけ足長いんだよ
姉帯さんか
25 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/27(水) 14:54:08.64 ID:13mXOU110

姉帯(宮永さんちょー可愛いよー、イっちゃいそうなのかなー? ちょっとジラしちゃおー)ツン、ツン

咲「くぅ、んっ? ……うぅ」モジモジ

霞「あらら……」クスッ

咲(まずいよ、このままだと私……はやく、終わらせないと)

咲「カ、カンッ!」パシッ

末原「あっ!?」

咲「ツモッ、嶺上、開花っ……」ハァハァ

姉帯(あぁ~~焦る宮永さんちょーかわいーよぉ~!!)ツンツン

末原(……メゲるわ……)カタカタ
53 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/27(水) 18:02:37.51 ID:13mXOU110

対局前――

咲「卓の下から足を伸ばして?」

久「そう。岩手の代表校にそんな妨害技を繰り出してくる子がいるらしいの」

優希「でもやられた相手がチクればあっという間にしょっぴかれるじぇ」

久「でも証拠はまるで挙がってないの。もちろん、女子の対戦だから卓の下にカメラをむけるわけにもいかないし」

久「なにより対戦した相手からは何も証言が出てこない。あくまで噂があるってだけよ」

まこ「もしくは逆恨みで風評を流しとるんかのう」

久「今年初めて出てきた高校だから、あり得る話ね。ともかく、これが宮守高校の写真よ」ピラッ

京太郎「これは……」

和「はじめから犯人が分かってるような……」
57 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/27(水) 18:09:16.23 ID:13mXOU110

咲「大きい人だね……もしかしたら、2メートルくらいあるんじゃ……」

和「それにしてもこの格好、どこかの漫画で殺し屋でもやってそうですね」

京太郎「お前なんかダブルスコアで負けるんじゃないか?」チラッ

優希「なにー!? 表でろやこの犬!」ゲシッ

まこ「それはええとして、こいつはどこで出てくるんじゃ」

久「大将。つまり、咲が相手ね」

咲「わ、わたしっ!?」

久「とはいっても、噂は噂よ。それにこの高校には実業団でも監督を務めた人が顧問になっているから、心理戦はお手の物でしょうね」

和「つまり、噂を流した上で打ち筋を乱そうと……」

咲「うぅ……大丈夫かなあ……」
60 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/27(水) 18:21:10.90 ID:13mXOU110

副将戦

初美「ツモ! 8000・16000ですよー」

和「はい」ジャラッ

実況「小四喜炸裂ー! ここで副将戦が終了! トップは姫松、それを清澄が追います!」

塞(変わらず四位、トヨネに任せる展開になったか……)スクッ

和「ありがとうございました」

塞「お疲れさまでした」スタスタ

塞(うーん、まずい展開になった……)

豊音「……」

塞「あ、トヨネ」

豊音「お疲れさまー。大変だったねー」

塞「う、うん……ごめん、こんな展開で回しちゃって」

豊音「いいよー、お互い様だもん。それに……」

豊音「遠慮なく行けそうだしねー」ニコッ
62 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/27(水) 18:27:08.00 ID:13mXOU110

塞「っ……じゃ、じゃあ、あとはよろしくね」

塞(トヨネ、やっぱりあれを……)

控室

エイスリン「オツカレー」

白望「永水を抑えただけでも十分な仕事ぶりだったよ」

塞「うん、ありがとう」

トシ「んー、しかし望ましくない試合展開ではあるねぇ」

胡桃「ここまでは私達がトヨネのアレを見せないようにしてたけど……」

白望「……まぁ、しょうがないんじゃないの。実際、あれが一番勝てる術なんだし」

エイスリン「……///」モジモジ
63 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/27(水) 18:34:08.14 ID:13mXOU110

咲「和ちゃん、お疲れ様」

和「ありがとうございます。咲さんも、くれぐれも油断なく」

久「咲、アレ、忘れないようにね」

咲「あ、そうでしたね。それじゃ、行ってきます!」ガチャッ

まこ「すっかり忘れとったけど、そこまでダーティな試合をする連中じゃなかったのう」

久「むしろ不正を嫌う方よね……それも戦略、といえるかもしれないけれど」

優希「なんにせよ咲ちゃんなら心配ないじぇ!」

和「咲さん……」
64 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/27(水) 18:35:52.50 ID:bmmpH4sK0

フェイントで末原さんツンツンしてもいいよ
66 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/27(水) 18:41:57.09 ID:13mXOU110

大将戦――

咲(ここを勝てば、お姉ちゃんまであと一つ……絶対に負けられないっ)テクテク

豊音「あ」スッ

咲「……よろしくお願いします」

豊音「よろしくー」ニコッ

咲(やっぱり肉眼で見ると相当大きいな。でもこの笑顔……とうてい、そうは見えないけれど)

豊音(この人が一番強そうだなー、それに泣いたりでもしたら……よーし)クスクス

霞「おねがいしますね」

末原「よろしくお願いします」

実況「さぁ、運命の大将戦、いよいよ開始です!」
69 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/27(水) 18:53:45.35 ID:13mXOU110

末原「ロン、3900」パタッ

豊音「あっ、はい」ジャラジャラ

咲(速いな。それから宮守の人、なにもしてこないけれど……)

豊音(うーん、清澄の人ガードが堅いなー。やっぱりここぞという時にとっておくべきだったかー)

次局

末原「ツモ、1000・2000」パタッ

実況「姫松速攻で二連続和了! このまま逃げ切るつもりかー!?」

咲(これ以上点差が開くとまずいな……宮守からも何もされないし、よしっ)

次局

末原(親番、早く回したいところやけど、やっぱり勢いにのって攻める!)スタッ

咲「カン」カチャッ

末原「!」

豊音(来たっ!)ニヤッ
71 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/27(水) 19:00:34.29 ID:13mXOU110

