【原村和SS】和「お姉さん!」照「な、なんだ……」

1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 08:39:53.08 ID:G9evOHbV0

和「……」ジィー

照「な、なんなんだ……さっきから人の顔を穴の空くほど見詰めて」

和「……」ギュッ

照「む、無言で抱きしめるな!」

和「やっぱり、そっくりですね」

照「なにがだ」

和「顔とか匂いとか抱き心地とか、ですよ。そっくりです、咲さんに」

照「……それに対して私はなんてコメントすればいいんだ?」

設定としては、インハイが終わり、てるてると咲さんが和解。
てるてるが長野に戻って来て清澄に通っている、という事になっています。
4 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 08:44:58.91 ID:G9evOHbV0

照「いや、それ以前になぜ咲の抱き心地を知っている?」

和「偶然抱きしめる機会があっただけです。大丈夫、他意はありません」

照「そう、なら別にいいのだが……取り合えず離れてくれないか?」

和「その要求には応えられませんね」

照「なぜ? 咲を感じたいのなら咲本人に頼めばいい。咲は優しいからハグぐらいはさせてくれる」

和「別に私は咲さんに似ているからお姉さんを抱きしめているワケではありません」

照「え……?」
5 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 08:46:46.04 ID:BQFmIeKl0

ついに和照が来たのか!?
7 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 08:50:24.34 ID:G9evOHbV0

和「それともお姉さんは私に抱きしめられるのはイヤですか?」

照「い、イヤではないが……その、胸が当たって……」

和「なら問題はありませんね、胸はワザとですし」

照「……貧乳である私への当てつけか?」

和「そんなつもりはありません。ただ、お姉さんにも私を感じてもらいたいだけです」

照「……だから、そういうセリフに対して私にどうコメントしろと」

和「ノーコメントで構いません。これは私が勝手にやっている事ですので。別に突き放してもらっても文句は言いません」
8 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 08:54:46.59 ID:G9evOHbV0

照「……そんな事を言われたら、仮に突き放したいと思っていても突き放せなくなるだろ」

和「お姉さんは優しいですね。でも、聞く人によっては『ちょろい』とかって思われてしまいますよ?」

照「人を見る目は確かなつもりだ」

和「では私はそのお眼鏡にかなった、という事ですね。嬉しいです」
11 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 08:58:34.51 ID:G9evOHbV0

照「それで、なぜ私を抱きしめようと思ったんだ?」

照「私の見る目が確かなら、アナタは無差別に誰かを抱きしめるような人ではないと思うのだけど」

和「人というのは、なんの前触れもなく人肌が恋しくなる瞬間があるんですよ。お姉さんにはないんですか?」

照「……私には麻雀がある」
12 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 09:04:50.04 ID:G9evOHbV0

照「私にとって麻雀は家族でやるものだった。家族での娯楽で、コミュニケーション手段でもあった」

照「だから麻雀をやっていれば、対局者の事を感じられる。相手を理解する事ができる。麻雀をする事が、私にとっての人との繋がりなんだ」

照「私の照魔鏡も、そういう『相手を理解する』って事の延長なんだと思う」

和「随分語られますね」

照「……さすがにちょっと恥ずかしい///」

照「それにこういう時に言ってもらわないと困る」

和「なにをですか?」

照「SOAというヤツだ」

和「ああ、あれですか。少なくとも今は言いませんよ。想いまでは否定したくありませんから」

照「今はその優しさが辛い……」
14 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 09:10:29.72 ID:G9evOHbV0

和「それに、少し羨ましいんです」

照「羨ましい?」

和「はい。私にとって麻雀は勝利やスコアを求める勝負事ですので、対局して相手を理解するとかコミュニケーションを取る、なんて考えた事もありませんでしたから」

照「いいんじゃないか? 麻雀というのは元々はそういうものだ」

照「むしろ私のような者の方が、真剣勝負に無粋な気持ちを持ち込んでいるのかもしれない」

和「でも、麻雀を通して人と仲良くなるという事は、とてもステキな事ですよ」

照「……そうだな」
15 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 09:15:44.18 ID:G9evOHbV0

照「だけど、そうやってできた絆だって、永遠ではない。家族ですら、そうだったんだから……」

和「だったら、また絆を繋げればいいじゃないですか」

照「簡単に言ってくれる……」

和「簡単な事ですからね。どうです? まずは私と打ってみませんか?」

照「……ふふ、そうだな。だが、手加減はしないぞ?」

和「もちろんですよ、お姉さん」
17 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 09:21:25.09 ID:G9evOHbV0

