【鶴賀学園SS】蒲原智美「ユミちんとモモは本当に仲が良いなー」ワハハ

1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/13(水) 11:17:50.10 ID:7mhKJSUmP

智美(まだ会って2ヶ月くらいなのになー)

智美(ユミちんは友達をみんな苗字で呼ぶのに、モモのことだけは「モモ」って呼んでるくらいだしなー)

智美(そういえば、私を名前で呼んでくれたことは一度も無いなー)

智美(1年のときからの付き合いなのになー)
4 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/13(水) 11:19:53.46 ID:7mhKJSUmP

智美(2人だけで麻雀部を作って、2年間一緒にやってきて)

智美(今じゃ鶴賀で一番ユミちんと仲が良いのは私だと思ってたんだけどなー)

智美「モモにあっさり追い越されちゃったなー」ワハハ

桃子「えっ? 何がっすか?」

智美「んー? 何でもないぞー」ワハハ
7 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/13(水) 11:21:49.32 ID:7mhKJSUmP

智美(うーん、でも何ていうか、ユミちんとモモは仲が良いっていうよりも)

智美(なんか“ラブラブ”って感じだよなー)

智美(私には女どうしでこんなラブラブになるっていう発想が無かったしなー)

智美(いつもクールなユミちんが、モモに抱きつかれて恥ずかしそうにしてんのを、
毎日見られるようになるとは思わなかったなー)

智美(私もモモみたいにもっと直接くっついてみても良かったのかもなー)

智美(…………)

智美(……今からでもちょっとやってみるかー)
9 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/13(水) 11:23:50.26 ID:7mhKJSUmP

智美「よっ」ピタッ

ゆみ「お、おい蒲原までどうしたんだ、急にくっついてきて//」

智美「んー、何となくなー」ワハハ

桃子「蒲原先輩、横取りしちゃだめっすよ。加治木先輩は私が先に抱きしめてたんすから」

智美「そうだなー、じゃあ半分こでどうだー? 私がユミちんの右半分、モモは左半分で」

桃子「仕方ないっすねー。それなら良いっすよ」ぎゅー

智美「交渉成立だなー」ぎゅー

ゆみ「ちょっ、2人ともそんな抱きつくな//」
佳織「加治木先輩、両手に花?」

睦月「うむ」
10 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/13(水) 11:25:48.75 ID:7mhKJSUmP

智美(あれ? これ結構ドキドキするもんなんだなー)

智美(そういやユミちんの身体を触るのって初めてかもなー)

智美(…………)

智美(あー、これ気持ち良いなー。なんでもっと早くやってみなかったんだろ)
11 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/13(水) 11:27:48.58 ID:7mhKJSUmP

ゆみ「……2人とも、そろそろ抱きつくのはやめて、少し打たないか?」

桃子「じゃあ蒲原先輩が離れたら私も離れるっす」ぎゅー

智美「なら、モモが離れたら私も離れるかなー」ワハハ

ゆみ「……津山、妹尾、とりあえず3人で打とうか。済まんが卓をこっちに…」

佳織・睦月「は、はい」
13 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/13(水) 11:29:49.79 ID:7mhKJSUmP

智美(あー、ユミちんの匂いって、近くで嗅ぐとこんな良いんだなー)クンクン

智美(ずっとこのままでいるのも良いかもなー)

智美(…………)

智美(……なんか夢の中にいるみたいだなー。これもしかしたら夢なのかもなー)
15 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/13(水) 11:31:49.73 ID:7mhKJSUmP

ゆみ「……2人とも、このままじゃ手が動かせないから、少し緩めてくれないか?」

桃子「…………」スヤスヤ

智美「…………」グーグー

ゆみ「ね、寝てるだと……?」
佳織「2人とも、なんだか幸せそうだね」

睦月「うむ」

17 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/13(水) 11:34:49.68 ID:Gcn9As9Ki

蒲原かわいいのに影薄すぎ
30 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/13(水) 13:30:50.19 ID:7mhKJSUmP