咲「ツモ、嶺上開花」パタッ

末原「くっ……はい」ジャラジャラ

咲(これでひとまず大将戦の収支はトップに……)

ツンツンッ

咲「っ!?」

豊音「……どうか、しました?」クスッ

咲「……いえ、なんでも」

霞「ふふ……回しますね」ポチッ

控え室

エイスリン「トヨネ……」モジモジ

塞「出たな、トヨネの六曜の一つ、”先勝”が……」
73 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/27(水) 19:18:25.79 ID:13mXOU110

末原(まあ清澄の嶺上開花は計算の範疇や。それにオリてたら勝てるものも勝てへん……)

末原「リーチ!」

豊音「ふーん……」ツンツン カチャッスタッ

咲「っ……」カチャッスタッ

咲(さっきからこの人の足が……でも平然と打ってるから、気付いてないだけなのかな?)

咲(ううん、気を取られちゃダメ。それよりも姫松のリーチ、これを崩さないとっ)

豊音「よーし、通らばリーチ!」

末原「!」

咲(追っかけリーチ? でもそれだけ当たる確率は高い。よし、これでイーシャンテン……)カチャッ

ツンツン

咲「っ!」チラッ

豊音「~♪」

咲(うう、集中できない。それに、もしかしたらこれってこの人の……? ううん、ひるんでたって、仕方ない!)スタッ

豊音「ロン、リーチ一発ドラ1、5200」

実況「清澄放銃! これで宮守が三位に躍り出ました!」
74 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/27(水) 19:24:50.95 ID:13mXOU110

咲「あっ……はい」ジャラッ

豊音「くすくす……」

末原(ペンシャン待ち? 追っかけにしても無茶しよるな)

霞(ふんふむ……)

控え室

トシ「またあの子は……」ハァ

胡桃「あれで邪念が入るんだよね。もし注意しようものなら、もう麻雀には集中してない証拠だから、トヨネの術中にハマってる」

白望「それだけなら姫松の中堅と大差はないんだけど。でもトヨネの厄介なところは他にある」

エイスリン「……」
76 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/27(水) 19:35:02.01 ID:13mXOU110

数ヶ月前

エイスリン「ロンデス。エット、8000、オーケー?」

白望「バカホンでダブ東だから、オーケー」

胡桃「ぎゃー! 強すぎでしょっ! これで何連続和了?」ガシャガシャッ

エイスリン「エヘヘ」

ツンツンッ

エイスリン「ヒッ!」

豊音「んー、どうしたの、エイスリン?」ニコニコ

エイスリン「……の、のーぷろぶれむ……」

次局

エイスリン「ウ、アゥ……」モジモジ

豊音「大丈夫、エイスリン? トイレ、行きたいんだったら行ってもいいよー」ニコッ

エイスリン「ダイジョウブ……」スタッ

豊音「あ、それロンだよー」パタッ

エイスリン「エッ」
79 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/27(水) 19:41:32.09 ID:13mXOU110

胡桃「おー、さすがトヨネ! エイスリンにも負けないとは」

エイスリン「ア、アノ、トヨネ……」カキカキ

白望「ん……足?」

豊音「えっ、足? もしかして当たってた? わわっ、ごめんね、私、背が大きくて脚も長いからつい!」

エイスリン「ざっつ、おーるらいと……」

次局

エイスリン「ンッ、クゥッ……アッ」ビクッ

豊音「……」ニコニコ

エイスリン「アゥゥ……アンッ」ポロッ

豊音「エイスリン、それ捨てるのー?」

エイスリン「アッ、ソ、ソウ……」スタッ

豊音「じゃあロンだねー」パタッ

エイスリン「ウ、ア……」ガクガク

白望「……」
82 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/27(水) 19:51:48.23 ID:13mXOU110

エイスリン「アノトキハ、ナンニモ、デキナカッタ……」モジモジ

白望(正にされるがままだったね)

塞「先勝というと、先手必勝が思い浮かぶかもしれないけれど、トヨネの場合は精神面で先に勝つことを意味してる」

塞「なんらかの負い目を相手に与えた上で、あるいは相手に後れを取ってしまったという意識を植え付けることで、有利に試合を進める」

塞「それがトヨネの六曜の一つ、”先勝”」

胡桃(なーんてもっともらしく説明してるけれど、単に邪魔してるだけなんだよね)

塞「そして一度有利に立ってしまえば、豊音のペースが止まることはない」

対局室

咲「ん、うんっ」ビクッ

豊音(ふふふっ、ちょっと湿ってきたかなー)ヌルッ

咲「くっ、カンッ!」ガシャッ

末原「あっ!」

咲「リンシャン……えっ!?」

咲(嘘っ確かに当たり牌をツモるはずだったのに)スタッ

豊音「それ、ポン」パタッ
85 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/27(水) 20:01:34.84 ID:13mXOU110

控室

優希「咲ちゃん、どうしちゃったんだじぇ……」

まこ「流れたのがよかったのかどうか。しかし、これじゃと波に乗り切れんなぁ」

和「……」

次局

咲(そうだっ、なにもこっちがされ放題のままでいていいわけじゃないんだ。それなら、こっちだってさりげなさを装って……)

末原「リーチ!」

豊音「追っかけリーチするけどー」

末原(また追っかけ? 面倒なことしよるわっ)スタッ

豊音「ロン」

咲(いまだっ)スッ

クチュッ

咲「あんっ!」ビクッ

豊音「リーチ一発、3900」ニヤニヤ

末原(ま、また追い抜かれたっ!?)
87 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/27(水) 20:08:34.75 ID:13mXOU110

豊音(仕返ししてくるなんてやりがいがあるよー、可愛いなー宮永さん。意表を突かれた顔もちょーかわいいし喘ぎ声もちょーやらしー)

咲(い、いま明らかに私の足を見切って……?)