~別の日~

和「お姉さん」

照「今日はなんだ?」

和「このあとお時間ありますか?」

照「これと言った用事はないが……」

和「なら私と一緒に街に出ましょう」

照「え?」

和「服を買いに行くので、付き合ってください。ちなみにお姉さんに拒否権はありません」

照「別に構わないけど、私なんかより、咲や他の仲の良い友達の方がいいんじゃないか?」

和「私はお姉さんと行きたいんです。お姉さんだって、別に構わないんですよね? ならいいじゃないですか」

照「まあ、そうだが……」
18 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 09:27:17.25 ID:G9evOHbV0

~街 某ファッションショップ~

和「お姉さん、どうですか? 似合ってますか?」

照「似合っていると思うが……」

和「なんですか? 煮え切らないですね、ハッキリ言ってください」

照「いや、フリフリの服が好きなのかな、と思って」

和「え?」

照「さっきからフリルの付いた服ばかり選んでるから、そうなのかと。違うの?」

和「別にフリルの服が特別好きというワケではありません。可愛い服が好きなんです」

和「たまたま可愛いと思う服が、フリルの服だったというだけの話しです」

照「それって、フリフリの服が好きって事じゃないのか?」

和「まあ、端的に言えばそうですね」
20 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 09:33:13.67 ID:G9evOHbV0

和「お姉さんもフリルの服は可愛いと思うでしょ?」

照「可愛いとは思うが、私には似合わないよ」

和「そんな事もないと思いますが……まあ、お姉さんは美人さんでスレンダーですから、線の真っ直ぐな服の方が似合いそうですね」

照「……スレンダーというのは嫌味か?」

和「はい?」

照「無意識か……むしろ質が悪い」

和「だからなんの話しですか」

照「私の口からは絶対言えない」

和「?」
22 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 09:38:57.49 ID:G9evOHbV0

和「まあ、いいですけど……」

和「それより、お姉さんも着てみませんか? フリルの服」

照「だから私には似合わないと言っているだろう」

和「そんなの着てみないと判りませんよ。ほら、試着室に入りましょう」グイグイ

照「おい、こら、引っ張るな!」

和「これとこれなんかお姉さんに似合うと思いますよ」フリルイッパイノフク

照「……」

和「はい、着替えてください!」カーテンシャー

和「着替えるまで出てきちゃダメですからね?」

照「……判ったよ」
23 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 09:44:05.30 ID:G9evOHbV0

~着替え終了~

照「……ど、どうだ?」

和「う~ん、似合っていないワケではないのですが……」

照「な、なんだ……」

和「……笑顔」

照「笑顔?」

和「表情が硬いんですよ。せっかく可愛い服を着ているんですから、表情も柔らかく笑顔でいきましょう」

照「……無愛想で悪かったな」

和「別に悪いとは言っていませんよ。普段はそれが魅力の一つですし」

照「え?」
27 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 09:50:37.64 ID:G9evOHbV0

和「そんな事はいいんです。兎に角、笑ってみてください」

照「急にそんな事言われても……」

和「営業スマイルで構いませんから」

照「友達の前で営業スマイルなんてできるか」

和「おや、私なんかでも友達認定してもらえていたんですね」

照「ま、まあな。咲の友達だし……」

和「咲さんの、ですか……。まあ、今はそれで満足しておきましょう」

照「それよりも、もう脱いでいいか? いい加減恥ずかしいのだが……」

和「そうですね……」

照「なんだ、急に考え込んで……」

和「名前……」

照「え?」

和「名前を呼んでくれたら、脱ぐ事を許可しましょう」
29 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 09:56:07.48 ID:G9evOHbV0

和「考えてみれば、お姉さんに一度も名前で呼んでもらった事がありません」

和「いつも『アナタ』って、他人行儀でしたからね。友達だと思ってくださっているのなら、名前で呼んでください」

照「……の……どか」

和「聞こえませんよ」

照「……の、和」

和「もう一度」

照「……和」

和「大きな声で!」

照「和!」

和「はい、もういいでしょう。脱いでも構いませんよ」

照「あ、ありがとう……?」

和「脱いだら別の服に着替えましょうね?」

照「」
31 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 10:01:47.34 ID:G9evOHbV0

