【咲-Saki-】咲「行きたいところ?」照「うん」SS

4 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/08/17(土) 23:20:07.54 ID:dE9Dx7G00

照「……咲、どこか行きたいところ、ある?」

咲「え?行きたいところ?図書館とか?」

照「んー、もうちょっと遠いところで」

咲「遠いところ…すぐには思いつかないなぁ」

照「どこでもいい。奈良とかどう?」

咲「え!そんなに遠く!?」

照「…はまだ早いかもしれない」

5 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/08/17(土) 23:22:17.17 ID:dE9Dx7G00

咲「そうだよ!日帰りってことは無いだろうし、もちろん電車じゃ行けないし…」

照「交通手段は心配しなくていい」

咲「?どういうこと?」

照「実は……」モゾモゾ

咲「?」

6 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/08/17(土) 23:23:38.82 ID:dE9Dx7G00

照「運転免許を取った」

咲「…え」

照「ちゃんとMT」ドヤァ

咲「え?え?いつの間に?」

照「通いで、こっそり取ってた」

咲「そっか…全然気づかなかったよ…」

照「でしょ?」

咲「うん」

7 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/08/17(土) 23:27:13.29 ID:dE9Dx7G00

照「咲を驚かせたくて」

咲「びっくりしたよ…でも言われてみれば最近お姉ちゃん忙しそうだったかも…」

照「実は、免許はもう2ヶ月くらい前には取ってた」

咲「え!(もうこれ分からない…)」

照「ちゃんと運転できるよう大学の友達と練習してた」

照「本当は、初めては咲を隣に乗せたかったんだけど」

咲「……」

照「…本当は、初めては咲を隣に乗せたかったんだけど」

咲「え?あ、うん、嬉しいよ」

8 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/08/17(土) 23:31:44.84 ID:dE9Dx7G00

照「…咲を危険なめに合わせるわけにはいかないから」

照「ちゃんと練習してた」

咲「そうだったんだ…」

照「咲は、あんまりいろいろなところに出かけるタイプじゃないでしょ?」

咲「うん」

照「でも、それって、これからどこに行っても”初めて”ってことじゃない?」

咲「うん…」

照「それを私が共有できたらなって、思ってた」

照「今まで全然、そんなことできなかったから」

咲「お姉ちゃん…」

12 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/08/17(土) 23:35:42.77 ID:dE9Dx7G00

照「電車もいいけど、車の方が咲は気が楽かなって」

照「私が二人っきりになりたいだけかもしれないけど」

咲「そっか…それで、『どこに行きたい?』って…」

照「うん」

咲「そっか…そっかぁ」

照「咲?」

咲「嬉しいよ…すごく」

照「!!よかった…」

16 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/08/17(土) 23:43:32.59 ID:dE9Dx7G00

咲「それでね、行きたいところ、考えたんだけど」

照「うん。うん。なんでも言って」

咲「私、あそこに行きたい。あの丘」

照「丘?」

咲「あの、お姉ちゃんが私に嶺上開花の意味を教えてくれた…」

照「あ…」

咲「あそこに行きたいな」

18 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/08/17(土) 23:48:40.11 ID:dE9Dx7G00

照「初めて行くところじゃないけど」

咲「そうだね」

照「なにもないところだよ?」

咲「うん。知ってる」

照「車で行くほど遠くもないよ?」

咲「そうなんだ」

照「?」

咲「実は、場所とか覚えてないんだ。小さかったし」

照「そっか…」

咲「だから、初めてみたいなものだよ」

照「そっか…分かった。あの丘に行こう」

咲「うん!」パァァ

19 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/08/17(土) 23:53:25.92 ID:dE9Dx7G00

照「いつにしようか?」

咲「今!」

照「…え」

咲「今から行きたい!」

照「もう6時だよ?帰り、暗いし」

咲「ダメ…?」ショボン

照「あ…」

咲「じゃあ、また今度かな…」

照「や、やっぱり大丈夫。今日は月だって大きいし」

咲「本当…?」

照「うん。ただ、車を借りるってお父さんに伝えてないから、お父さんが帰ってくる前に帰ろう?」

咲「うん!」

21 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/08/17(土) 23:59:15.29 ID:dE9Dx7G00