控え室

トシ「あんまり好ましくない流れだけど、あの清澄の子やるねぇ」

塞「豊音の六曜が二つも繰り出される。なかなかないことですね」

白望「”先負”、だっけ」

胡桃「うう、あんまり思い出したくない……」
88 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/27(水) 20:14:09.41 ID:Fe5rAh290

仏滅と大安が楽しみすぎる
90 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/27(水) 20:19:51.96 ID:13mXOU110

数ヶ月前

ツンツン

胡桃「……」イライラ

豊音「~♪」ニヤニヤ

胡桃「ちょっと、足! やめろそこ!」

豊音「あ、ごめんなさい……」シュンッ

胡桃「くっ、なんでそこでしおらしく……」スタッ

豊音「あ、ロンです」パタッ

胡桃「あ゛ー!」ガシャガシャッ

白望「アガれないからって他人や牌に当たっちゃダメだよ」

胡桃「元はと言えばこいつが……くそーっ」

胡桃(こうなったらこっちからも足で牽制してやるっ)ブンッブンッ

豊音「んー?」

胡桃(……届かない!)
92 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/27(水) 20:24:15.01 ID:SdkkMefC0

届かない!

の時の顔が余裕で浮かぶ
93 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/27(水) 20:25:31.80 ID:Fe5rAh290

宮守メンバーと咲ちゃんとで二度美味しいSSやな
95 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/27(水) 20:26:18.38 ID:13mXOU110

胡桃(おのれぇ……そうだ、牌を落としてその隙にっ)ポロッ

胡桃「あーしまったー」スタッ

チュプチュプッ

胡桃「ひあっ」ビクッ

塞「おい、どうした?」

胡桃「くっ、このっ」ギロッ

チュプッ

胡桃「ひゃっ!」ビクゥッ

胡桃(さ、さっきよりも深く……)ハァハァ

白望「はやくしなよ……」

胡桃「うっ、ごめん……」スタッ

豊音「ロンだよー」パタッ

胡桃「あっ……」ガーンッ
106 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/27(水) 20:36:55.54 ID:13mXOU110

胡桃「その後ありとあらゆる手を企てたけど、どれも先手を取られちゃった……」

白望(充電が始まったのもそれからだっけ……今年に入ってから面倒なことが多くなったよなあ……)

塞「”先勝”の発展系でもあるね。精神面で有利に立った上で相手の行動を見越し、手玉に取る」

塞「でも、言うほど簡単な技じゃない。なにより、有利に立つことで守りに入ってしまうこともある」

塞「有利を最大限に活かしながら相手の攻撃をいなしてさらなる有利に立つ。やってることはダーティだけど、手練だよ、トヨネは」

対局室

咲(そんなのって……!)

咲(いや、考え方を変えたほうがいいかな。足のことは、もう諦めよう。ひたすら麻雀に集中してこの人を倒す)

咲(なにより、麻雀以外のことが原因で負けるなんて、麻雀に対して申し訳が立たない!)

豊音(まだ闘志が感じられる、すごいなー。とてつもなくラッキーだよー、こんな人と当たれるだなんて)

豊音(言った通り、本当に遠慮なく行けそうだなー)ワクワク

霞(二人でお楽しみみたいだけど、麻雀は四人でやるものってことをお忘れなく)

末原(偶然の可能性も捨てきれへん。もういっぺん、試してみる!)
110 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/27(水) 20:50:07.28 ID:13mXOU110

豊音「リーチ一発」

末原「なっ……!」

実況「宮守猛追! 流局を挟んで三連続和了! これで清澄を抜いて二位に躍り出たぁー!」

豊音「ふふふー♪」ツンツン

咲「くぅ……」

次局

霞(そろそろ行きましょうか……)スゥッ

豊音(! 永水さんも攻める気みたいだねー)

豊音(でも、ちょっと待ってて欲しいかなー?)

豊音「ポン!」

末原(なっ、アホか、追っかけリーチを捨ててまで……)

豊音「チー! ポン!」

霞「裸単騎……」

豊音「ぼっちじゃないよー」ツンツン

咲「はぅっ」ビクッ
115 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/27(水) 21:08:40.87 ID:13mXOU110

豊音「お友達がきたよー、ツモ! 2000オールの三本場は2300オール!」

実況「またもアガったー! これで4連続! 宮守が止まらないー!」

控室

和「あぁっ!」

久「予想以上だったわね、宮守の大将、相当なやり手だわ」

和「あんなの反則です! いますぐにでも抗議しに行きましょう!」

まこ「無理じゃ。このカメラじゃとまるでわからんように、大会運営にかけあっても負け犬の遠吠えと受け取られかねん」

和「それじゃあっ……」

京太郎「ウブな咲じゃ相手が悪かったか……」

久「……いえ、地力なら咲が一番のはず。信じましょう」

優希「うぅ……咲ちゃん頑張れー!」
122 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/27(水) 21:23:52.65 ID:13mXOU110

次局

ツンツン

霞(……? 私に矛先を変えた? 折角のお誘いだけど)ペシッ

ツンツン クイクイ

霞(かかとを持ち上げて、対面に投げ出す……へぇ……)チラッ

豊音「ふふふ」クスッ

霞(このまま行けば姫松と清澄が勝手に落ちて二位が転がり込んでくる、利用しない手はないわね)

ツンツン

咲「っ……」プルプル

咲(つつかれるだけなら、なんとか慣れてきたかな。牌も見えるようになってきたし、次の前半オーラスは親だから……)

