【咲-Saki-】智美「ワハハ、スキーに行くぞ」衣「おー!」SS

3 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/05(土) 01:32:15.49 ID:TMQjJCZV0

まあ長野だしな

4 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/05(土) 01:32:24.24 ID:aoYUWBia0

グッドエンドで頼むよ…

6 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/05(土) 01:36:25.11 ID:8L0yU/UxO

スキー場
衣「おー、スキー場とはこんなにも広いのか!」

智美「ワハハ、衣はスキー初めてか?」

衣「そうだぞ」

智美「じゃあまずはファミリーゲレンデの横で練習するぞ」

衣「おー!」

8 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/05(土) 01:42:15.28 ID:8L0yU/UxO

ゲレンデ横
智美「じゃあ先ずはスキーをつけるぞ。転びやすいから気をつけ…」

衣「へぶっ!」

智美「あちゃー、遅かったか」

衣「こ、この程度造作もないわ!」

智美「スキー板にはつま先からはめて、踵を踏み込むんだぞ」

衣「よいしょ…出来たー!」

10 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/05(土) 01:47:40.92 ID:8L0yU/UxO

智美「スキーもはめた事だしゲレンデを登って行くぞ」

衣「リフトには乗らないのか?」

智美「なにいってるんだ衣。まともに滑れないのにリフトに行っても他人に迷惑をかけるだけだ」

衣「そうか…」

智美「でもまあ私が教えてやるから安心しろ」

衣「よーし、やるぞー!」

智美「おー」

12 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/05(土) 01:56:27.38 ID:8L0yU/UxO

智美「まあ先ずは滑り方の基本だな。たぶんスケーティングは出来ないだろうから、なれないうちはスキー板を平行にしてストックを使うと良いぞ」

衣「なるほどー、こうか?」

智美「おー、その調子だぞ。腕が疲れるから気をつけてな」

衣「うん」

智美「次に自力で山を登って行くぞ」

衣「自力だと!?」

智美「自力と言っても軽く登る程度だから大丈夫だ。斜面に対してスキーを平行にして少しずつ登るぞ」

衣「よいしょっよいしょっ」

15 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/05(土) 02:04:52.93 ID:oCSCfC710

雪山でペンションてシチュは金田一思い出すからヤバイ

16 :時間かかるけど許してね 2013/01/05(土) 02:06:52.44 ID:8L0yU/UxO

智美「このくらいの高さでいいだろ」

衣「やっとかー」

智美「じゃあ、滑り方の基本としてはスキーを八の字にするんだ。そうすることでスピードダウンしながら滑れるぞ」

衣「はちのじ、はちのじ」

智美「次に曲がる時は、曲がりたい方向に軽く体重をかけながら曲がる方とは逆の膝を内側にいれるとできるぞ」

衣「なるほどー!」

智美「先ずはこのくらいにして軽く滑るぞ」

衣「よーし行くぞー!」

智美「まあ落ち着け衣。最近は私が支えながら滑って感覚をつかむんだ」

18 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/05(土) 02:12:51.85 ID:8L0yU/UxO

智美「じゃあ私の手に掴まって、ゆっくり下りるぞ」

衣「どうして反対側を向いてるだ?前を見ないと危ないぞ」

智美「あー、私くらいになるとこれくらい朝飯前だ」

衣「すごいぞっ智美!」

智美「ワハハー、照れるなあ…じゃあ行くぞー!」

衣「う、うん」

智美「緊張せずに楽に滑るんだぞ」

21 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/05(土) 02:19:05.10 ID:8L0yU/UxO

数分後
智美「おー、衣は筋がいいなあ。これならリフトに乗って上まで行けそうだ」

衣「本当か!?じゃあ、はやく行くぞ智美!」

智美「そんなに焦らなくても雪山は逃げないぞ」

衣「それもそうだが今は早く自分のうでを試してみたいのだ!」

智美「よーし、衣のリフトデビューだー!」

衣「おー!」

22 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/05(土) 02:27:27.98 ID:8L0yU/UxO

リフト乗り場

智美「さあ、列に並ぶか」

衣「じ、実際に乗るとなると緊張してきたぞ…」

智美「二人乗りのリフトだから心配しなくても私がついてるからな」

衣「う、うん…」

智美「さあ、順番だ行くぞ」

衣「どきどきするー…」

智美「線のある所まで行って、リフトが膝の裏に当たったらゆっくり腰を落とすんだ」

衣「よ、よし!きたか!」

スッ

衣「で、出来たぞ!」

智美「よくやったな衣」

23 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/05(土) 02:30:20.63 ID:dZg8xwW00

