【末原恭子SS】豊音「追っかけるよー」末原「何でついて来んねん……」

1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/22(水) 00:41:38.23 ID:GrdIeaVX0

末原「っちゅーか何で大阪におるんですか……」スタスタ

豊音「大阪の選手にサイン貰おうと思って」トコトコ

末原「サイン……」スタスタ

末原(そういえば二回戦終わった後、神代のサインもろてたな)スタスタ

豊音「まず姫松の愛宕さんでしょー、それから千里山の園城寺さんと江口さんと――」トコトコ

末原「そんで三箇牧の荒川、ですか」スタスタ

豊音「その通りだよー」パァァ

末原「……」スタスタ

豊音「アハハ」トコトコ

末原(なんやねん……)スタスタ
3 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/22(水) 00:43:05.60 ID:GrdIeaVX0

末原「じゃあ何で姉帯さんは――」スタスタ

豊音「名前覚えててくれたんだー」ダキッ

末原「!?」

豊音「ちょーうれしいよー」

末原「ちょっ、抱きつかんといてください! 暑いんで!」バッ

豊音「あっ……」

末原「……まったく//
何で姉帯さんは私についてくるんですか……」

豊音「姫松高校まで行こうと思ったら迷っちゃったんだ。
そしたら末原さんが歩いてたから……」

末原「はあ」
5 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/22(水) 00:44:13.35 ID:GrdIeaVX0

豊音「というわけで末原さん!」

末原「何ですか」

豊音「学校までの道を教えてくれないかなー、とかとか」

末原「それは構いませんけど……」

豊音「けど?」

末原「もうこんな時間ですよ?」

豊音「あっ……!
そっかー……迷ってるうちに夕方になっちゃったんだ……」ショボーン

末原「――っ」ブルッ

末原(何このかわいい生きモン……!)

豊音「うう……」ウルウル

末原「……。
あの、姉帯さんはどっか泊まる場所とか決めてるんですか?」

豊音「えっ、まだ決めてないけど」
6 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/22(水) 00:44:28.00 ID:9bzvKUIg0

末原さんのサインはいらないんでスパッツください
9 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/22(水) 00:45:49.30 ID:GrdIeaVX0

末原「じゃあ、もしよかったらウチに泊まって行きませんか?」

豊音「!?」

末原「そしたら明日の朝、学校まで案内しますけど。どうします?」

豊音「……」

末原「姉帯さん……?」

豊音「ふぇ……っ」ジワッ

末原「え、ちょっ、姉帯さん!?」

豊音「ひぐ……っ、ぐすっ……」ポロ

末原「あわわ……」オロオロ

末原(しもた……何か気に触ることでもあったんやろか……)

豊音「うわああああああああああああああん」ポロポロ
12 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/22(水) 00:47:05.20 ID:+MBjrhfh0

ほう・・・すばらですねえ
13 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/22(水) 00:47:38.49 ID:GrdIeaVX0

末原「ご、ごめんな……」

豊音「ふえぇぇん……末原さん何で謝るのぉ……?」グスッ

末原「だ、だって泣かせてもたから……」

豊音「ちがうよぉ……これはぁ……ひっぐ……うぇぇ……っ」ウルッ

末原「違うって何が――」

豊音「うわああああああああん、末原さん優しすぎだよぉぉぉぉ」エーン

末原「は……!?」

末原(え、何? どういうことなん?)

豊音「ちょー感激だよぉぉぉぉ」ビエーン
15 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/22(水) 00:48:55.67 ID:GrdIeaVX0

末原「よく分かりませんけど泣かんといてください……」

豊音「うう……ごめんねぇ……泣き虫で……ぐすっ……」ヒック

末原「……」

末原(あんなデカいのにしゃがんだらちっこいんやな……)ナデ

豊音「!」ピクッ

末原「あっ、すんません。つい――」パッ

ガシッ

末原「えっ?」
18 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/22(水) 00:50:20.45 ID:GrdIeaVX0

豊音「……」ギュ

末原「あ、あの……姉帯さん?」

豊音「……」スリスリ

末原(掌に頬擦り……)

末原「えっと……」

豊音「……。
もっと撫でて欲しいなー」ジィ…

末原「――っっ!!」キュン

末原(何このかわいすぎる生きモン……!)フルフル

豊音「?」ワクワク
――――
22 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/22(水) 00:52:41.19 ID:GrdIeaVX0

――末原家――

末原「ただいま」ガチャ

末原母「今日はえらい遅かったなー」

末原「ん、ちょっとな……」

末原(さすがに人の頭撫でてて遅なったとは言えんわ)