ツンツン クチュッ

咲「あっ!?」

咲(りょ、両足!? でも、これ感触が違う……)チラッ

霞「くす……」クチュクチュ

咲「あうっ」
126 :前半オーラスって末原先輩だったな 2012/06/27(水) 21:33:43.02 ID:13mXOU110

豊音「ポン」

末原(また裸単騎かっ)

霞「……」トンッ クチュプッ

咲「んぅ、はっ……(永水も、テンパイしたみたいだけど、これって索子の染め手に見せて……)」

末原(! 一枚も出とらん字牌……! テンパイしとるけど、これを捨てたら……)

豊音「くすくす」ツンツン

霞「くすっ」クリクリ

咲「はっあぁっ」ビクビク

末原(……オリるしかないやろっ)トンッ

豊音「ツモ! 2600オールの四本場は3000オール!」

実況「5連続だー! 信じられない、そしてこれで姫松首位陥落、宮守がトップに君臨ー!」

末原(捨ててもあたらへんかったやと……)ガクガク

咲「あっ、はぁんっ」ビクゥッ
131 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/27(水) 21:49:27.16 ID:13mXOU110

控室

トシ「今度は”友引”……あの子、もうブレーキが効かないのね」ハァ

塞「っ……」

白望(そんなこともあったっけなぁ……)

数ヶ月前

ツンツン

塞「無駄よ」ペシッ

豊音「あうっ」

塞「そんな小手先の技に頼るくらいなら自前の雀力を高めたらどう?」

豊音「これやらないとテンポが出なくてさー」

塞「全国でやって私達に迷惑かける前にやめなさい」

豊音「ぬー……あーそうだ、塞は大抵の異能を封じられるんだよねー? だったら塞相手に足が通用したら許可してよー」

塞「無駄な時間になりそうだけど……」
134 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/27(水) 21:57:22.75 ID:13mXOU110

塞「……」カチャッ トンッ

豊音「……」カチャッ スタッ

塞(まるで動いてこない……懲りたのか? それならそれでいいんだけど)

ツンツン

白望(んー?)

豊音「……」チラッチラッ

白望(塞の方を見て、足を……エイスリンみたいなことを、ダルい……)

ツンツン

白望(このままだと私が餌食になりかねないのかぁ。そっちのほう面倒、かな。はぁ……)

ツンツン

塞「!?」

塞(まるで気配がなかったのに!? どういうことだ!?)
135 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/27(水) 22:02:32.26 ID:13mXOU110

ツンツン

塞「くっ……」ギロッ

豊音「……」カチャッ トンッ

塞(そんな様子は一切ない。なんで……?)

豊音(異能は塞げるかもしれないけど、常人のほうはどうなのかなー?)カチャッ トンッ

白望(ただつついてるだけじゃダメなんだろうなぁ……ダルい……)クチュクチュ

塞「あ、くはぁっ……」トンッ

白望「ロン、12000」パタッ

塞「あっ……」

白望(アガれる確率は増えるかもしれないけど、面倒だよなあ、やっぱり)
137 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/27(水) 22:10:16.27 ID:13mXOU110

豊音「ロンだよー、11600」

塞「うぅ……」ハァハァ

豊音(さーてと、そろそろシロもめんどくさくなってきただろうし……)スッ

チュプッ

塞「あぁぁっ!?」ビクビクゥッ

塞(今までのと、違う、足、閉じないと……)

白望「はぁ……」グイッ

塞(太股に足が!? 抑えつけられて……)

豊音(ありがとうねー)グチュグチュ

塞「あ、あっ、ああぁぁぁっ!!」ビクビクビクゥッ

白望(満足したら私に矛先が向かないだろうしね)

豊音(友達って、やっぱりいいなー)キラキラ

塞「あっ、はぁぁんっ、ふぁっ……」ヒクヒク
140 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/27(水) 22:18:27.23 ID:13mXOU110

塞「思い出すだけでも恥ずかしい……」カァァ

トシ「もっとも誰でも出来るというわけではないがね。豊音と同じくらい、注意深く周到にやってのける技がある者でなければ引き込めない」

トシ「それは自分と同程度、あるいはそれ以上の敵を相手にしなければならないということでもある」

トシ「しかし、組んだ時の破壊力は確か」

対局室 次局

霞「ツモ、3500・6500」

実況「永水が跳満で止めたぁ! これで永水が3位に浮上、2位も見えてきました!」

豊音(お礼がわりのつもりだったんだけどー……高くつくなー)

霞「ふふ」クスッ

咲「あぁん……」モジモジ
143 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/27(水) 22:28:12.62 ID:QASb/xoy0

そして案の定末原空気に
144 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/27(水) 22:28:18.95 ID:13mXOU110

咲「ツ、ツモ! 嶺上開花!」

実況「清澄も負けない、これで三位を奪い返した!」

咲「はぁ、はぁ……」

豊音(粘り強いなー、ホントやりがいあるよー、楽しいよー)

末原(くそっ、このままやと三位陥落や……それだけは避ける!)

次局

末原「ロン! 2600の一本場で2900!」

豊音「あっ……」

豊音(宮永さんに気を取られて麻雀がおろそかになってたよー、いけないいけない……)

咲(あ、焦らすの……?)

次局

霞「ツモだわ。1300・2600、お願いします」

末原(親っ被り……っ)ワナワナ

実況「ここで前半戦終了ー! 序盤は姫松の独走と見られましたが、熾烈な争いになってきました!」
152 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/27(水) 22:41:30.26 ID:13mXOU110

末原(アカンな……作戦を一から練り直さんと……)

咲「はぁ、はぁっ」ヨロッ

豊音「だいじょうぶー? 顔赤いよー?」ダキッ

咲「っ!?」ビクッ

霞「あら……」クスッ

咲(こ、この人、大きいから包まれるみたいで……だ、だめ、そんなのっ!)

