【咲-Saki-SS】池田「天江衣に対抗するため厨二キャラを演じるし!」

1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/20(金) 20:38:34.11 ID:JvVsUJvH0

福路「いよいよ大将戦ね……華菜、頑張って」

久保「行ってこい、池田ァ!」

池田「任せてください! 私には、必勝の策があるし!」

吉留(華菜ちゃん……本当にやる気なの、あれ)

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吉留「厨二病のふりをするって……どういうこと?」

池田「天江衣の言動はまさに厨二病そのものっしょ! 去年はあれでペースを乱された……」

池田「だから今年は私も一緒に厨二病を演じて、逆にペースを乱してやるし!」

吉留「そんなうまくいくのかなぁ……」
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3 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/20(金) 20:45:17.20 ID:JvVsUJvH0

咲「よろしくお願いします」

加治木「よろしく」

衣「お前たちが、今宵の衣の相手か」

池田(来たな、天江衣……調子に乗っていられるのも、ここまでだし!)

池田「一年ぶりだな、龍門渕よ」
5 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/20(金) 20:51:49.36 ID:JvVsUJvH0

衣「去年の衣と戦ったのか? 忘れてくれ、あれは本調子ではなかった」

衣「あの時はまだ……お前たちと同じヒトの土俵に立っていたよ」

池田「ふ……お前も、ヒトであることをやめたというのか?」

衣「む、どういう意味だ?」

池田「私も去年、ヒトであることをやめた……自ら、ヒトを放棄した」

池田「何せ、こちらの方が本業が捗るからな」

衣「本業……?」

池田「聞いたことはないか……『カノッサ機関』の名を」

咲(……へ?)

加治木(何を言ってるんだこいつは)
6 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/20(金) 20:59:08.36 ID:JvVsUJvH0

衣「カノッサ機関……何だ、それは」

池田「……まぁ、表の世界に住む者は知らなくても無理はないか」

池田「世界を裏から支配する闇の機関……それがカノッサ機関だ」

衣「せ、世界を支配だと!?」

池田「教えてやろう……風越女子麻雀部の池田華菜とは、世を忍ぶ仮の姿」

池田「私の正体は……カノッサ機関の誇るエージェント『殲滅執行官(ジェノサイド・ワルツ)』さ」

衣「なっ……!」

加治木(エージェントが軽々しく正体バラしてどうする)
7 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/20(金) 21:00:20.22 ID:rPdBGY6K0

コーチぶん殴ってでも止めてやってください
10 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/20(金) 21:06:04.76 ID:JvVsUJvH0

衣「そ、そんな奴がなんでここに……」

池田「この長野に来たのは、もちろん任務さ……機関に噛み付く、身の程知らず達がいたものでね」

池田「もう、何人も何人も……殺して、しまったよ」

衣「こ、ころ……」

池田「だが、敵も手練れが多かったものでね……私はヒトを捨て、力を手に入れた」

池田「見な、私の腕を……この、刻印を」

衣「そ、それは一体……」

池田「これを刻まれた者は、魔の力を得、ヒトを遥か凌駕する……だが同時に、もう普通の生活には戻れぬがな」

池田「今でも、力が暴走し……お前たちを食い殺してしまわないか、心配だよ」

衣「!?」

加治木(刻印って、どう見てもマジックで書いただけだろ)
14 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/20(金) 21:11:39.19 ID:acXDxNqX0

咲さんやっちゃってくださいよ
15 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/20(金) 21:13:23.22 ID:JvVsUJvH0

池田「さて、ずいぶん時間を取らせてしまったな……始めようか」

加治木「う、うむ……」

池田「貴様らは幸福だ……私と対峙するのが、戦闘ではなく麻雀だからな。命を落とすことはあるまい」

咲(…………)

衣(ど、どうしよう……とんでもない奴と同卓してしまったぞ……)

池田(よくわからないが、効いてるっぽいから成功なのかな?)

加治木(なんだこれ……なんだこれ……)
18 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/20(金) 21:19:57.67 ID:JvVsUJvH0

加治木「リーチ」

衣(か、風越はやばい……やばすぎる……)

咲「……カン」

池田(来た、清澄の大将のカン。確か嶺上の和了率が非常に高い……)

咲「ツモ、嶺上開花」

池田(やはりか、直前に牌譜見ておいてよかったし……あまり動揺せずに済んだ)

池田(てかコーチもキャプテンも教えてほしいし……肝心なところで役に立たないなぁ)
21 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/20(金) 21:26:58.67 ID:sojpScyFO

池田ァ!調子乗ってんじゃねえぞ!!
22 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/20(金) 21:27:00.45 ID:JvVsUJvH0

咲「……ツモ、嶺上開花」

加治木(に、二連続嶺上だと!?)