~二時間後~

照「あれだけ時間をかけたクセに、結局買ったのは一着だけか」

和「これでも早く決めたつもりなんですけど……」

照「二時間で早い方なのか。これだから女の買い物は……」

和「お姉さんだって女でしょう」

照「面倒くさいところまで女でいたくはない」

和「そういうのがお姉さんの悪いところですよ」

照「放っとけ」

和「放っておけません。なので、これを着て女子力をアップしてください」オミセノフクロ

照「え? だってこれは和が買った物じゃ……」

和「誰も自分の為に買ったとは言っていません」

照「まさか、今日私を誘ったのって……」

和「友達なら、相手の服ぐらい選んであげるものです」

照「……ありがとう」

和「どういたしまして」
32 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 10:06:35.13 ID:G9evOHbV0

~さらに別の日~

和「お姉さん」

照「今度はなんだ?」

和「今日このあと、お姉さんの家にお邪魔してもいいでしょうか?」

照「別に構わないが……咲は帰りが遅くなると言っていたぞ?」

和「だからこそ、ですよ」

照「……咲の部屋にガサ入れする気か?」

和「さまか。私はそんな姑息なマネはしませよ」

照「ならなぜ……」

和「単純にお姉さんの部屋に興味があるからですよ」
35 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 10:11:43.71 ID:G9evOHbV0

~宮永家 照の部屋~

和「咲さんのお部屋にはお邪魔した事がありますけど、お姉さんのお部屋は初めてですね」

照「別に面白味のない部屋だろ?」

和「いえいえ。お姉さんの部屋というだけで私には十分な彩りですよ」

照「そういうものか?」

照「私はお茶をいれてくるけど、コーヒーでいいか?」

和「はい」

照「砂糖とミルクは?」

和「ブラックで構いません」

照「判った……。あ、そうそう」

和「なにか?」

照「ガサ入れするなよ?」

和「善処しましょう」

照「確約してくれよ、まったく」
36 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 10:17:18.64 ID:G9evOHbV0

照「コーヒー持って来たぞ」

和「どうも……」

照「どうした? そんなムスッとした顔して」

和「せっかくガサ入れしたのになにも面白い物が出てきませんでした」

照「だから言っただろ、ガサ入れするなと。するだけ無駄だからな」

和「麻雀関係の物と小説しかないってどういう事ですか。もっとやましい物があってもいいじゃないんですか?」

和「官能小説の一冊でもあると思ってたのに……」

照「私は麻雀一筋だ。煩悩なんてない」

和「そんなオカルトありえません」
38 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 10:19:13.68 ID:uba/CRNB0

S・O・A!S・O・A!
40 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 10:20:15.78 ID:3BnXBkg50

変な話だが、こういう照さんは久々に見た気がする
41 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 10:23:19.61 ID:G9evOHbV0

照「まあ、当然冗談だが」

和「ならばその煩悩はどこにあるんですか?」

照「そういう物は見付からないように隠しておくものだろ?」

和「私のガサ入れ能力もまだまだという事ですか……」

照「修行して出直してこい」

和「そうさせてもらいます」
42 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 10:29:16.24 ID:G9evOHbV0

照「それで、なにしにうちに来たんだ? まさかガサ入れの為だけでもないだろ?」

和「当たり前です。ガサ入れなんてただのついでですよ」

照「それじゃあ本当の目的を聞かせてもらおうか?」

和「遊びに、ですよ」

照「遊び?」

和「友達なのですから当然じゃないですか」

照「そう……なのか……?」

和「え? そうでしょう?」

照「……東京では、そういう事なかったから」

和「まあ、お姉さんは『インターハイチャンピオン宮永照』ですからね。近寄りがたかったのでしょう」

照「……和は、違うのか?」

和「私にとってはお姉さんは『ただの宮永照』ですからね。近寄りがたいもなにもありません」

照「和……」
43 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 10:35:28.94 ID:G9evOHbV0

照「それで、友達と遊ぶってなにをするんだ?」

和「普通はお喋りですとか、ゲームですとか、色々ありますけど……」

照「お喋り……」

和「口下手なお姉さんには難しかったですか?」

照「そ、そんな事ない!」

和「そうおっしゃるならお喋りしてみましょうか。話題は……ベタなところで『恋バナ』なんてどうです?」

照「い、いいだろう」
45 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 10:40:27.13 ID:G9evOHbV0

和「それでは単刀直入にお聞きしますけど、お姉さんは好きな人がいますか?」

照「ほ、本当に単刀直入だな……」

和「まずそこをハッキリさせないと話しが進みませんからね」

和「それで、いるんですか? いないんですか?」

照「……いる、かも……」

和「ほうほう。相手は誰ですか?」

照「さすがにそれは……言えない……」

和「そうですか。まあ、相手を当てるのも恋バナの醍醐味ですからいいですけど」
46 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 10:45:32.58 ID:G9evOHbV0