~車内~
咲「すごいね。運転免許なんて」

照「そう?難しくないよ」

咲「そうなの?私、方向音痴だから、無理そうだなぁ」

照「私も、そんなに得意じゃない。ナビ入れようか」

咲「え?あの丘、名前とかあるの?」

照「…分からない」

咲「じゃあ住所とか」

照「…分からない」

咲「じゃあ、ナビ入れられないんじゃ…」

照「や、やっぱり無くても大丈夫。道、覚えてるから」

咲「本当に?」

照「うん」

22 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/08/18(日) 00:04:52.77 ID:6Hgf6kee0

咲「じゃあ、信じる」

照「うん。私を信じて」

照(大丈夫大丈夫大丈夫。複雑な道じゃなかったはずだし)ダラダラダラ

咲「……」

照「……」

咲「…お姉ちゃん、暑い?」

照「え?」

咲「汗、かいてる」

照「あぁ…うん。窓、開けていい?」

咲「うん」

照「……」

咲「涼しくなったね」

照「うん」

24 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/08/18(日) 00:10:10.01 ID:6Hgf6kee0

咲「車に乗るの久しぶりだなー」

照「そう?」

咲「うん。お父さんと二人で出かけたりってあんまりしなかったし」

照「うん」

咲「言えば、連れてってくれたのかもしれないけど」

照「うん」

咲「私は家で本を読んだりするほうが好きだったから」

照「うん」

咲「お姉ちゃんは、東京にいたときはどこかに行ったりした?」

照「うん」

26 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/08/18(日) 00:14:33.66 ID:6Hgf6kee0

咲「へ~どんなところ?」

照「うん」

咲「…お姉ちゃん?」

照「うん」

咲「お姉ちゃん!」

照「!!」ビビクン

咲「…聞いてた?」

照「…ごめん」

咲「もぉー」

照「ほ、本当にごめん」
v

29 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/08/18(日) 00:17:32.68 ID:6Hgf6kee0

咲「別にいいよ。たいした話じゃないし」

照「ち、違う!」

照「私、まだそこまで運転上手いわけじゃないから、その、あんまり余裕なくて」

咲「あ…」

照「返事はそんなにできないけど、なるべく聞いてるから」

咲「ごめんね私…気が利かなくて」

照「ううん。気にしなくていい」

31 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/08/18(日) 00:23:42.66 ID:6Hgf6kee0

咲「……」

照「……」

咲「…お姉ちゃ」

照「何?」

咲「…なんでもない」

照「そう」

咲「……」

照「……」

咲「……」ソワソワ

照「……」

咲「……」モゾモゾ

照「…咲」

32 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/08/18(日) 00:26:02.70 ID:6Hgf6kee0

咲「!?な、なに?」

照「トイレ行きたい?」

咲「え、そんなことないよ」

照「なんだか、そわそわしてたから」

咲「それは、その退屈で…あ」

照「あー…」

咲「うわわ、ごめんー!」

33 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/08/18(日) 00:26:36.43 ID:6Hgf6kee0

照「…寝てても、いいよ?着いたら起こすから」

咲「それは、いや」

咲「せっかくお姉ちゃんといるのに、眠っちゃったら、もったいないもん」

照「……」キュン

咲「大丈夫だよ。お姉ちゃんのこと見てれば退屈しないよー」

照「…ありがとう」

咲「うん!」

37 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/08/18(日) 00:30:54.99 ID:6Hgf6kee0

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—————————
—————-
照「……着いた」ホッ

咲「本当だ…」

照「ね?そんなに遠くなかったでしょ?」

咲「うん…」

照「小さかったから、遠く感じたのかもね」

咲「うん…」

照「…咲?」

咲「本当にあの場所だね…」

39 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/08/18(日) 00:33:31.14 ID:6Hgf6kee0

照「うん。全然変わってない。変わってたら、迷子になるところだった」

咲「うん…もう暗いから、あのときとは全く一緒じゃないけれど」

咲「本当にあの場所なんだね…」

照「うん…」

咲「……」フルフル

照「…咲?」

咲「……っ」ボロボロ

照「さ、咲!?どうしたの!?」

咲「ご、ごめんね…なんか涙が出てきて…」グスグス

照「うん…うん…」

41 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/08/18(日) 00:36:50.39 ID:6Hgf6kee0