衣(き、気にするな……一人リアル化け物がいたところで、どうってことはない……)

咲「……こうして会うのは初めてだね」

池田「?」

咲「この嶺上開花で、気付くことがあるんじゃない? 池田華菜さん」

咲「いや……『殲滅執行官(ジェノサイド・ワルツ)』と呼ぶべきかな」
23 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/20(金) 21:27:45.65 ID:acXDxNqX0

これはヤバイ方の咲ちゃんだじぇ
25 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/20(金) 21:30:32.48 ID:pIZcNMWS0

『本物』が混じっていたのか・・・
30 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/20(金) 21:32:17.21 ID:rfNUoczn0

咲は文学少女だからな
31 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/20(金) 21:33:36.67 ID:JvVsUJvH0

咲「まさか貴方まで、長野に送り込まれているとはね……」

衣「!?」

池田「……! ま、まさか、お前……」

咲「初めまして、私はカノッサ機関のエージェント。専門は暗殺、殲滅」

咲「コードネーム……『百華繚爛(フラワリング・フェアリー)』」

加治木(……は?)

衣(こ、こいつもカノッサ機関の!?)

池田(何か知らんが、清澄が乗ってきたし)
33 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/20(金) 21:35:02.16 ID:+wgR56oo0

咲さんノリノリである
37 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/20(金) 21:39:52.17 ID:JvVsUJvH0

池田「そ、そうか、お前があの噂の……」

池田「いや、お会いできて光栄だ……あんたがいれば、こっちの仕事も楽になっただろうに」

咲「ごめんね、私はその頃ロサンゼルスの闇組織を潰し回っていた頃だったから」

咲「ふふ……あの死体と共に咲き乱れる血の花々、綺麗だったなぁ……」

池田「クク……噂通りの切れっぷりだな、『百華繚爛(フラワリング・フェアリー)』よ」

衣「…………」ガタガタ

池田(や、やるなぁ、清澄……)

咲(高校からは封印してたけど、やっぱり脳内設定を演じるのって楽しい! みんなでやれば怖くないし!)

加治木(これ、麻雀大会だよな……)
44 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/20(金) 21:47:34.19 ID:JvVsUJvH0

咲「……ねぇ、龍門渕さん」

衣「は、はいぃ!」

咲「ツモだよ。点棒」

衣「ご、ごめんなさい!」ジャラジャラ

池田「……龍門渕よ、ここが卓上でよかったな」

咲「麻雀なら、失うのは点棒だけ……命までは、失うことはないからね」

衣(ひぃぃぃ……)
47 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/20(金) 21:49:35.70 ID:xAtSOnKm0

咲さんイキイキしてるな
51 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/20(金) 21:52:47.75 ID:JvVsUJvH0

池田「今後も、生き長らえるといいな……『百華繚爛(フラワリング・フェアリー)』よ」

咲「お互いにね……『殲滅執行官(ジェノサイド・ワルツ)』」

池田・咲「「ラ・ヨダソウ・スティアーナ」」

衣「…………」ガクガクブルブル

加治木(龍門渕の動揺が激しいな……まさか私も乗っかった方がいいのか、これ?)
57 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/20(金) 21:57:42.50 ID:JvVsUJvH0

咲「……カン」

加治木「その嶺上、取る必要なし……搶槓だ、そのカン成立せず」

咲「なっ……」

衣(こ、こうなったら鶴賀だけが頼りだ……こいつだけは、衣と同じ……)

加治木「ふ……まさかこのような場で、お前たちと会うことになるとはな」

加治木「『殲滅執行官(ジェノサイド・ワルツ)』に『百華繚爛(フラワリング・フェアリー)』」

加治木「カノッサ機関の……犬どもめ」

衣「え……」

咲「!?」

池田(鶴賀まで乗ってきたし……)
60 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/20(金) 21:59:42.97 ID:2gRAXmNJ0

やめて、衣が漏らしちゃうやれ
63 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/20(金) 22:04:17.21 ID:JvVsUJvH0

咲「あ、貴方は……」

加治木「カノッサ機関……ずいぶんと勢力を広げているようだが、調子に乗っていられるのも今のうちだ」

加治木「貴様らは我々……『ラインヴァイス』が潰す、必ずな」

咲「ラインヴァイス……こんなところで、最大の宿敵組織と相まみえるとはね」

衣「え? え? え?」

池田「そして先ほどの搶槓……槍……まさか、お前は……」

咲「ラインヴァイス十三将が九……雷槍ハルバトスを操る魔人……」

加治木「知っているようだな……『奇禍灰燼(デッドコラプション)』の名を」

衣(と……とーかぁ……たすけてぇ……)
68 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/20(金) 22:07:39.84 ID:xAtSOnKm0

