【京太郎SS】ハギヨシ「もう恋なんてしません」

1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/14(金) 13:50:26.05 ID:2v+Bqa1O0

透華「予習…復習…」カリカリ

透華「経済学…帝王学…」カリカリ

透華「ネット麻雀ログイン…」ポチポチ

透華「きぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!時間がいくらあっても足りませんわ!」

透華「ってもうこんな時間ですの?早く寝ませんと、明日は朝から会議が…」

6 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/14(金) 13:55:58.87 ID:2v+Bqa1O0

透華「はぁ~、久しぶりに…。ちょっとだけ…しましょうかね…」
透華「あぁ…ハギヨシ…、はぁはぁ」クチュクチュ

透華「えぇ…構いませんわ。私の初めて、貴方に…」クチュクチュ

透華(あぁん、もう少しでイけそうですわ)
コンコン

透華「ひゃい!?」

ハギヨシ「お嬢様、すいません。お夜食をお持ちしました」

透華「ひょうしょう、待って下さいまし!」アタフタ

8 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/14(金) 14:02:35.70 ID:2v+Bqa1O0

透華「少々、寝てたのですわ!この私がつい居眠りするなんていつ以来かしら、おっほほほほほ!」

ハギヨシ(少し残る雌の匂い、乱れた着衣。なるほど、お楽しみ中でしたか)

ハギヨシ「すいません、軽食を作ったものですから…。お嬢様がよく眠れますようにホットミルクなども…」

透華「あ、ありがとうございまし。頂きます」

ハギヨシ「それでは夜分遅くに失礼しました」ペコリ

透華「も、もう行ってしまうんですの?たまにはお喋りして行ってくれても構いませんのよ?」

ハギヨシ「申し訳ありません。…仕事が少々残ってますから」

透華「そう…、それなら仕方ないわね」メヲソラス

9 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/14(金) 14:08:54.99 ID:BlNlIkx60

雌の匂いて

10 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/14(金) 14:12:51.20 ID:BJGFvfdP0

ハギヨシは何でも分かるな

11 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/14(金) 14:14:42.03 ID:2v+Bqa1O0

ハギヨシ(すいません、お嬢様。私は貴方と主従関係以外の関係になるつもりはありません)

透華「最近は忙しくて、ハギヨシと会話する事も少なくなりましたね…」

ハギヨシ「…そうですね」

透華「このままいつか、私はお父様の決めた男の人と結婚させられるのかしらね?」

ハギヨシ「…当主様が見つけられる相手です。それはもうお嬢様に相当しい素晴らしきお相手を用意されるかと」

透華「…別に、誰でもいいですわよ」

13 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/14(金) 14:21:26.74 ID:2v+Bqa1O0

透華「そーいえば、ハギヨシは明日は休日でしたわね?」

ハギヨシ「えぇ、そうですね」

透華「貴方は、休日は何をして過ごしてるのかしら?子供の頃から疑問に思ってたのだけど」

ハギヨシ「…スポーツみたいな事を少々していますね」

透華「スポーツ?そんな趣味があったのですね。それは知りませんでした。何のスポーツですの?」

ハギヨシ「いえ、本当はスポーツではないのですが、私にとってはスポーツ感覚のような物です。体を動かして汗をかきますからね」

透華「???」

透華「よくわかりませんが、とにかく体を動かす事が趣味なんですね。わかりました」

16 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/14(金) 14:28:38.69 ID:2v+Bqa1O0

透華「そ、そそそそそれは…。恋人などとしてるのでしょうか?///」

ハギヨシ「いえ、今現在。私に恋人は居ません。相手は現地で見つけますね」

透華「なるほどなるほど…恋人は居ないと」アホゲ、ユレル

ハギヨシ(透華お嬢様の喜怒哀楽は非常にわかりやすいですね)

透華「でしたら、ぜひ私くしにも教えて…」

ハギヨシ「なりません!透華お嬢様に万が一の事があれば、私の首どころか部下の首全て飛びます!」

透華「そ、そう…。危険なスポーツですのね」シュン

20 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/14(金) 14:38:50.54 ID:yrE6L4zQ0

