転載元 : http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1387800814/l50
4 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/23(月) 21:22:29.06 ID:djEIEzNdO
京太郎「なんだマホか、久しぶりだな」
マホ「久しぶりです、須賀先輩!」
京太郎「何しに清澄まで来たんだ? まだ部長が何か企んでるのか?」
マホ「>>5です!」
5 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/23(月) 21:23:04.58 ID:9jRoKBvs0
なの
8 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/23(月) 21:26:47.85 ID:djEIEzNdO
マホ「なのです!」
京太郎「なのです?」
マホ「あうあう」
京太郎「あうう?」
マホ「あううあうあう」
京太郎「あううあ?」
マホ「あうあう!」
京太郎「なるほど、分からん」
マホ「つまり>>9ってことです!」
9 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/23(月) 21:27:54.03 ID:9XQd+QDD0
なの
11 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/23(月) 21:32:20.86 ID:djEIEzNdO
マホ「つまりなn」
京太郎「無限ループ止めろ! つまりマホはクリスマス会の手伝いに来たんだな?」
マホ「えっ、違いま」
京太郎「いやあ助かったよ。部長から言いつけられたものの、一人じゃキツいと思ってたんだ」
マホ「そんな話聞いてま」
京太郎「ほら、折り紙。一緒に部屋の飾り作ろう、な?」
マホ「あうう……」
13 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/23(月) 21:36:34.41 ID:djEIEzNdO
マホ「~♪」チョキチョキ
京太郎「……割に楽しそうだな、マホ」
マホ「はい! 工作は得意なんです!」
京太郎「器用なのか? チョンボはするのに」
マホ「うう……」
京太郎「いや、ごめんごめん」
マホ「大丈夫です、事実ですから……」
京太郎(うーん、思ったより作業が早く済みそうだな)
京太郎「よし、先輩がご褒美をあげよう」
マホ「ご褒美ですか?」
京太郎「ああ、>>14だ」
14 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/23(月) 21:37:21.12 ID:ahQy2dND0
おち●ぽミルク
16 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/23(月) 21:45:39.63 ID:djEIEzNdO
京太郎「おちn」
久「せいっ!」ドスッ
京太郎「ぬぐぅ!?」
マホ「わっ、須賀先輩!?」
久「危ないところだったわね、マホちゃん。まさか須賀君がFKウィルスに感染してたなんて……」
京太郎「なんすかそれ……」
久「ちなみにFKはFujitayasuKoの略よ。かかると性的対象年齢が著しく下がり……」
京太郎「FukuKaichoじゃないんですね」
マホ「須賀先輩、大丈夫ですか!?」
17 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/23(月) 21:52:28.97 ID:djEIEzNdO
京太郎「ああ、大丈夫だ」
京太郎(部長も本気でやった訳じゃないし)
マホ「竹井先輩、どうしてこんなことするんですか!」
マホ「須賀先輩は、部活のために一生懸命……」グスッ
久「えっ? ちょ、ちょっと須賀君……」
京太郎「えっ、あっ、はい」
京太郎「はっ! 部長のおかげで邪悪な心が祓われたぞ!」
京太郎「もうはっちゃんを見ても日焼け跡ペロペロと思わないし、胡桃を見ても俺の充電器をプラグインとは思わない!」
京太郎「ありがとう、部長! 愛してます、部長!」
マホ「わー、竹井先輩すごいんですね!」パァア
久「そ、そうかしら」
19 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/23(月) 21:59:27.88 ID:djEIEzNdO
久「あら、もう終わらせたのね」
京太郎「はい。紙飾りの分は」
久「んー、企画は私達、料理準備は咲達がやるとして、後はツリーね」
京太郎「oh…そりゃなかなかヘビーですね」
久「ツリーと言ってもそこまでの大きさじゃないけれど。それでも結構な重労働になりそうね」
久「お願いできるかしら?」
京太郎「お任せあれ!」
マホ「何処か行くんですか?」