照「それより和はどうなんだ?」

和「私ですか?」

照「そうだ。私が言ったんだから、和も言うべきだ」

和「ヒ・ミ・ツです」

照「ず、ずるい!」

和「ずるくありませんよ。それより、お姉さんの好きな人の話しをしましょう」

照「うぅ……」
47 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 10:51:35.81 ID:G9evOHbV0

和「私の質問に答えてくださいね?」

照「い、いやだ」

和「質問その一!」

照「聞いてないし!」

和「その人は同級生ですか?」

照「い、いいえ」

和「ほう。これで部長という線は消えましたか……」

照「むしろあの人は苦手だ。なんというか……フランク過ぎる」

和「なるほど」
48 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 10:56:45.78 ID:G9evOHbV0

和「質問その二」

和「その人は私の知っている人ですか?」

照「……はい」

和「その反応、私もかなり親しい人のようですね」

照「まあ、な」

和「随分絞り込めてきしたよ」
50 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 11:00:25.18 ID:G9evOHbV0

和「質問その三」

和「その人は麻雀部員ですか?」

照「はい……」

和「まあ、三年生ではなく、お姉さんと私の知っている人というと、麻雀部の人しか思いつきませんけど」

照「……」

和「そろそろ確信に触れてみましょうか?」
52 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 11:04:21.90 ID:G9evOHbV0

和「質問その四」

和「相手はズバリ、咲さんですね!」

照「え?」

和「まあ、聞くまでもありませんでしたか」

照「待って和、答えは『いいえ』だ」

和「はい?」

照「いいえ、だ。私の好きな人は咲じゃない」

和「え? だって……」

照「咲の事は確かに好きだが、あくまで姉妹として、だ。恋愛対象ではない」
53 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 11:08:20.04 ID:G9evOHbV0

和「そ、それじゃあ、染谷先輩ですか?」

照「違う」

和「優希ですか?」

照「いいや」

和「須賀くん?」

照「まさか」

和「もう残っているのは……」

照「……和、アナタだ」
55 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 11:12:22.09 ID:G9evOHbV0

和「……」

照「い、嫌なら別に振ってもらっても構わないぞ。私なんかに好かれても迷惑だろうし……」

和「そんな事ありえません!」

照「和……?」

和「お姉さんに好かれて迷惑なんて、そんな事ありえません。むしろ……」

照「むしろ?」

和「う、嬉しいです……って、言わせないでくださいよ!///」

照「あ、ごめん……」

和「うぅ……///」
57 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 11:16:30.89 ID:G9evOHbV0

照「でもそれって、和も私の事を……好きって事でいいのか?」

和「……はい///」

照「そ、そうか///」

照「その……聞いてもいいか?」

和「……なんですか?」

照「私にいろいろ構ってくれていたのは、好きだったから、って事でいいのか?」

和「……正直最初は咲さんに似ているからでした」

和「ですけど、お姉さんと話している内に、当然ですけど咲さんと違う人だと判ってきました」

和「始めはその違いは『興味』の対象でしかありませんでした。でもだんだんその『興味』が『好意』に変わっていったんです」

照「そ、そうなのか……」

和「はい……」
59 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 11:20:27.74 ID:G9evOHbV0

照「一応、私達は両想いという事でいいんだよな?」

和「そういう確認は野暮というものですよ」

照「そう、だな」

和「フフフ」

照「どうした?」

和「お互いの気持ちを確認しても、なにが変わるワケでもないんだなあ、と思いまして」

照「……そうだな。でもそれは、決してロマンティックな関係ではないのかもしれないけど、とてもステキな関係だと思う」

和「……私も、そう思います」

照「これからもよろしくな、和」

和「もちろんですよ……照さん」

カン!

61 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 11:22:13.32 ID:G9evOHbV0

のどっち×てるてる、個人的には全然アリだと思うんですけど、如何せんssが少ない。ならば自分で書くしかない。という事で書いてみました。
でも難しいものですね。ガチ百合ではなくまったり百合を書きたかったのですが、まったりさせ過ぎて百合要素が弱くなってしまいましたね。
次に書く時はもう少し百合要素強めで書いてみたいものです。

朝からこんなssに付き合っていただき、本当にすばらでした!

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