咲「あ、あのね、さっき、この場所への行き方を忘れちゃった。って話したでしょ?」

照「うん」

咲「それ、半分嘘なの」

照「え、半分って?」

咲「本当はね、ずっと覚えてたよ。でも、一人で行くのがこわかったの…」

咲「お姉ちゃんとの思い出はすごく大切だったけど、その分、思い出すのがすごくつらくて…なるべく考えないようにしてたの」

照「咲…」

42 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/08/18(日) 00:39:21.32 ID:6Hgf6kee0

咲「でも、清澄の麻雀部に入ろうって決めたとき、また麻雀をしようって思ったとき」

咲「今なら行けるんじゃないかな。って思って、この場所にこようとしたの」

咲「そしたら、本当に分かんなくなっちゃってて、すごくショックだった…」

咲「もしかしたら、全部私の妄想なんじゃないかって思ったくらいだよ…」

照「そんなこと…」

咲「でも、やっぱり妄想じゃなかったんだね」

照「うん」

咲「…よかった」

45 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/08/18(日) 00:42:58.33 ID:6Hgf6kee0

照「咲」ギュ

咲「んっ…」

照「咲、さき」ギュゥッ

咲「くっ、くるしいよ。お姉ちゃん…」

照「あっ、ごめん」パッ

咲「…えへへ」ギュゥ

照「わっ」

咲「…ねぇ、今でも思ってくれてる?」

咲「森林限界を超えた高い山で咲く可憐な花のようになってほしい~って」

46 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/08/18(日) 00:45:31.56 ID:6Hgf6kee0

照「っ!(今、聞くと恥ずかしい)」

照「…もう、咲いてるよ」

照「離れ離れになったのに、またこうして一緒にいられる。咲は森林限界で咲く花より、すごいよ」

咲「……」

照「……」

咲「……」

照「(あれ?すべった…?)」ダラダラ

咲「…ありがとう」

照「…うん」

咲「…今日は、連れてきてくれて本当にありがとう」

照「うん」

49 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/08/18(日) 00:49:50.27 ID:6Hgf6kee0

———————————————-
——————————-
————–

照「……」

咲「……」

照(咲、ずっと黙ってる…)

照(気まずくはないけど)

照(帰るタイミングが…)

50 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/08/18(日) 00:51:34.94 ID:6Hgf6kee0

咲「…星、綺麗」ボソッ

照「!な、なに?」

咲「え?あ、星が綺麗だなって」

咲「それだけなんだけど」

照「あぁ。東京じゃ全然見られなかったから、なつかしい」

咲「こっちだと当たり前すぎて、なかなか見上げないけどね」

照「そんなものかもしれないね」

咲「でも、こうやって改めて見上げると綺麗だなって思うよ。月も、すごく綺麗」

照「咲…?」

咲「?」

51 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/08/18(日) 00:54:05.40 ID:6Hgf6kee0

照「そっか…咲も、文学少女だもんね」ズイッ

咲「え?え?どうしたのお姉ちゃ…」

照「んっ」チュ

咲「!?!?!?」

照「……っん」レロ

咲「~~~!!!」

咲「ま、待って!どうしたの!?いきなり」ハァハァ

52 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/08/18(日) 00:57:25.64 ID:6Hgf6kee0

照「え?」キョトン

咲「え…」

照「咲が誘ってきたんじゃ…」

咲「さ、誘ってないよ…!どこでそう思ったの?」

照「月が綺麗のくだり」

咲「……お姉ちゃんは東京に毒されちゃったんだね」

照「あれ?本当に違った?」

咲「うん…心から月が綺麗だと思ったよ…」

咲「お姉ちゃんと一緒だからかもしれないけど」

照「っ!///」

咲「…どうしたの?」

照「…やっぱり誘ってる」

咲「さ、誘ってないよー///」

55 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/08/18(日) 00:59:14.38 ID:6Hgf6kee0

照「…じゃあ、私が月に照らされて、狼になったってことにする」スルッ

咲「うわわっ!そういうのいいから!」

照「言ったでしょ?咲の初めてを共有したいって」チュ

咲「あっ…は、初めてじゃないでしょ…」

照「外でするのは初めて」サワッ

咲「ひゃ…!そ、そうだよ!ここじゃ誰に見られるか、分からない…し、やめよ?」

照「誰もこないよ」ペロッ

咲「で、でも…」

照「咲」

咲「な、なに…?」

照「本当にいやだって思ってる?」

56 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/08/18(日) 01:04:21.40 ID:6Hgf6kee0