─咲日和のキャンプ回の夜 車の中─

智美「ふわぁ~ もう眠くなってきた。今日は随分勉強したなー」

ゆみ「まだ10分くらいしか経ってないんだが」

智美「まあまあ、勉強はもういいじゃん。疲れたしそろそろ寝ようかー」

ゆみ「……そうだな」(蒲原も今日はずっと運転してたから疲れたんだろう)
智美「エンジンを止めて、電気を消して、っと。じゃあおやすみー」

ゆみ「ああ、おやすみ」
31 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/13(水) 13:32:49.85 ID:7mhKJSUmP

桃子(車の電気が消えたっす。2人とも寝たみたいっすね)

桃子(津山先輩も妹尾先輩も寝てるし、たぶん私がそっと出ていっても起きないはずっす)

桃子(……せっかく先輩とキャンプに来たのに、一緒に寄り添って寝ないのはやっぱり勿体ないっすよね!)

桃子(ここはひとつ、車に潜り込んでみるっす)ゴソゴソ
32 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/13(水) 13:34:49.75 ID:7mhKJSUmP

桃子(どこも開かない…。全部鍵が掛かってるっすね)

桃子(みんな起きてるうちに何とかしとけば良かったっす…)

桃子(せめて寝顔だけでも……暗くてどこにいるのかわからないっす)

桃子(せんぱーい、どこっすかー?)

車の扉「ガチャッ」

智美「モモどしたー? 何かあったかー?」

桃子「わっ!」ドテッ

智美「おー大丈夫かー?」
34 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/13(水) 13:36:49.59 ID:7mhKJSUmP

桃子「すいません、大丈夫っす。……あの、なんで私がいるってわかったっすか?」

智美「モモの匂いがしたからなー」

桃子「車の窓が全部閉まっててもわかるんすか…」

智美「で、モモはどした? もしかしてユミちんの寝顔でも見に来たかー?」ワハハ

桃子「えっ、いや、えーと…。すいません、その通りっす」
35 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/13(水) 13:38:50.29 ID:7mhKJSUmP

智美「私と代わろっかー?」

桃子「えっ?」

智美「私がテントで寝るから、モモはユミちんと一緒に車で寝なよー」

桃子「い、良いんすか…?」ドキドキ

智美「たぶんユミちんも、ほんとはモモと一緒に寝たいのに、
みんなの前でそれを言うのが恥ずかしいから私とにしたんだろうしなー」ワハハ

桃子「そ、そうだったんすか?///」

智美「私はもうユミちんは堪能したから、今度はモモが堪能すると良いさー」

智美「車が間違って動いたら大変だから、運転席のまわりには触るなよー。
触っていいのは後ろの席とユミちんだけだからなー」ワハハ

桃子「わ、わかったっす。先輩ありがとうございますっす」
37 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/13(水) 13:40:49.61 ID:7mhKJSUmP

桃子(蒲原先輩はテントのほうに行っちゃったっす)

桃子(これで加治木先輩と2人きり…//)

桃子(ああ、先輩、寝顔も凛々しくて素敵っす。最高っすよ…)

桃子(…………)

桃子(……本当はあんなことやこんなこともしたいっすけど、起こしちゃダメっすよね)

桃子(いやいや、先輩と添い寝できるだけでも充分っす)
38 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/13(水) 13:42:50.57 ID:7mhKJSUmP

桃子(先輩の隣に寝て、先輩の呼吸や匂いを感じて…)

桃子(ああああ! 私はなんて幸せなんっすかね!!! 興奮して眠れそうもないっすよ!!!)

桃子(蒲原先輩にも感謝しなきゃいけないっすね。ありがとうっす!!)

桃子(先輩の寝顔はずっと見てても飽きないっすね…)

桃子(…………)

桃子(……あれ? 先輩、よく見たら首の所だけなんか色がすこし違う気がするっす。
昼間はこんなの無かったはずっすから、蚊にでも刺されたんすかね?)

桃子(…………)

桃子(……こ、これは、まさか、キ、キスマークじゃないっすか?!)

桃子(そういえば、さっき蒲原先輩、「私はもうユミちんは堪能したから」って…?)

桃子(……え、ええええええええええ???)

─おしまい─

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