咲「あ、ありがとうございます、でも大丈夫、ですから……」ジタッ

豊音「医務室、つれていこうかー?」

咲「いえ、そのっ!」

豊音「それとも、トイレとか?」ボソッ

咲「っ!」ゾクッ
154 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/27(水) 22:46:50.38 ID:3zJ+UTpf0

羞恥で顔真っ赤にしてる咲ちゃんかわいい!
155 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/27(水) 22:47:12.16 ID:Fe5rAh290

終わってからが本当のお楽しみだね!
156 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/27(水) 22:53:41.59 ID:13mXOU110

和「咲さんっ!」ダッ

咲「あ、和ちゃん……」

和「行きましょう、早くっ!」ギュッ

咲「そ、そんなに引っ張らなくても、まってっ」ダッ

豊音「あー……先約、あったのかー……」

出入り口

豊音「……」

白望「どうしたの、たそがれたりして」

豊音「んー? シロはさー、当たり牌が他家とカブってたとして、相手にツモられたりしたら、どう思うー?」

白望「よくわかんない……」

豊音「あははー、ごめんねー。でも、他人にはよくわからない気持ち、っていうところでは、同じかなー」

白望「……私は面倒だから何とも思わないけど、トヨネが悔しいならそれを晴らすくらいのことはあってもいいと思うよ」

白望「もちろん、麻雀で」

豊音「うん、そうだよねー」
159 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/27(水) 23:05:24.95 ID:13mXOU110

後半戦 対局室

末原(なんなんやこの卓……予想以上に怪物の見本市やないか……)

末原(リーチをかければ追っかけてくるわ裸単騎でもアガるわ、染め手しかやってこないヤツもおるわ)

末原(リンシャンでしか上がらないヤツはなんかさっきから顔赤いし……普通の麻雀させてーな……)

末原(おもんない……メゲたい、やめたい……)

末原(いや、考えるのやめたら凡人や、どこまでも考え続けるんや、よしっ)

霞(さて、いよいよ二位到達と行きましょうか……)

咲「……!」カチャッ

豊音(絶一門……これはシロじゃないけどめんどくさいことになったなー、協力してもらったけど波に乗せちゃうなんて……)

豊音(しばらくは、宮永さんの相手はできない、かなー)

咲「うぅ……」モジモジ
162 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/27(水) 23:13:55.16 ID:13mXOU110

控室

胡桃「そういえば、私達って六つの中の3つしかわからないよね?」

エイスリン「ハイ……コレイジョウハ、キケン、ダカラッテ」

塞「ここまでの相手なら、もしや……」

トシ「……」

白望「……」

対局室

咲「ツモ! 嶺上開花!」

末原「あっ……(三位、転落……)」

豊音(元気になってきたかなー? でも隙見せたら、必ず行くから覚悟しててねー)ニコッ

咲「……っ」ゾクゾク

咲(この人、こわいよ……衣ちゃんとはまた違う、何もかも壊そうとするんじゃない、確実に、私だけを狙ってる……!)

咲(それにこの感覚、一度だけ……)
164 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/27(水) 23:15:37.72 ID:Fe5rAh290

一度だけ……まさか
165 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/27(水) 23:19:45.94 ID:a4OgXw5m0

照さんで経験済みなのか…
168 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/27(水) 23:24:57.57 ID:13mXOU110

次局

末原(まだ親番、ここで挽回せんと……)

霞「ツモ、4000・8000」

実況「ここで永水がトップに立ったー! 正にシーソーゲーム! 最後までわかりません、そして姫松は――」

末原(ラス陥落……)カタカタ

次局

豊音(絶一門の対策が出来てないけど、宮永さんの親番であるからには仕掛けてくるはず。二位をキープする意味もこめて、いかせてもらうよー)

咲(足で何もされなくなったから打ちやすくはなってる。でも、ここでトップに立ったら確実に狙われる……)

咲(仕掛けるなら、ラス親……!)スタッ

末原「ポンッ!」

末原(あきらめへん……)

末原「ツモッ! 1000・2000!」

豊音(ふーん、そっかー……逃げるのかー……)
172 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/27(水) 23:37:15.91 ID:13mXOU110

控室

トシ「……まずい」

白望「トヨネのあの目……」

胡桃「えっ? どうしたの?」

塞「モノクルが、震えて……」

エイスリン「トヨネ……」

対局室

豊音(ガッカリだな、私は宮永さんともっと麻雀していたかったのに。それなのに他家にアガリを任せて勝負を早めようとするなんて……)

豊音(ラス親で勝負をかけるつもりなのかな。そうか、宮永さんだって勝負が大事だよね、うん、それはわかる)

豊音(でも、それは私の好きな宮永さんじゃないんだよね。どうしようかな……)

霞(っ! この邪念……!)

咲(な、何……?)

末原(やれる、まだやれるんや……)

豊音(お仕置きが必要、だよね)
175 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/27(水) 23:44:28.92 ID:13mXOU110

次局

咲(なにかしてくるとは思ったけど、今のところは音沙汰ない……私はまだ三位、子でも勝負に出ないと)

霞(ここは安全に打っていた方がよさそうなんだけど、あれを降ろした以上は守りは不可能。あくまでも攻めていくしかない)

豊音「……」ゴゴゴゴ…

控室

塞「トヨネの六曜、残るは赤口、仏滅、大安、だけど……」

白望「……赤口が来たら、まずい」

胡桃「え……?」

エイスリン「ドウイウ、コトデスカ……?」

トシ「……」
176 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/27(水) 23:45:21.84 ID:Fe5rAh290

血が……
181 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/27(水) 23:57:08.30 ID:13mXOU110

数ヶ月前

豊音「ロンだよー」

胡桃「あー! またかてないー!」ジタジタ

エイスリン「トヨネツヨイ……」

豊音「えへへー」

白望「……」

塞「はぁ、またトヨネの一人勝ち」

トシ「初めに比べたらみんなだって強くなってるよ、これならインターハイにも行けるさ」

白望「……ねえ、豊音、今日残っていける?」

豊音「え?」

白望「もう少し、打っていこうよ」
193 :突発的に書いてるものなんだから伏線とかあるわけないです 2012/06/28(木) 00:17:06.40 ID:bfMx7xKM0

バタァン!