咲「っ!……思ってない」

照「…よかった」ギュ

咲「んっ…」ギュウ

照「……」ピタッ

咲「?……どうしたの?」

照「…咲、虫とまってる…」

咲「え?あ、本当だ」

照「…平気なの?」

咲「別に害のある虫じゃないし」

照「咲、すごい…」

57 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/08/18(日) 01:06:39.68 ID:6Hgf6kee0

咲「あれ?お姉ちゃんって虫、ダメだったっけ?」

照「昔は平気だったけど、今はダメ…」

咲「あー…じゃあ、やっぱり今日は…」

照「それは無理」

咲「……(即答…)」

咲「…じゃあどうすればいいの?」

照「あ」

照「車でしよう」

咲「え?」

照「車の中なら虫、入ってこない」キラキラ

咲「(まさか…そのための免許じゃないよね…?)」

58 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/08/18(日) 01:08:48.82 ID:6Hgf6kee0

照「ね?行こう」スタスタ

咲「わっ!お姉ちゃん、服返してよー!」

照「また脱ぐのに?」

咲「そういう問題じゃないよ…」

照「すぐそこだから」

咲「え…」

照「……」スタスタ

咲「ま、待ってよー!」

59 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/08/18(日) 01:10:45.82 ID:6Hgf6kee0

——————————–
バタン

照「さき…」ドサッ

咲「触らないでよ」ムスー

照「……」ガーン

咲「信じられないよ…一人でさっさと歩いてっちゃうとか」

照「ごめん…」

咲「……」

照「…ごめんなさい」

咲「反省してる?」

照「反省してる…」シュン

咲「…まぁ、いいよ。お姉ちゃんが虫ダメって分かって、ちょっと可愛かったし」

60 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/08/18(日) 01:12:32.77 ID:6Hgf6kee0

照「…本当にごめんね」

咲「もういいよ。そんなに怒ってるわけじゃなくて」

咲「お姉ちゃん、あせりすぎてたから、落ち着いて欲しかったの」

照「う…今日は、その、狼だから」

咲「あはは。まだそれ、ひっぱてたの?」

照「ううん。いつもそうだよ…」

照「咲のことを考えると、余裕がなくなる」

咲「っ///」

照「もっとお姉ちゃんらしくありたいとは思ってるんだけど…」

61 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/08/18(日) 01:14:17.05 ID:6Hgf6kee0

咲「いいよ…どんなお姉ちゃんでも、私はお姉ちゃんが好きだから、そんなにあせらなくていいよ」

咲「で、でも!私のためにあせってくれるお姉ちゃんも好きだよ!」

咲「お姉ちゃんが、好きだよ…」

照「わ、私も好き!」

照「咲のことが好き」

咲「うん…うん…」

照「咲…してもいい?」

咲「うん…」

照「…咲」チュ

咲「んっ…」

62 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/08/18(日) 01:17:04.24 ID:6Hgf6kee0

~中略~
咲「……」スヤスヤ

照「寝ちゃってる…」

咲「……」スヤスヤ

照「もったいないって言ってたのに」

咲「……」スヤスヤ

照「もう遅いから仕方ないか」

咲「……」スヤスヤ

63 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/08/18(日) 01:19:27.35 ID:6Hgf6kee0

照「…お父さん、絶対帰ってきてるだろうな…」

咲「……」スヤスヤ

照「まぁ、言い訳はゆっくり考えよう」

咲「……」スヤスヤ

照「…かわいい」

咲「……」スヤスヤ

照「とりあえず、今はおやすみ、咲」

64 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/08/18(日) 01:23:59.56 ID:6Hgf6kee0

終わりです
ここから中略部分投下しますが、キャラ崩壊気味なので、ご注意ください

65 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/08/18(日) 01:24:39.82 ID:6Hgf6kee0

照「ん…れろっ…」

咲「…っ」

照「……ぁむ…」

咲「…あっ…」

照「ちゅ……んっ…」

咲「……んっ…」

照「…ぁぐ……ん….」

咲「……んん…」

66 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/08/18(日) 01:26:22.60 ID:6Hgf6kee0

照「…ん…じゅる…」

咲「んんんっ……」

照「…ちゅ……ずずっ…」

咲「~~~!!」

照「…ん…ん…んんん…」

咲「!!!…っはぁ」グイッ

照「????」キョトン

咲「はぁっ…はぁ…」

67 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/08/18(日) 01:28:06.63 ID:6Hgf6kee0