衣の背で乗れたのか

24 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/05(土) 02:31:55.89 ID:8L0yU/UxO

ガコンッ!
衣「ど、どうしたんだ!?」

智美「ワハハー、まあ落ち着け衣。スキー場でリフトが止まるなんてよくあることだぞ」

衣「客をこんな所で放置するとは!」

智美「少しすればまた動きだすさ」

衣「そういものなのか?」

智美「そういものなんだ」

25 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/05(土) 02:35:24.68 ID:8L0yU/UxO

数分後
智美「なかなか動かないなあ…」

衣「むう、衣をこんなにも待たせるとは!」

智美「きっと何かトラブルでもあったんだろ気長に待てば…」

ガコンッ

28 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/05(土) 02:46:12.91 ID:8L0yU/UxO

智美「やっと動き出したかー。すぐだって言っただろ?」

衣「うー、衣ははやく滑りたいぞ」

智美「ワハハ、ほらもうつくぞ」

衣「下りるのもドキドキするな…」

スーッ

智美「出来たじゃないか衣」

衣「衣には出来ないことなど存在せんわ!」

智美「さっきまで不安だったくせによく言うなー」

衣「むー!」

智美「せっかく上に来たんだ滑るぞ。なれないうちは大きく蛇行しながら滑るとスピードをあまり出さないですむぞ」

衣「わかった!」

智美「じゃあ、お先に」

衣「え?ま、まって智美ー!」

29 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/05(土) 02:52:30.74 ID:8L0yU/UxO

ゲレンデ下
衣「全く、衣をおいて行くとは何事だ!」

智美「ワハハ、私だって好きに滑りたいぞ」

衣「今回だけだからな!次はないと思え!」

智美「わかったわかった。衣も大分滑れるようになったし違うコースにも行ってみよう」

衣「本当か!?」

智美「衣は扱いやすいなあ」

衣「なんだとー!」

31 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/05(土) 03:00:25.65 ID:8L0yU/UxO

智美「次は一気に頂上まで行くぞ」

衣「い、行きなり頂上なんて…」

智美「心配しなくても、頂上からはいくつかコースがあるうちの一番やさしいところを通るぞ」

衣「そ、そうなのか。良かった…」

智美「衣くらい筋が良ければすぐに他のコースも滑れるようになるさ。まずは回数をこなして滑りなれるんだ」

衣「待っていろ上級者コースよ!すぐにでもこの天江衣が制覇してくれる!」

32 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/05(土) 03:06:22.00 ID:8L0yU/UxO

雪山中腹
智美「お、あんな所に林間コースがあるぞ通ってみよう」

衣「林間コース?」

智美「普通のコースと違って林の中を通るから新鮮で楽しいぞ」

衣「なるほど!衣も行ってみたいぞ」

智美「途中で急なカーブがあるから気をつけて滑るんだぞ」

衣「うん!」

33 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/05(土) 03:09:35.96 ID:VCHQcLNj0

ここまで順調

35 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/05(土) 03:13:05.37 ID:8L0yU/UxO

林間コース
宥「玄ちゃーん!みんなー!どこー?寒いよー」
智美「ん?あんな所に誰かいるぞ」

衣「声をかけてみよう」

スーッ

智美「ワハハ、どうかしたのか?」

衣「困ってるなら力になるぞ!」

宥「うぅ…ぐすっ…寒い…」

36 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/05(土) 03:17:35.19 ID:8L0yU/UxO

智美「寒いのか?じゃあとりあえず私の上着を着て、ロッジまで下りよう」

宥「でも…あなたが…」

智美「ワハハー、たくさん滑って暑かった所なんだ気にするな」

宥「ありがとうございます…」

衣「よーし、行くぞー!」

智美「おー!」

宥「お、おー」

38 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/05(土) 03:25:15.40 ID:3ytlfrZx0

このまま宥姉を助けて再び楽しく滑って美味しい夕食食べてお風呂入って寝て朝ちょっぴり滑ってお昼にはゆっくり無事帰宅してくれるよ多分(絶望)

39 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/05(土) 03:27:01.89 ID:8L0yU/UxO