白望「ぐっ、がっ……」グッ

豊音「はぁ、ハァ、シロ、シロッ……!」ギュウッ

トシ「豊音、ストップだ、トヨネ! シロから離れろ!」ガシッ

豊音「シロ、シロォ……」グイッ

トシ「くっ、体格の差があるとこうも……」ギギッ

白望(危険は予測してたけど、それ以上だった……”赤口”、赤は火や血を連想させるから忌み嫌われているという日)

白望(そして女にとって最も重要な血といえば……)

白望「くっ!」ゲシッ

豊音「つうっ!」バァンッ
194 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/28(木) 00:18:25.80 ID:HM4F74we0

もはや格闘技
195 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/28(木) 00:18:35.88 ID:bfMx7xKM0

白望「はぁ、はぁ、ごめん、足、出ちゃった……」

トシ「仕方ないさ、押し倒されて貞操の危機にまで晒されるとなれば……豊音、今日は、もう」

豊音「あ、あっ、ご、ごめんなさい……」ガクガク

白望「……ううん、提案した私が、悪かったんだ」

豊音「ごめんなさい、ごめんなさい、見捨てないで、もう二度と、あんなことしないから、だから」

白望「……トヨネ」ギュッ

豊音「ごめんね、ごめんね、シロォ……」
200 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/28(木) 00:31:03.31 ID:VjTlviui0

え?足の指で破瓜?
201 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/28(木) 00:32:10.24 ID:bfMx7xKM0

トシ(六曜の内残る仏滅と大安は、私も見たことがない。赤口だけでも危険なのに、それ以上はなにをかいわんや)

トシ(恐らく豊音も発動したことがあるかどうか。そしてそれを発動させてしまったとなれば)

トシ(対局室に行ってでも止めなければならない事態が起きるかもしれん)

対局室

咲「カン」

末原(来おったか……)

咲(よし、やっぱりリンシャン牌に絶一門の影響はない。これで……)

咲「リーチ!」

末原「なっ!?」

霞(追っかけリーチがあることを忘れてるのかしら……それに、今の状況では……)

豊音「……」
204 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/28(木) 00:35:32.87 ID:bfMx7xKM0

ツンツン

咲「んっ……(ここで、やっぱり来た……)」

咲(ひるんじゃ駄目! ラス親で効果的に稼ぐためにも、ここで宮守に精神的なダメージを与える必要はある!)

豊音(そのリーチ、私へのアプローチと取って良いのかな……? それならお望み通り、やってあげるよ)

豊音(この五面張で、決める!)

豊音「通らばリーチ!」

末原(どうするつもりや……)

霞(流してあげたいところだけど……どうしようもないわね)

咲「……」カチャッ

豊音(さぁ、それが当たり牌のはず……)

咲「カン」カチャッ

豊音「!」
205 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/28(木) 00:42:34.10 ID:bfMx7xKM0

豊音(えっ……カンって、もしかして……)

咲「……もいっこカン!」

豊音(この子、もしかして、ちょーすごい……)

咲「……ツモ、嶺上開花。2000・4000!」

実況「ここで嶺上開花炸裂ー! 清澄、宮守の牙城を崩すー!」

豊音「あはは……すごい、すごいよー……」

霞(こんなに柔らかな表情をしてるのに、この邪な雰囲気は何……?)

咲(親まで後三局、これで……)

グリグリ…

咲(っ!? さっきまでのと、ちがう、つつくんじゃなくて、えぐってる!?)

豊音(ちょーすごいよー、宮永さん、逃げると見せかけて真っ向勝負に来るなんて、そして私の手をかいくぐってアガっちゃうなんてー……)

豊音(ますます欲しくなっちゃったよ)グリグリッ

咲「ひあっ!?」ゾクゾク
208 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/28(木) 00:46:57.03 ID:bfMx7xKM0

咲(うそっ、足の指で、膣までっ!? ダメ、ダメェッ!)ズキズキ

豊音「あはは、あははっ!」グイ、ギギッ

豊音(この辺だよね、ここで、破けるものが……!)

控室

白望「! 駄目だ、トヨネ!」ガタッ

トシ「っ!」ガタッ

胡桃「ふ、二人ともどしたの!?」

エイスリン「ア、トヨネ、コワイ……」ガクガク
209 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/28(木) 00:47:38.06 ID:AI76RPn00

アカン
照さんキレてまう
213 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/28(木) 00:53:04.03 ID:bfMx7xKM0

豊音「……?」グリッ

咲「あっ、かはっ……」ピクッ

豊音(破れるはずのものがないよー? それにこれ、血じゃないよねー……? どーして……?)