京太郎「ああ、ちょっと街までな」
マホ「マホもついて行きます!」
京太郎「そうか? じゃ、行こうか」
マホ「はい!」
20 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/23(月) 22:02:28.12 ID:djEIEzNdO
マホ「うわー、街はイルミネーションで綺麗ですね!」
京太郎「ああ、そうだな」
京太郎(長野にそんな街があるかどうか知らんが)
京太郎「んー、ついでだし何処か店でも寄ってこうか」
マホ「本当ですか!?」
京太郎「ああ、何処がいい?」
マホ「>>21がいいです!」
21 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/23(月) 22:03:48.57 ID:w0rJMqqb0
ジャスコ
23 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/23(月) 22:08:00.09 ID:djEIEzNdO
マホ「ジャスコがいいです!」
京太郎「ジャスコ? ノンノンノン、今はイオンって言うんだぜ?」
京太郎「それにしてもジャスコか、ベリーナイスな選択肢だな」
京太郎「オシャレなブティックも、みんな満足なフードコートも」
京太郎「暇つぶしに最適な本屋も、映画館にボーリング場まである!」
京太郎「ジャスコ最高だなぁおい!」
マホ「はい!」
24 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/23(月) 22:13:02.39 ID:djEIEzNdO
京太郎「どうだ、美味いか? そのクレープ」
マホ「はい、美味しいです!」
京太郎「ふぅむ、皮がふっくら……俺としてはもう少しパリパリな……」
マホ「人がいっぱいですね!」
京太郎「えっ、ああ、クリスマスだからな」
マホ「クリスマスって何だか楽しくなってきちゃいますね」
京太郎「そうだな」
京太郎(サンタを信じてる訳でも一緒に過ごす彼女がいる訳でもないが、クリスマスのBGMやイルミネーションは、何故か心をくすぐるんだよな)
26 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/23(月) 22:22:05.58 ID:djEIEzNdO
マホ「……」
京太郎「どうした、マホ? もう食べないのか?」
マホ「手をつないでる人が多いですね」
京太郎「あー、まあ、クリスマスだからな」
京太郎(確かにクリスマスは家族連れとカップルがやたら目立つ)
マホ「皆さん仲良しなんですね!」
京太郎「えっ」
マホ「クリスマスは楽しい日だから、仲良くしないとですね!」
京太郎「おっ、おう」
京太郎(何だこの謎理論)
27 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/23(月) 22:25:03.59 ID:djEIEzNdO
マホ「はい」スッ
京太郎「?」
マホ「マホ達も手をつなぎましょう。ねっ、須賀先輩?」
京太郎「……あー、うん」
マホ「決まりですね!」ギュッ
京太郎(……これ、良いんだろうか。いや、単に仲が良い先輩後輩だから! うん、大丈夫!)
マホ「それじゃ、行きましょう!」グイッ
京太郎「おっ、おい、急に引っ張るなって」
マホ「マホ、ゲームしたいです、ゲーム!」
京太郎「ったく、しょうがないな」
29 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/23(月) 22:32:03.83 ID:djEIEzNdO
京太郎「……ゲームセンターに熱中し過ぎて、用事のことすっかり忘れてた」
マホ「クリスマスツリーって、どこに売ってるんですか? 植物屋さん?」
京太郎「いや、ジャスコ内のおもちゃ屋だよ」
マホ「クリスマスツリーって、おもちゃなんですか?」
京太郎「うーん、本物の木じゃないんじゃないか? サイズは小さいって言ってたし」
マホ「なるほどー」
京太郎「しかし小さくても、今から運ぶって結構大変だよな……」
京太郎「あれ、あの後ろ姿……おーい、ハギヨシさーん!」
ハギヨシ「おや、京太郎君ではないですか」
京太郎「どうしたんですか、こんなところで?」
ハギヨシ「クリスマスの準備ですよ。恐らく、京太郎君と同じく」
30 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/23(月) 22:37:52.80 ID:djEIEzNdO
衣「……ハギヨシ? 誰だ、この馬の骨は」
京太郎「う、馬の骨……」
ハギヨシ「友人です」
衣「友人! ハギヨシの友人なのか! それは不躾なことをした、陳謝する」
京太郎「いや、それは構わないけど……」
マホ「はわぁ……」
衣「むっ、こやつ……」ゴゴゴゴゴ
ハギヨシ「衣様! この飾りとこの飾りはどちらがよろしいでしょうか!」