こんな人間臭いハギヨシは珍しい

21 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/14(金) 14:39:02.34 ID:2v+Bqa1O0

ハギヨシ「では、私は仕事に戻りますので…」ペコリ

透華「えぇ、引き止めてごめんなさいね。私くしは、もう少ししてから寝ます」

ハギヨシ「ご無理のないようにお願いします」
パタン



ハギヨシ(龍門渕家使用人が数多く居る中で、透華お嬢様に仕える異性は私だけ)

ハギヨシ(これはひとえにご当主様からの絶大なる信頼を得てるからに他ならない…。透華お嬢様も私の本性を知れば、きっと恋も冷めてしまうだろう…)

ハギヨシ(さて…、明日はいい休日になりますかね)

22 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/14(金) 14:45:28.47 ID:2v+Bqa1O0

長野県、有名なハッテン場シランケド公園
ハギヨシ(おっ…やってますね。あちらこちらで、交わる雄達が…)

ハギヨシ(基本的に私からは声をかけません。ただ待ちます。もし誰も声をかけてくれなければ帰ります)
ハギヨシ「…」

ハギヨシ「…」

ハギヨシ「…」
オッサン「うぃー、ヒック!お兄ちゃん、相手居ないの?俺、オッサンだけどいいかな?」

ハギヨシ「えぇ、構いませんよ」ニコッ

オッサン「あんたみたいなイケメンとヤれるなんて、今日の俺はついてるな~。股間にもついてるけどな!がははははは、ひっく!」

ハギヨシ「あちらのトイレに行きましょう」

23 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/14(金) 14:46:56.09 ID:YOmop/b60

やっぱりホモじゃないか!(落胆)

24 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/14(金) 14:47:30.34 ID:BJGFvfdP0

なんだホモか(歓喜)

30 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/14(金) 14:52:14.53 ID:2v+Bqa1O0

ハギヨシ(ふぅ…。二人ほど相手をして頂きました…。今日はこれくらいでいいですかね?)
ハギヨシは帰ろうかと思ってたその時、彼は現れた
京太郎「う~、なんだよここ…。こえぇよー」キョロキョロ

ハギヨシ「あれは須賀君!?なぜこんな所に…。この場所がどんな所か知らずに来てたら大変です!教えてあげないと」

ポン

京太郎「ひぃぃぃぃぃぃぃ~~~~、すんませんすんません!何でもしますから、襲わないで下さい!」

ハギヨシ「落ち着いて下さい!私です!萩原です」

34 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/14(金) 14:55:24.41 ID:2v+Bqa1O0

京太郎「ははは、何だー。ハギヨシさんかー。ははは」

京太郎「…」

京太郎「…」

京太郎「えぇええぇぇぇぇえぇぇぇぇぇ!?」

ハギヨシ「シッ!お静かに…。楽しんでるカップル達も多く居ますから」

京太郎「あっ…はい。すいません」

ハギヨシ「私の家がここから近いです。事情を聞かせて下さい」

京太郎「でも…家って…」モジモジ

ハギヨシ「私は無理矢理するような男ではありません。無理矢理しそうに見えますか?」

37 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/14(金) 14:59:21.56 ID:2v+Bqa1O0

ハギヨシ家
ハギヨシ「えぇ、賭け麻雀で負けたぁぁぁぁ!?」

京太郎「うっす。敗者は一位の言う事を一つ聞く事。一位は咲なんですが…」

京太郎「咲だから、どーせ大した事無い願いだろって思ってたんですよ。パフェ奢れとか」

ハギヨシ「ふむふむ」

京太郎「ハッテン場のレポートよろしくって(震え声)なぜか和も、男に二言はないですよねぇ?とか、脅してきて…」

ハギヨシ「それはひどい…。宮永様にはキツイお仕置きが必要ですね」

40 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/14(金) 15:06:02.46 ID:2v+Bqa1O0