霞「……次、親ですけれど」

豊音「あっ、はい……」ヌプッ

咲(ぬ、抜かれた……? 感触、残って……あっ)ピクッ

末原(メゲるわ……)

霞(先程、確かに黒い焔のようなものが清澄に襲いかかった……けれど彼女は呑み込まれなかった、一体)

控室

白望「……助かった、の?」

トシ「……ひょっとして、彼女は……」

塞「モノクルの震えがまるで止まってくれない……」
220 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/28(木) 00:59:13.31 ID:bfMx7xKM0

宿泊所

照「てるっくしっ」

菫「ん、どうした。まさか、風邪か?」

照「甘く見られてる? そんなわけは、ない」

菫「あぁ、噂話がどうこう、っていうヤツか……人気者は辛いな」

照「……」ズズッ

菫「それより、もうBブロックの二回戦は大将戦だろう? 見なくていいのか? ほら、お前の……」

照「……」ギロッ

菫「ん、悪い……」

照(見たくない、勝つ所も、負ける所も、あの顔も。名前だけでも、思い出させるから……)
236 :ID変わってる・・・ 2012/06/28(木) 02:10:06.56 ID:HVR6aDok0

豊音(宮永さんが処女じゃないなんてー……これはビックリだったよー……)カチャッスタッ

霞(これで清澄が二位に返り咲き……宮守の動静も含めて相当な注意が必要ね)

末原(……そうか、他家が絶一門ならツモの流れも読める……)カチャッスタッ

咲「……カン」カチャッ

ツプッ チュッチュッ

咲「ふあっ……」ジワッ

咲(さっきの感触が、まだ残ってる……)プルプル

豊音(遊んでるって柄でもないよねー、それに、先約がいたんだし)

豊音(まあいいやー、ここは考えを変えよう。処女じゃないってことは、スムーズに快感を覚えやすくなるってことだよねー)

チュプッ ピチュッ

咲「ん、んあぁ……」ピクピク
240 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/28(木) 02:18:14.25 ID:HVR6aDok0

豊音(それに、その方が好都合だよねー)クリクリッ

咲「はっ、くはぁっ……カ、カン!」スタッ

豊音(今度はリンシャンはなしなのかなー?)コスコス

咲「つぅ、うぅ……ツモ、2000・3900……」パタッ

豊音(有効牌を引くためのカン。捨て牌を利用して追加ドローとかちょーすごいよー)スリスリ

咲「うぅっ、んんっ……」

霞(これでトップ……あらゆる意味で大詰めね)

末原(やりたい放題やないか……)
243 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/28(木) 02:23:52.39 ID:duFE3Uwf0

犯りたい放題?
245 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/28(木) 02:24:49.48 ID:HVR6aDok0

控え室

白望「一難去ってまた一難、ってところかぁ……」

胡桃「え? どーいうこと?」

トシ「清澄がここまで粘るのは確かに凄い。とはいえこれ以上進めたらいうまでもなく……」

対局室

咲「ツ、モ、嶺上、開花……」パタッ

実況「怒濤の三連続和了ー! 清澄が圧倒的な点差をつけていつの間にかトップに!」

豊音(私もいつの間にか三位に……永水さん、協力してもらったところ悪いけれど、まくらせてもらうよ!)

豊音(それに準決勝に上がれば、宮永さんともう一回出来るしね)チュプッ

咲「あっ、はぁっ!」ゾクゾクゥッ

249 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/28(木) 02:38:17.87 ID:HVR6aDok0

咲(ようやく、ここまで来たんだ。ここで耐えないと……)

咲(理想的なのは役満でも逆転不可能な点差をつけた上で、姫松に親を流させるやり方)

咲(一番良いのは、姫松が宮守を直撃すること。もう二度と、この人とはやりたくない……!)

豊音(六曜の残りは、”仏滅”と”大安”。実はこれってセットだったりするんだよー)

豊音(仏滅っていうのは仏が滅ぶこと。でも仏教においては仏が滅ぶのはむしろ良いことでもある)

豊音(輪廻転生の苦行から解き放たれて涅槃にいたれば、とても静かで安らかな状態になる、つまり”大安”になるんだよねー)

豊音(このセットを味わった上で、一緒に準決勝に行こうねー、宮永さん!)
251 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/28(木) 02:44:48.70 ID:HVR6aDok0

次局

咲「……」カチャッ

チュルッ

咲「っ、カン!」

咲「ツモ、嶺上開花!」

末原(お、親ツモで助かったわ……まだ満貫直撃でなんとかできる点差や……)

豊音(逃げ切るつもりだねー、そうはいかないよー)グチュ、グチュル

咲(さっきの、えぐってくるようなのとは違う……? むしろ、蛇が何かが這入ってくるみたいな……)ビクッビクッ

咲(やばいよ、これぇ……むしろヤミツキになってぇ……)ゾクゾク
254 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/28(木) 02:58:46.80 ID:HVR6aDok0

豊音(そーいえば”仏滅”と”大安”って、聞く限りではそこまで危険じゃないようにも思えるよねー)

豊音(でも違うんだよなー、仏も涅槃にいたるくらいの衝撃を与えるわけだよー? 一般人がくらっちゃったら、それとっても危ないんだー)

咲「あ、カ……」

豊音(もしかしたら一生私の虜になるくらいに……)グニュッ

咲「くぁっ!?」ビクビクゥ!!