先輩かっこいいっす!!!
69 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/20(金) 22:08:22.72 ID:klsk80DR0

やはりかじゅは出来る子だな
71 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/20(金) 22:09:59.08 ID:JvVsUJvH0

咲「で……『奇禍灰燼(デッドコラプション)』……」

池田「はは……こ、こいつぁ、とんだ大物が身近にいたもんだな……」

加治木「ローマでは貴様らの仲間に、ずいぶん手を焼かされたよ……みんな仲良く、あの世に送ってやったがな」

咲「へぇ……じゃあこの後、私たちとも一緒に遊んでみる?」

加治木「『殲滅執行官(ジェノサイド・ワルツ)』に『百華繚爛(フラワリング・フェアリー)』か……」

加治木「ちょうどいい、二人まとめてハルバトスの餌にしてやってもよいが……今はまだ、お互いその時ではなかろう」

池田「ふ……賢明な判断だと誉めてやろう」

咲「次に会うのは『第七黙示録』の夜……その時こそ、あなたを血で染めてあげるよ」

加治木(こんな感じでいいのだろうか……しかし恥ずかしいな、これは……)

池田(予想外の展開になったし……まぁいいけど)

咲(妄想って楽しいよね!)

衣(け……けーさつ……)ガタガタ
73 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/20(金) 22:10:56.13 ID:kwacbmrL0

かじゅはイケメンヴォイスだからな
きっとものすごい迫力が
76 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/20(金) 22:14:03.07 ID:JvVsUJvH0

アナ「前半戦終了! 上位三校は僅差ですが、龍門渕は大きく遅れをとっております!」

アナ「天江選手は去年の力をまるで発揮できていません。そういえば、なぜ対局中涙目だったのでしょうか」

藤田「私に聞くな」

透華「ちょっと衣、どういうことですの衣!」

純「ボコボコにやられてるじゃねーか。らしくもねぇ」

衣「うわぁぁぁぁん! 怖かったよおおおおおお!」

一「え、え? 何があったの?」

衣「か、カノッサ機関がぁ! ラインヴァイスがぁ!」エグエグ
81 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/20(金) 22:17:17.00 ID:JvVsUJvH0

純「……はぁ!? お前、そんなん信じたってのか!?」

智紀「意味がわからない……」

透華「そんなの嘘に決まってるでしょう!」

衣「う、嘘なのか……?」

一「大丈夫だから気にしないで、いつもの調子でぶっ飛ばしてきてよ」

衣「そ、そうか! なんだ、嘘だとわかれば怖いものはないぞ!」
86 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/20(金) 22:20:00.43 ID:JvVsUJvH0

久保「やるじゃねえか池田ァ!」

福路「この調子で後半戦も頼むわね」

池田「任せてください!」

文堂「そういえば、天江衣対策があるって言ってましたよね。何をしたんですか?」

池田「ふっふっふ、それは勝ってからのお楽しみだし!」

吉留「あ、あはは……」
久「お疲れ様、咲」

咲「……京ちゃん、ちょっと来てくれない?」

京太郎「?」
87 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/20(金) 22:23:44.83 ID:JvVsUJvH0

京太郎「どうしたんだ、こんなところに呼び出して」

咲「京ちゃん、もう一回確認するけど中学の頃の私の話、誰にもしてないよね!?」

京太郎「中学の頃? あの突然眼帯をつけたり、包帯を巻いたりして登校したりとか……」

咲「言わないで! とにかく、絶対みんなに喋っちゃ駄目だからね!」

京太郎「わ、わかったわかった……」
加治木「……なぁ、みんな」

モモ「何すか?」

加治木「正直、帰りたい」

蒲原「ワハハ、何があったんだー?」
89 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/20(金) 22:24:39.18 ID:+wgR56oo0

咲さん意外と重症だった
91 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/20(金) 22:27:17.13 ID:JvVsUJvH0

加治木「さて、後半戦か……」

衣「ふっふっふ……もうお前らには騙されないぞ!」

池田「よろしくな……『百華繚爛(フラワリング・フェアリー)』」

咲「今度は仕事でもご一緒できるといいね……『殲滅執行官(ジェノサイド・ワルツ)』」

池田・咲「「ラ・ヨダソウ・スティアーナ」」

衣「……だ、騙されないぞ!」プルプル

加治木(足が震えてるぞ、龍門渕)
96 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/20(金) 22:30:07.61 ID:JvVsUJvH0