ハギヨシ「あの場所は、遊び半分で来るような場所ではありません」

京太郎「そ、そうなんっすか?ただ、ヤるだけっすよね?」

ハギヨシ「風俗とはわけが違うんですよ。風俗なら、お客がお金を払う以上遊び半分でしたーでもまだ許されます。まぁ、相手する方は嫌な気分になるでしょうけどね」

京太郎「そ、そうっすか…」

ハギヨシ「あの場所は、毎日残業残業で心身ともに疲れ果てたサラリーマンなんかが癒しを求めに来る場所だったりしますからね…」

42 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/14(金) 15:07:55.97 ID:Jd0qr82+0

咲さんはカンちゃんか…壊れるなぁ

44 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/14(金) 15:23:06.95 ID:2v+Bqa1O0

京太郎「癒しですか…」

ハギヨシ「はい。あの場所しか楽しみがないと言う方も居らっしゃるくらいです…。私もそれに近い」

京太郎「や、やっぱり…。あの場所に居たって事は…」

ハギヨシ「そうですね。私は世間一般ではホモと呼ばれる存在です」

京太郎「ホ、ホモ…」カタカタ

ハギヨシ「私が怖いですか?後、この事は出来れば龍門渕の皆様には内密にして欲しいのですが…」

46 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/14(金) 15:26:38.95 ID:2v+Bqa1O0

京太郎「い、言いません言いません」コクコク

ハギヨシ「後、ホモを誤解してますよ」

京太郎「誤解ですか?」

ハギヨシ「私達は体は雄だとしても、心は女性以上に繊細。宮永様の方がよっぽど図太いと思われます」

京太郎「そ、そうなんっすかねぇ…」

ハギヨシ「ホモが男なら誰でも構わない、とにかく襲う。そんな風潮、ファックですね。それは誤解です」

48 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/14(金) 15:30:31.72 ID:FW0MGTz6O

ホモは紳士的

50 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/14(金) 15:32:16.18 ID:2v+Bqa1O0

ハギヨシ「はい。現に私は京太郎君に手を出してないでしょう?その気になれば、京太郎君を拘束するのは簡単です」

京太郎「・・・」ゴクリ

ハギヨシ「まぁ…あの場所で京太郎君と会わなければ、京太郎君にホモだと告白する事も無かったですね…」

京太郎「そうですか…」

ハギヨシ「とにかく、あの場所には遊び半分で近づかない事。宮永様に強く強く、言っておいて下さい」

京太郎「わかりました…。咲には言っておきます」

ハギヨシ「…ではこの話は終わりにしましょう。タコス、作りたかったんですよね?いい機会ですし、今教えましょうか?」

京太郎「はいっす。宜しくお願いします」

52 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/14(金) 15:36:09.60 ID:2v+Bqa1O0

次の日

咲「京ちゃん、京ちゃん。昨日はお楽しみでしたねー、ティヒヒ」

京太郎「…」

和「咲さん、須賀君は処女を失ったんですよ。私達もそろそろ…」チラッチラッ
京太郎「ダブルチョップ」ビシィ
咲「きゃ!?」

和「あいた…、って何するんですか!咲さんに暴力!?ぶち殺しますよ!この下等人種!」

54 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/14(金) 15:39:46.20 ID:4eVAib0RO

淫ピはグーパンでも許される

57 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/14(金) 15:44:06.24 ID:2v+Bqa1O0

京太郎「なぁ、和。お前が咲とイチャコラしてる時に、俺が乱入して来たらどうする?」

和「は?そんな事したら、末代まで呪い殺しますよ」

京太郎「呪いって…オカルトじゃねぇかよ」

和「そうですね。じゃあ、両腕をへし折るくらいで勘弁しときます」

京太郎「両腕使えないと、ものすごい不便なんだが…」

京太郎「まぁ、そうゆうこった。自分がされて嫌な事を他人に押し付けんな。咲、次に変な事させたら友達辞めるから」

咲「ふぇ~ん、京ちゃん!ごめんね!もう二度と言わないから」ダキッ

59 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/14(金) 15:45:21.92 ID:BJGFvfdP0

のどっち発狂

60 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/14(金) 15:49:47.57 ID:2v+Bqa1O0