衣「えっ? うーん、この飾りも華美ではあるがこちらも……」ウーン
ハギヨシ「ふう、危ない危ない」
33 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/23(月) 22:45:55.92 ID:djEIEzNdO
ハギヨシ「ところで何を買うつもりで?」
京太郎「クリスマスツリーです」
ハギヨシ「ふむ……歩いて運ぶつもりですか?」
京太郎「そのつもですけど」
ハギヨシ「良ければ、車で一緒に運んで行きましょうか?」
京太郎「えっ、いいんですか?」
ハギヨシ「歩いて運ぶのは大変でしょうし、友人のためなら」ニッコリ
京太郎「ありがとうございます! おーい、マホ、この人が……ってあれ?」
マホ「わー、すごい大きいです!」
衣「これはエトペンと言う。エトピリカになりたかったペンギンというのが其の正式な……」ウンヌン
マホ「そうなんですか。物知りなんですね!」
京太郎「……あら、仲良くなってる」
36 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/23(月) 22:56:28.18 ID:djEIEzNdO
京太郎「よいしょ、と」
ハギヨシ「では、参りましょうか、清澄まで」
ブロロー
衣「ほう、清澄なのか! サキとノノカの!」
マホ「マホはまだ中学生です」
京太郎「高校に上がるのは二年後ですから、当たりませんね」
衣「そうか、残念至極だ。麻雀は打てるんだな?」
マホ「いえ、私はまだまだで……」
京太郎「当然。咲も認めてましたからね」
マホ「いやっ、そんな」
衣「この衣の目はごまかせん。マホには怪力乱神を感じる。サキや、全国の魑魅魍魎と同じく……」
マホ「ひいっ」
ハギヨシ「衣様、あまり脅かさないように」
衣「う、うむ、失敬した」
38 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/23(月) 23:03:39.01 ID:djEIEzNdO
衣「おー、清澄だ!」
マホ「うわわわわ」
京太郎「ちょっ、どうしたんだ、マホ?」
マホ「夜の校舎って何だか怖いです……」カタカタ
京太郎「確かに、夜の校舎って不気味だな」
衣「ふふふ、それくらいで怯えるとは臆病千万! ころもは決してそn」
ガタンッ
衣「ひぃいー!!?」ブルブル
ハギヨシ「失礼、ぶつけてしまいました」
京太郎(嘘だ、ハギヨシさんがそんなミスをするはずがない。これは……)
マホ「せ、先輩……」
京太郎「大丈夫だってマホ、俺達がいるんだから」
マホ「手、つないでくださいぃ……」
京太郎「……ああ」ギュッ
京太郎(何故だろう。守ってやりたい、守ってやらなきゃという衝動が湧き上がる。これが父性……?)
41 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/23(月) 23:10:22.23 ID:djEIEzNdO
京太郎「部室も、夜に来ると新鮮だな」
衣「……ノノカは?」
京太郎「……いる訳ないでしょう」
衣「そ、そうだな」
マホ「えへへ、クリスマスツリーがあると、一気にクリスマスらしさが増しますね!」
衣「うむ」
京太郎「うん、小さいけど、やっぱりいいな」
ハギヨシ「それではクリスマスツリーも運んだことだし、お帰りになりますか?」
京太郎「うーん」
>>42
1 部室に残る
2 自分の家へ
3 マホの家へ
42 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/23(月) 23:11:54.63 ID:1pO6P/+G0
マホを連れて2
46 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/23(月) 23:22:52.58 ID:djEIEzNdO
京太郎「そうですね、用事は済んだんで」
ハギヨシ「では、行きましょうか」
衣「麻雀卓もあるし、折角だから4人で!」
ハギヨシ「衣様、もうおねむの時間でしょう」
衣「衣はそんな子供じゃない!」
―車内―
衣「むにゃ……」
京太郎「じゃあまずマホの家にお願いします」
マホ「あの、先輩……」
京太郎「ん? どうした、マホ」
マホ「実は今日お父さんとお母さんの帰りが遅いんです。それで……あの……」
マホ「先輩の家にお邪魔してもいいですか?」
48 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/23(月) 23:25:16.02 ID:djEIEzNdO
京太郎「俺の家にって……いや、それはマズいだろ……ねえハギヨシさん?」
ハギヨシ「大丈夫でしょう、須賀君なら」
京太郎「か、軽くないですか」
マホ「お願いします……」ウルウル
ハギヨシ「可愛い女の子の助けを無下にするのですか」
京太郎「ぬ、ぐぬぅ……」
京太郎「分かった、分かりましたよ! 警察でも何でも来いってんだ!」
マホ「ありがとうございます、先輩!」ギュッ