ロッジ
智美「寒かっただろう?とりあえずこれを飲むといぞ」

コトッ

宥「あ、ココア…あったかーい…ありがとうございます」

衣「どうしてあんな所に一人でいたんだ?」

宥「実は、妹と友達と長野に居る友達に会いに来てて、スキーすることになったんですけど…」

智美「ふむふむ」

宥「玄ちゃ…妹がどうしても一緒に滑りたいって言うから出たんですけど、途中ではぐれてしまって」

衣「なるほどー」

智美「じゃあとりあえず迷子センターだな」

宥「ま、迷子!?」

42 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/05(土) 03:35:00.71 ID:8L0yU/UxO

「迷子のお知らせを致します
奈良県からお越しの松実玄さま、松実玄さま
お姉さまがロッジでお待ちです至急ロッジまでお越しください」
宥「恥ずかしいよぉ…」
数分後
玄「お姉ちゃーん!ごめんね…ぐすっ…私が無理に連れ出さなかったら…」

宥「ううん、大丈夫だよ。この人たちが助けてくれたの…」

智美「ワハハー、困ったときはお互い様だぞ」

衣「だぞ!」

43 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/05(土) 03:39:28.34 ID:8L0yU/UxO

宥「あの、何かお礼をさせてください」

智美「そんなこと気にしなくても…」

グーッ

玄「そうだ!良かったら私たちと一緒にご飯食べませんか?お礼におごりますから!」

智美「ここはお言葉に甘えるとするか」

衣「するか!」

45 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/05(土) 03:46:28.53 ID:8L0yU/UxO

数分後
シズ「宥さん!?大丈夫だった!?」

憧「ごめんね、宥姉無理に連れ出して…」

宥「ううん、この人たちのお陰でなんとかなったから」

玄「お礼に一緒にご飯食べることにしたのです」

智美「ワハハー、よろしくな」

衣「よろしく!」

和「宥さん!大丈夫でしたか!?」
衣「ノノカ!」

和「あ、天江さん!どうしてここに」

48 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/05(土) 03:52:23.62 ID:8L0yU/UxO

かくかくしかじか
和「そうだったんですか…」

智美「お友だちは原村だったのかー」

衣「世界とはこんなにも小さなものなのか!」

シズ「和の知り合いだったっていうか私たちも知り合いでしたね」

憧「こんな偶然滅多にないんだし、午後はみんな一緒に滑りましょうよ」

49 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/05(土) 03:59:16.21 ID:8L0yU/UxO

こうして彼女たちは共に楽しい時間を過ごし、別れの時が来た
宥「今日はありがとうございました」

智美「こんな偶然があるとは思わなかったぞ」

玄「また機会があればぜひ」

シズ「天江さん!こんど打つときは負けませんからね!」

衣「楽しみにしているぞ!」

憧「じゃあそろそろ行こっか」

和「それでは失礼します」

ワハ衣宥玄穏憧和「バイバーイ!」

50 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/05(土) 04:00:45.77 ID:dZg8xwW00

平和でいいね

51 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/05(土) 04:03:58.07 ID:8L0yU/UxO

この帰り道
蒲原智美、天江衣の両名は運悪く
雪崩に巻き込まれることとなる

しかし、彼女たちの表情に焦りや悲壮はなく
不思議と\(^_^)/笑顔だったという

カンッ!

52 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/05(土) 04:06:19.64 ID:8L0yU/UxO

ゴメン最後にへんな顔文字入っちゃった
あと最初は普通のハッピーエンドだったけど魔がさした
でも一応ハッピーエンドだよね?

53 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/05(土) 04:14:18.99 ID:9OjWPV4m0

何で死ぬ必要があるんですか(正論)

58 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/05(土) 04:33:11.09 ID:8L0yU/UxO

>>49の続きから
智美「ワハハー、今日は楽しかったなあ」

衣「うん!また今度も来よう」

智美「せっかくゆみちんたちも誘ったのに来てくれないし、次こそは連れてくるぞ」

モモ「そうっすね」

智美「!?」

衣「!?」

智美「い、いたのかモモ…」

モモ「はいっす。臭いで気づかなかったんすか?」

60 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/05(土) 04:38:43.40 ID:8L0yU/UxO

智美「寒さで鼻がやられてたからなあ」

衣「気配さえ気づかせないとは…」

モモ「次は他の高校の人も誘って一緒に行くっすよ!」

智美「ワハハー、次こそはみんなでスキーに行くぞ」

衣「おー!」

今度こそカンッ!
咲「スキーって楽しいよね!皆も一緒に楽しもうよ!」

61 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/05(土) 04:40:34.25 ID:L97fv2JK0

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