末原母「あれ、その人は……って、デカっ!?」

末原「岩手から来た姉帯さんや」

豊音「よろしくお願いしまーす」ペコッ

末原母「こ、こちらこそ……」ビクビク

末原「どうぞ、上がってください」

豊音「お邪魔しまーす」

末原母「……」カタカタ
24 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/22(水) 00:54:07.45 ID:GrdIeaVX0

――恭子の部屋――

豊音「末原さんお母さんとそっくりだねー」

末原「そうですか?」

豊音「ちょー似てるよー」

末原「はあ」

末原(なんやろ、馬鹿にされた気がする……)

豊音「?」

末原(……気のせいやな)
27 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/22(水) 00:55:43.19 ID:GrdIeaVX0

豊音「ねーねー、末原さん」

末原「なんですか」

豊音「下の名前で呼んでもいいかな?」

末原「……別にいいですよ」

豊音「やった! ありがとう恭子ちゃん!」

末原「っ!?」

豊音「恭子ちゃん?」ズイ

末原「あ、いや……その、『ちゃん』っていうの恥ずかしいんですが……」

豊音「えー、私はかわいいと思うけどー」

末原「ううっ……やめてください……///」
30 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/22(水) 00:57:25.00 ID:GrdIeaVX0

豊音「恭子ちゃん」

末原「……なに」

豊音「呼んでみただけー」ニコニコ

末原(何やねん……)

豊音「恭子ちゃんも私のこと下の名前で呼んでよー」

末原「……。
と、豊音」

豊音「はい」

末原「豊音……」

豊音「えへへ」

末原(うーん、なんかムズムズするわこれ……)

末原「……姉帯!」

豊音「ええっ」ガーン
31 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/22(水) 00:57:55.66 ID:yNPiohVA0

この組み合わせはすばらしえん
33 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/22(水) 00:58:51.50 ID:GrdIeaVX0

―そしてなんやかんやあって―

豊音「いただきまーす!」

モグモグ

豊音「ごちそうさま!」ペロリ

末原「早いわ……」

―末原先輩と姉帯さんは―

末原「ふう……」チャプ…

豊音「ちっちゃくてかわいいよー」ジー

末原「こら、どこ見とんねん。
……って何で入ってきたんや!///」ザバッ

―仲良くなったのです(キンクリ)―

末原「……」ペターン

豊音「?」ポヨン

末原(メゲるわ……)
37 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/22(水) 01:00:52.39 ID:GrdIeaVX0

豊音「あっ」

末原「どうしたん?」

豊音「パジャマ忘れちゃったよー」

末原「姉帯はドジやなぁ……。
仕方ない、私の貸したるわ……」

豊音「ありがとう恭子ちゃん!」ムニュッ

末原「裸で抱きつかんといてや……」

末原(ほんまメゲるわ……)ズーン

豊音「うう、小さすぎるよー……///」カァァ

末原「ご、ごめんな……」
39 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/22(水) 01:02:31.27 ID:GrdIeaVX0

――翌朝――

チュン…チュン…

末原「――ん……ああ、もう朝か……」

布団<Zzz……。

末原「朝やで姉帯、はよ起きい」ユサユサ

布団<むにゃ……もう食べられないよー……。

末原「またベタな寝言やな。ほら、捲るで」ガバッ

豊音「ふにゃ……? 眩しいよー……」モゾモゾ

末原「っ――!!」ドキッ

末原(しもた……そういえば私の服着てるんやった……///)

豊音「きょーこちゃん……?」ボー

末原「……」ゴクッ

末原(なんで唾飲み込んでるんや自分――!)
40 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/22(水) 01:02:52.08 ID:lp5xkbFyO

胸元ぱつぱつでヘソ出しパジャマ姿の姉帯さん…アリですね
41 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/22(水) 01:03:58.28 ID:GrdIeaVX0

豊音「んー……」ムクリ

末原「……///」ドキドキ

豊音「……」ジー

末原「……?」

豊音「えいっ」グイッ

末原「!?」ポスッ

末原(は……?)

豊音「ふふふー……きょーこちゃん……」ギュ
43 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/22(水) 01:04:59.72 ID:GrdIeaVX0

末原(えっ……どういうことなんこれ……)

豊音「ちょーあったかいよー……」ムニャムニャ

末原(あ、姉帯が私を押し倒して、そんで抱き締めて……!!)