京太郎「う、うん、分かったからとりあえず離れてくれないか」
ハギヨシ「それでは、須賀君宅へ」
衣「むにゃむにゃ」
49 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/23(月) 23:26:33.16 ID:0FwZGmLR0
これは朝帰りですねえ
50 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/23(月) 23:31:35.60 ID:djEIEzNdO
ハギヨシ「それでは、メリークリスマス」
京太郎「メ、メリークリスマス」
ブロローン
マホ「わー、大きいですね!」
京太郎「そうかな。こっちも両親いないけど、ゆっくりしてってくれ」
マホ「えっ、そうなんですか!」
京太郎「ああ、とりあえずご飯にするか」
マホ「あっ、でもご飯が……」
京太郎「何がいい? 作れる範囲で作るけど」
マホ「えっ、先輩料理出来るんですか?」
京太郎「まあな。さっきの人に一通り仕込まれたから」
マホ「はあー、コックさんなんですね」
京太郎「いや、コックさん違います」
京太郎「何がいい?」
マホ「>>52です!」
52 :内木副会長 ◆ddxiaN8VyQ 2013/12/23(月) 23:33:06.71 ID:tAemf+po0
kskst
53 :内木副会長 ◆ddxiaN8VyQ 2013/12/23(月) 23:33:58.22 ID:tAemf+po0
すまん
タコス
56 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/23(月) 23:44:31.97 ID:djEIEzNdO
マホ「タコスです!」
京太郎「タ、タコス?」
マホ「はい、須賀先輩が得意だと聞きましたので」
京太郎「確かに図らずも得意料理だが……よし、究極のタコスをご覧に入れてみせよう」
マホ「何か凄みを感じます!」
―クッキングタイム―
京太郎「よし、完成!」
マホ「美味しそうな匂いです! 食べてもいいですか?」
京太郎「どうぞどうぞ、召し上がれ」
マホ「いただきます! ……これは!」モグモグ
京太郎「タコスと言えばスパイシーな味付けだが、今回は違う。ミートソースにチーズをトッピングして、お子様でも安心して召し上がれる味付けになっている!」
マホ「もごむぐもが」モグモグ
京太郎「うん、無理に喋らなくていいからな」
58 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/23(月) 23:49:01.19 ID:djEIEzNdO
マホ「ごくん! 美味しいです、これ!」
京太郎「だろー? 流石だろー?」
京太郎「他にもあるぜ、醤油ダレと餅を使った和風タコス! クリームとフルーツを挟んだデザートタコス!」
マホ「すごいです、天才です!」
京太郎「まあ優希には邪道って言われたんだけど」
マホ「~♪」モグモグ
京太郎「そんなにうまそうに食べられると、俺も食べたくなってくるな」
マホ「! はい、先輩どうぞ!」
京太郎「えっ?」
62 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/23(月) 23:58:44.55 ID:djEIEzNdO
京太郎(それ、マホの食べかけの……。これはいわゆる「はい、あーん」)
マホ「……? 大丈夫ですよ、ちゃんと美味しいです」
京太郎(いや、こんな純真な子に何考えてんだ。そんな邪なこと、マホには思いもよらないに違いない。大丈夫大丈夫、平気平気)
京太郎「サンキュ、あむあむ」モグモグ
マホ「どうですか、先輩?」
京太郎「うん、美味しい! やっぱ俺のタコスは最高だな」
マホ「えへへ、そうですね!」
京太郎「ありがとな」
マホ「まるで間接キスみたいになって―――えっ、あっ」アタフタ
京太郎「ああ、そうだな。ん?」
64 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/24(火) 00:03:54.29 ID:dR92rg8JO
マホ「ど、どうしよう! 間接キスしちゃいました!」
京太郎「い、今更!?」
マホ「ああうう、先輩と……間接キスしちゃった……」カァア
京太郎「お、落ち着けってマホ」
京太郎(正直部活ではよくあることだし……主に2名で、和とは決してないけど)
マホ「ど、どうしましょう先輩?」
京太郎「どうしましょうって言われても……」
京太郎(ここは>>66を……)
66 :内木副会長 ◆ddxiaN8VyQ 2013/12/24(火) 00:04:43.68 ID:0howuXXt0
後ろからキャップが文堂にしたように抱きしめる
68 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/24(火) 00:15:42.19 ID:dR92rg8JO
マホ「あうあうあう」