照「…どうしたの?これからなのに」

咲「……っがい…」

照「え?もう一回」

咲「長いよ!」

照「え?」

咲「息できないよ!死んじゃうかと思った!」

照「あ…ごめん…」シュン

68 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/08/18(日) 01:29:26.07 ID:6Hgf6kee0

咲「飛ばしすぎだよ…」

照「ごめん。つい…」

咲「くすっ、低い手から、打点を上げていくんじゃないの?」

照「そんなに冷静にできるわけない…!」

咲「あっ…」

咲「」ギュゥッ

照「…んっ…」

咲「ごめんね。責めてるわけじゃないよ」

照「うん…」

咲「つづき…しよ?」

70 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/08/18(日) 01:31:34.66 ID:6Hgf6kee0

照「うん…」

照「…ちゅ」

咲「……」

照「……」スルスル

咲(あー明らかに打点を下げに…)

照「……れろっ」

咲「ん……」

照「…ちゅ…」

咲(あ、でもこれはこれで)

咲(ドキドキする)

71 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/08/18(日) 01:34:34.70 ID:6Hgf6kee0

照「…ん…」

咲「…お姉ちゃん…」

照「なに?」

咲「…気持ちいい」

照「っ!///」

照「さ、咲、きつくない?」

咲「え?なにが?」

照「た、体勢とか」

咲「うん、大丈夫」

咲「ありがとう」

照「なら、いい」サワッ

咲「…ん…」

72 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/08/18(日) 01:38:30.04 ID:6Hgf6kee0

~10分後~

照「…ちゅ…」

咲(どうしよう…ずっとこの感じだよぉ…)

咲(打点上昇はどこにいったの!?)

咲(とは言えないよ…)

照「…咲?」

咲「ひゃぁ!?」

照「…どうかした?」

咲「ううん…なんでも…」

咲「…やっぱり、なんでもなくない」

照「?」

73 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/08/18(日) 01:42:49.47 ID:6Hgf6kee0

咲「お、お姉ちゃん…」

照「うん」

咲「も、もっと…」

照「え?」

咲「もっと…してほしい」

照「それって…」

咲「もっと、激しくして?」

照「っ!」カァアアア

咲(つ、つられて恥ずかしくなってきた…)カァアアア

74 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/08/18(日) 01:45:21.79 ID:6Hgf6kee0

照「い、いいの…?」

照「また、苦しくさせてしまうかも」

咲「うん。いいよ…」

照「でも、嫌だったら嫌って言って?」

照「ちゃんとやめるから」

咲「お姉ちゃん…こういうときの『いや』は『いや』じゃないんだよ?」

照「…難しい」

咲「むずかしく考えなくていいよ」

照「あ、分かった」

咲「?どうしたの?」

75 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/08/18(日) 01:47:39.97 ID:6Hgf6kee0

照「本当に嫌だったら手あげて。歯医者のときみたいに」

咲「…くすっ。あはは」

咲「それ、結局あと少しだからって言われてやめてもらえないパターンでしょー?」

照「くすっ、そんなことないよ」

咲「分かった。じゃあ本当に嫌だったら手あげる」

照「ん。じゃあ、するよ?」

咲「うん…」

照「咲…」ギュゥッ

咲「…お姉ちゃん…」

76 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/08/18(日) 01:52:02.56 ID:6Hgf6kee0

———————————
————————–
咲(結局、手はあがらなかったな…)

咲「お姉ちゃん、大丈夫?」

照「うん。こぶにもなってない」

咲「2回も頭ぶつけるなんて」

照「天井低い…」

照「でも、今度からは大丈夫。だいたい感覚が分かった」

咲「え?また次があるの…?」

照「え?ないの?」

咲「う~ん…」

77 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/08/18(日) 01:55:10.94 ID:6Hgf6kee0

照「え?やっぱりなにか不満が…」

咲「ち、ちがうよ!そんなことないよ」

照「じゃあ、どうして?」

咲(これを習慣にしたらダメな気がする…)

照「……」フアンゲ

咲「…まぁ、いっか」

照「?」

咲「今日は本当にありがとう!お姉ちゃん!」

照「え?う、うん」

咲「じゃあ、おやすみなさい」

照「待って、質問に答えてな…」

咲「……」スヤスヤ

78 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/08/18(日) 01:57:00.63 ID:6Hgf6kee0

以上です。

ここまで見てくださった方ありがとうございました。
そしてすみません…

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