末原「はっ、早まんな姉帯」ジタバタ

豊音「うー……けらないでよー……」ギュウ

末原「あわわ……あかんて、まだ心の準備が……///」プルプル

ガチャ

末原母「恭子、早く起き――」

末原「」

末原母「……。
失礼しました」バタン

末原「ちょっ、お母さん誤解や!!!!」
46 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/22(水) 01:06:23.41 ID:GrdIeaVX0

――――

末原「……」ゲッソリ

末原(お母さんに説明すんのめっちゃ疲れたわ……)

豊音「恭子ちゃん元気ないよー。どうしたの?」

末原「どうもせえへんで……」

末原(寝ぼけてたから覚えてないんか。まあその方がええけど)

末原「はあ、ダルいわ……」グター

豊音「わー」パァァ

末原「何や……」

豊音「恭子ちゃんシロみたいだよー」

末原「シロ……ああ、先鋒の……」

豊音「そうだよー!」ニコニコ
50 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/22(水) 01:08:06.73 ID:GrdIeaVX0

豊音「そうそう、シロと言えばこの前――」

末原「……」

豊音「それで――そのとき私が――」

末原(なんや、えらい嬉しそうに喋るな……)モヤモヤ

豊音「そしたらシロったら――」

末原(……何でこんなにおもんないんや)ズキ

豊音「――っていう事があったんだー……って恭子ちゃん?」

末原「……」

豊音「ねー、恭子ちゃーん?」

末原「あ……。
あー、はいはい。聞いてたよ、うん……」

豊音「……?」
51 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/22(水) 01:09:31.54 ID:GrdIeaVX0

末原「……。
なあ姉帯」

豊音「なに?」

末原「姉帯はその……もしかして小瀬川さんのことす……っ!?」

末原(ちょっ、自分なに聞いとんねん……)アセアセ

豊音「ん? シロがどうしたの?」

末原「ちゃ、ちゃうんや……私は別に――」

末原母「ご飯出来たでー」

豊音「おおー!」

末原(ナイスお母さんッ!!)グッ

末原「何で赤飯なん……」

末原母「不束な娘ですがどうか」フカブカ

末原(あ、これあかんわ。まだ勘違いしとる)
54 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/22(水) 01:11:54.99 ID:GrdIeaVX0

――――

末原「ほな行ってくるわ」

末原母「楽しんで来てな」

末原「……?
いつも通り麻雀部行くだけやで」

末原母「デートちゃうん?」

末原「ちゃうわ」

「恭子ちゃーん、まだー?」

末原「……行ってくる」クルッ

末原母「行ってらっしゃい」

豊音「行ってきまーす」

末原「ほら、はよ行くで」グイ

豊音「ええー、さっきまで待たせてたのそっちじゃーん」

末原「ええからはよ」スタスタ

末原母「ふふ、健闘を祈るで……」
56 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/22(水) 01:13:11.03 ID:GrdIeaVX0

――姫松高校麻雀部――

洋榎「それロンや」パタッ

漫「うっわ、またラスですか……」

洋榎「まだまだしごいたるからな!」

絹恵「ほどほどにしといたってなぁ」

漫「うう……」

ガラッ

末原「おはようございます」

洋榎「恭子! なんや今日は遅かっ――」

豊音「お邪魔しまーす」ヌゥ

洋榎「――ッ!?」ビクッ
58 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/22(水) 01:15:14.57 ID:GrdIeaVX0

漫「た、確か宮守の……」

由子「姉帯豊音なのよー……」

末原「知ってると思いますが宮守の姉帯さんです」

豊音「よろしくねー」

洋榎「お、おう。よろしくな」オドオド

豊音「愛宕さん!」ズイッ

洋榎「な、なんや!」

豊音「サイン下さい!」

洋榎「サ、サインかぁ……どないしよ……」

末原(主将が怯えとる……? いや、そんなアホな)

豊音「もしかして駄目なのかなー……」シュン

末原「……主将、サインぐらい書いたってもええやないですか」

洋榎「せ、せやな! 恭子が言うんやったら仕方ないなぁ……へへ、サインかぁ……///」テレテレ

末原(照れてるだけかい)

豊音「わーい! じゃあこれにお願いします! あっ、あとここに『豊音ちゃんへ』って――」
59 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/22(水) 01:17:06.92 ID:GrdIeaVX0

漫「末原先輩」

末原「ん? どないした漫ちゃん」

漫「なんであの人大阪におるんですか」

末原「まあ色々あってな」

漫「い、色々って……。一体どんな事情が……」

末原「姉帯はな、サイン貰うためにわざわざ岩手から来たんや……」

漫「そんな理由ですかい!」

洋榎「豊、音、ちゃ、ん、へ……っと!」

豊音「ちょー感激だよー!」パァァ

洋榎「せやろーさすがやろー?」ドヤッ
65 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/22(水) 01:18:56.99 ID:GrdIeaVX0