京太郎「……」スッ
京太郎「マホ」ギュッ
マホ「せ、先輩?」
京太郎「……大丈夫だから、落ち着けって」
マホ「先輩……」
京太郎「俺とマホの仲だろ? 仲良し先輩後輩、いや親友、いや家族みたいなもんだ。これくらいでどうにかなる関係じゃないって」
京太郎「どうだ、落ち着いたか?」
マホ「先輩……あったかい」
京太郎「あったかい?」
マホ「まるでお父さんお母さんみたいです」
京太郎「家族だからな、兄と慕ってくれてもいい」
マホ「……お兄ちゃん?」
京太郎「……いや、やっぱ先輩にしとこうか」
京太郎(いや別に問題はない、問題はないんだが……)
マホ「?」
70 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/24(火) 00:24:33.21 ID:dR92rg8JO
マホ「マホの家、いつも忙しくて、あまりお父さんお母さんがいなくて……。クリスマスも一緒にいれるか分かんなくて」
マホ「今日も、先輩が料理作ってる時に、帰れないってメールが来たんです」
京太郎「そうなのか」
マホ「だから、先輩がお兄ちゃんになってくれるって、すごい嬉しいです!」
京太郎「……よし、今日は、いやクリスマスまで俺は京太郎お兄ちゃんだ!」
マホ「本当!?」
京太郎「ああ、一緒にいような」
マホ「はい!」
京太郎(俺の内に眠る父性、いや兄性が雄叫びをあげている……!)
マホ「あの、お兄ちゃん……>>72しませんか」
72 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/24(火) 00:25:32.06 ID:AhLxRPpP0
SSを終わらせる
75 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/24(火) 00:34:40.89 ID:dR92rg8JO
マホ「……ふわぁ」
京太郎「眠たいのか?」
マホ「あっ、ええとその、SSをその、終わりに……」
京太郎「眠いんだな。そうだな、もう夜も遅いし、寝るか」
マホ「あっ、でもマホはまだ……」
京太郎「大丈夫だよ、遊びたいなら明日また遊ぼう。明日も俺は京太郎お兄ちゃんだ」
マホ「……はい!」
京太郎「うーん、それじゃ寝床どうしようか。マホ、俺のベッドと母さんのベッドどっちがいい?」
マホ「えっ? そ、それって……」
京太郎「ああいや、もちろん別々だぞ。マホが俺のベッドなら、俺は親父の部屋にでも」
76 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/24(火) 00:38:56.63 ID:dR92rg8JO
マホ「……ぃです」
京太郎「ん?」
マホ「お兄ちゃんと一緒がいいです……」
京太郎(……大丈夫なのか、俺?)
京太郎(もちろん、大丈夫だ。何たって俺は―――)
京太郎「いいぞ。俺はマホのお兄ちゃんだからな」
マホ「! 嬉しい!」ギュッ
京太郎「じゃあ行こうか」
マホ「はい!」
78 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/24(火) 00:45:51.09 ID:dR92rg8JO
京太郎「大丈夫か、寒くないか?」
マホ「ん、ちょっと……あっ」ギュッ
京太郎「ど、どうしたくっついて?」
マホ「お兄ちゃんの近くだとあったかいです……」
京太郎「マホも、温かいな」
マホ「そうですか?」
京太郎「……なあ、マホは清澄のクリスマスパーティーに来るのか?」
マホ「えっ、まだ考えてません……」
京太郎「是非来い、みんなといるときっと楽しいぞ。咲もみんなも、絶対歓迎してくれるから」
京太郎「クリスマスって、みんなとはしゃいで、笑って。そういうもんだろ?」
79 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/24(火) 00:49:49.05 ID:dR92rg8JO
京太郎「俺が、楽しいクリスマスにするから、な?」
マホ「はい! お兄ちゃんと一緒なら、私楽しいです!」
京太郎「嬉しいこと言ってくれるな。それじゃ、明日のために早く寝ようか」ナデナデ
マホ「えへへ。はい、お兄ちゃん」
京太郎「お休み、マホ」
マホ「お休みなさい、お兄ちゃん」
メリーカン!
83 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/24(火) 00:57:12.11 ID:F44NLUAwO
乙
よかったよー
85 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/24(火) 00:59:57.40 ID:dR92rg8JO
―翌日―
マホ「お兄ちゃん!」
咲「えっ、何その呼ばせ方は(ドン引き)」
和「これはシスコンですね……間違いない」
久「どうりでねえ!」
京太郎「やべえよ、やべえよ……」
ぬわ疲カン