京太郎「おぅおぅ…、少しは反省したか」ナデナデ

咲「う、うん…。妄想の中に留めておくね…」

京太郎「妄想は自由だからな…。ってお前、咲のくせにいい匂いするのな」クンクン

咲「咲の癖には余計じゃない?って、私、京ちゃんに抱きついてる!?」カァーーー

和「私のこの手が光って唸る、須賀の睾丸潰せと届き叫ぶ…」

和「愛と怒りと悲しみのおぉぉぉぉぉぉぉ!ばぁぁぁぁぁぁくねつ!ノドカフィンガーーーーー!!」ガシッ

京太郎「ぎょえぇぇぇぇぇぇえぇぇぇぇぇぇぇぇ!」

62 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/14(金) 15:53:29.87 ID:2v+Bqa1O0

京太郎「ってな事があって、危うく睾丸が潰される所でした」サスサス

ハギヨシ「ふふふ、それは大変でしたね。しかし原村様は怖いですね…。きっと宮永様の事になると、私にも透華様にも牙を剥くんでしょうね」

京太郎「そうっすね。あっ、出来ました」

ハギヨシ「では試食してみましょう」モグモグ

ハギヨシ「ふむ…。80点ですな」

京太郎「う~ん、おしい…。もう少しか」サスサス

64 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/14(金) 16:00:49.51 ID:2v+Bqa1O0

ハギヨシ「そんなに痛みますか?」

京太郎「そうっすね…。ちょっと痛いっす」

ハギヨシ「見てみましょう。私は医学の知識も持ってますので」

京太郎「えっ…でも…、ハギヨシさんは…」

ハギヨシ「安心して下さい。股間が痛い相手に何かするとか、ありえませんから」

京太郎「そ、そうですよね。じゃあ、お願いして…」ヌギヌギ

ハギヨシ「…」ゴクリ

この日を境に、ハギヨシは失っていた恋心と言う感情を取り戻した

65 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/14(金) 16:02:17.25 ID:8tC8OOga0

百合は邪道、薔薇こそ王道
そしてハギ京は至高

67 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/14(金) 16:07:15.94 ID:2v+Bqa1O0

一か月後

京太郎「どうっすか!?このタコスは自信作ですよ!」

ハギヨシ「ふむ…、では」モグモグ

ハギヨシ「すいません…、95点です。もう少しです」

京太郎「えぇ~~~~、自信あったのに…」

ハギヨシ(すいません、京太郎君。嘘をつきました)

京太郎「そーいえば師匠、最近、あそこ行ってますか?」

ハギヨシ「…最近は行ってませんよ」

69 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/14(金) 16:10:44.47 ID:2v+Bqa1O0

京太郎「最近、咲の元気が目に見えてないんですよねー」

ハギヨシ「ほぅ、それはそれは…」

京太郎「麻雀しても、嶺上開花出来ない局があったり」

ハギヨシ「重症ですね…」

京太郎「だから…ちょっと力になってあげようかな…って思いまして」

ハギヨシ「」ガタッ

71 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/14(金) 16:14:46.16 ID:2v+Bqa1O0

京太郎「やっぱり…見学だけってマズイっすかね?冒涜ですか?」

ハギヨシ「い、いえ!大丈夫だと思います…」

京太郎「じゃあ、行ってみますか」

ハギヨシ「喜んで!少々お待ちを…」
ハギヨシ『すいません、有給休暇を使わせて下さい』

一『ハギヨシさんが?珍しいですね。わかりました、今日は僕が代わりにやっておきます』

ハギヨシ『お願いします』

74 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/14(金) 16:16:14.72 ID:5OdXBs900

有給なんて使ったら透華お嬢様がぐずるぞ

75 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/14(金) 16:20:37.60 ID:2v+Bqa1O0

キンクリ

京太郎「いや~すごかった~。なんか皆楽しそうだったなぁー」

ハギヨシ「…楽しいですよ。普段、抑圧してる自分を解放出来ますから」

京太郎「ハギヨシさんは混ざらなくて良かったんっすか?俺に遠慮しなくても良かったのに」

ハギヨシ「い、いえ…。今はそうゆう気分になりませんから」

ハギヨシは悩んでいた。過去に女性と男性とも交際経験がある。恋愛経験はそこそこ、肉体経験はたくさん。
しかし、彼はノンケに告白をした事が無かった。とゆーか、今まで一度も告白をした事が無かった。

77 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/14(金) 16:23:59.85 ID:XB9jnZkMO

スレタイは槇原敬之の曲からか…

78 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/14(金) 16:25:14.30 ID:Q53vbxqQO

バイかよー

80 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/14(金) 16:26:37.42 ID:2v+Bqa1O0

ハギヨシ「…」

ハギヨシ「…」

ハギヨシ「…京太郎君。大事な話があります」

京太郎「はい、何ですか?」

彼は決心した。実は何度も何度も考えた結果だった。考えすぎて、完璧超人のハギヨシが仕事でミスをするくらいだった。
ハギヨシ「すいません…。タコスなんですが…。実は100点満点です」

82 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/14(金) 16:32:44.62 ID:2v+Bqa1O0

京太郎「そうなんですか?さっき95点って」

ハギヨシ「すいません…。嘘をつきました」

京太郎「なんでまた?」

ハギヨシ「…京太郎君に会えなくなってしまうと思って。タコスを作るために、私の家に通ってたんですよね?」

京太郎「そうっすね…」

ハギヨシ「好きです。つい貴方の事ばかり考えてしまいます」

京太郎「すいません。俺、他に好きな人が居ます」

ハギヨシ「はい…、ありがとうございました…。ちゃんと振って貰えて」ポロポロ

83 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/14(金) 16:33:43.37 ID:hrXrJbi50

乙女スギィ!

84 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/14(金) 16:34:41.36 ID:Jd0qr82+0

即答スギワロタ

87 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/14(金) 16:38:24.07 ID:2v+Bqa1O0

後日

京太郎「おーい、優希。タコス、作って来たぞー」

優希「じぇー。流石、私の犬。どれどれ、お味は…」モグモグ

優希「ん~~~~~~ま~い」

京太郎「へへへ、修行したかいがあったぜ///」

優希「これならどこに、嫁がせても問題ないじぇ」

京太郎「嫁ぐって…。普通逆だろ…。まぁ、嫁ぎ先は決めてるんだよなー」

優希「ほ~、和ちゃんか…。咲ちゃんか…。って、咲ちゃんが大本命だよなー」

京太郎「片岡優希ってヤツの所」

優希「じぇ…」ポロッ

90 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/14(金) 16:44:47.70 ID:2v+Bqa1O0

透華の父「ほぅ…お前が珍しいな。お見合いの話を断わらないなんて」

ハギヨシ「そろそろ、身を固めようと思いまして。透華お嬢様の事もありますし」

透華の父「アレは、お前を好いているからな。ふむ、アレの恋を諦めさせるために結婚すると?」

ハギヨシ「はい。この身は龍門渕に捧げています。全ては龍門渕発展のため」

透華の父「がははー、流石ハギヨシ。ワシの見込んだ男。とびっきりのいい相手を探しておこう」

ハギヨシ「お願いします」ペコリ

97 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/14(金) 16:51:00.83 ID:2v+Bqa1O0

透華の父「では、紹介しよう。元世界ランク二位、生きる雀聖こと小鍛治健夜さんだ」

健夜「こ、この度はお日柄も良く、わ、わ、私、アラフォーで…。あぁ、違う違う。アラサーで。って、27歳で!」アワアワ

ハギヨシ(ほぅ…この方なら…)

ハギヨシ「緊張してますか?私も、まさかあの小鍛治プロとお話出来る機会があるなんて思っても無くて、緊張して居ます」

健夜「き、緊張?萩原さんもですか…」

ハギヨシ「えぇ…、それにしてもお美しい。そして麻雀は誰よりも強い…。なぜお見合いなんかをしてるのか、私には理解しかねます」

健夜「私、モテませんから…」ズーン

99 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/14(金) 16:55:30.29 ID:t2Weo0qU0

イケメン+家事万能+性格良し
唯一にして最大の欠点はホモ

100 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/14(金) 16:56:24.35 ID:1Q2xrBOVP

欠点…?
ああ、相手(♀)からすりゃ欠点だが

101 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/14(金) 16:56:28.86 ID:70+qJ4oV0

アラフォー大勝利
希望の未来へレディゴー!

103 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/14(金) 16:56:39.16 ID:2v+Bqa1O0

ハギヨシ「そうなんですか?私にとっては雲の上のような存在の方で…」

健夜「そんな事無いですよ。麻雀してない日は、家でゴロゴロしてるし。友達は少ないし」

ハギヨシ「似たもの同士ですね。私も仕事以外、特にする事ありませんから」

健夜「そ、そうですか…。モテそうなのに…」

健夜(イケメンだぁぁぁぁぁぁぁぁ!小野Dだぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!)



ハギヨシ「私で良ければ、結婚を前提にお付き合いをしましょう」ニコッ

健夜「ファ!?」

104 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/14(金) 16:59:47.67 ID:ssasXnnP0

このまま恋を忘れてしまっていいのか

106 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/14(金) 17:01:24.58 ID:2v+Bqa1O0

交際後三か月後
健夜「こ、これ!結婚指輪です!ダイヤか何だか、わからないけど、とにかく高いの選びました!」

ハギヨシ「ほぅ…これは…。私の年収の10年分くらいありますね…。こんなの着けて歩けませんね。無くしたら、大変です」

健夜「何度でも買います!私がプロに復帰すれば…」

健夜「私のために、毎日お味噌汁を作って下さい!お願いします!」ペコリ

ハギヨシ「喜んでと言いたい所ですが…。一つだけ条件があります」

健夜「何でもします!」

107 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/14(金) 17:07:42.04 ID:hrXrJbi50

すこやん健気すぎワロタ

108 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/14(金) 17:07:53.41 ID:2v+Bqa1O0

そして県大会決勝戦
実況「今年の長野はまたこの四校だー。清澄、風越、鶴賀、龍門渕。一体どこが、全国大会の切符を手にするか!」

藤田「多分、龍門渕かな。確率は95%くらい」

実況「しかし、去年の全国大会の覇者は清澄ですよ?」

藤田「龍門渕の監督がな…。日本最強だしなー」

健夜「みんな!全国に行くぞ!」

純「へいへい、ってもう負ける気がしねぇぜ」

一「毎日、小鍛治元プロと打ってたら、高校生大会なんて…。ドンジャラ打ってる気分だよ」

衣「全国行っても、つまらなくないか?衣は雑魚と打つより健夜と毎日打って居たいぞ」

110 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/14(金) 17:15:00.05 ID:2v+Bqa1O0

佳織「えっ…先鋒で天江さんですか!?」

未春「そんなの考慮してるわけないじゃん…。終わった…。私の最後の夏終わった…」

優希「今は昼間だし、大丈夫だじぇー」

衣「確かに、今でも満月の夜の方が、衣は強い。けど、もう関係ないんだよ…」

衣「咲ですら、今の衣には生温い」ゴゴゴ

優希「ラブパワーとタコス舐めんなじぇーーー!」

112 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/14(金) 17:19:02.25 ID:GBi3zUouO

惚れた執事の嫁が部の監督という状況に透華の心中やいかに

113 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/14(金) 17:20:20.06 ID:2v+Bqa1O0

健夜「ねぇ…貴方…。龍門渕が全国に行けたら…」ツンツン

ハギヨシ「わかってます。久しぶりに…。夜伽しましょうか」

健夜「うん!」

ハギヨシ「して、衣様には?」

健夜「ちゃんと言っといたよ。相手を潰す気で、麻雀を打てって。先鋒で飛ばせたら、夜ご飯はエビフライだよーとも言っといた」

ハギヨシ「そうですか…。これで衣様の慢心は無くなる」

ハギヨシ(片岡優希、京太郎君の恋人。貴方なんて、衣様にボロボロにされてしまえ!)

健夜「結婚してから、二回目のエッチかー。楽しみだな。むふふ」クネクネ

終わる

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