洋榎「ほな豊音、せっかく来たんやし麻雀やろか」

豊音「受けて立つよー」

末原「ほら、漫ちゃんも行ってき」

漫「はあ!? そんな無茶苦茶な!!」

末原「無茶苦茶ちゃうわ」

漫「うっ……ううっ……」トボトボ

洋榎「おっ、漫ちゃんもやるんか」

漫「はい……お手柔らかに……」

豊音「それじゃ、恭子ちゃんもしよっか」

末原「はあ!? そんな無茶苦茶な!!」
66 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/22(水) 01:20:58.86 ID:GrdIeaVX0

~~以下ダイジェスト~~

漫「……」タン

豊音「チー」

末原(また裸単騎……)

豊音「ぼっちじゃないよー」

――

漫「ツ、ツモ! 8,000オールです」

末原(漫ちゃんが爆発してる……)

――

末原(くっ……これか……?)チラ

末原(いや、ひょっとしてこっち――)トンッ

洋榎「ロン」

末原「」

~~~~
67 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/22(水) 01:21:21.36 ID:BFJR36/Q0

あかん、末原さんがまたカタカタ病にされてまう……
69 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/22(水) 01:22:56.13 ID:GrdIeaVX0

漫「うっ……うちがトップですか……!」

洋榎「き、きっとうちの指導のおかげやな!」

豊音「上重さんちょーつよいよー」

漫「そんな、偶然ですよ!」アセアセ

豊音「サイン下さい!」

漫「ええっ!?」

末原「こんなん勝てるわけないやん……」ズーン

絹恵「末原先輩、大丈夫ですか?」

末原「うう、絹ちゃん……メゲるわ……」

由子「ズタボロなのよー」

「あれぇ~、末原ちゃんどないしたん~?」

末原「!」ガバッ
70 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/22(水) 01:24:12.88 ID:GrdIeaVX0

末原「代行……」

代行「その呼び方やめてって言うてるやろ~」

豊音「この人は?」コソッ

洋榎「ウチの監督代行や」

代行「姉帯ちゃんやっけ? 何でおるん?」

豊音「サイン貰いに来たんです!」

代行「ふーん……。
で、末原ちゃんラス引いたんや?」

末原「……はい」

代行「じゃあこれ罰ゲーム~」スッ

末原「何ですかこれ!?」
72 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/22(水) 01:25:27.52 ID:GrdIeaVX0

豊音「わー、メイドさんの服だー」

洋榎「おっ、また全国のときみたいになるんか」ニヤニヤ

末原「なりませんよ! 絶対嫌ですからね!」

代行「ええ~、せっかく末原ちゃんに合わせて作ったのに~」

末原「何でサイズ知ってるんですか!?」

代行「末原ちゃんのことなら何でも知ってるで~。確か、上から――」

末原「言わんといてください!」

代行「言わんかったら着てくれるん~?」

末原「……っ」

末原「うう……///」カァァ

代行「末原ちゃんかわいいわ~」パシャッパシャッ
75 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/22(水) 01:27:01.72 ID:GrdIeaVX0

――帰り道――

末原「散々や……」ドヨーン

豊音「恭子ちゃんちょーかわいかったよー」

末原「うっさいな……。別にかわいくないわ」

豊音「でも私は恭子ちゃんのかわいいところ、いっぱい知ってるよー?」

末原「……///」カァァ

豊音「あれ、顔赤いけど……」

末原「ちょっと風邪ひいてもただけや。
とりあえず、そういうことにしといて……」

豊音「それどういうこと?」キョトン

末原「あー、もう。つまり姉帯はアホやっちゅーことや」

豊音「えー、それひどいよー」
78 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/22(水) 01:28:30.68 ID:GrdIeaVX0

末原「……そうそう、明日のことなんやけどな」

豊音「んー?」

末原「主将のお母さんが千里山まで送ってくれるかもしれへんって」

豊音「本当!?」

末原「まだ決まったわけやないけどな」

豊音「じゃあ……」

末原「今夜もウチに泊まっていいで」

豊音「わーい、ちょーうれしいよー!」ダキッ

末原「ちょっ……。もう、しゃーないなぁ……豊音は」

豊音「!!
恭子ちゃん、今私のこと下の名前で……」

末原「っ!?」
81 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/22(水) 01:29:11.13 ID:1prjomSe0

良いですね
83 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/22(水) 01:29:51.40 ID:GrdIeaVX0

豊音「やっと呼んでくれたんだー」ニコニコ

末原「ちがっ……今のはつい……」

豊音「もう一回呼んでよー」

末原「せ、せやから……」

豊音「ダメ?」ジィ

末原「っ……」

豊音「……」

末原「と、とよ……」

豊音「……」

末原「……姉帯っ!」

豊音「ええっ」ガーン

おしまい

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