咲「……ツモ、嶺上開花」

加治木「ふ……相変わらず『百華繚爛(フラワリング・フェアリー)』は、戦場に花を咲かせるのが得意と見える」

咲「今一番見たいのは『奇禍灰燼(デッドコラプション)』……あなたの血で染まった花なんだけどね」

衣「も、もうやめたらどうだ! 貴様らの芝居は底が見えた!」

加治木「……む?」

衣「知っているぞ、カノッサ機関だの何だのは、本当は……」

池田「嘘だ……と言われたのだろう。おおかた、仲間にでも」

衣「な、なぜそれを!?」

加治木(まぁ、そのくらいしか考えられないからな)
99 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/20(金) 22:33:22.93 ID:JvVsUJvH0

池田「哀れなものだ、仲間に遊ばれているとも知らずにな……」

衣「ど、どういう意味だ!?」

池田「知れたことよ……あいつらもまた、カノッサ機関のエージェント」

衣「ば、馬鹿な!」

池田「わかりやすいのが、あの国広一という娘……あの両腕の鎖、不自然だと思わないか?」

池田「あれは……カノッサ機関で与えられし魔の力を、封印している……」

衣「い、いや、あれは確かイカサマを封じるためって聞いたが……」

池田「それなら、何も鎖をつけたりまではしなくともよいだろう?」

衣「た……確かに……!」
102 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/20(金) 22:34:36.59 ID:5e4174Rh0

一ちゃんは鎖より私服を
105 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/20(金) 22:36:49.67 ID:JvVsUJvH0

池田「副将も、あの触覚の動きはおかしいと思わないか……あれは機関で生み出した、別生命体を宿しているのだ」

衣「なんだって!」

池田「先鋒も、どう見ても男なのに女なのはおかしいと思わないか……あれは機関の性転換技術の被験者だ」

衣「な、なんだってー!」

池田「次鋒も、高二にしては胸が大きすぎると思わないか……あれは機関の豊胸手術の被験者だ」

衣「な、な、な、なんだってー!」

加治木(だんだん適当になってるな……)

咲「ふふ……全てはカノッサ機関の手のうちで遊ばれているんだよ」

加治木「案ずるな、彼女たちはラインヴァイスの抹殺対象に入っていない……運が良かったな」

池田「さて、遊戯を続けよう……この時だけは私も、死の色を忘れられる……」
106 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/20(金) 22:40:17.70 ID:JvVsUJvH0

衣(こ、ころされる……衣は、ころされる……)

咲「ロン」

衣「ひぃ!?」

咲「……ねぇ、龍門渕さん」

咲「麻雀って楽しい……いや、”愉しい”よね……」ニタァ・・

衣「」ブクブク

純「衣の奴、気絶しやがった……」

透華「控えを出すしかないですわね……」

メイド「まさか出番があるとは思いませんでした」
110 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/20(金) 22:44:27.40 ID:JvVsUJvH0

アナ「試合終了! 上位三校の大接戦となりましたが、優勝は名門、風越女子に決まりました!」

加治木「ふぅ、届かなかったか……」

メイド「対局、ありがとうございました」

咲「負けちゃったか……さすがだね、『殲滅執行官(ジェノサイド・ワルツ)』」

池田「お前もなかなかだったぞ……『百華繚爛(フラワリング・フェアリー)』」

咲「次に会う時は」

池田「戦場で」

池田・咲「「ラ・ヨダソウ・スティアーナ」」

加治木「いや、もういいんだって」
113 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/20(金) 22:45:56.52 ID:+wgR56oo0

池田勝利だと・・・
117 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/20(金) 22:47:52.38 ID:ZeyburY40

池田勝ってるけどいいのかコレ

118 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: 2012/07/20(金) 22:48:11.68 ID:JvVsUJvH0

久保「よくやったぞ池田ァ!」

吉留「凄いよ、華菜ちゃん!」

池田「へへ、華菜ちゃん開発の天江衣対策が功を奏したし!」

福路「いったい、どんな方法を使ったの?」

池田「ふっふっふ……それはぁ……」
120 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: 2012/07/20(金) 22:50:19.78 ID:JvVsUJvH0

池田「……と、いうわけだし!」

深堀「そ……そんな方法で……」

福路「ま、まぁ……結果オーライってとこかしら……」

吉留「で、ですよね、コーチ?」

久保「……………………」

福路「コーチ?」

久保「……ぐわああああああああああああああああああああああ!」

池田「こ、コーチ、どーしたし!? 突然ソファーに顔をうずめて手足をバタバタさせて!?」

久保「やめてくれえええええええ! 若さゆえの過ちだったんだあああああああああああ!」

文堂「何か思い当たるフシがあったみたいですね……」

END

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