咲(だ、駄目、膣の肉、つかんじゃ……)ハァハァ

咲「ツ、モ……」

実況「決まった嶺上開花ー! これで二位との差は4万点差! 三位とは5万点近く開いているため子の三倍満直撃ではひっくりかえらない!」

豊音(良いもんねー、永水さんさえまくれればいいんだからー)

霞(……ここに来て攻撃の戦術が裏目に出ちゃったか……)
256 : 忍法帖【Lv=40,xxxPT】 2012/06/28(木) 03:00:44.09 ID:rkw8seKqO

咲ちゃん壊れちゃう……
257 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/28(木) 03:04:07.22 ID:HVR6aDok0

咲「カ、カンッ!」ハァハァ

クニュクニュ

咲「ふあっ! はっ、くはぁっ」プルプル

豊音(宮永さんは耐えてるつもりだろうけど、一番良い所に取ってるんだよー? これ以上ないシチュエーションのところでねー)

咲「あぁ、はぁっ、つ、もっ」

実況「これで3位と6万点差がついてしまったぁー! もう清澄を誰も止められないー!」

末原「あ、あっ……」カタカタ
258 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/28(木) 03:07:51.56 ID:6Ge0M8Ww0

あかん末原先輩が死んでまう
261 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/28(木) 03:11:01.12 ID:HVR6aDok0

豊音(もう安心しきっちゃったかなー、宮永さん。そろそろ私のターンだよー)ニュルニュル

咲(くぅ……でも、これでもうすぐ終わる、よし、これを姫松に……)スタッ

末原「……」カタカタ

咲「えっ?」

末原「あかん、こんなの、こんなのって……」スタッ

豊音「ロン、4本場だから6400」

末原「え、あぁ……」ジャラジャラ

霞(魂が、抜けてしまっている……)

咲「っ!(し、しまった、こっちの精神的ダメージを全く考慮してなかった!)」

豊音(ふふふ、策士策に溺れちゃったねー)クニクニ

咲「あっ、だめ、やぁっ」ビクビク
262 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/28(木) 03:19:56.60 ID:HVR6aDok0

次局

豊音(これで満貫をアガるか6400をツモれば勝てるよー、そしてその瞬間に”仏滅”を決める!)

豊音(永水さんからは当たり牌は出ない、だからツモるか姫松からアガるか)

豊音(絶一門のおかげで牌は偏りやすくなってる。だから食い下がりのチンイツからの裸単騎ツモで十分!)

豊音(でも最高のシナリオを書くんだったら、宮永さんからアガるのを選ばないわけにはいかないよねー)

豊音(難しいものほど選ばずにはいられないよー)ジュプッ

咲「ふぅん、やぁぁ……」ビクビク

266 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/28(木) 03:24:28.44 ID:HVR6aDok0

豊音(もう足がかかとまで汁だくだよー)ジュプッジュプッ

咲「はぁ、はぁっ」トンッ

豊音「ポン!」チュプッ

咲「あんっ!」

咲(こ、これでピンズは出せない……)

末原「……」トンッ

豊音「ポンッ!」ジュププッ

咲「あぁっ!」

霞「……」
269 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/28(木) 03:30:00.78 ID:HVR6aDok0

豊音「カンッ!」スタッ

末原「……」トンッ

豊音「ポンッ! ふふふ、ぼっちじゃないよー」ピチャピチャ

咲「は、はぁん、くぁあぁ……」ビクビク

豊音(トイトイドラ4までついちゃったよー盛大なフィナーレになりそうだねー、宮永さん)ジュプジュプッ

咲「んあっ、くぁっ」ビク…

豊音(さぁ……いこうかー……)

霞「ポン」

豊音「!?」
271 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/28(木) 03:38:02.74 ID:HVR6aDok0

豊音(ツ、ツモをズラされた、宮永さんの出した牌に下家の永水が……そして対面の私がツモるのは……)

霞(策に溺れたのはどちらかしら……)クスッ

豊音(索子、き、きれないよー)

豊音(ここは残り少ない希望にかけるしか……)トンッ

霞「ロン、東タンヤオドラ1」

豊音「!? そ、索子の染め手じゃなくて、単なる絶一門……!」

咲「はぁ、はぁっ……」クタァ

実況「試合終了ー! 熾烈な2位争いを制したのは、鹿児島・永水高校ー!」

豊音(もしかして宮永さん、全部わかってて……)

咲「ん、はぁんっ……」ピクッピクッ

咲「んっ……!」ビクゥビクゥ!

豊音(……やっぱりちょーすごいよー……!)パァァ
272 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/28(木) 03:42:21.01 ID:8OxB9dfn0

東タンヤオ…?
275 :最後でミスるとかもうどうしよもねえな 2012/06/28(木) 03:43:52.83 ID:HVR6aDok0

控え室

豊音「ごめんなさい、負けちゃいました……」ペコリ

白望「あんな化物と当たってたんじゃ、しょうがないんじゃないかな」

胡桃「また来年、頑張ろーよ!」

エイスリン「……」カキカキ

塞「トロフィーのつもり? それ」

トシ「随分とすがすがしい顔で戻ってきたもんだよ、まぁ、満足だろうね」

トシ「とはいえ、あれだけじゃどうしようもないのはわかったろう?」

豊音「はいっ! もっと地力をつけて頑張りたいと思います!」
280 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/28(木) 03:50:01.87 ID:HVR6aDok0

トシ「各々に収穫が見つかった分、勉強のためのインターハイになったみたいだね」

胡桃「来年はあいつらをつぶすよ!」

塞「あのうち二人は3年生だけどね」

エイスリン「トヨネ、スコシ、コワカッタ……」

豊音「あー……ごめんねー。もう、あんなのには頼らないからー」

エイスリン「デモ、イマハトッテモ、ウレシソウ」

豊音「うん、ちょーうれしいよー」

白望「個人戦も残ってるのかぁ……ダルい」
282 :ユーロ気になって仕方ないからしょうがないね 2012/06/28(木) 03:54:31.81 ID:HVR6aDok0

トイレ

咲「はぁ、はぁっ……」クチュクチュ

咲「はぁんっ!」ビクビクッ!!

咲「はっ、くはっ……」ピクッ、ピクッ

咲(足りないよぉ……)ハァハァ

豊音「みーやーなーがーさんっ」ズイッ

咲「ひっ!(いつの間に!? それに、トイレのドアの上からっ)」

豊音「……物足りなかったみたいだねー」ニコニコ

咲「あ、あ……」ガクガク

END

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする