【姫子SS】霞「準決勝進出したんだし九州最強は新道寺でいいわね」哩「なっ!?

3 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/03(木) 16:59:35.62 ID:Za6gL0AxO

あーあー立っちゃった

※方言なんてしりません
※書きためなんてありません
※キャラ崩壊は余裕でしている
※続き物
哩「準決勝進出と二回戦敗退。九州最強は新道寺でよかと?」霞「は?
でも良いならどうぞ

4 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/03(木) 17:02:53.48 ID:Za6gL0AxO

哩「……新年、か」

哩「…元旦…か…」

哩「…あけおめメール…面倒やね」

哩「一斉送信すっか」

哩「……」ぱかっ

かちかち

哩「……」(送信内容思考中)

哩「……!」はっ

哩「……」かちかち

哩「……」ぴっ

哩「……よし」かたん

7 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/03(木) 17:10:21.77 ID:Za6gL0AxO

煌「あけました~っおめでとうございました~っ!」

煌「そうと決まれば新年のご挨拶ですが……んん!こういうのって、考えてる時間まで楽しいですね…」~♪~♪

煌「お…っと、メール……部長から…!」
仁美「こげん事しよるとは部長もまだまだ子供やね……」ピッ

仁美「って、こ、こい……は……!」
姫子「……部長…やっぱり……」

姫子(……いや、こいは考えがあって……)
美子「……」

美子「……ッッ!!」

美子「はる、ちゃん……!!」ジワ

8 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/03(木) 17:16:06.73 ID:Za6gL0AxO

From:哩
To :煌
To :美子
To :仁美
To :姫子
Sub :明けましておめでとう

今年もよろしく頼む。

さて、堅苦しか挨拶はここまでに、今回の用件は勿論他にある
お前たち、初詣行く用事はあるか?

無かとやったら、冬休みば使うて皆で行かんか?
……ちょっくら……鹿児島、まで。

11 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/03(木) 17:22:41.59 ID:Za6gL0AxO

~石原町駅~

仁美「…久々やね、こん駅も」

美子「……っ」ソワソワ

仁美「…待ち切れんか。…ま、私もやけど」

煌「ず、随分と大荷物ですねぇ……」

姫子「電車が待ち遠しかとですね~」

姫子(……みすみす、部長ば渡さんとですよ……)メラメラ

煌「皆さん時間通りですね!すばらですっ!」

哩「揃いよったか。ちょうど電車も到着しよったし……では……」

哩「出発」

「「「「おーっ!!」」」」

14 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/03(木) 17:29:37.07 ID:Za6gL0AxO

煌「ところで部長、旅費ってどこから出てるんです?」

哩「部費やけど」シレッ

姫子「なんと!?」

仁美「罰当たりやね……」

美子「大丈夫なん……?」

哩「ああ。学校には遠征言うとるし、あっちでん打つやろどの道」

仁美「う~む……」

煌「これは……グレーゾーンですね……」

姫子「ところでぶちょー、一泊二日って聞いたとですが」

哩「ああ」

姫子「向こうにアポって取っとーとですか?」

哩「……」

哩「あっ」

23 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/03(木) 17:39:17.67 ID:Za6gL0AxO

霞「明けましておめでとう。小蒔ちゃん」

小蒔「霞ちゃん!あけましておめでとうございますっ」パタパタ

初美「今年もお手伝いに来たですよー」フルフル

巴「だ、大丈夫ですか?」

初美「大丈夫な訳ありますか…これめちゃめちゃ寒いんですよ……っ」ガタガタ

霞「あらあら、そんな格好してるから」

初美「誰のせいだと思ってるんですかねえ!?」クワッ

小蒔「わ、私の羽織、要ります?」

初美「姫様が凍えたら元も子もないですよー」

春(……寒い……)ポリポリ

26 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/03(木) 17:48:09.03 ID:Za6gL0AxO

春「あれ」

巴「どうしたの…」

春「霞……」

霞「」(携帯を見ながら固まっている)

小蒔「か、霞ちゃん……!? 顔、真っ赤ですよ……?」

霞「」

初美「何惚けてるんですかー。ついに痴呆が始まりましたk」(首を掴まれる)

初美「ごめんなさいごめんなさいごめんなさい!」ギリギリギリ

小蒔「霞ちゃん……風邪でも、ひいたとか?」

霞「ちがうの…ちょっと…///」
霞「嬉しくて…ね」ニコ

28 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/03(木) 17:54:21.04 ID:Za6gL0AxO

哩「くっ……!」パタン

姫子「ど、どーなったとですか?」

煌「アポは取れましたか?」

仁美「そげん苦虫噛み潰しよった様な顔せんでください……」

美子「……」

哩「……あちらさん……泊めてくれるってさ」

姫子「て、テンション低か理由は!?」

煌「……条件つき。なんですね」キラッ

美子「えっ」

哩「ああ……その通りよ」

仁美「…なんと…」

30 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/03(木) 18:01:44.19 ID:Za6gL0AxO

姫子「ど、どげん厳しか条件言われよったとです…?」

哩「……」

哩「……代表二名の半荘二回で……こちらが上回らんといかん」

煌「実力が全て……そう言う事ですね」

仁美「こりゃあ……難題よ」

美子「……絶対勝つ……」ボソッ

姫子(せ、先輩が静かに燃えとる……)

煌「負けたら…やっぱり、宿無しでしょうか」

哩「……いや」

哩「そいだけは、私がさせん」

哩「何ばしても……私がお前たちだけは泊めて貰える様頼むだけよ」

煌「……部長……!」

34 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/03(木) 18:09:00.70 ID:Za6gL0AxO

哩(もし負けよったら……)

哩(負けよったら……)
―誘ってるように見えて―
―……いい?―
―全部、大好き―
―哩ちゃん―
―愛してるわ―
哩「~~~~ッッ///」カアァ

哩(勝てば良かっ!勝てば!)ブンブンッ

35 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/03(木) 18:14:15.50 ID:Za6gL0AxO

霞「……ふふ」パタン

初美「どうしたんですかーさっきから」

巴「やけに機嫌が良さそうですが…」

小蒔「良いことでもありましたか?」

霞「ええ……」

霞「すばらな出来事が、あって」ニコ

巴「すばら…」ピクッ

春「……!」

初美(気味が悪いですねー……まあ口に出したら酷い目遭うから言いませんが)

霞(手加減ナシだからね……哩ちゃん)クスッ

38 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/03(木) 18:20:22.88 ID:Za6gL0AxO

哩(私1人の犠牲で全員助かるんなら安い物)

哩(やけど……)

哩(あいつと相部屋は…体がいくつあっても保たん!)

哩(勝つ!絶対勝つっ!)パシッ

仁美「代表二名って、誰が選ばれるんやろ」

美子「さあ……?」

煌「私じゃないことだけは確かですけども」

姫子「わっからんぞー?くじ引きで決めよるかも知れんし」

哩「王様だーれz」4人「やめろ」(ましょう)

40 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/03(木) 18:23:36.22 ID:D+QKQl5l0

どっちにせよ喰われそうだけどな

44 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/03(木) 18:32:11.63 ID:Za6gL0AxO

仁美「あんまメタいこと言っとるといつか酷い目遭うとですよ」

哩「もう既に遭うフラグ立っとるけん」

哩「少しくらいヘーキヘーキ」(乾いた笑い)

姫子「あの2人は何ば言いよっとですか…?」

美子「知らん方が良か事もあるんよ……」(遠い目)

煌「良くわかりませんが、あまりすばらくない響きでしたね」

哩「人は過ちば繰り返す…やけん人はいつまでも人なんよ」シミジミ

姫子「意味がわからんとです」

仁美「そいが正常なんよ」チュー

46 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/03(木) 18:37:57.30 ID:Za6gL0AxO

仁美「降りる駅等はわかっとるとです?」

哩「ああ、さっきメールで聞いた」

姫子「なんて名前の駅とですか?」

哩「『永水女子高等学校前』」

姫子「ファッ!?」

煌「き、奇抜な名前の駅ですね……」

仁美「分かり易いっちゃ分かり易いが……」

美子「実在するの……?」

哩「書いとる奴が回線止まっとるけんその辺はお察しよ」

仁美(さっきからメタい話しかしとらんぞ……)

53 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/03(木) 18:58:43.35 ID:Za6gL0AxO

哩「にしても……長いな」

煌「永水の方々はこんな長い道のりをいらっしゃったんですねえ」

仁美「東京行ったときは一瞬やったな」

美子「あん時は飛行機やったしね…」

煌「私行きも帰りも寝ちゃいました…景色見たかったのになあ」

哩「来年見れば良かとよ」

美子「……ふふ」

姫子「来年……」

姫子「絶対、そん景色見ような。花田」

煌「ええ……必ず!」

57 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/03(木) 19:19:41.80 ID:Za6gL0AxO

霞「……さて。そろそろ行かなきゃね」

初美「おや、どこか行くんですかー?」

霞「ちょっとみんなにもつきあって欲しいのだけど……」

巴「でも…お手伝いが…」

春「……」

小蒔「こっそり抜け出しちゃいましょう!」

初美「ええ!?」

霞「小蒔ちゃん…!」

初美「!?」

小蒔「家業と友達…優先するべきはどちらなのか明白です」キリッ

巴(本当に大丈夫なのかな…?)

58 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/03(木) 19:23:54.30 ID:Rb1wgW5j0

染まってきた姫様

65 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/03(木) 19:52:08.16 ID:Za6gL0AxO

~永水女子高等学校前駅~

哩「……」

霞「……」

煌(デジャヴを感じますね……)

巴(また噛むのかな…)

美子(春ちゃん……)

春(……美子……)

仁美(さっさと切り出さんか……へたれ……)

小蒔(あ、羊さん…来てくださったんですね)

姫子(……初美さん……こん時期でもあの格好なんやね……)

初美(あ、ピンクさんもいらしたんですねー)

哩(何から話せば……)

霞(焦ってる哩ちゃんも……うん)

77 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/03(木) 20:40:57.76 ID:Za6gL0AxO

哩「あn」

霞「ようこそいらっしゃいました」ペコッ

哩「……」ポカーン

煌「い、いえいえそんなっ」

姫子「お出迎えまでさせてしまって……」

哩「ちょっと待てぇ!」クワッ

春「」ビクッ

霞「どうしたのかしら…?」

初美(さすがにわざとらしいですよー)

79 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/03(木) 20:52:54.05 ID:Za6gL0AxO

哩「完全に私が喋り出すん見越して被せたやろ!」

霞「ええ~?そんな訳無いじゃない~?」(視線を泳がせる)

哩「そんなら目ぇ見て話さんか!」

霞「せっかく久々に会えたのに、哩ちゃん怒ってばかり…」クスン

哩「誰のせいやと思うとる!」

霞「……?」キョロキョロ

哩「……っっ」ピキピキ

煌「仲悪いですねえ」

姫子「そうでも無かとよ」

初美「あれだけイキイキしてる霞ちゃんも久しぶりですねー」

83 :帰りました 支援保守すんませんです 2013/01/03(木) 21:11:40.90 ID:Za6gL0AxO

哩「お前なあ……っ」プルプル

霞「?」ニコニコ

哩(……落ち着け……こいは罠。奴はこちらの反応ば伺っとるだけ)

哩(真っ向からぶつかるんは得策とは言えん…ならば)

仁美「そ、そいじゃこげん所で長々話しよるんもあれですし…」

哩「帰るぞ」クルッ

仁美「はあ!?」

霞「」

美子「!?」ガーン

春「……」ガーン

86 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/03(木) 21:17:45.35 ID:Za6gL0AxO

哩(押してダメやったら…引いてみる…!)

哩「到着早々気分ば害した。……私は帰るぞ」スタスタ

霞「……」

哩(さあ…どう出よるか…)

煌「そ、そんなあ!部長!」

仁美「な、何考えとーとですかっ」

姫子(どこかホッとしよる自分が居るとです)

春「……」スン

小蒔「か、霞ちゃんっ…!」ウルウル

霞「……」

霞「」ニヤ

87 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/03(木) 21:19:28.83 ID:7SELrnG/0

主導権を握るための熱い駆け引きやな

90 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/03(木) 21:30:49.24 ID:Za6gL0AxO

霞「哩ちゃん!」タタタッ

哩「!?」

霞「っっ!」(後ろから抱き付く)

哩「んなっ…!?」

姫子「」ピクッ

霞「ごめんなさい……私、せっかく哩ちゃんに会えたのに……」

霞「嬉しいはずなのに……つい意地悪してしまって……っ」グス

哩(こ……っこいつ……っ!)

霞「謝って済むならいくらでも謝ります!どうか…どうかもう一度、チャンスを…っ」スリッ

哩(どさくさ紛れにどこ触っとる!!!///)

小蒔「か……霞ちゃん……!」ジーン

煌「自分から非を認め謝るだなんて……!すばらですっ!」

初美(ほんっと、性格悪いですねー……)

91 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/03(木) 21:31:41.52 ID:7SELrnG/0

亀の甲より年の功

93 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/03(木) 21:37:29.79 ID:Za6gL0AxO

哩(やられた……後ろ向いた事により前のセクハラに誰も気付いとらん)

哩(従って、声ば荒げよったら…私が一方的に悪者!)ピシャーン

哩(そして謝りよったことによりこいつん心象は大分回復されとる…)

哩(迂闊に行動起こした結果…更なる窮地に立たされよった……っ!)

霞「…哩ちゃん」ボソッ

哩「…!」

霞「心理戦で私より上に立つには…まだ早かったみたいね?」ニコ

哩「……ぐぬぅ…///」

姫子「いつまでひっついとるとですかね」(すごい低い声)

霞「……!」

哩(サンキュー姫子……!)

97 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/03(木) 21:45:14.43 ID:Za6gL0AxO

霞「あ、ごめんなさい……」パッ

哩「……」ホッ

霞(哩ちゃん哩ちゃん)(小声)

哩(ん)

霞(また後でね?)パチッ

哩(くたばれ?)ニコ
哩「えー…、この度はお出迎えまでしてくださり誠に感謝しとります」

哩「そいでは明日いっぱいまで……お世話になります」ペコッ

新道寺の面々「「「「お世話になりますー」」」」ペコッ

霞「いえいえ、何も無い所ですが」

小蒔「皆さん、少しでも楽しんでいって頂けたら幸いです」

初美「前振りの痴話喧嘩が長過ぎですよー」

霞「はっちゃんはここに残るそうなので、皆さんこちらに……」

初美「そ、袖を木に縛らないでくださいー!ごめんなさい!ごめんなさいぃ!」ワーン

姫子「……口は災いの元やね……」

100 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/03(木) 21:54:03.04 ID:Za6gL0AxO

煌「鹿児島と言うと、もっとこう…山ー!ってイメージがありましたが……」テクテク

巴「ここらは、平地なので…」テクテク

仁美「桜島んイメージが強過ぎゅうだけなんやね」テクテク

小蒔「あ、羊さん!あけましておめでとうございますっ」

仁美「ああ、これはご丁寧に……って仁美言うとるやろが!もう忘れよったんか!」クワッ

小蒔「ご、ごめんなさい……」シュン

仁美(……うう…十中八九わざとやろうけど…)

仁美(庇護欲ばかき立てられて強く叱れん)

仁美(本人は天然なんやろうし…正直、一番タチ悪いタイプよ…)グヌヌ

小蒔「?」ニコニコ

103 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/03(木) 21:58:11.59 ID:Za6gL0AxO

春「……」テクテク

美子「……」テクテク

春「美子」テクテク

美子「…なあに、春ちゃん」テクテク

春「…あけましておめでとう」テクテク

美子「あけましておめでとう」テクテク

春「……」テクテク

美子「……」テクテク

春「美子」

美子「うん?」

春「」ギュッ

美子「……春ちゃんの手、暖かか」キュ

春「……美子も……」ボソッ

104 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/03(木) 22:04:41.00 ID:Za6gL0AxO

姫子「相変わらず、寒そうな格好しよっとですね」

初美「したくてしてる訳じゃ無いんですけどねー…」ブルブル

姫子「……」

姫子「はい」(マフラーを解いて初美にかける)

初美「…ピンクちゃん…!」

姫子「やけんそのあだ名止めてもらえませんかねぇ!?」

初美「あ…えー…なんて名前でしたっけ?」

姫子(……ガチ忘れとですか…ヘコむわあ…)

姫子「……鶴田姫子。姫子で良かとですよ」

初美「姫子。可愛い名前ですねー」

姫子「あ、…ありがとうございます」

初美「姫子ちゃん。マフラー、あったかいです」ニパッ

姫子「」ドキ

姫子(い、いかんいかん。私は今何ば……)

106 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/03(木) 22:07:18.31 ID:7SELrnG/0

ち、違うから!これは母性本能だから!

107 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/03(木) 22:10:23.82 ID:Za6gL0AxO

霞「…哩ちゃん」テクテク

哩「あ゙?」テクテク

霞「……来てくれて、ありがとうね」テクテク

哩「……」テクテク

哩「……福岡で、近くん神社知らなかとやっただけよ」テクテク

霞「ふふ…でもありがとう」テクテク

哩「……」テクテク

霞「……」テクテク

哩「…まだ、着かんのか?」テクテク

霞「もうちょっとだけど…?」テクテク

哩「そうか。……あとちょっと、だけなんか…」ボソッ

霞「ん?なになに?」

哩「なんでも無かとよ。きびきび案内せい」テクテク

霞「もう……」テクテク

霞(素直じゃないんだから)

110 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/03(木) 22:20:42.55 ID:Za6gL0AxO

哩「今」

霞「?」

哩「失礼な事考えとったやろ」

霞「……考えて無いわよ?」

哩「今の間なんよ」

霞「本当に考えて無いのに」

哩「じゃあ何考えとったんよ」

霞「哩ちゃん可愛いな、って」

哩「なっ…」

霞「あと、哩ちゃんと手を繋ぎたいなって」

哩「……」

ギュッ

霞「…えへへ///」

哩「ふん……っ」プイッ

111 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/03(木) 22:26:41.21 ID:Za6gL0AxO

霞「次は可愛い哩ちゃんとキスしたいなー」

哩「調子乗んな」ズビシ

霞「あう」

哩「次は脚が出るけん、慎重にな」

霞「でも、哩ちゃんの綺麗な脚に蹴ってもらうのも…」

哩「」ゾワッ

霞「冗談。どっちかと言うと蹴りた…あ、皆さん着きましたよ~♪」

哩「今何言いかけよった!?なあ!?」

霞「さあ皆さんこちらへ~」

哩「おいィィィ!?」

115 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/03(木) 22:39:59.41 ID:Za6gL0AxO

煌「ほ、ほえぇ……大きいですねぇ!」

巴「姫様……本家の神社ですから…」

小蒔「とても大きく見えても、中は窮屈なんですよ」クス

仁美「いやいやいや。……十分やろ……うちの部員全員詰めよっても余裕で足伸ばせっとよ……?」

美子「正月やけん、出店屋台が並んどうね」

春「ふ菓子屋さんもある…」

姫子「行列すげえ事になっとるとですね……何十…何百?」

初美「ここは鹿児島でも最大規模の神社ですからねー」

霞「さ、並びましょうか?」ギュッ

哩「……まだまだ、身の危険は続きそうやね……」フゥ

117 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/03(木) 22:47:33.13 ID:Za6gL0AxO

哩「そいじゃ、私らの他にもみんな並んどるけん、静かにな」

煌「はーいっ」

姫子「みんな高校生やし、大丈夫やと思うとけど……」

初美「近くに霞ちゃんが居なければ余裕ですよー」

霞「それはフリかしら?」

初美「ひえぇ……」

哩「」ゲシッ

霞「あンッ」

小蒔「こ、声を出さないように…!」グッ

仁美「そ、そげん力入れん方が良かとやと思うが」

美子「…お口チャック。ね?」

春「」コク

120 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/03(木) 22:55:33.22 ID:Za6gL0AxO

仁美「……」

小蒔「……っ」

仁美「……」

小蒔「……っ」プルプル

仁美「…こ、小蒔」

小蒔「ぷはーっ!……だ、ダメです……息が続かな……っ」ハァハァ

仁美「何しよっ…て……」

小蒔「??」(顔を赤らめて息を荒げている)

仁美(こいは…いかん)

仁美「小蒔っ」(自分のストールを小蒔にぐるぐる巻く)

小蒔「ほっ、ほえぇ?ほえぇぇ?」

仁美「……ふぅ。よしっ」

小蒔「……むぐ」(顔半分ストールで隠れている)

小蒔(仁美さんの匂い……)ポフ

123 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/03(木) 23:05:59.24 ID:Za6gL0AxO

巴「後で、おみくじや御守りもご案内しますね…」

煌「ありがとうございます!」

煌「……お守りに、麻雀が上手くなるお守りとかありますかね……?」

巴「そ、それは…無かったような…」

煌「うむむ…」

巴「恋愛成就なら、沢山あるんですけど」

煌「ほう!姫子が喜びそうですねっ」

巴「…煌さんは、誰かに…恋した事はありますか?」

煌「そっ、……それは…ありますよ。…もちろん」

巴「……そうですか……」

煌「……叶わぬ恋ですが。私とその人が出会えただけでも大変な奇跡ですから」

煌「……秘めたままで良いんです。私は、私以外の誰かに幸せになって欲しい」

煌「私が我慢することで実る恋、成立する幸せがあるのであれば。何より嬉しい事です」

巴「…優しいんですね…」

煌「やせ我慢が得意なだけですよ。…人よりちょっぴり」ニコ

125 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/03(木) 23:11:44.65 ID:Za6gL0AxO

春「…美子」クイクイ

美子「ん?どうしたん?」

春「美子は何を」

美子「…そうやね」

美子「考えとらんかったなあ…」

春「……」

美子「春ちゃんは?」

春「美子と」

春「……」

春「また会いたい」

美子「……そいじゃ、私は」

美子「春ちゃんとずっと一緒に居られる様、お願いしてみよ……っと」

春「……」

美子「……」

ギュッ……

130 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/03(木) 23:19:10.58 ID:Za6gL0AxO

姫子「うう…人が多かとです…」

初美「これでもまだ少ない方ですよー?年明け直後なんて入口過ぎて外周から並んでますから」

姫子「あ、あんな遠か入口までとはっ…考えられん…」

初美「こんなんじゃコミケでは生き残れませんよー」

姫子「コミケ?」

初美「夏と冬に東京でやる、大規模なイベントの事ですよー」

姫子「ほぉー」

初美「3日間開催するんですが、何やら昨年は総入場者数が50万人行ったとかー」

姫子「ごっ…50万人!?」

初美「すごいですよねー」

姫子「東京はなんもかんもスケールが違っとるとですね…」

132 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/03(木) 23:26:46.87 ID:Za6gL0AxO

初美「まあ、それだけの並ぶ価値はあるってことですねー」

姫子「何があるとですか?」

初美「フィギュアとか、抱き枕とか、同人本とかですね」

姫子「フィギュアや抱き枕はともかく、同人本って何ですか?」

初美「アマチュアの人が自費出版する本のことですよー」

姫子「へー。主にどんな本があっとですか?」

初美「版権のついた作品を、個人で解釈して作ったフィクション物が多いですねー」

姫子「版権。ということは、私がコミック持っとるゆるゆりなんかも」

初美「ありますねー。個人個人で考えられたお話がこれまた面白くて」

姫子「私とぶちょーの本とかもあるとですか!?」ガタッ

初美「それは」

哩「人が居るけん騒ぐなっちゅーに!」

姫子「す、…すみません……」

135 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/03(木) 23:33:15.45 ID:Za6gL0AxO

哩「…まったく」

霞「すっかり保護者さんね?」クスクス

哩「早く独り立ちして欲しかもんやけどな」

霞「わかるわ、その気持ち」

霞「私も居るから……そう言った、手の掛かる子供みたいな存在」

哩「…お前が言いよったらシャレになっとらんぞ」

霞「お互い様でしょう?」クス

哩「むっ」

霞「……まあ」

霞「哩ちゃんとの子供は欲しいけど」

哩「あーそいは諦めるしか無かとやね」

霞「どうして?」

哩「そん無駄にデカい胸に手ぇ当てて考えてみんしゃい」

137 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/03(木) 23:38:45.08 ID:Za6gL0AxO

霞「……ん」

哩「判ったか?」

霞「気持ちいいだけだったわ」

哩「ぶちくらすぞ」

霞「哩ちゃんこーわーいー」キャー

哩「私とお前は女同士やろ……まずそん時点で不可能やって」

霞「…哩ちゃん、ニュース見てないの?」

哩「へ?…たまにしか…」

霞「今のご時世、女性同士でも赤ちゃんは出来るのよ?」

哩「……」

哩「…は?」

139 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/03(木) 23:45:54.75 ID:Za6gL0AxO

霞「現代医療では、iPS細胞はもう実用化の段階に入っててね」

霞「今では気軽に女性の細胞から人口精子を作り、別の女性の卵子に入れて受精させる事が出来るの」

哩「あ……?……あ……?」

霞「だから、欲しくなったらいつでも言って頂戴?」

哩「な……な……」

哩「なるかっっ!!」

霞「……哩ちゃん、自分が一番騒いでるわよ…?」

哩「はっ……」

(シーンとした周りの空気)

哩「」キョロ

(ほぼ全員の視線)

哩「――すみませ……っ」(蚊の鳴くような声)

147 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/03(木) 23:56:29.39 ID:Za6gL0AxO

哩「あ、もうすぐやね……お賽銭出しとかんと」イソイソ

霞「そうね」ゴソゴソ

哩「ええと、二拝二拍手一拝、やったか…」

霞「適当で良いんじゃないかしら」

哩「いやいやいや。お前神社勤めやろ。一番言っちゃならん人物やろ」

霞「まあ間違ってても私が喚んであげるから。悪い神様で良ければ」

哩「そい本末転倒やけど!?」

霞「ほらほら、もう直ぐ神様の御前ですから……お静かに」

哩「正論やけど声荒げさせとる原因に言われっと腹立つな」

149 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/04(金) 00:05:24.43 ID:029IHsGBO

チャリン
ガラガラガラ…
パンッパンッ
哩「…っふぅ」

霞「効果音だけだと変にやらしかったわね」

哩「お前は脳が膿んどるんか?」

霞「冗談冗談。哩ちゃんは何をお願いしたのかしら?」

哩「言ったら願いは叶わん。そんくらいは知っとる」

霞「あぁそれ迷信なのよ?」

哩「そうまでして訊きたいんか!」

霞「私に叶えられる願いかも知れないじゃない……?」(誘う瞳)

哩「……」

哩「…そう…やね…」

哩「確かに、こいはお前……霞にしか、出来ん願いよ」

151 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/04(金) 00:09:09.40 ID:029IHsGBO

霞「それは……?」

哩「……っ」

霞「…哩ちゃん…」

哩「私……私は……」

哩「実はお前に、頼みがあったんよ…」

霞「……うん…」

哩「叶えて……くれるか……?」

霞「……私が、出来る範囲であれば……」

哩「……ありがとう…」ニコッ

哩「しね」

霞「いや」

155 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/04(金) 00:16:30.26 ID:029IHsGBO

姫子「よし…ようやっと行列から解放されたとです……!」ノビー

初美「お疲れ様ですよー」

哩「こいで全員やね」

霞「それじゃあ、次はおみくじでも引きに行きましょうか」

煌「良くない結果を結ぶんですよね?」

巴「そうですね…末吉あたりなら微妙に結んじゃっても良いかもです」

小蒔「大凶が出たら、私、神様に文句言ってきます!」

仁美「本当シャレならんから止めんか!」

美子「こい引きよったら屋台行こ?」

春「」コク

156 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/04(金) 00:21:30.84 ID:69BGmozc0

巫女服集団がおみくじ買う光景ってなんかシュールだな

194 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/04(金) 05:48:43.30 ID:029IHsGBO

煌「一番っ!花田煌、行きますっ!」

煌「はあああああああ……っ」ガラガラガラガラガラガラ

煌「たあ!」スコン

【中吉】ババーンッ

煌「すばらですっ!」

巴「おめでとうございます…」パチパチ

煌「ありがとうございますっ!……中吉と吉、どちらが上でしたっけ……?」

巴「吉ですね」

煌「小学生くらいの頃、小吉より吉の方が下かと思いました」

煌「多分字数で判断してたんでしょうね……」

巴「大中小、って並びもありますしね…」

煌「えと…『待ち人、いずれ現る』……わあ…!」パアァ

巴「ふふ…」

195 :おはようございました(震え声) 2013/01/04(金) 05:56:04.90 ID:029IHsGBO

美子「……」

春「…大丈夫」

美子「春ちゃん……」

春「美子なら…きっと大丈夫」

美子「……」カラカラ

美子「」スコン

【大吉】

美子「……!!」

美子「春ちゃん!春ちゃんの言う通りやったよ!」

春「」(勢い良く抱き付く)

美子「は、春ちゃん……!?///」

春「良かった」

春「…本当に、良かった…っ」フルフル

美子(待ち人、直ぐ側に……か)フフ

美子「ありがと」ナデナデ

198 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/04(金) 06:06:12.73 ID:029IHsGBO

仁美「こーいったタイプのおみくじ、久々に見よったなぁ」

小蒔「そうなんですか?私、これしか見たこと無くて…」

仁美「来年はこっちで初詣すっか?」ハハハ

小蒔「わあ!素敵ですねっ」

仁美「いつかまた来んしゃい。……さて」カラカラッ

仁美「ん」スコン

【凶】ズーン

仁美「なんもかんも……」

小蒔「あ……お、お気になさらず……っ」

仁美「こんなん……枝に括っちゃるっ」

小蒔「そうですね……っあ!危ないっ」グイッ

仁美「ふわぁ!?」ドテ

小蒔「ふぅ……もう少しで毛虫を触ってしまう所でしたね」

仁美「尻餅つくんとどっちが悲惨なんかね」パッパッ

199 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/04(金) 06:08:50.55 ID:69BGmozc0

おみくじの結果が悪いのも政治のせい

201 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/04(金) 06:15:57.94 ID:029IHsGBO

姫子「……き、……緊張する…っ」ガチガチ

初美「まあ、占いとほぼ同じですからねー。気軽に引いちゃえば良いんですよー」

姫子「そ、そうですね……スー…ハー…」カラカラ

姫子「ふっ!」スコン

【末吉】ショーン

姫子「……んん……っ!」(複雑な面持ち)

初美「微妙ですねー」

姫子「書いとる内容、凶とそこまで変わらんのでは…?」

初美「どれどれ。『待ち人、諦めが近道』…これは酷いですよー」

姫子「小凶と判断しました。括っとです」ギュ

初美「それが良いですねー」

姫子「永水ん皆さんは引かんとですか?」

初美「ガイド役みたいな物ですからねー」

初美「ディ○ニーランドでミッ○ーがアトラクション乗ってたらおかしいでしょう?」

姫子「な、なるほど…?」

202 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/04(金) 06:23:01.72 ID:029IHsGBO

哩「さ、ちゃっちゃか引くか」

霞「哩ちゃん…私、応援してるから」

哩「止めんか。悪い神様はもう勘弁よ…」カラカラ

哩「っと」スコン

【大凶】デデドン

哩「……」(悟った様な笑み)

霞「……その……」

霞「ごめんなさい…」

哩「…霞のせいじゃ無かとよ。……多分」クシャッ

哩「ま、まあここまででんさんざ振り回されよったし。今更こんなん……」

霞「……」ウルウル

哩「ひっ!?」ビクッ

霞「…本当に…ごめんなさい…私…私、…良い神様の降ろし方、知らな……っ」グス

哩「……っ」

204 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/04(金) 06:29:19.19 ID:029IHsGBO

哩「舐めんな」ギュッ

霞「!?」

哩「……私ば誰やと思うとる。霞ん手なんぞ借りずとも、…なんとかしてみせるけん」

霞「……」

霞(遠回しに、…要らない子って言われてる…?)ズキン

哩「やけん、私の事で泣かんと…」ポンポン

姫子「部長…何やっとるとですか…」

哩「っ!」ドッキーン

姫子「……」(冷たい視線)

哩「おっ…あ…っこ、こいは…こいはな……」

哩(大凶っ……!どうあがいても……大凶っ……!)

205 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/04(金) 06:36:56.07 ID:029IHsGBO

哩「そいじゃ……お昼やし、自由時間にすっとよ」

煌「よっ!」

姫子「待ってましたぁ!」

哩「出店回るも良し。今から神社ん方々に挨拶しとくんも良し」

霞「はい」シュピッ

哩「はい」

霞「近くの茂みでゴニョゴニョするのはアリでしょうか」

哩「夕方にはここに集合しよる事。境内ば出る時は連絡入れっ事」

霞「無視されちゃった……」

初美(まあ正しい判断ですよー)

哩「そいでは一時解散っ」
「「「「はーい!」」」」

206 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/04(金) 06:44:56.97 ID:029IHsGBO

仁美「さて…どうすっかね」

小蒔「羊さん!私、りんご飴食べたいです!」

仁美「ひーとーみ。……もー……私りんご飴あんま好きくなか……」

小蒔「え、えへへ……ごめんなさい」

仁美「……ふぅ」

「えいらっしゃい!」

小蒔「一つ下さい」

「あいよっ…って、姫様!?」

小蒔「あ…」

「じゃあお代は頂けねえな。ほいっ」

小蒔「……」

仁美「」チャリン

「ん?」

仁美「私が欲しかとやったけん。…りんご飴嫌いなその子じゃなく、私が」

208 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/04(金) 06:48:35.25 ID:029IHsGBO

仁美「そいなら代金は支払うべきやろ?」

「……そ、そうだな」

「丁度…へいお待ちどう」スッ

仁美「どうも」

小蒔「あ、あの…仁美さん、さっきは」

仁美「姫様扱いは嫌やったんやろ」シャリッ

小蒔「あ……」

仁美「代金分は戴いた。後は小蒔が片してくれんか?」スッ

小蒔「……」

小蒔「ありがとうございます…っ」パアァ

仁美「……ん」

210 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/04(金) 06:57:24.24 ID:029IHsGBO

煌「巴さんは、出店では何が好きですかっ?」

巴「ええと…輪投げですかね」

煌「輪投げ!それはすばらですねぇっ」

巴「でも、お正月だからか…見当たらないですね」キョロ

煌「そこだけはすばらくない」

巴「夏祭りだったら見かけるんですけど…」

煌「ふうむ…」

巴「…まあっ、今は煌さんも腹拵えを考えた方が…」

煌「イカリング…!」

煌「これならば……後は台と景品的な物を……」

216 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/04(金) 08:02:09.74 ID:029IHsGBO

巴「…お気持ちは嬉しいですが、食べ物で遊ぶのは…ちょっと」

煌「すばっ」ドキッ

巴「煌さんは何がお好きですか?」

煌「うーん…焼きそば、いやいやたこ焼き…お好み焼きも捨てがたい…うむむ」

巴「もしかしてお腹、減ってます?」

煌「あ、はい。ペコペコです」

巴「」クスッ

巴「それでは、あちらの焼きそばから回って行きましょうか…」

煌「その提案っ!すばらですっ!」

218 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/04(金) 08:06:08.71 ID:029IHsGBO

美子「黒糖わたあめやって…」

春「……」ウットリ

美子「すいません、これ一つ」

「おう、ありがとよお嬢ちゃん」

美子「はいどうぞ春ちゃん」

春「!」

春「……はむっ」モフ

美子「……どう?」

春「……」ニコ

美子(…笑った顔、やっぱ可愛か…)

221 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/04(金) 08:15:44.18 ID:029IHsGBO

美子「……」(微笑まし気に見守る)

春「……」

春「ん」スッ

美子「ん?」

春「美子も…」

春「……食べて」

美子「」ドキ

美子「……あー……」ドキドキ

春「……」

美子「はむ…」モフ

春「…どう?」

美子「ん。……美味し」ニコッ

春「っ」ドキ

春「……///」(顔を伏せる)

美子「?」

222 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/04(金) 08:21:46.34 ID:029IHsGBO

姫子「何食べましょうかねえ」

初美「あ、姫子ちゃん!私あれ食べたいですよー」

姫子「あれ、お小遣いとかお年玉は貰って無かとですか?」

初美「全部おか……」キョロキョロ

姫子「?」

初美「全部冷血非道おっぱいお化けに奪われてしまったのですよー」

霞「あらあら預かっているだけよ?」フッ

初美「――――――ッッ」(声無き叫び)

姫子(ど、どこから湧きよったとですか!)

224 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/04(金) 08:27:02.04 ID:029IHsGBO

霞「うふふ…」フッ

姫子「き、消えよった!?」

姫子(一体何者なんよあの人は!?)

初美「ふええぇぇ…」ガタガタ

姫子「な、泣かんとって下さい!私が買いますから!」

初美「わーい」ケロッ

姫子(……本当に先輩なんかな…この人)

姫子「はいどうぞ」

初美「ありがとうですよー」

初美「はむっ……」(チョコバナナを口に含む)

初美「ちゅ…あむ、れろ、れェ……っ」ペロペロ

姫子「ちょ、ちょっと待った!」

初美「はい?」ペロペロ

225 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/04(金) 08:31:29.60 ID:029IHsGBO

姫子「何でくわえたり舐めたりしよっとですか!?」

初美「周りのチョコがおいしいからですよー」

姫子「いやいや!」

姫子「かぶりついて両方楽しむもんじゃ無かとですか!?」

初美「きのことかたけのことか、ポッキーとか、周りのチョコだけ舐めとったりしませんかー」

姫子「そ、そいは……まあ……」

初美「それと同じですよ…はむ…くちゅ、ちゅぽっ」ピチャ

姫子「……せめて音は立てんといて下さい……///」

姫子(ただでさえ性的な格好しよるのに、こいは危険過ぎよ……)

姫子(襲って下さい言うとる様なもんやろ……)

227 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/04(金) 08:34:31.65 ID:029IHsGBO

さるさん厳しいしこれから仕事なんで、一旦ここまでにしてまた後日立て直そうと思うます
急な用事とか寝落ちとか色々すんませんしたす

1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/09(水) 19:42:29.18 ID:7dwDQWW3O

※前回同タイトルのリベンジです

簡単なあらすじ

・年が明けた
・初詣行こう
・→鹿児島へ

・姫様に良い所見せる羊さん
・巴さんと仲良しのすばら
・はるるとイチャイチャする美子
・性的なはっちゃんに戸惑う姫子
・霞さんに性的嫌がらせを受ける哩さん

・つまり大体いつも通り

今回も一部を除き書きため無いんで鈍足ペースです

3 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/09(水) 19:47:20.11 ID:7dwDQWW3O

霞「さて、私達はどうしましょうか」

哩「普通にぶらぶらしときゃ良かとやろ」

霞「哩ちゃんは何か食べたいものとかある?」

哩「特に無か。お前さんは?」

哩「次にお前は“哩ちゃん”と言う」
霞「哩ちゃん」

霞「……はっ!」

哩「そう言うと思うとった」

霞「ま、哩ちゃん…エスパー?」

哩「……」ハァ

哩(行動パターン分かり易過ぎなんよ……)

5 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/09(水) 19:56:37.27 ID:7dwDQWW3O

霞「流石哩ちゃん、私の事はなんでもお見通しなのね」

哩「ああ、どうしようも無か変態っちゅう事がな」
霞「ひどいわ……哩ちゃんを想っての行動なのに」

哩「私の都合も思って欲しかもんやけどね」

霞「いけず」

哩「言っとれ」

霞「むぅ……」

哩「……」

哩「…大体そう言うんは、誰も居らん所で言わんか」ボソッ

霞「? 何か言ったかしら……」

哩「ああ、鬱陶しか奴ば追い払う方法無かともんかね、と」

霞「えーん哩ちゃんがいじめるー」(泣き真似)

哩「ふん……」

8 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/09(水) 20:06:06.02 ID:7dwDQWW3O

霞「ところで、みんなの集合場所になるからまた動けないんでしょ?部長さん」

哩「お前も部長やろ。…まあ、言っとる事はその通りやけど」

霞「じゃあ私、哩ちゃんの分まで適当に買って来るわね」

哩「あ、そんなら今私の分の代金……」ゴソ

霞「ん」(哩の唇に人差し指を宛行う)

哩「むぐ…」

霞「これは私の勝手なんだから、私に出させて。お願い」

哩「……やけど」

霞「もし口に合わなかったら、とかあるでしょう?」

哩「……」

霞「ね?」ニコッ

哩「………お」

哩「……お年玉と思って有り難く戴くとすっかね…」

9 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/09(水) 20:14:06.43 ID:Qs0TzSuZ0

アラフォーの風格

11 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/09(水) 20:15:56.17 ID:7dwDQWW3O

霞「もう…同い年でしょ」フフ

哩「そいけん」

霞「お・な・い・ど・し・でしょ?」ズイッ

哩「……はい」

霞「宜しい」

哩「ご年配やのに短気……」ボソッ

霞「哩ちゃん」

哩「ん…」グイッ

霞「」チュー

哩「!?」

霞「ん~……」チュー…

哩「~っ、~……っ!」フルフル

霞「っぁ……今度言ったら舌入れるから」

哩「ばっ……ばかッッ…変態馬鹿!///」ゴシゴシッ

13 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/09(水) 20:25:31.17 ID:7dwDQWW3O

哩(まったく、何考えとる!あいつは!)

哩(後先考えず!気持ちも事情も考えず!)

哩(やけん嫌いなんよ…理解せえ……っ)プルプル
哩(……にしても)

哩(ただ待っとるだけ、ってのも暇やね)

哩(前回もこげん事あったな……既視感)

哩(まあ、私が居らんと皆の待ち合わせ場所に困るしな)

哩(仕方なかと……やけど)

哩(…たまには…私も周りたかね)

15 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/09(水) 20:35:12.40 ID:7dwDQWW3O

哩「うぅ……」フルフル

哩(風、冷たか……っ)

哩(まだ昼間とは言え……こん時期は堪える……)

哩「……」ハァ…

哩(…でも…)

哩(そいでも…)

哩「……」(自分の唇に触れる)

哩(…霞、の)

哩(まだ温もりと感触が……残っとる……)ジュ…ン

18 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/09(水) 20:44:56.92 ID:7dwDQWW3O

―今度言ったら舌入れるから―

哩(……唇だけで…こいだけなら)

哩(舌入れられよったら…どんな……)ペロ…

哩「………かすみ…」ポツリ

霞「呼んだ?」

哩「――――――――ッッ!?///」ビビクン

霞「どうしたの、顔真っ赤にしちゃって……」

哩「うっさい馬鹿!見んな!///」

霞「待ってる間に発情しちゃった?」

哩「いい加減にせえ……///」(胸ぐら掴み)

霞「はい」

24 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/09(水) 20:54:07.69 ID:7dwDQWW3O

霞「もー冗談だってば……」

哩「お前の言葉は信用ならんっ」パッ

哩「……つーかやけに早かとやったな…?」

霞「胸キュンイベントの予感がしたの」フフ

哩「説明になっとらんぞ」

霞「まあまあ。はいっ哩ちゃんの分」

哩「あ、ああ…ありが…」

哩「…なんよこいは」

霞「何って、ジャンボフランクだけど」

哩「…いや…見りゃあ判る」

霞「じゃあどうして訊いたの?」

哩「お前が何考えとるんか少し気になりよってな」

霞「私は哩ちゃんの事を想って……」

哩「そんくだりはさっきやった」

27 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/09(水) 21:04:12.82 ID:7dwDQWW3O

霞「もしかして、嫌いだった?」

哩「いや、そいは……そげん事無かとやけど」

霞「それなら良かった」ニコッ

哩「……」ムゥ

霞「おいしい食べ方はね、いきなり齧るのはナシ。まずはくわえて…」

哩「……?」パク

霞「そうそう、それで両手で下目に持って」

哩「んん…?」クイ

霞「そのままこちらを向いて、頭を上下させながら優し~くしゃぶりあげ…」

哩「がぶり」ブチュッ

霞「ああ!?」

哩「付き合っとられん」モグモグ

霞(読者(神様)方……申し訳ございません……)ヨヨヨ…

28 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/09(水) 21:14:06.23 ID:7dwDQWW3O

哩「大体そんなんで旨さが変わるか」モッシャモッシャ

霞「おいしいじゃない……主にこっちが」

哩「いっぺん死ね」

霞「仕方ないわね……ここは私が手本を」(もう片方のフランクを両手で持つ)

哩「いややらんで良かとよ」

霞「ん……」(髪を耳に掛けつつ先端を舐める)

哩「っ…」ドキッ

哩(こいつっ……用意周到な事に、ケチャップもかけんで…っ)

霞「あむ……っん、む」チュポ

哩「あ、あ……ぁ」ゾクッ…

霞「んふ……っ」ジュル

哩(色気付き過ぎやろ…本当に何歳なんよ…っ)

33 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/09(水) 21:25:04.48 ID:cYcWWPf20

世の中にはオイオイの突っ込みだけでずっと17歳を名乗れる宗教があってですね

39 :ただいまっす 2013/01/09(水) 21:38:38.42 ID:7dwDQWW3O

霞「れ~……♪」(手を使わず頭だけで裏側や側面を舐め出す)

哩「お、おいっ…///」

霞「んくっ」(唾液が纏わりつくフランクフルトを口から離す)

哩(糸引きよる…そいだけ本格的に…っ)

霞「どうしたの……哩ちゃん……」ニコォ

哩(こ…こんなんっ、公衆の面前で……)

哩「はっ!?」

霞「?」

哩(わ、忘れとった…っ…大衆ん前やった!)
ザワザワ…

ザワザワ…

41 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/09(水) 21:47:49.39 ID:7dwDQWW3O

仁美「おいおい痴女か……」

小蒔「? 霞ちゃんは回りくどくあれを食べてるだけでは?」

仁美「あ、ああ。そうやね。出来ればそんままのお前さんであり続けてくれ」

小蒔「?」

姫子「こっちはもっと大変なことになっとったとです……」(遠い目)

初美「さすがに本職さんは違いますねー」

春「…すごい人」

美子「何かやっとるんかね…」(背伸びして見回す)

美子「…っ!?」ビクッ

春「美子?」

美子「見ちゃだめ春ちゃん…っ」(後ろから抱き締めて目隠し)

春「ふぁっ、よ、美…子…?///」

45 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/09(水) 21:56:50.77 ID:7dwDQWW3O

哩「あ、あわわ……」

霞「んぐっ……んぐっ……」(喉奥まで深々と頬張る)

煌「部長ー!?居ますか部長ー!?」

巴「一体何の騒ぎなんでしょう…」

哩「は、花田……花田!?」(我に返る)

哩「花田ん目に入るやろが!」ズビシッ

霞「あフっ!?」ヌルンッ

哩「恥ば知らんか!こん歩く猥褻物が!」

霞「うぅ……」モグモグ

姫子「……私ん目にはバッチリとでしたがね」ジトー

哩「す、すまん…」

初美「姫子ちゃんも部長さんも悪くないですよー。悪いのはあのおば」ガシッ

霞「本職って……どういう事か……詳しく……訊かせてもらえるかしら……」ゴゴゴゴゴ

初美「ごめんなさい…命だけは…」ガタガタガタガタ

50 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/09(水) 22:09:47.54 ID:7dwDQWW3O

哩「…で」

仁美「どうすっとですか。こん騒ぎ」

霞「まさかこんなに人が集まるとは思わなくってぇ……」

哩「本当無計画やね……」

小蒔「……っ」

小蒔「みなさん!」
ザワッ……
仁美「小蒔…?」

霞「小蒔ちゃん?」

小蒔「神に仕えるべき私共がこの様なお騒がせをしてしまって……本当に申し訳ありません」

小蒔「……ですが、皆さんの心無い行動で、私の友人たちに迷惑が掛かっています」

小蒔「どうか、ここは私に免じて騒ぎを鎮めては頂けませんか…?」(膝をつく)

仁美「……そ、そいはいかん!」ダッ

53 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/09(水) 22:16:19.30 ID:7dwDQWW3O

仁美「小蒔!止めんか!」(肩を掴む)

小蒔「仁美さん……放してください…っ」

仁美「放さん!お前は何も悪くは無かと!やけん何故そこまでしよる!?」

小蒔「でも…ここは私の…」

仁美「だからやろ!……オイッ!お前ら姫様が土下座しよる姿見たいっちゅーんか!?」(周りに一喝)
ザワッ

ザワザワッ

ザワッ…
美子「人集りが……」

春「……?」

小蒔「皆さん……っ」

仁美「……」フーッ、フーッ

哩(あんだけ激昂しよる仁美……初めて見よった……)

霞「」(大量の冷や汗)

58 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/09(水) 22:22:42.13 ID:K8wd8vNa0

イケメンな羊がいると聞いて

60 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/09(水) 22:25:22.46 ID:7dwDQWW3O

霞「本当にごめんなさい…」

小蒔「大丈夫ですよ霞ちゃんっ!もう済んだ事じゃないですかっ」

初美「霞ちゃんは少しは私を見習って反省すべきですねー」

霞「……」シュン

初美(あ…あれ…言い返してもやり返しても来ないと逆に不気味ですよー……)

煌「な、何かあったんですか…?」

巴「一体何が…」

哩「あー……全く持って知らんで良かとよ」

姫子「花田には刺激が強過ぎゅうんやって。ね、部長?」ニコォ

哩「あ、ああ……すまん…」

姫子「どうして謝りよっとですかーもー」ハハハ

哩(目が笑っとらん…)

63 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/09(水) 22:33:15.74 ID:7rHM7PT7T

この姫子は目のハイライト消えてますわ

65 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/09(水) 22:34:38.90 ID:7dwDQWW3O

春「美子…?」

美子「……なに?」

春「あの」

春「……」

美子「……」

春「なんでもない」

美子「……そう」

美子「ごめんね」

春「ううん」

仁美「……知らん方が良かとやった事もある、か」チュー

美子「カッコ良かったよ、仁美ちゃん」

仁美「……さんきゅ」

小蒔「本当。助かっちゃいました……ありがとうございますっ」ペッコリン

仁美「お前さんはもう少し自分ば大切にせんか」(デコピン)

小蒔「はうっ!?」

68 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/09(水) 22:43:50.90 ID:7dwDQWW3O

哩「さて、そろそろ打ちに行くか」

姫子「そういや、場所ってもう決まっとるとですか?」

霞「それなら任せて。ちゃんと専用の部屋も自動卓もあるわ」

仁美「あんだけ高かもん所有しよるとは…裕福やね」

煌「あれってそんなに高い物なんですか?」

美子「自動卓やと最低10万ちょっとやね」

煌「すば――――っ!?」

巴「だ、大丈夫ですか…?」

哩「ああ…少しこちらが貧乏気質なだけやけん、大丈夫とです」

初美「あれーそんなに裕福な暮らししてましたっけ?」

小蒔「よくわからないですが、多分普通じゃないでしょうか…?」

巴「大きく不自由はしてなかったような…?」

姫子(初美さん…っ)ブワッ

71 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/09(水) 22:55:37.68 ID:7dwDQWW3O

小蒔「ところで、一台しかありませんが、誰が打つんですか?」

巴「みんなで回します?」

春「」ポリポリ

霞「いや、今回は代表戦と決まっているわ」

初美「誰が決めたんですかー?」

霞「私だけど?」ニコッ

初美「そういうの予め言っとくべきじゃないんですかー!?」

霞「あらあら。そうだったわね」

初美「あっ……ついにボケが……」ガシッ

霞「と言うわけで、こちらからは私とはっちゃんが」ギリギリギリギリ

初美「あ゙っ、あたま!あたま割れちゃいます!割れちゃいますから!ごめんなさいごめんなさいぃ!」

哩「お、おう」

74 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/09(水) 23:03:21.17 ID:7dwDQWW3O

煌「こちらはもう決まってるんですか?」

仁美(当たりませんように)

美子(春ちゃんと打ちたか…)

姫子「ぶちょー?考えはあっとですか?」

哩「ああ。姫子、行けるな」

姫子「必要とあらば、地獄の果てでもお供すっとですよ!」グッ

哩「ふふ、頼もしかとやね」

煌「姫子!頑張ってね!」

姫子「部長と一緒やけん、ちっとも負ける気がせんよ!」

美子「気ぃ付けてね」

仁美(なんともフラグくさい会話やね)チュー

80 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/09(水) 23:16:48.07 ID:7dwDQWW3O

~神代家離れ・麻雀室~

煌「ふえ~、広い…」

初美「ここも大会振りですねー」

仁美「手積みのもいくつかあるんやね」

美子「春ちゃん、一緒に打とう?」

春「うん」

霞「心の準備は良いかしら?」

哩「こちらのセリフやね」

霞「いや、私の部屋に泊まる心の準備は」

哩「さー始めっとよー!」

姫子「お、おー!」

初美「霞ちゃんったら、無視されてますよー恥ずかしいですn」ガシッ

霞「場決めはどうしましょう?」ギリギリギリギリ

初美「しっ、しんじゃう…しんじゃうですよぅ…っ」グフッ

哩「放してやれ」

86 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/09(水) 23:37:25.02 ID:7dwDQWW3O

初美「手加減しませんからねー?ピンクちゃんっ」

姫子「…力ずくで、そんあだ名止めさせっとです!」

霞「図らずとも、副将大将戦なのね?」フフ

哩「ああ……新道寺ん全て、ぶつけてやるけん……覚悟せい」

煌(部長……姫子……っ!)(両手を握りあわせて祈るポーズ)

巴(相手は準決勝進出…こちらはシード校とは言え…)

巴(こちらの戦力で…適うのでしょうか……?)
美子「」タンッ

春「」タン

美子「……」

春(…美子の…真剣な横顔)

春(……かっこいい)

小蒔「お客人も居ますし、全力以上で当たらせてもらいますっ」タンッ

仁美「ロン」バラー

小蒔「あわわ…」

89 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/09(水) 23:49:29.23 ID:7dwDQWW3O

霞(配牌は、まずまず)

霞(哩ちゃんは…またあの牌を伏せてからの起こす動作)

霞(癖なのかしら…それとも…)

初美(起家は憂鬱ですねー)

姫子「っ…」ビクッ

初美(……?ピンクちゃん……震えた?)

初美(……怪しいですねー)タンッ

姫子(一発目から三飜縛りとですかっ……)

姫子(ぶちょー…飛ばし過ぎでは…っ!?)

哩「リーチ」パラッ

霞「!」

姫子「!!」

初美(だ、ダブリー……!?)

91 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/10(木) 00:00:15.78 ID:gQleYguDO

哩「ツモ。裏……乗ったな。4000・2000」バラッ

哩(リザベーション・スリー……クリアー)バキィン

姫子(跳満キー…!こいで大分楽になったとです…!)

初美「うう…親っかぶりですよー」

霞「あらあら、初っ端から全開ね?」

哩「当たり前やろ。ぬるく打つつもりやったら…置いてくぞ」キッ

姫子(はわわぁ……///)

姫子(っと、いかんいかん…集中集中!)

哩「…親番やけん、びしびし行くぞ」

霞「積極的な哩ちゃんも…」フム

哩「雰囲気崩れるけん…黙っとれ…」

93 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/10(木) 00:08:55.61 ID:gQleYguDO

哩(おし、こん配牌なら……いや……?)

哩「!?」ゾクッ…

哩(しまった……親番が終わったっちゅう事は……!)

初美(…そう。私が北家なのですよー)

初美(出でよー、風牌っ!)ズアッ

哩(最悪っ……私の配牌に字牌が一つも無かっ……!)

哩(そしてそいが意味する所は……っ)タンッ

霞「はい」タンッ

初美「ポン」シュカッ

初美(さすが霞ちゃん、持ってますねー)タンッ

哩(まずい……こん状況……最悪に近い…)タンッ

姫子(ツモ番来なかとです)

霞「ここね」タンッ

初美「ポンと。わかってますねー」シュカッ

哩(二巡で完成しよった…!?)

95 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/10(木) 00:16:43.02 ID:gQleYguDO

初美(さすがに振り込んでくれるとは思ってませんよー)

初美(次のツモで…あがりますから)ニッ

哩(くっ……姫子……頼むっ)パチッ

哩「」タンッ

姫子(ぶ、部長…?こん合図は…“アガれ”!?)

姫子(ちょい無茶ですよぉ…っ私二向聴とですよ!?)

霞(攻撃ははっちゃんに任せて、私は守りに専念しなきゃね)ニコッ

霞「」タンッ

姫子(…デスティニードロー!…なんて)

姫子(……部長、鳴いてくれませんか!)タンッ

哩(……!)

哩(すまん……鳴けんかった……っ)

初美「ツモ」

97 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/10(木) 00:25:00.52 ID:gQleYguDO

初美「小四喜。16000・8000ですよー」バラッ

姫子「うぐぐ……」

哩「一気に貯金持ってかれたか……」

霞「ふぅ」

初美「霞ちゃん、ナイスアシストですよー」

霞「昔からの付き合いだもの…ね?」

初美「亀の甲より年の功とはよくいったもので……」ビシィッ

姫子(牌がおでこにクリーンヒットしよった!?)

哩(そんまま吹き飛んだ牌が……霞ん手に戻りよった…!そこまで計算しよったんか…!?)

霞「あらあら…やっぱりお仕置きが必要かしらねえ……」

初美「ふにゅう……」クラクラ

99 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/10(木) 00:34:17.45 ID:gQleYguDO

霞(さて…せっかくの親番だけれど)

霞(攻撃は得意分野じゃないのよねえ)フーム

霞(まぁ、守備打ちに専念しましょうか)タンッ

姫子(今の所良いとこナシ…と言うか、下手すりゃ飛びよる)

姫子(幸い配牌は良かとやし…攻めの姿勢っ…!)タンッ

初美(ふむふむ、早い手を引きましたね)

初美(それにしても、最初のピンクちゃんのあれはなんだったんでしょう……?)タンッ

哩(…ダメやね。ダブリーの反動か…)

哩(姫子が良さそうやし、縛りは無しで良かとやね)タンッ

霞(自風が重なると、すごい頼もしく見えるわよね…)チャッ

霞(二枚切られてても、絶対の安牌になってくれるもの)タンッ

101 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/10(木) 00:41:57.79 ID:gQleYguDO

~東三局・結局は~

姫子「テンパイ」バラッ

初美「テンパイ」バラッ

哩「ノーテン」タン

霞「ノーテン」タン

霞(ほぼ最小限の失点だったし、良しとしましょうか)

姫子(リーチかけんで良かとでしたね…ここで点棒無駄に吐くんはいただけんとです)

哩(無駄に攻めるよかオリに徹する…そいも麻雀)

初美(北家まだですかねー)

姫子(次は私の親番…ここで稼がんと!)

姫子(少しでも部長に楽させっとです!)

103 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/10(木) 00:53:57.77 ID:gQleYguDO

姫子(んん!配牌でチートイとイーぺーが狙える良形…!)

姫子(こいは最初んツモが楽しみとです…)チャッ…

哩(リザベーション・ツー…!)ガシガシッ

姫子「ひゃわわッ!?」ビビクン

永水の面々「!?」

新道寺の面々(あっ……)(察し)

姫子「……///」プシュー

初美「ぴ、ピンクちゃん?トイレ行きますかー?」

姫子「微妙に気遣いしてくれんでも良かとですぅ……っ///」

哩(コンビ打ちしよる時は油断すんな言うたやろ…もう…)ハァ

霞(そう言えばこの子も中々可愛い容姿してるのね……)フフ

姫子「?」ゾクッ

107 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/10(木) 00:59:19.76 ID:VtCwJOdJT

誰かこのおっぱいお化けを止めてくれ

108 :麻雀描写は割とキリがないので所々キンクリ 2013/01/10(木) 01:02:02.40 ID:gQleYguDO

哩「リーチ」チャッ

哩「」チラッ

姫子(オッケーです部長…!)

霞(リーチ後一巡目は現物…)タンッ

初美(うーん…現物がありませんよー)

姫子(テンパイ!そして…)

姫子(ここ!)タンッ

初美(おお、筋が出来ましたよー)

初美(ピンクちゃんに感謝ですねー)タンッ

哩・姫子「「ロン」」バラッ

初美「…ふぇ?」

113 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/10(木) 01:12:55.59 ID:gQleYguDO

哩「リーチ、一発。30符二飜は2000」

初美(ペンチャン…!)

姫子「チートイ赤1、4800!」

初美(チートイ…!)

初美(わざと部長さんの当たり牌に逃げ道を作るように筋引っかけをした上で)

初美(自分もアガるだなんて…っ)

哩「姫子、ナイスアシスト」ニッ

姫子「部長もナイスクリアーとです!」

霞「あらあら、はっちゃんったら…」

初美「ひぃ…申し訳ないですよーっ」

115 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/10(木) 01:26:06.05 ID:8yvt2lOnP

リーチ一発なら2600やね

116 :方言?何それ食えんの? 2013/01/10(木) 01:26:38.61 ID:gQleYguDO

~なんだかんだ半荘一回終了~

初美:43200
哩 :26000
霞 :11600
姫子:19200
初美「ふー…なんとか逃げ切れてますねー」

霞「振り込んではいなかった物の、予想以上に削られちゃったわねえ」

哩「お前から当たり牌出んのはわかっとる。やけんツモが必然的に多くなるんよ」

姫子「さあ…ここからが本番!ですよね、部長?」ニッ

哩「ああ…!?」ビクッ

霞「そうね…本番と行きましょうか…」フフ…
巴「…!」

煌「ううん…流石に役満をあがられてはキッツいですねー…」

118 :>>115 あ、しまった面前ロンはまんま30符やったわー 素人のボロが出たわー 2013/01/10(木) 01:37:46.42 ID:gQleYguDO

姫子(出よった…強制絶一門!)

初美(相変わらず禍々しいですねー)

哩(ばってん、こちらには“鍵”がある…!)

姫子(おいでませ…跳満手!)ドシュウッ

霞(さて……)

霞(苦手分野…行きましょうかね?)

哩(……やっぱこん能力、あんま良かもんじゃ無かとやね)チラッ

霞(……?)
―私、…良い神様の降ろし方、知らな……っ―
哩(……何考えとる。今は真剣勝負の最中やろ……っ)

哩(雑念は捨てて……今は前だけ……!)キッ

121 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/10(木) 01:46:55.62 ID:gQleYguDO

春「……」ピクッ

美子「春ちゃん…?」

春「美子」ギュッ

美子「ど、どしたん…?」

春「手、握ってて」

美子「え、ええ!?」

春「嫌…?」

美子「そ、そげな事、無かっ、けどぉ……っ」オロオロ

春「…」クス

小蒔「あら、珍しい」

仁美「ちびっ子さんは甘えん坊さんなんやね?」チュー

春(よくないモノ)

春(美子は…少しも触れちゃダメ)

春(私が守る…)

124 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/10(木) 01:55:17.39 ID:gQleYguDO

~主に自分が飽きた為無情のキンクリ~

霞「ロン。12000」バラッ

哩「うぐっ……」

初美「ふわー、終わりましたーっ」

霞「詰めが甘かったわね?哩ちゃん……」クス

哩「……っ」

姫子「部長……らしくなかミスやったとですよ?」

哩「…ああ、自分でもわかっとる」

姫子「一体どうして……」

哩「……」チラッ

霞「…?」

哩「おみくじが大凶やったけん、そいやね」

128 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/10(木) 02:05:46.17 ID:gQleYguDO

霞「さて……残念ながら、健闘したものの敗れてしまった新道寺の皆様は罰ゲームが待っています」

煌「えぇ!?」

仁美「そんなん考慮しとらんよ…」

初美「いつの間にそんな約束取り付けてたんですかー…」

霞「哩ちゃんたちを迎えに行くときあたり?」

巴「早い…!?」

姫子「そげん大事な事…言っとって下さいよぉ…」

哩「いや…まあ…うん。…すまんっ」

霞「さあ、その罰ゲームの内容とは……」

霞「だかだかだかだか……」

小蒔「……っ」ドキドキ

仁美「いや、勝者が緊張してどげんすっとよ?」

129 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/10(木) 02:15:24.95 ID:gQleYguDO

霞「だんっ!」

霞「皆様が宿泊される所をこちらで指定させてもらいます」

煌「な、なんですって…!?」

仁美「つまりどういうことだってばよ」チュー

美子「仁美ちゃん、めっちゃ棒読み…」

初美「こちらにもわかるように説明してくださいー」

霞「つまりはー」

哩「……」(首根っこ掴まれる)

霞「永水のみんなで、新道寺のみんなを泊める、って事♪」ブラーン

姫子「」ピクッ

春「」ギュッ

美子「…良かと?春ちゃん…」

春「…何度も言わせないで」

春「美子じゃなきゃ、嫌」

131 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/10(木) 02:22:52.90 ID:gQleYguDO

仁美「ちなみに、こちらに拒否権は……」

霞「もう……ある訳無いでしょう?」ニコッ

仁美「ですよね」ニコッ

小蒔「あ、あのっ!あのっ!精一杯、お持て成ししますので…っ」

仁美「やけん不安なんよ…」フゥ…

巴「あの…煌さん…」

煌「あ、巴さん」

巴「えと」

煌「ふうむ…弱りましたねえ」

巴「その…」

煌「雨風が凌げれば屋根裏でも床下でも構わないので、どうかお邪魔させてもらっても良いでしょうか?」

巴「あっ、よ…喜んで…!」

霞「ふふっ…」

哩「……」ブラーンブラーン

132 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/10(木) 02:29:24.40 ID:gQleYguDO

姫子「……」(白目)

初美「余り者になっちゃいましたねー」

姫子「……はい……」

初美「テンションめちゃめちゃ低いですよー?そんなに霞ちゃんに部長さん取られたのが悔しいんですかー?」

姫子「……はい……」

初美(うわこれ冗談のつもりがガチだったパターンのやつですねー)

姫子「……」

初美「…あー……その。ん~…」

初美「私んとこ、来ません?」

姫子「……っへ!?良かとですか?」

初美「勿論。ただ、狭いとか文句は言わせませんからねー?」

姫子「ぜ、是非に!是が非でもお願いしますっ!」

133 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/10(木) 02:31:02.83 ID:oCRpWbM50

羊ってばいつの間に音速丸に?

138 :取りあえずでかいって事はロリ霞さん言ってたし間違いねーな 2013/01/10(木) 02:58:03.17 ID:gQleYguDO

仁美(…ある程度予想はしとったが)

仁美「でかぁッ!?」

小蒔「でも、中は見た目ほどじゃ無いんですよ…」フフッ

仁美「こ、こんなん入る前から圧倒されっとよ…」

仁美(“お前が立ち入って良い場所ではない”って言われとる気がしてきよったわ…)

小蒔「あ、あの。お荷物もありますし、どうぞ…?」

仁美「ひゃ、は、はい。入らせていただきますです」

仁美(いかん、圧倒されっぱなしよ…!)

小蒔「むぅ……」

140 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/10(木) 03:06:48.06 ID:gQleYguDO

仁美(いやいやいや!中も全然広かよ?)キョロ

仁美(私の部屋なんぞ比べよったら犬小屋でもマシな評価やけん!)キョロ

仁美(えっここ住んどる人泊めよったん?私)キョロ

小蒔「……」

小蒔「羊さん」

仁美「は、はい?なんでしょう姫様っ?」

小蒔「…なんで敬語なんですか」

仁美「ぁえ?」

小蒔「なんで“仁美だ”って訂正してくれないんですか」

仁美「あっ…」

小蒔「どうして……あなたの口から姫様だなんて……っ」ポロ…ッポロ…ッ

仁美「!!」

141 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/10(木) 03:13:00.70 ID:gQleYguDO

仁美(や、やらかしよった~ッこんなん今誰かに見られよったら)

仁美(え?こい人生詰んどらん?)

仁美(見つかりよったら最良でほっぽりだされ、最悪……)

仁美(そんなん、嫌過ぎゅう……っ)ガタブル

仁美(……ばってん)

小蒔「ひくっ…ひっ…」ポロッ…ポロッ…

仁美(そげん、どうでも良か事より)

仁美(私のせいで小蒔ば泣かせてしまったんが、一番痛か)

仁美「小蒔」

小蒔「…はい……?」グスッ

仁美「すまんかった」ギュッ

小蒔「ひゃぁぁぁ……っ!?///」

142 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/10(木) 03:19:17.73 ID:gQleYguDO

仁美「どいだけデカい屋敷に住みよったって」

仁美「どいだけ箱入りで育てられよったって」

仁美「小蒔は…変わらず小蒔なんよな」ギュッ

小蒔「羊、さん…」

仁美「仁美よ」

小蒔「……ふふっ…」ポロッ

仁美「わ、も、もう泣かんでくれんかっ」

小蒔「…違うんです、これは…」ポロ…ッ

小蒔「違うんです……」ギュッ

144 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/10(木) 03:28:46.76 ID:gQleYguDO

巴「あ、到着しました…」

煌「わあ……すばらなお家ですねっ!」

巴「そ、そうなんでしょうか」

煌「少なくとも、私の長野の実家よりは大きいです!」

煌「お風呂とか脚延ばして入れるんでしょうねぇっ」

巴「えっ、お風呂って脚延ばせる物では…?」

煌「すばっ!?新道寺の寮で、一緒に入ったじゃないですかっ!?」

巴「あ、あれは寮とかマンション特有の物かと…」

煌「おおう……普通の足を延ばせぬ風呂を知らないだなんてっ…すばらです!」

巴「そ、それはすばらなんでしょうか?」

煌「ええ……すばらですっ!キラッ」

巴(言い切った!その説得力の高さに、後光が射しているようにも見えます…)

146 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/10(木) 03:42:49.30 ID:gQleYguDO

巴「煌さんは、名前の通り眩しい人ですね…」

煌「そうですか?」

巴「はい。笑顔が眩しいのは勿論の事……なんと言うか、…綺麗なんです」

煌「綺麗?」

巴「はい…まるでお日様みたいに、お月様みたいに。きらきら輝いて、照らして…」

煌「そ、そんな事言われたのは初めてですが……///」

煌「…私は、名前負けしないように生きているつもりです」

巴「はい」

煌「悪いことをしている人も。道を見失ってしまった人も。先を照らし、導く光でありたい。…なーんて…」ハハハ

巴「…はい…すばらですっ」ニコッ

煌「えっ!?いや、わ、私なんてそんな…はは、は…っ///」ポリポリ

煌(誰かを照らす前に、自分が照れちゃってますからっ///)

147 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/10(木) 03:44:12.75 ID:RHIBV1B/0

完全に口説いてるじゃないですかー

149 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/10(木) 03:54:35.24 ID:gQleYguDO

春「ここ」

美子「へー、春ちゃん家も立派なんやね…」

春「そんなこと」

美子「あるある」

春「……」

美子「……♪」

「あら、春。おかえり…新しいお友達?」

春「」フルフル

美子「!?」ガーンッ

春「……もっと、大切だから」(抱き付く)

美子「は、春ちゃ……っ!?///」

「あらあら。春もそういうお年頃なのね…あなた、お名前は?」

美子「え、あ、……美子。安河内、美子です…っ」

「美子ちゃんね。春ったら気難しい子だけど、悪いようにはしないであげてね」

美子「は、はあ……」

151 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/10(木) 04:02:48.39 ID:gQleYguDO

美子「…今の、お姉さん?」

春「母さん」

美子「ええお母さん!?若っ……!?」

春「いとこのお姉ちゃんとそっくり」

美子「春ちゃんって、いとこ居ったんやね」

春「戒能……えーっと、……あ、良子」

美子「私と同じ名前なんやね~……って戒能プロ!?」

春「」コクン

美子「嘘…でも確かに…うん…」マジマジ

春「……」

美子「髪の質感とか、似とる…顔もなんだか……」マジマジ

春「美子」

美子「ん?どしたん春ちゃん」

春「その……」

春「恥ずかしいから…あまり見ないで…///」

152 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/10(木) 04:15:33.11 ID:gQleYguDO

美子「…っ!///」

美子「ご、ごめん……っ」

春「……大丈夫」

美子「…あ、そうだ」

春「?」

美子「ちゃんと、持って来たけん……」ゴソゴソ

春「!」パアァッ

美子「今、準備しよるけん待っとって」カチャカチャ

美子「これで……よしっ」バシャッ

美子「三面からやったっけ」バーイハドソンッ

春「?」

美子「えーと、三面は辺りが海の中んステージで……」

春「あ、そこから…」

美子「はーい。そいじゃパスワードやね……」

175 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/10(木) 09:40:18.26 ID:gQleYguDO

姫子「……」

姫子(モノクロデザインのデスク、スタンドランプ…椅子は高さ調節出来るやつ…)

初美「どうしたんですかー?入ってくるなりぼーっとしてー」

姫子「い、いや。もっと凄か想像しとったんで……」

姫子(めちゃめちゃ普通の高校生の部屋とですっ……!?)

初美「あはは、流石に私の家じゃ姫様レベルは無理がありますー」

姫子「いや、そんベクトルちゃいます」

姫子(もっと……リアル犬小屋っぽいの想像しよったとですよ……)

初美「矢印は嫌いですよー。さて……」

姫子「?」

初美「姫子ちゃんには私なりの罰ゲームを受けてもらいましょうかねー……」フッフッフ

姫子「ええー!?」ガーンッ

178 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/10(木) 09:51:16.60 ID:gQleYguDO

姫子「わ、私なんもしとらんとですよ?」

初美「いーや、姫子ちゃんは麻雀で私に負けましたー」

姫子「あっ…そ、そいでん罰ゲームはもう」

初美「これは“霞ちゃんの分”の罰ゲームですよー?」(姫子の両頬を掴む)

初美「私の分も無きゃ、不公平じゃないですか…」ニヤッ

姫子「っ…///」ドキッ

姫子「そ、そいで、私は何ばすりゃ良かとですか…?」

初美「ふっふっふ~」

初美「私の家に居る間、私の言うことをなんでも聞くことっ!」ビシッ

姫子「なっ……」

姫子「なんですってェェェェ!?」ガビーンッ

179 :おはようございました(白目) 2013/01/10(木) 10:01:37.71 ID:gQleYguDO

初美「まずは手始めに、肩でも揉んでもらいましょうかー?」(椅子に座る)

姫子(あ、揉み易か様高さ低めにしてくれとる)

姫子「はーい…」モミモミ

初美「全然力がこもってないですよー」

姫子「は、いっ!」ギュッギュッ

初美「んっ……あ……いっ!」ビクッ

姫子「つ、強過ぎとでしたか?」

初美「うう……もーちょっと優しくですよー…」ウルッ

姫子「!」ドキッ

姫子(な、なにゆえ一々エロっちい反応しよるとですか……!?///)グニッグニッ

初美「ぁふ…っい、いい…ですよぉ…っ」トロン…

180 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/10(木) 10:09:09.64 ID:RHIBV1B/0

どうしてはっちゃんのくせに肩が凝るんですかねぇ・・・

182 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/10(木) 10:11:55.02 ID:gQleYguDO

初美「ふう…あー、だいぶ良かったですー」(伸び)

姫子「そ、そいは良かったですっ」

姫子(揉む度喘ぎ声に近い溜め息が出よって……やらしかとやった……)

初美「じゃあ次はー」

初美「別の所揉んでもらいましょうかー?」クルッ

姫子「べ、別んトコ!?」

初美「はい……」スッ

初美「足の裏を」(足の先を姫子に伸ばす)

姫子「あ…足の裏。ですか」ホッ

姫子(って……ニーソ穿いとるせいか、こんアングルもやらしか……っ///)カアァッ

183 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/10(木) 10:16:19.81 ID:ZnPzXCXf0

やらしいのはてめえの脳みそだぜ姫子

185 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/10(木) 10:20:48.50 ID:gQleYguDO

初美「外から帰ってきたばかりで、汗臭いかもですけどー」

初美「まあそれも一つの試練ですよー?」

姫子「どんな試練とですか……」(揉みやすい様にしゃがむ)

姫子(あ…蒸れて…甘酸っぱ匂い…///)ドキッ

初美「早く足持ってくださいー。もー疲れましたー」パタパタ

姫子「あ、い、いきますね?」クニクニ

初美「んっ!っく、くすぐったいですよー…」ピクッ

姫子「あ、そいじゃ少し強く…!?」ビクッ

初美「…どうかしましたかー?」

姫子(こ、こん体制)

姫子(スカートん中、丸見え…で…っ///)ボッ

187 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/10(木) 10:28:10.70 ID:gQleYguDO

姫子「あわわわわわ……っ///」カアァッ

初美「?……どうしましたかー?」

姫子「そ、その、す、スカート、短かもんなんでっ、あの」

初美「……なかが見えちゃってる。ですか……?」ニヤッ

姫子「えっ…」

初美「まあ大丈夫ですよ。私たち、女の子同士ですから?」

初美「間違いなんて起こるはず…ないじゃないですか……?」(妖しく微笑む)

姫子「そ、そいは……つまり……っ」ガクガク

姫子(わざと……見せッ……///)プシュー

初美「ほらほら、早く続きしてくださいー?」

姫子「ぁ……は、はいっ……///」(目を反らす)

189 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/10(木) 10:30:54.94 ID:RHIBV1B/0

初姫もたまらん

190 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/10(木) 10:34:09.03 ID:Yo4Hlq9yT

>>189
姫初めとな

191 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/10(木) 10:37:28.18 ID:gQleYguDO

初美「あれ、こっち向いてくださいー。揉み方がおろそかになってるじゃないですかー」

姫子「や、やけどっ……」

初美「あれ、もう忘れたんですか」

初美「この家に居る限り。姫子ちゃんは私の言うことに逆らえないんですよー?」

姫子「…ぁ…っ///」

初美「ほら…早く…っ」クネッ

姫子「ぁぅ……っ///」プルプル

初美「揉み方がなってないですねー。こんなんじゃいつまでも終わりませんよー?」クスクス

姫子「は、はい……っ///」モミモミ

初美「んんっ!」ビクッ

初美「あはッ……やれば出来るじゃないですかー?」

姫子(ぶ……ぶちょー……っ!///)ヒーンッ

193 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/10(木) 10:47:03.36 ID:gQleYguDO

~その頃のぶちょーは~

哩「……はあ」

霞「哩ちゃん、大丈夫?さっきからため息ばっかりだけど……」

哩「ああ……今隣に居るんがお前じゃ無かとやったらもっと大丈夫やった」

霞「哩ちゃんひどい~……はい、ここが私の部屋」スーッ

哩「おお…こたつ出しとるんか」

霞(あ、ちょっと機嫌良くなった♪)

霞「ええ。暖房はなんだか冷たい感じがしてしまって……」

哩「暖房なのに冷たかやって?」

霞「機械的と言うか、なんと言うか。こたつや湯たんぽの方が、あったかい感じがしたの」

哩「内面的なもんか……確かに、わかる気ぃすっとよ」モゾ

霞「お隣しつれ――」

哩「失礼やと思うんなら自重せい」(霞の顔を押さえる)

霞「んん――――っ」モガモガ

195 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/10(木) 10:55:15.84 ID:gQleYguDO

霞「……ちぇ。向かいなら良いでしょう?」

哩「まあ、そんくらいなら」

霞「~♪」モゾ

哩「あ、みかん貰うぞ?」

霞「ご自由に~」

哩「はあ…やっぱ、冬はこたつにみかんやね……」(一つ取って剥き始める)

霞「」ニコニコ

哩「……どげんしよった。そんわざとらしか笑みは」

霞「わざとらしいだなんてそんな……」

霞「哩ちゃんが、私の部屋に居るんだなあ、って思うと…ついね?」ニコッ

哩「――――っ」

哩「ば、罰ゲームやけん……仕方無かとよっ!」(みかんの筋を取る)

196 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/10(木) 11:02:24.61 ID:gQleYguDO

哩(みかんの筋にゃ特殊な栄養素があって)

哩(ガンに成りにくくなるんやったか)

哩(普段はこげん所、取らんのに)

霞「」ニコニコ

哩(…なんもかんも、こいつが悪い)ツンッ

哩「はむっ」

哩(む、少々酸っぱか。まあ、甘いだけよか私は好きやけど)モグモグ

霞「あ、哩ちゃん。私もみかん欲しいな」

哩「自分で剥け」パクッ

霞「哩ちゃんの剥いたみかんが欲しいのー」

哩「はあ……?」

霞「ダメ…?」(捨て子犬の様な目)

哩「うっ……」ドキッ

198 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/10(木) 11:10:36.55 ID:gQleYguDO

霞「あ~……」(目をつぶって口を開ける)

哩「やっとれ」

霞「あ~~………」

哩「……」パクッ

霞「あ~~…………」プルプル

哩(……本当に、目ぇ瞑っとるんかな)

哩(…確かめてみっか)(唇でみかんを挟む)

霞「あ~~~…………っ」プルプル

哩「ん……っ」(顔を近付けていく)

霞「あ~~…………」

哩(もう、少し……)

霞「あ~……食べていいの?本当に」ボソッ

哩「!?」ビクッ

哩(し、しまっ)

霞「あむぅっ」(哩の両頬を掴んでむしゃぶりつく)

200 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/10(木) 11:25:21.82 ID:gQleYguDO

霞「んっ、んん……っ」(みかんごと哩の舌を絡め捕る)

哩「んぐぅッ!?ふんっ、ん~~……ッ」ビクッ

霞「んっ、ふ、っく」ジュルッ、ジュプッ

哩「んん!んっ、…んんっ!」ジタバタ

哩(く……喰われる……っ)フルフルッ

霞(哩ちゃん、美味し……っ♪)

霞「はぷっ、ちゅ、ちゅぅ……」ズロッ

哩「ぁぐ、んむッ、ん、ぐぅ…っ」(霞の肩を弱々しく叩く)

霞「もぐっ……れェ……っ」(みかんを軽く咀嚼して果汁と唾液を哩の口腔に送り込む)

哩「!?…ん…ん、んくっ……んくっ……」コクン

霞(ああ……飲んでくれてる……っ)ゾクゾクッ

201 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/10(木) 11:34:02.60 ID:gQleYguDO

霞「ッぷは……」

哩「はぁ……っはぁ……っ///」

霞「……とっ……ても甘くて、美味しかったぁ……」ニィ…ッ

哩「うぅ~~ッ……///」プルプル

霞「ねぇ、哩ちゃんは?」

哩「!」

霞「美味しかった……?」ニコォ

哩「ッ……」

哩「……ぉ…ぃ……かっ……」ゴニョゴニョ

霞「え?」

哩「うっさい馬鹿!もう死ね!ばーかッ!///」モゾッ

霞「あーあー……もぐらさんになっちゃったわね」

霞(カワイイ……っ)キュンッ

203 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/10(木) 11:42:22.76 ID:gQleYguDO

霞(でも……良いのかしらね~?そんな潜っちゃって……)ニヤッ

霞「哩ちゃ~ん?」(右足だけ靴下を脱ぐ)

哩「……」

霞(あらあら。反応もしてくれなくなっちゃった)

霞(それなら、実力行使するしか無いわよね…?)

霞「哩ちゃ~ん……どこ~……?」(こたつの中を見て哩の脚を確認)

哩「ふんっ……」

霞「出て来てよぉ~……」(哩の脚の間に気付かれぬよう右足を入れる)

哩「……っ」

霞「出て来てくれないならぁ……っ」(哩の両足を掴む)

哩「!?」

205 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/10(木) 11:51:05.48 ID:EdOCgwu00

霞さんが淫乱だという風潮
すごくいいと思います

209 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/10(木) 12:01:37.73 ID:gQleYguDO

霞「お仕置き」(そのまま右足を一気に股間へ滑り込ませる)

哩「なっ……おまっ」

霞「♪」(電気按摩)

哩「ッぁ――――――!!??」ビクビクッッ

霞(あれ…なんだか、溢れてる?)ガガガガッ

哩「あッ!あがッ…や、やめッ!ひぎィッ!?」ビクッビクッ

霞「哩ちゃん…お仕置きで感じちゃってるの…?」ガガガガッ

哩「んなッ、ことぉ…ッ!はや、やめぇ……ッ!!」ガクガク

霞「嘘だったら、もっと強くしちゃおうかしら……?」ガガガガッ

哩「ひ……ひぃッ……!や、やあ……もうやらぁッ!!」ビビクンッ

212 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/10(木) 12:13:28.60 ID:gQleYguDO

哩「あがッ!あが、あ…ッ!」ビクッ

霞「獣みたいな声上げちゃって……悦んでるの?」ガガガガッ

哩「ん、なッ…わけぇ……ッ」プルプル

霞「あ、足が滑っちゃった」ヌリュンッ

哩「ひあああああああ!!!?」(海老反って背中にこたつが当たる)

霞「でもぉ…滑るって事はぁ…?」ヌリュヌリュッ

哩「やあッ!や、やめ…ッ」ガクッガクッ

霞「感じてるんでしょう?」グチュッ

哩「あッ――――……」ビクッ

霞「哩ちゃんは、お仕置きで感じちゃう」グチュッグチュンッ

哩「あッ、あッ……あ、ああッ」ビクビクッ

霞「マゾの変態なんでしょう?」タァンッ!(勢い良く股間に足を打ち込む)

哩「――――――――ッ」プシッ

霞「」ゾクゾクゥッ

214 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/10(木) 12:23:01.60 ID:gQleYguDO

霞「ふぅ……ふぅ……///」

哩「……」クタァ…

霞「哩ちゃん……?」(こたつの向かい側に周り込む)

哩「…ぁ………ぁ」ゼェ…ゼェ…

霞「え?」

哩「…っマゾじゃ……なか……っ」ヒクッ…ヒクッ…

霞「……ッ」キュンキュンッ

霞(とろけた顔……可愛過ぎ……っ)

霞「そうね……」(頬にキスを落とす)

哩「……かす、みぃ……っ」フルフル

霞「なあに、哩ちゃん?」

哩「……」(上目遣い)

哩「あとで……ころす……っ」グッ…

霞「あ、あらあら」

217 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/10(木) 12:32:01.14 ID:gQleYguDO

哩「ッ…………」フーッ、フーッ

哩「」パタ

霞(あらら…緊張の糸、切れちゃった)

霞「哩ちゃん…」

哩「……すぅ……すぅ…」

霞(ちょっと、無理させ過ぎちゃったわね)ポフ

霞(でも、こたつで寝ると風邪ひいちゃうから、少し立ったら起こしましょう)

霞「……それじゃ、少しの間だけ」

霞「おやすみ、哩ちゃん……」ナデナデ

哩「んぅ……」スー…スー……

哩「…く、くんなぁ……おっぱいおばけぇ……っ」ムニャムニャ

219 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/10(木) 12:41:07.56 ID:gQleYguDO

~一方その頃、姫子は~

姫子「ッ!」ビビクン

初美「あれ、どうしちゃったんですかー?」

姫子(ぶちょーが危なか目にあっとる気が…!)

姫子(やっぱりあん2人ば一緒にさせとくんは危険やった!)

姫子「あ、あのっ!」

初美「あートイレですかー?真っ直ぐいった突き当たりを」

姫子「ち、違っとです。け、携帯取ってもらっても良かとですか?」

初美「あー……それなら脚下ですねー」

姫子「ええ!?」

初美「だって姫子ちゃん、今は私の椅子じゃないですかー」

姫子「うう……そ、そうですが……」

初美「私にムラムラ来ちゃったからって、気を紛らわそうとしてもダメですよー」

姫子「いやそういう訳では!……少し、それもあっとですけどぉ……っ///」モジッ

220 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/10(木) 12:42:10.07 ID:Yo4Hlq9yT

こっちはこっちで何してんだwwwwwww

222 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/10(木) 12:52:15.45 ID:gQleYguDO

小蒔「おそとに食べに行きましょうっ!」ガタッ

仁美「い、いきなりどげんしよった」ビクッ

小蒔「こっちがそちらに出向いた時みたいに、皆さんで食べに行きませんか!?」キラキラ

仁美(あ、味占めよったか……すげえ目きらっきらしとる)

仁美「まあ、……良かと、やけど」

小蒔「じゃあ決定ですっ!仁美さん、すみませんが皆さんに連絡してもらえますか?」

仁美「小蒔は携帯持っとらんのか?」

小蒔「恥ずかしながら……良く、わからなくって」エヘ

仁美(どんだけ箱入りなんよ……いや、ただの機械オンチって線も……?)カチカチ

仁美「……よし。うちの連中には送ったけん」パタンッ

小蒔「ありがとうございます!」ニッコリ

仁美(……日陰もんには、眩しか光やね)フッ

231 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/10(木) 13:42:25.81 ID:gQleYguDO

巴「そうなんですか…煌さん、そんな理由で先鋒に…」

煌「どうあれ、名門である新道寺のエースポジションに就けたんです…とてもすばらな事ですよ!」

巴「その事実を知らされた時…少しでも関係者を恨んだり、憤りはしなかったんですか…?」

煌「…まあ、正直少しショックでしたけども。…腹なんて立ちませんでした」

煌「それよりも、本当に嬉しかったんです。最初先鋒だって決まった時は、喜びこそした物の、懐疑心にとらわれていましたから」

煌「どうして私なんだろうって。誰にも言えないまま、選考されなかった皆さんの視線だけがただただ苦痛でした」

巴「煌さん…」

煌「部長から真実を知らされた時。私の中で何もかも吹っ切れた気がしたんです」

巴「あの部長さんが…そんな事を…」

煌「あ、盗み聞きですけどねっ?これを私が知ってるって事、部長にも姫子にも、誰にも秘密ですよ?」シーッ

巴(この人は……)

巴(この人は、出来た人間ってレベルじゃない)

巴(姫様の様な…全てを許し、包容出来る…極端に善に傾いた存在)

巴(こんな人が、一般の方で存在するなんて……)

232 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/10(木) 13:48:04.59 ID:gQleYguDO

煌「すばっ!?」ハナテココローニキーザンーダーユーメモーミライサエ

巴「!?」

煌「あ、メールです……おお、皆さんで食事に行くそうで」ピッ

巴「わあ、良いですねっ」

煌「……ですが……」

巴「? どうかしましたか?」

煌「元旦からやってるお店って、この辺りにあるんでしょうか……?」

巴「あっ……」

煌「少なくとも、私の地元では一件…くらいしか見当つきません」

巴「ど、どうするんでしょう……?」

235 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/10(木) 14:04:55.86 ID:gQleYguDO

美子「春ちゃん大丈夫?」カチカチ

春「ば、爆弾が当たらない…?」カチカチ

美子「あっ…そこ!首から顔出した所!」

春「ここ!?」ボーンッ
ドドドドドーンッ…
美子「ナイス春ちゃんっ!」スッ

春「美子っ」スッ

美子・春「「んっ!」」(ハイタッチ)

春「はあ…こわかった…」

美子「本当。甲羅に引っ込んで画面跳ね回るん、怖か…」

春(でも…美子と一緒だったから)

美子「いやー、春ちゃんも大分上手くなって……」ミギテーヒーダリーテーフリーカーザシーテー

春「!?」ビクッ

美子「っと、メールメール……」パカッ

236 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/10(木) 14:11:38.25 ID:gQleYguDO

美子「んっ!」

春「どうしたの…?」

美子「皆でご飯行くんやって」

春「美子、行く?」

美子「え、春ちゃん行かんの…?」

春「美子が行くなら」

美子「よし、そいじゃ続きは帰って来てからやね」バシャッ

春「あっ……」

美子「どしたん?」

春「美子、パスワードは…」

美子「ああ、大丈夫」

美子「全部、頭に入っとるけん」ニコッ

238 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/10(木) 14:19:39.29 ID:gQleYguDO

姫子「あっ……」ヒクッ

初美「今度はどうしたんですかー?」スリッ

姫子「だ、ダメですって……初美さ…っ」フルフル

初美「ダメじゃないですよー?姫子ちゃんは今、私のベッドなんですからー」

姫子「でも…ベッドに……その……ゴニョゴニョ……擦り付けんのは……おかし……っ///」

初美「ピンクちゃんはいつもされてるじゃないですかー?」

姫子「そ、そいは!……その……」

姫子「いつもって……わけじゃ……///」ボソボソ
ユッリユッラッラッラユルユリ…
姫子「っ!メールが……部長!?」ジタバタ

初美「わわっ」ステーンッ

239 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/10(木) 14:27:14.93 ID:gQleYguDO

姫子「先輩から……ははあ……」

初美「一体全体どうしたですかー?」

姫子「あ、晩御飯お外で食べませんかー、だそうで」

初美「おー、良いですねー」

姫子「色々準備せんと……」バサッ

初美「あ、ペアマフラー使いましょうよー」

姫子「……えー、色々ツッコミ入れたか所ですが」

姫子「まず身長違い過ぎますって…」

初美「むぅ~……」

254 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/10(木) 15:47:03.80 ID:gQleYguDO

哩「……」スースー

霞「……」ナデナデ

哩「……」スースー

霞「…この時間が」

霞「永遠に続けば良いのにね……」

哩「……」スースー

霞「……」(顔を寄せる)

哩「んっ…」ブーッブーッ(バ●ブ)

霞「…!」ビクッ

哩「着信、着信……」モソモソ

霞「……」チェッ

258 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/10(木) 15:57:01.04 ID:gQleYguDO

哩「むー……」ゴシゴシ

霞「誰から?」

哩「仁美……全員で食べに行かんか言うとる」

哩(珍しくアクティブな意見やね…仁美にしては……)

霞「あー……多分、小蒔ちゃんの提案ね」

哩「ほう…?」

霞「小蒔ちゃん、いたく感激してたから。新道寺の一件で」

哩「……そうか」

哩「そいは……有難かとやね」フッ

霞「本当、哩ちゃんはすばらな観光をさせてくれたもの」

霞「多分、その恩返しなんじゃないかしら…」

哩「そこまでされる様な事はしとらんと思うが……」

霞「したの」ズイッ

哩「…ん」パタン

260 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/10(木) 16:05:11.04 ID:gQleYguDO

哩「んーっ……」(寝たまま伸び)

哩「んん……」ズルズル

哩「……!?」ハッ

霞「どうかした?哩ちゃん……」

哩「…た…立てん…!?」

霞「えっ…」

哩「お…」

哩「お前のせいよ!あんな激しくっ、そのっ、しよ、る、から……///」カアァ

霞(ああ^~……可愛くてたまらないわ。)

霞「それならおぶってあげましょうか?」

哩「誰がそんなっ、ふんっ…」プルプルプル

霞「そ、そんな無理をしたら…」

哩「あうっ」(霞に倒れ込む)

霞(えっ何このかわいいいきもの)ガシッ

哩「ひっ!?」ビクッ

262 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/10(木) 16:08:46.91 ID:gQleYguDO

哩「」ブルブルブルブル

霞「……」サワ

哩「ひっ!?」ビクッ

哩「」ブルブルブルブル

霞「……」スリッ

哩「ひっ!?」ビクッ

哩「」ガタガタガタガタ

霞「……」ナデ

哩「ひぃ!?」ビクッ

霞(トラウマ、与えちゃったかしら……?)ウーン

264 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/10(木) 16:15:37.21 ID:gQleYguDO

霞「哩ちゃん」

哩「」ビクッ

霞「もう、しないから…」

哩「……」

霞「ね?……みんなで食べに行きましょう?」

哩「……おぶって、くれるん…?」

霞「おねだり次第」

哩「な、なんよそれぇ!?」

霞「ふふふ」

霞「まあ、冗談なn」

哩「……おんぶして、…くださ……ぃ……///」カアァ

霞「」ブッ

哩「か、霞!?大丈夫か……!?」

霞(か、完っ全に不意打ちだったっ…)

霞(ギャグ漫画でも無いのに、鼻血って本当に出るものなのね……)ダクダク

267 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/10(木) 16:24:48.69 ID:gQleYguDO

霞「はい」

哩「……すまん」ガシッ

霞「よっと……」ヒョイッ

霞「!!」ビクッ

哩「ど、どげんしよった……? やっぱ重かとやったか?」オロオロ

霞「ううん……っ違うの……」フルフル

霞「哩ちゃんのおもちと体温が背中に……」

霞「哩ちゃんの吐息が首筋に当たって……」

霞「幸せで死んじゃいそう……っ」フルフル

哩「なっ……///」

哩「…そ…そいじゃあっ……」

霞「?」

哩「…霞…大好き……っ」(耳元で囁く)

哩(お前なんぞ幸せで死んだれっ)

霞「」

269 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/10(木) 16:30:40.04 ID:gQleYguDO

霞「ああ^~ッッ!!!!」ゴッ

哩「ひっ!?」ビクッ

哩(な、なんか漲っとる!?嘘やろ、さっきまでなんかプルプルしとったのに……っ)

霞「哩ちゃん」ゴゴゴゴゴ

哩「は…はい…?」ビクビク

霞「この続きは帰ってから……ゆっくりと……じっくりと……ねっとりと……ね?」ゴゴゴゴゴ

哩「あ……あ……っ」ブルブル

霞「ね?」ゴゴゴゴゴ

哩「は、はいっ……!!」ブルブル

霞「ふんふむ」ゴゴゴゴゴ

哩(こ、こんなはずでは……)ガタガタ

271 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/10(木) 16:38:02.82 ID:Yo4Hlq9yT

霞さんの常時発情状態とか危険すぎる

272 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/10(木) 16:38:23.16 ID:gQleYguDO

~神代家正門・待ち合わせ場所~

霞「遅くなりました」ギュンッ

小蒔「きゃっ」ブワーッ

哩「は、速過ぎよっ……もうちょい安全運転出来んのかッッ」

霞「背中に燃料が無尽蔵にあるんだから、まあ多少はね?」ニコッ

小蒔「さすが霞ちゃん、一番乗りです!」パンパンッ

仁美「…部長…その体たらくは…」

哩「何も…何も聞くな…頼む…っ!」

仁美「……」

仁美「……了解」(大体察した)

哩「…助かる」

274 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/10(木) 16:46:21.04 ID:Yo4Hlq9yT

羊先輩が苦労人ポジに

275 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/10(木) 16:50:19.65 ID:gQleYguDO

煌「あ、ここですねっ!」

巴「姫様、お招きいただき光栄です」

小蒔「いえいえ、こちらこそ来てくださってありがとうございます」ペッコリン

煌「あれ、部長……」

仁美「花田。部長は不注意で腰ば打ってしまったんよ」

煌「なっ……なんと!?」

哩(近からずも遠からず……やね)

霞「あ~……」

霞(そう言えば、本当に腰も打ってたわね……大丈夫なのかしら……)

霞(お医者さんも当分開いて無さそうだし……)

霞「哩ちゃん」

哩「ん?」

霞「しばらく、泊まってかなあはぁっ!?」ゲシィッ

277 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/10(木) 16:57:41.52 ID:gQleYguDO

美子「遅くなりました…」ブラブラ

春「」ブラブラ

仁美「おーおー手ぇぶらぶらさせよって。すっかり子守も様になってきよったな?」

美子「あ、春ちゃ」

春「」(仁美のすねを蹴る)

仁美「ッッ……ッく……くか……ッッ」(すねを抱えて悶絶)

小蒔「ひ、仁美さん!?」

美子「春ちゃん、めっ」ムニ

春「ひゃっへ、ひょしこぉ…」

美子「ぷっ、可愛か…」ハハッ

春(美子が笑った……)

春(嬉しい…)ニコ

278 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/10(木) 17:05:23.16 ID:gQleYguDO

姫子「もぉ、意地でもペアマフラーしたかとやったからって、流石にこいは……」

初美「まだ言ってるんですかー?もう巻いちゃったものはしょうがないですよー」ウキウキ

姫子「はぁ……元旦からこげん人おぶっとる高校生なんぞ外に居らんとですよ……」

初美「ぐだぐだ言ってるとイタズラしちゃいますよー?」

姫子「い、良い子にしとらんと半年間おやつ抜きやったんじゃ……」

初美「……ああ」

初美「大掃除の日に、それはもう決定されたのでー……」

姫子「初美さん……っ」ホロリ

初美「あ、到着ですねー」

姫子「はあ長かった。すみません遅れまし……っ」

哩「あ……姫子……」

姫子「ぶちょー……」

281 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/10(木) 17:14:25.45 ID:gQleYguDO

初美「部長さん?あっ……」(察し)

姫子「え、あっ……」(察し)

哩「そげな目で私ば見んでくれ……///」カアァ

霞「まったく、新年から散々ね」

哩「主にお前のせいでな」

小蒔「みんな揃ったようですし、行きましょうか」

煌「所で、お店はどこへ向かわれるんです?」

巴「元旦ですが営業は…」

小蒔「大丈夫ですっ!それに元旦なのでお正月メニューを出してくれるんですよ!」

仁美「ほほう…」

美子「楽しみやね、春ちゃん」

春「うん…」

283 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/10(木) 17:26:16.23 ID:gQleYguDO

霞「あれっ」スタスタ

哩「どした?」

霞(この方向…お正月メニュー…いや、まさか……ね)

霞「なんでもないわ」

哩「ふぅん…?」

仁美(見た感じ店なんぞ見当たらんが……)

煌「あ、お祭りの宴会やってる所みたいなのがありますよっ!」

姫子「あ、本当……元旦やから?」

小蒔「はい、到着です」ニコッ

新道寺の面々「えええええ!?」

永水の面々(やっぱりか……)

285 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/10(木) 17:34:05.34 ID:gQleYguDO

「あ、姫様。あけましておめでとうございます」ペコリ

小蒔「お婆様、あけましておめでとうございますっ」ペッコリン

「おせちもお雑煮もたんと出来とりますんで、どうぞ、お友達とお上がり下さい…」

小蒔「ありがとうございますっ!」

哩「……お前、姫様はなんて言うとったか覚えとるか?」

仁美「……“おそとに食べに行きましょう”……」

哩「やけど、お前のメールは?」

仁美「……“みんなで外食に行かんかと小蒔が……」

煌「す、ストップ!ストップです!」

美子「間違いは誰でんありますって…!」

仁美「申し訳なかとです…」

哩「まあ、良かとやけどな…」

287 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/10(木) 17:44:20.32 ID:gQleYguDO

煌「あ、あの小蒔さん?私、その、お店って……」

小蒔「はい。ここは神代家の経営している食事処なんですが」

小蒔「毎年元旦はこうやって、お店の前で宴会をされるんですよ」

哩「何一つ間違っとらんかったな……私達の解釈以外」

仁美「みんなで食べに行ったみたいにっちゅーんは……」

小蒔「はい!あの屋上に行って行ったバーベキューが、とても楽しかったので…」

小蒔「また皆さんで、おそとで食べたかったんです」ニコッ

仁美「な、成る程…」

霞「まあまあ。せっかくだし、皆さんでご馳走になりましょう?」

初美「おー!」ジタバタ

姫子「わ、わ、暴れんで下さいっ…!?」

290 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/10(木) 17:54:46.56 ID:gQleYguDO

小蒔「あの、仁美さん…」

仁美「ん」

小蒔「その。…私のせいで、混乱させてしまって申し訳ありません」ペッコリン

仁美「…小蒔はなんも、悪く無かとよ」ポンポン

小蒔「ですがっ」

仁美「過ぎた事よ。そいよか、ここのオススメば教えてくれんか?」

小蒔「オススメ…?」

仁美「ああ。なんもかんも魅力的やけん。目移りしよる」

小蒔「…えと、」

仁美「ああ良か。まだ言わんでも」

小蒔「え……?」

仁美「お前が私ん前に並んで取ってってくれ。そいで私は同じの貰えば良かとやろ?」

小蒔「あ…っ頭良いんですね!伊達にくるくるされてません!」

仁美「一言余計やけどな……さぁ、並ばんと。頼りにしとるぞ?」

小蒔「任せてくださいっ!」グッ

294 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/10(木) 18:07:46.07 ID:gQleYguDO

巴「あ、この海老…」

煌「うーん、美味しそうな色してますねえっ」

巴「海老は、ヒゲが長く伸びて、腰が曲がるまで健やかに居られる様…長寿の願いを込めて食べられるそうですよ」

煌「ほぉ……博識なんですね、巴さんは」

巴「い、いえいえ…家が家ですし、常識みたいなものです…」

煌「いやいや、すばらですよ。人が知らなかった事を教えてあげられるのは、人として大変すばらです」

巴「そ、そうでしょうか……///」

煌「はいっ!私が保証します!」ニコッ

巴「……煌さんは、きっと長く健やかに、長寿で過ごせますね」

煌「すば?」

巴「この海老みたいに、2つも縁起物がぶら下がってますから」ニコッ

煌「え、ええ…いや、おばあさんになっても続けるかどうかわかりませんが…この髪型…」

298 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/10(木) 18:16:23.31 ID:gQleYguDO

美子「春ちゃん、私、おせち取ってくるけど……」

春「私も」ギュッ

美子「…春ちゃん、久しぶりに会ったら随分甘えん坊さんになっとーとね?」クス

春「嫌だった?」

美子「そ、そう言う訳じゃ無かとやけど……その……うーん?」

春「……明日になったら」

美子「?」

春「明日になったら。…また、美子が遠くに行っちゃうから」ギュッ

春「今は……」(顔を伏せる)

美子「……」

美子「私で良かとやったら、いくらでもどうぞ?」(やんわりと抱き締める)

春「ひっく…だからっ…美子…じゃなきゃ、…やだぁ…っ」グスッ

美子「ありがと…」ポンポン

299 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/10(木) 18:21:25.96 ID:gQleYguDO

春「…っ…っ」スンッ

美子「……」ポンポン

春「……っ」スンッ…

美子「……」サス

春「……」ズズ

美子「……」ナデナデ

春「……」グシグシ

美子「……落ち着きよった?」

春「……」コク

美子「じゃあ、行こっか?」ギュッ

春「……」コク

300 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/10(木) 18:26:09.86 ID:RHIBV1B/0

この二人が一番ガチっぽいな

302 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/10(木) 18:29:58.90 ID:gQleYguDO

姫子「うう…おせち料理、苦手なのばっかとです……」

初美「まったく、好き嫌いしてちゃ大きくなれませんよー?」

姫子「うっわ説得力あるんだか無いんだかですっげえ反応に困っとです今」

初美「私は好き嫌いなんてありませんよー」

姫子(……そげん事言っとられん状況やったんかな……)

初美「なっ、なんですかー!さっきからその憐れみの視線はー!」ピョンピョン

姫子「…ちょっと、好き嫌いば無くすチャレンジして見っとです」

初美「お、その意気ですよー現代っ子!」

姫子「もうツッコミませんからね」

初美「あっ、えっ」ワタワタ

306 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/10(木) 18:42:19.75 ID:gQleYguDO

姫子「……にしても、自分の分まで取らすなんて」

初美「仕方ないですねー、今の私達は一心同体ですから」

姫子「マフラー取ればオープンゲット出来ゅうとですがね」

初美「あ、あなた幾つなんですかー!?」

姫子「このネタ知っとる時点で初美さんも十分とですよ」

初美「……おんぶは止めても良いですけど、マフラーは付けたままにしてください」

姫子「もう取れかかっとーとですがね。さっき誰かさんが飛び跳ねよったせいで」

初美「むぅ……」

姫子「……」

姫子「まあ、命令とですからね…外さんよう気ぃ付けます」

初美「……えへへ」

姫子「……」ドキッ

姫子(本当、年上とは思えん位素直で…可愛らしかとですね)クスッ

310 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/10(木) 18:50:29.20 ID:gQleYguDO

初美「あー」

姫子「…箸、もう一膳あっとですよ?」

初美「あー!」

姫子「……」シブシブ

姫子「あーん…」

初美「んっ!」パクッ

姫子「美味しかとですか?」

初美「ん!」ニコッ

姫子「」キュン

姫子(こういう時は、可愛げあっとやのに……)

初美「じゃあ姫子ちゃんもどうぞー?」

姫子「た、タコは……ちょっと……」

初美「好き嫌い撲滅ですよー!さあ!」

311 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/10(木) 18:55:57.52 ID:gQleYguDO

初美「あーん……」

姫子「あ、あー…っ」

初美「はい」ヒョイ

姫子「~っ」パクッ

初美「はい噛んで!」

姫子「~~~っ」モグモグモグッ

初美「飲み込む!」

姫子「――――っ!」ゴクッ

初美「……食べれたじゃないですかー」

姫子「うっ、くふっ、……口の中がぁ……酢まみれとですっ……」グスッ

初美「うんうん。えらいえらい……」ナデナデ

姫子(うう…お雑煮も貰っとけば良かとやったぁ……っ)

313 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/10(木) 19:02:47.13 ID:gQleYguDO

霞「じゃあ、哩ちゃんの分までもらってくるわね?」

哩「ああ…頼む」

霞「何が食べれないとか、何が食べたいとかあるかしら?」

哩「いや……任す」

霞「わかったわ。それじゃあ……」

霞「あ、お雑煮は?持ってくる?」クルッ

哩「ああ、雑煮も…」

霞「畏まりました。じゃあ、ちょっと待っててね」

哩「ああ……」

哩「……」

哩(…また)

哩(また一人ぼっち、か……)

316 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/10(木) 19:12:38.51 ID:gQleYguDO

哩(流石に暇やし……誰か居らんか……)

哩(あ、美子がまだ行っとら……って)

哩(……口出し出来ゅう雰囲気じゃ無かとやね。ありゃあ)

哩(昼間、もうこんなんは懲り懲りやって思うとったのに……)

哩(仕方なか。霞におんぶされよったら、どちらも満足に手が使えんし)

哩(はあ……せめて腰が使いもんになれば……)

哩(……う。意識しよったら、まだ気持ち痛むな……)

哩(……痛みも、そうやけど)

哩(一人やって自覚しよった途端)

哩(何故、風は冷たさ増して来よるんか)ビュオォ…

318 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/10(木) 19:20:19.60 ID:gQleYguDO

哩(寒か……っ)ブルッ…

哩(……そうか……さっきはおんぶしてもらっとったけん)

哩(やけん暖かとやったんか……)

哩(……唇も)

哩(寒かままで……)

哩「……」(自らの唇に触れる)

哩(冷た……)

哩「……」

哩「…霞…」ポツリ

哩「……」

哩「……」ハァ

哩(呼んだら帰って来よると思ったが…)

哩(やっぱ、昼間がタイミング良過ぎただけやったか)

321 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/10(木) 19:28:55.46 ID:gQleYguDO

哩(待てよ?別にあいつが帰って来んでも他の連中が来れば済む話…)

哩(誰か帰って来んかね……お!)

哩(仁美が姫さんと周り終えた……がまあ、そっち座るよな)

哩(席、決まっとる訳じゃ無かとやしな)

哩(そんなら皆、あっち座るんやろな)

哩(……やっぱり)

哩(……一人ぼっちなんやね……)ポロッ

哩(……! は、ははっ……私も随分脆くなりよったな)ゴシゴシ

哩(にしても……寒か)フルフル

哩(上着は着とるのに……そんまま凍らされそうな……)

哩(……霞…早く帰って来てくれ……っ)ブルッ…

322 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/10(木) 19:31:10.94 ID:RHIBV1B/0

なんというか…調教が行き届いてるな

323 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/10(木) 19:33:48.47 ID:ZAWw6cRJ0

霞さんなしでは生きられない体になってしまいましたね

324 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/10(木) 19:36:04.02 ID:gQleYguDO

哩(……ふふ、そういや雑煮まで取りに行かせよったけん)

哩(そりゃ遅くなるに決まっとる……)

哩(……心細いなんて感情、何年振りなんやろ……?)

哩(そういや最初の……福岡での一人ぼっちは、すぐに花田達が帰って来よったけん)

哩(一人ぼっちだったんは一瞬だけやったっけか……)

煌「部長、お隣空いてますか?」

哩(はは……花田の幻聴まで聞こえてきよった)

煌「部長?」

巴「部長さ~ん…?」

哩「……は……花田……!?」

煌「は、はい……私です……よ?」

哩「……」ポロッ

煌「すばっ!?」ビクッ

327 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/10(木) 19:46:29.07 ID:gQleYguDO

哩「お、お前たち……あっち、座らんかったんか?」

煌「いやー、お恥ずかしながらこういうの、集合場所には部長が待ってると思うようになってしまって……」

巴「私は煌さんの付き添いで…」

煌「えーと、つい。…お邪魔じゃありませんでしたか?」

哩「あ……っああ……っ」ボロボロ

煌「ぶ、部長!?私なんかしちゃいましたかっ……」

哩「ち、違っ……こいは……こいは……っ」ゴシゴシッ

煌「やっ、止めてくださいよ部長っ、こんな所姫子に見つかったら、私何言われるか~っ」(ハンカチを渡す)

哩「そ、そうやね。そうやった。すまん……ありがとう……っ」グシグシ

巴(…煌さんは、本当に不思議な人)

巴(私があちらに座ろうとした瞬間、踵を返して真っ直ぐ部長さんの元に戻ってきた…)

巴(部長さんの涙と、関係が……?)

331 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/10(木) 19:54:39.43 ID:gQleYguDO

姫子「はぁ……酸っぱかっ……た……」

初美「いやー、君はこれでようやく好き嫌いの壁を一歩乗り越えた、ですよー!」(肩を叩く)

姫子「……!」ピクッ

初美「ん?どうしたんですかー?」

姫子「……なんだか、とんでもなかミスば犯しとる気がしよってならなくて……」

初美「……? は、はあ……」

姫子「また部長に何かあったんでは!?」ガタッ

初美「わ、いきなり立ち上がらないでくださいよー」

初美「マフラーがほどけ……っ!?」(姫子に抱きかかえられる)

姫子「ぶちょーっ!!」ダダダダダッ

初美「ひゃわわわわーっ!?」

334 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/10(木) 20:01:30.44 ID:gQleYguDO

「ぶちょーっ!!」

哩「ん、姫子の声…」

姫子「ぶちょー!大丈夫とですか!?」ズザァァ

哩「わぁぁ!?」ビクッ

煌「ひ、姫子っ!?」ビクッ

初美「ふにゅう……」グルグル

巴「は、初美さんっ」

姫子(部長…異常…あり、…潤んだ瞳…赤い鼻=泣いてた=誰かが泣かした…部長の近くには…)カタカタチーンッ

姫子「……花田ぁ……」ユラ…

煌「ですよねぇ!?」ビクッ

哩「や、止めんか姫子!花田はなんも……」

姫子「はぁなだーっ!」ダダダダダッ

煌「あらほらさっさーっ!!」ダダダダダッ

哩「……」ポカーン…

335 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/10(木) 20:05:47.01 ID:gQleYguDO

霞「あらあら、騒がしいわね?」

哩「…霞」

霞「ごめんね、待たせちゃったかしら…?」

哩「…ああ。やけど、そんなでも無かとやったけん」

霞「それなら良かった」ニコッ

哩「……霞」

霞「?」

哩「……おかえり」ニコ

霞「」

霞「……哩ちゃん……!」

霞「熱でもあるの?」

哩「お前本っ当に色々台無しな奴よな」

336 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/10(木) 20:11:57.22 ID:gQleYguDO

霞「あらあらごめんなさい……でも、珍しいわね?」

哩「何が?」

霞「哩ちゃんがここまで素直だなんて。どういう風の吹き回し?」

哩「……風、か」

哩(そういや、もう寒さなんぞどうでも良くなっとったな)
ハナダーッ

ヒメコ、ハナシヲ…

ブチョーノカタキーッ

モウオロシテクダサイーッ
哩(風……か)

哩「すばらな風が、吹きよったけん」

霞「…それはすばらだったわね?」ニコッ

348 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/10(木) 20:45:06.47 ID:gQleYguDO

小蒔「どうですか、この伊達巻き私一押しなんですけど」

仁美「うん…うん、…すばらやね」モグモグ

小蒔「すばら?」

仁美「ん、まだ知らんかったか?」

小蒔「いえ…煌さんが言ってるのは何度か聞いたんですけど」

仁美「意味がわからん、と。すばらあるあるやね」

小蒔「そうなんですか?」

仁美「ああ、私も最初は意味わからんかった」

仁美「そいけん本人に聞いてみたんよ。すばらとは何なんか」

小蒔「ごくり……」

353 :ただいまーす 2013/01/10(木) 20:54:50.14 ID:gQleYguDO

仁美「花田は言った。“すばらに興味を持たれるとはすばらな事です!”」

小蒔「すばらにすばら…?」

仁美「すばらっちゅーんは、素晴らしいの略語。自分で言いやすく三文字にしよったんやと」

小蒔「素晴らしい!素敵な言葉ですねっ」

仁美「そうやね…」

仁美「花田は何にでも“すばら”言いよっけん、ただの口癖とも取れるが」

仁美「考えようによっちゃ、色んな事柄に興味ば持って……何でん楽しめよる」

仁美「私は、そんなあいつこそ」

小蒔「すばらっ!なんですね?」

仁美「お、飲み込めてきよったか」フフッ

小蒔「仁美さん仁美さん、今の私、すばらでしたか?」

仁美「ああ…すばらやったぞ」ナデナデ

小蒔「すばら~っ」

360 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/10(木) 21:24:25.46 ID:gQleYguDO

春「……」ツルッツルッ

美子「……はい」パシッ

春「……!」

美子「あーん」

春「…むっ」パクッ

美子「黒豆は掴みにくかとやね……」

春「ん……」モグモグ

美子「……」

美子(あれ、そいじゃあ春ちゃん、私が取らんかったらどう食べるつもりやったんやろ……)

春「……」モグモグ

美子「……」ジーッ

春「……」ニコッ

美子「!」ドキッ

362 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/10(木) 21:34:48.58 ID:gQleYguDO

春「」ゴクッ

美子「春ちゃん春ちゃん」

春「……?」

美子「はい、あーん」(かまぼこを差し出す)

春「はむっ」

美子「美味し?」

春「ん」モグモグ

美子「」ドキドキ

美子(え…餌付けしとるみたい…)ゾクゾク

春「……?」

364 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/10(木) 21:39:14.73 ID:gQleYguDO

春「……」(箸で黒豆を掴む)

春「美子」(そのまま差し出す)

美子「え…」

春「あー……」

美子「あ、あーん」

春「ん」

美子「むぐっ」

春「美味しい?」

美子「う、うん…」モグモグ

美子(つ、つかめるんなら、大きなお世話やったか……///)モグモグ

美子(あれ……?でもあんだけ簡単に掴めるんやったら)

美子(なんでさっきは10分くらい格闘しよったんやろ……)
春「……///」モジモジ

365 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/10(木) 21:40:21.42 ID:ZAWw6cRJ0

すばらっ!
そんな誘い方があったとは策士

367 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/10(木) 21:46:22.53 ID:gQleYguDO

哩「ふう……雑煮は暖まるな」ズズ…

霞「おもちもおいしいわね」ノビー

哩「おもち……」

哩「……」ムニ

哩「……」ジー

霞「?」

哩「……」フゥ

霞「おもち、大きくしたい?」ワキワキ

哩「遠慮すっとよ」ズズ…

霞「そう言わずに……」スーッ

哩「姫子ー」ボソッ

姫子「呼びました?」ズザァァ

初美「」

霞「むぅ……」

371 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/10(木) 21:53:12.90 ID:gQleYguDO

姫子「部長、どうしました?」

哩「花田はどこ行った?」

姫子「ああ、花田は裏山に埋めて来たとです」

巴「えぇ!?」

哩「本当は?」

姫子「お雑煮のおかわりに並んどります。もう帰ってきよると思いますけど……」

巴「ほっ……」

霞「あ、あのー……姫子ちゃん?」

姫子「はい?」

霞「はっちゃん……大丈夫?」

初美「」

姫子「あっ!すっかり忘れとったとです……初美さん?初美さーん!?」ガクガク

初美「」

霞「もう……仕方ないわねぇ……」スック

373 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/10(木) 22:02:06.56 ID:gQleYguDO

霞「少し失礼…」

姫子「は、はい」

霞「」スゥ

霞「あらあらいらっしゃいなホラァ!」クワッ

初美「うわああああああ!」ビクッ

姫子「!?」ビクッ

哩「どんなショック療法よ……!?」

霞「ふー」

初美「こっ……ここは……っ」

姫子「あっ、部長!気が付きよったとです!」

初美「姫子ちゃん……部長……うっ頭が」

哩「今は休め…」ポンポン

379 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/10(木) 22:27:01.21 ID:gQleYguDO

煌「いやー、やっぱりお雑煮人気ですね!すぐ行列出来ちゃいます」

姫子「あ、おかえり花田」

哩「姫子、仁美と美子も呼んで来てくれるか。そろそろ戻るけん」

姫子「おやすいご用とです!」

哩「……」ズズ…

哩「ふう。旨かった」

霞「随分信頼してるのね、あの子の事」

哩「そうか?」

霞「哩ちゃんが心から気を許してる。雰囲気でわかるわ」

哩「……姫子とは、短い付き合いじゃ無かとやけん」フッ

霞「妬けちゃうなぁ……?」(上目遣いで迫る)

哩「勝手に妬いとれ」(デコピン)

384 :なかなか書き込めん…… 2013/01/10(木) 22:50:25.90 ID:gQleYguDO

哩「全員居るな?」

煌「こちらは全員居ますね」

霞「こちらも全員揃ってるわ」

小蒔「それではお婆様、ご馳走様でした……」ペッコリン

ほぼ全員「ごちそうさまでした!」

哩「座ったままで申し訳無かとです」ペコッ

「まあまあ、姫様がこんなに大勢友達を連れてきてくれて。嬉しいことです」

「こんな所で宜しかったら、また来年も来てくださいな」ペコッ

小蒔「はいっ!」ニコッ

霞「宜しくお願いします」(会釈)

387 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/10(木) 22:55:36.26 ID:gQleYguDO

哩「さ、霞…頼んだ」

霞「え~おねだりは~?」

哩「そいじゃ花田に頼むとすっかね…」

霞「わ、わかったわ。おんぶするから、おんぶするから捨てないでぇ……」

哩「やかまし!さっさと準備せんか元凶!」

霞「やっぱり私の身体だけが目的だったのね……?」(おんぶの体勢)

哩「お前にだけは言われたく無かとよ」(おぶさる)

煌「やっぱり、仲悪いですねえあの二人」

小蒔「霞ちゃんは照れ屋さんですから…」

初美「2人とも節穴ですよー」

姫子「まったく同感とです」

389 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/10(木) 22:58:02.04 ID:Ytm9fg0ZT

さらっと言ってるけどそれでいいのか姫子wwww

393 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/10(木) 23:13:39.72 ID:gQleYguDO

仁美「部長、明日はどうすっとですか?」

哩「ん~……そうやね。どうすっか……」

霞「比較的近くに、腰に良い温泉があるわよ」

哩「ああ……そいじゃ、みんなでそこに行ってみっか……」

霞「えっみんなで!?」ガーンッ

姫子「花田~明日は温泉やって~!」

煌「お、温泉!?すばらですっ!」

小蒔「す、すばらですっ」

仁美「いや無理には乗らんで良かとよ?」

美子「温泉やって。春ちゃん、温泉好き?」

春「……」コク

400 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/10(木) 23:36:34.83 ID:gQleYguDO

仁美「ふう……」

仁美「やっぱいつ見てもデカいな……」

小蒔「お風呂まで、どうします?」

仁美「ん~……」

小蒔「すみません、私の部屋に何が娯楽があれば良かったんですけれども……」

仁美「あ……そういや」(荷物を漁る)

仁美「ん」(iPadを取り出す)

小蒔「その板は?」

仁美「画面触って動かすパソコンみたいなもんよ……」

小蒔「へぇ……その板の中にあんな大きい物が……」

仁美「うん……まあ……うん」

406 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/10(木) 23:52:57.52 ID:gQleYguDO

小蒔「何やるんですか!ゲームですか?ゲームなんですか?」ワクワク

仁美「い、いやゲームもあっけど!食い付き過ぎやろ!」

小蒔「はっ、わ、私ったら……」

仁美「こいで、牌譜が見れるんよ」スッ

小蒔「!?」ビクッ

仁美「ど、どげんしよった……?」

小蒔「い、今どうやったんですか?一瞬で文字が大きく……」

仁美「……」シュッ

小蒔「きゃあ!?一瞬で小さく!?」

小蒔「仁美さん、魔法使いだったんですか!?」キラキラ

仁美「……」(奇妙な優越感と言い表せぬ罪悪感に襲われている)

413 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/11(金) 00:19:08.09 ID:6CtFIncNO

仁美「…手、貸してみ?」

小蒔「へ?」

仁美「手。……どっちでも良かとよ」

小蒔「は、……はい……」ソッ

仁美「人差し指と親指以外握る」

小蒔「は、はいっ!」ギュッ

仁美「そいで…両指合わせて」(小蒔の親指と人差し指を握る)

小蒔「あっ……///」

仁美「上に乗せて……開いてみ?」

小蒔「……っ」スッ

小蒔「わあ……仁美さん!私……私っ!」パアァッ

仁美「あ、ああ。上出来よ」ニコ

416 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/11(金) 00:27:27.81 ID:6CtFIncNO

小蒔「ち、小さくするには!小さくするにはどうするんですか!?」

仁美「そいは……逆よ。開いた指乗せて、合わせりゃ良か」

小蒔「開いた指乗せて……」ソ…ッ

小蒔「閉じる!」シュッ

小蒔「……!!」キラキラ

小蒔「ひ、仁美さん!仁美さん!」ギューッ

仁美「あ、ああ、ようやったようやった!もう一人前よ!」ナデナデ

小蒔「えへへ……すばらですっ」ニヘー

仁美「あーもう……」

仁美(調子、狂わされっぱなしやね……)ナデナデ

419 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/11(金) 00:34:00.65 ID:Tey5MMmy0

小蒔ちゃんは天使

421 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/11(金) 00:39:46.62 ID:Jk5Bm8ytT

小羊すばらっ

424 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/11(金) 00:47:31.08 ID:6CtFIncNO

煌「巴さん巴さん!」

巴「はい、なんでしょう…?」

煌「さっき、巴さんに私の知らない事教えてもらったのでー」

煌「今度は私からも豆知識をお教えしますっ!」ビシィッ

巴「は、はあ…」

煌「食後30分くらいは~……っ」

煌「お風呂に入らない方が体に良い!」キラッ

巴「……」

煌「……」

巴「…あの…すみません、知ってます…」

煌「すばっ!?///」カアァッ

427 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/11(金) 00:57:51.52 ID:6CtFIncNO

巴「それどころか、食前に入ってもダメですからね?」

煌「そ、そうなんですか!?」

巴「満腹・空腹を避けて、ちょうど良いタイミングで入るのが正解です…」

巴「寝る前に、ぬるいくらいのお湯で入るのが快眠を促進しますしベストですね」

煌「す……」

巴「す?」

煌「すばらです――っ!」(両手を掴む)

巴「へ、あ、あっ……?///」

煌「私の聞きかじっただけの豆知識を、補足して更に最適な時間まで教えてくれるだなんて…」

巴「い、いや…たまたま知ってただけです、し…///」

煌「これからは先生と呼ばせて下さい!」キリッ

巴「そ、そんな!私、それ程の者では…っ」

煌「それ程の者ですっ!」

巴(な、なんて真っ直ぐな瞳…っ)

巴「ぁ…ぅ…ぁ///」パクパク

430 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/11(金) 01:09:39.84 ID:6CtFIncNO

巴「そ、そんな事、言われ、ましても、私、その///」パクパク

煌「せ、先生…?顔が赤いですが……」

巴「だ、だから先生は止めてくださいーっ!」

煌「あ……」

巴「あっ…いや、その…これは…」

煌「す、すみません。それ程嫌だったと気付けず…私…」ハハ…

巴「ち、違うんですってばぁ…っ」

煌「何がどう違うんです?」ジッ

巴「そ、それはっ…」

巴(ま、また…この人の瞳、真っ直ぐ過ぎて)

巴(…さっきまで用意していた言葉が出てこない…っ)

煌「……?」

巴「うぅ…っ///」

巴(こんな事今まで無かったのに…どうして…)

434 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/11(金) 01:31:04.19 ID:6CtFIncNO

美子「四面は砂漠のステージでー」

春「うん」

美子「ピラミッドから顔出してきよる敵は倒せないけん、気ぃ付けて」

春「わかった…!」

美子「あ、あとクモにも注意しよって。あいつの糸、ブロック貫通するけん」

春「んっ……あれ?このイモムシ……倒せない?」

美子「ああ、そいつは丸まっとる間無敵やけん……砂に埋まる奴も、埋まり始めてからは爆弾当たらん」

春「面倒なのばっか」

美子「そゆ事。まあ、ここいらでもまだ爆弾一発で倒せるけん、良心的やね……」

春「えっ……」

春「一発で倒せなくなるの?」

美子「うん……3~4発当てんといかん面倒な奴も……」

春「……」

435 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/11(金) 01:38:01.62 ID:6CtFIncNO

春「大丈夫」フンス

美子「お、頼もしか発言やね」

春「美子が居れば……頑張れる」

美子「うん……その意気!」

春「あっ、お風呂はどうする…?」

美子「うん、どっち先に入る…?」

春「……」ボーンッ

美子「危なっ!?ちょ、春ちゃん!?」

春「一緒」

美子「一緒……ああ」

春「……」ムスー

美子「……ここのボス倒しよったら、一緒にお風呂入ろっか」

春「……うん」

438 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/11(金) 01:54:03.28 ID:6CtFIncNO

初美「さて、お風呂まで何しましょうかねー」

姫子「んー、私で遊ぶ奴以外やったらなんでも良かとですよ?」

初美「ふむ……」ジロ

姫子「ちょっ、ダメとですからね!」

初美「ダメと言われるとやりたくなるのが人の性ですよー」

姫子「なんてダメ人間の理屈!」

初美「そうですねー……よしっ!」パンッ

姫子「な、なんです…?」

初美「良い事思い付きましたよー」フッフッフッ

姫子「な、何しよっとですか…」

初美「姫子ちゃんには、お人形さんになってもらいます!」

姫子「!?」

441 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/11(金) 02:04:55.76 ID:6CtFIncNO

初美「ふむ…結構似合うじゃないですかー」

姫子「うう…こい、スカート大きめで動き辛かとです…」

初美「私が最初着ていた巫女服…小さいかと思いましたが、意外と入るもんですねー」

姫子「ど、どうせ貧乳とですよっ」

初美「そこまではっきりとは言ってませんがねー…」

姫子「ほぼ同義とですよ…初美さんの体格では…」

初美「むぅ…」

姫子「お人形さんって、着せ替え人形ん事だったとですねー」

初美「なんだと思ったんですかー」

姫子「いや、蝋人形とか…」

初美「私はどこの閣下ですかー…」

443 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/11(金) 02:15:27.11 ID:W+ts8zwVO

初美「……でも、やっぱり」

姫子「?」

初美「所々、丈が合わなくて微妙にエロチックですねー……」

姫子「な……なっ///」

初美「この腕の途中で止まってる袖とか。…ぶかぶかも良いですが、逆に…アリですねー」

姫子「な、なんですかそのマニアックな需要は…」

初美「……あれ?」

姫子「こ、今度はどうしたとです?」

初美「こんなアニメキャラどこかで見たような……」

姫子「アニメキャラ!?」

初美「ちょっと、双子みたいにそっくりなお姉さんとか居ません?もしくは弟」

姫子「一人っ子とですよ!」

445 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/11(金) 02:25:59.10 ID:W+ts8zwVO

初美「ちょっと一人称わしで喋ってみてくれませんか?」

姫子「な、なんでそんなっ……」

初美「罰ゲーム、まだ有効ですからねー」

姫子「そ、そんな横暴なっ……」

初美「ほらほら、一人称をわしにしてみてくださいよー」

姫子「っ……」

姫子「わ、わしは……こんなん、恥ずかしかとですっ……///」カアァッ

初美「うーん……なんだか違いますねー……」

姫子(まったく……なんの話だかさっぱりわからんよぉ…っ)

初美「……ま、こんなもんでよしとしましょうかねー?」

姫子「ふぅ……お尻が窮屈やったぁ……」

447 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/11(金) 02:34:40.43 ID:W+ts8zwVO

初美「次は、私の私服ですよー」

姫子「お、お腹出ちゃいますってこれぇ……」

初美「わあ……袖もぱっつぱつで、これまたコアな需要がありそうですねー」

姫子「というか、スカート短過ぎとですよ!後ろ半分見えとるしぃ……っ///」

初美「制服の時点でかなりミニだったじゃないですかー」

姫子「そいでも限度があっとですよ!?こんなんただの痴女――」

初美「……?」

姫子「……いえ、なんでも無かとです」

姫子(そいは元からでした……)(諦めの表情)

450 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/11(金) 02:45:34.48 ID:W+ts8zwVO

初美「それじゃあダウンタ○ンDXの私服自慢のやつみたいに、一回転してみましょうかー」

姫子「いやいやいやいや!見えますから!」

初美「今ここには姫子ちゃんと私しかいませんよー?」

姫子「なんですか!?逆に見たかもんなんですか!?私の………っ…///」プルプル

初美「へ?見たくなかったらこんな指示出しませんよ……?」

姫子「」

初美「ほら、回って見せてください……ね?」

姫子「なっ……な、……っ///」カアァッ

初美「罰ゲームの命令がー……」

姫子「……っ///」

姫子(ええい……っままよぉ!)

姫子「っ」クルッ…

初美「おー……」

452 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/11(金) 02:59:31.75 ID:W+ts8zwVO

姫子「……///」

初美「いやー、バッチリでしたよ。ピンクちゃんのピンクい部分」

姫子「もう…お嫁に行けんとです…っ///」

初美「まあまあ。もし本当にもらい手無かったら私がもらってあげますからー」ハッハッ

姫子「えっ…」

初美「ま、私じゃ不服でしょうし、頑張って部長さん落としてくださいな。応援してますよー」

姫子「……」

姫子「…は、はあ…ありがとう、ございます…?」

初美「なんで疑問形なんですか」フフ

姫子「いや……ちょっと信じられんくて。好意持たれよってた…って事に」

初美「いやいや。好きでもない相手にセクハラかます程ぶっ飛んだ性格はしてないですよー」

姫子「…そ…そうですか…っ///」

姫子(こうきちんと好意ば持たれよったん…初めてかも知れん……)

477 :おはようございます(死んだ目) 2013/01/11(金) 07:46:23.87 ID:W+ts8zwVO

霞「……はあ。やっと戻って来れたわ」

哩「お疲れさん…」

霞「お風呂入るにはまだ早いかしら」

哩「どうかね。私は今入っても良かとやけど」

霞「ところで、出発前の出来事覚えてるかしら?」

哩「忘れてたまっか。私の腰こんなんしよった原因…」

霞「その後」

哩「へ?」

霞「出掛ける直前」

哩「出掛ける直前…………///」(思い出した)

霞「デザートは別腹よね…」ギシッ…

哩「ちょっ…た、タンマ……っ」

495 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/11(金) 10:35:46.18 ID:W+ts8zwVO

霞「お預けくらうと、逆に燃えるタイプなんだけど。私」ワキワキ

哩「か、帰ってきて体力あんま無かとやろ?」

霞「ああ……そう言えば…」

哩「一旦休憩にすっとよ!な!」

霞「それなら仕方ないわね」

哩「……」ホッ

霞「じゃあ私、お風呂沸いてるかどうか見てくるわね」シャ

哩「ああ」

哩「助かったか……一時的にやけど」

哩「まったく、あいつの性欲は無尽蔵かっ……///」

496 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/11(金) 10:40:34.24 ID:W+ts8zwVO

霞「お風呂、いつでも入れるわよ」

哩「……」

霞「いつ頃入るの?」

哩「……」

霞「…哩ちゃん?」

哩「……」スー…

霞「あらあら…かわいい寝息立てちゃって」

哩「……」スー…スー…

霞「……ふふ」

霞「なんだかんだ、一番疲れてたのね……」ナデ

霞「……」ナデ

霞(どこまでしたら起きるのかしら…)ムラッ…

497 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/11(金) 10:52:54.42 ID:W+ts8zwVO

霞(では失礼して…)モゾ

哩「……ん……」

霞(哩ちゃんの花園はっけ~ん……)プニ

霞(…さっき足でした時も思ったけど)

霞(やっぱり哩ちゃん、毛薄いのね……可愛い……)スリッ

霞(……流石に、濡れてはないわね)クニクニ

霞(仕方ない……)スルッ

霞「…ちゅ…ぺろ…れろ」(自らの指を舐めて唾液を擦り付ける)

霞「ん……」ネトォ

霞(こんなもんかしら……)

霞(これで少しは滑りが…)ツプ…

哩「……っん…」ヒク

霞(……狭い…凄いキツキツだわ)ヌヌ…

哩「んっ…んん~……?」モゾ…

498 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/11(金) 11:00:00.20 ID:W+ts8zwVO

哩「んん~……」(寝返りをうとうとする)

霞(逃げちゃダーメ……)(先回りして指を深く滑り込ませる)

哩「んんっ……ん、んああああ!?」ビクッ

霞「あ、おはよう?」

哩「ぁ、……う、あ…?」(状況が飲み込めてない)

霞(よだれたれてる……可愛い……っ)グニュッ

哩「ッひああぁ!?」ビクンッ

霞「目、覚めたかしら?」ニコッ

哩「おっ……、あ、な、なにしてッッ」サーッ

霞「それじゃあ、続きと行きましょうか……」(舌なめずり)

哩「や、やめ…離せぇッ!離さんかーッ!」

哩「こんの変態色ボケ巫女ぉッ!」ジタバタ

500 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/11(金) 11:07:42.52 ID:W+ts8zwVO

霞「ま、哩ちゃん、そんなに暴れたら……」

哩「そんなら早よ離さんか!」ジタバタ

霞「あうっ!?」(抵抗する哩の拳が顔に当たる)

哩「あっ……」

霞「……」(無言で顔を押さえる)

哩「……」(顔から血の気が引いていく)

哩「そ、そのっ」

霞「……」

哩「お……お前が悪かよ?……ね、寝込みば襲いよって……」オロオロ

霞「……」

哩「そもそもお前がこげん事せんかったら……その……」オロオロオロオロ

霞「」グスッ…

哩「!!」ビクッ

501 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/11(金) 11:10:08.32 ID:unZDfdnI0

泣ーかしたー泣ーかしたー

503 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/11(金) 11:14:39.21 ID:W+ts8zwVO

霞「だ、だって……哩ちゃんがっ」

霞「哩ちゃんが、っかわいかったっ、からっ」フルフル

哩「……」

霞「誘っ、てるのかとっ、思っ……」フルフル

哩「……」

霞「っく……ひっ、……ひんっ……」グスグス

哩「……」(霞の顔を覆う手に手を重ねる)

哩「…霞…」

霞「……?」ヒック

哩「お前……」

哩「泣き真似しよる時はせめて人の股間から手ぇどかさんか」

霞「あらあら、バレてたの」(顔から手を退けて舌を出してみせる)

505 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/11(金) 11:22:34.12 ID:W+ts8zwVO

哩「いやもろバレやろ……常識的に考えて」ハァ

哩「動かしこそせんかったが、お前の欲望ん現れたるこん右手が動かん証拠よ」ガッ

霞「ざ~んねん。そこまで知られちゃあ」グチュッ

哩「きひっ!?」ビクッ

霞「尚更ただで帰す訳にはイかなくなっちゃったわねぇ……?」(妖し気な笑み)

哩「ッ……」ドキッ

哩「あーもう……無茶苦茶よ……///」

哩(こいつ……本当、変態やけど……嘘みたいに綺麗よな)

霞「なるべく優しくするから……ね……?」(頬にキス)

哩「んっ……」

哩(こんなん、……ズルかよ……っ)

509 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/11(金) 11:30:50.67 ID:W+ts8zwVO

霞「ゆっくり、動かしていくから……」ヌルッ…

哩「……ん!」ピクッ

霞「息、止めちゃダメ……私の動きに合わせて……」ヌヌッ

哩「ッ!」ピクンッ

霞「あらあら……もう?」クスッ

哩「……?」

霞「哩ちゃんのココ、ひくひくして…」(耳元に口を寄せる)

霞「こっちが動き止めると、自分から飲み込もうとしてきてる……」

哩「あ…ああ……っ///」カアァッ

霞「どうしようもない、ド変態ま●こなのね……?」クスッ

哩「い、いや、あ、ぁ……っ///」ゾクッゾクッ

511 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/11(金) 11:40:09.98 ID:W+ts8zwVO

哩「そ、そげんっ……そげんこと……っ///」(両手で顔を隠して頭を左右に振る)

霞「哩ちゃん自身も望んでるみたいだし、もっと奥に……」ズ…ッ

哩「い、いかんッ!」

霞「……」ピタッ

哩「好き合っとらん同士で……ソコまでは、いかん」フルフル

哩「……こんなん、強姦と変わらんよ……ッ」

霞「そうね」

哩「!?」

霞「私は哩ちゃんの合意無しに事に及んでいるもの」ズルッ

哩「あッ!」ビクッ

霞「通報しても、訴えてくれても構わないわ」グプッ

哩「あうぅッ!!」ギュッ…

霞「その覚悟があるくらい」

霞 「貴女を愛しているから」

哩「……!」ドクンッ…

514 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/11(金) 11:50:57.34 ID:W+ts8zwVO

霞「だからこれは、私の我が儘」(中で指を曲げる)

哩「ひッ……!」ビクッ

霞「全て私の責任」(そのまま引き抜く)

哩「あがぁッッ!?」ガクンッ

霞「だから……哩ちゃんは……」(手早くクリの包皮を剥く)

哩「ふぅッ……ッく……!」ブルブル

霞「安心して、善がり狂って良いのよ?」ニコッ

霞(トドメっ♪)(親指と人差し指でクリを摘んで中指を深々と突き込む)

哩「ぎッ!?」ビビクン

哩「――――――――~~~~…………ッッ」プシャァ…

哩(溺れる……っこいつの……なかに……ッッ)ガクッガクンッ

516 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/11(金) 12:01:06.31 ID:W+ts8zwVO

哩「……」ヒュー…ヒュー…

霞「大丈夫?哩ちゃん…」

哩「大丈夫なワケ…あるか…」

霞「え、えーと…」

哩「霞」

霞「」ビクッ

哩「…立たせてくれ」

霞「…でも」

哩「早よう」

霞「……」グイ…

518 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/11(金) 12:05:03.60 ID:W+ts8zwVO

哩「うっ」(霞に倒れ込む)

霞「ほ、ほら言ったのに…」ズル…ッ

哩「ッ」ガシッ

霞「!?」

哩「…抱き締めろ」

霞「………はい?」

哩「……強く…抱き締めてくれ……っ///」

霞「…………」ギュ…ッ

哩「何も、言うな」

哩「しばらく……こうさせて……っ」フルフル

霞「……」ギュッ

霞(……哩ちゃん……)

霞(……ごめんね)ギュ…ッ

519 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/11(金) 12:10:58.28 ID:W+ts8zwVO

哩「……ぃ」

霞「?」

哩「だいきらい」

霞「……」

哩「大嫌い…っ」ギュッ

霞「うん」

哩「大嫌い、大嫌い、大嫌い……っ」ギュ…ッ

霞「うん。うん……ごめんなさい」ポンポン

哩「大……嫌い……」ブルブル

霞「……」ナデ

哩「……ッ」ブルブル

霞「…お風呂、行きましょう…?」

哩「……」コクン

520 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/11(金) 12:15:33.23 ID:W+ts8zwVO

霞「はい、……足、気を付けてね」

哩「……」(おぶさる)

霞「廊下は寒いけど、我慢してね」

哩「……うん」

霞「……」

哩「……」

霞「お、お風呂場まで遠いけど、その」

哩「……」

霞「……ごめんね」

哩「……うそ」

霞「へ?」

哩「やけん……」

霞「……」

霞「……!」キュン…ッ

523 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/11(金) 12:29:18.87 ID:AwmnOyYU0

なんでキュンとしてんのこのおっぱいお化け

525 :>>523 動悸・息切れじゃね? 2013/01/11(金) 12:43:15.23 ID:W+ts8zwVO

仁美「あ、もう風呂入らんと…っ」

小蒔「ああ!……もう、おしまいですか……?」ウル

仁美「め、目ぇ潤ませんで…すげえ胸が締め付けられよる」

小蒔「……っ」

仁美「わ、わーった!わーったけん風呂出てからな!」

小蒔「はいっ!」ニコッ

仁美「…ったくぅ……あ、そういやどっちから先入るん?」

小蒔「…へ?」

仁美「いや、風呂に」

小蒔「……?」(首を傾げる)

仁美「やけん、風呂はどっちから――」

小蒔「私、その……一緒に入るのは、……ダメでしょうか?」(無意識の上目遣い)

仁美「」

528 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/11(金) 12:59:15.11 ID:W+ts8zwVO

仁美「や!……ダメでは無かとやけど…私は」

小蒔「じゃあ大丈夫ですね?」

仁美「いや、お前さんは……」

小蒔「私?」

仁美「なんと言うか…一般人と、一緒に風呂っちゅうんは……」

仁美「お家柄、いかんのでは」

小蒔「大丈夫です!私、仁美さんの事好きですから」ニコッ

仁美「どんな理屈よ!?」ガビーン

小蒔「それに、そんな事言っていたら銭湯も温泉も入れないじゃないですか」

仁美「あ……確かに」

小蒔「だから大丈夫ですってば、ほら、行きましょう?」ギュッ

仁美「あ、ちょ、まだ着替え――!」

530 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/11(金) 13:26:50.03 ID:W+ts8zwVO

仁美「ひ、ひっろ……どこの銭湯よ……」

小蒔「仁美さん、お背中お流しします」ガララ

仁美「前隠さんかっ!///」ビクーッ

小蒔「どうしてですか?」

仁美「どうしてって……そりゃ……その。嫁入り前やし……」

小蒔「よ、嫁入り前はタオルを巻かなくてはならなかったんですか…!?」

仁美「お、おう……」

小蒔「でも、先日お背中をお流しした際も巻いてませんでしたよ?」

仁美「そいは……じ、時効やけん」

小蒔「……か、かくなる上はっ」(しゃがむ)

仁美「!?」

小蒔「仁美さん……この神代小蒔、不束者ですが」(三つ指をつく)

仁美「いやいやいやいや!?」ビクッ

534 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/11(金) 13:52:30.04 ID:W+ts8zwVO

小蒔「仁美さん、やっぱり髪を流すと雰囲気変わりますよね」ワシャワシャ

仁美「……じゃあ、ずっと伸ばしたままにすっか?」

小蒔「ええ!?そ、それはいけません!」

仁美「な、なにゆえ」

小蒔「くるくるした仁美さんも、さらさらした仁美さんも」

小蒔「私にとっては、すべてが大事なんです……」

仁美「……」

小蒔「……」ハッ

小蒔「な、なんて……私自身は、まあ…嫌かな?と思っただけであって、決して今と変わらない事を強制させたい訳では――」ワタワタ

仁美「小蒔」

小蒔「ひゃいっ!?」

仁美「……///」テレッ

仁美「…ありがとう」

536 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/11(金) 14:03:12.60 ID:W+ts8zwVO

煌「あ、30分過ぎましたね」

巴(一時間以上過ぎた気がします……)

煌「それでは、お風呂をお借りしても宜しいでしょうか?」

巴「あ、はい。ご案内します…」
―――
煌「おお…脱衣所も広くてすばらですね」

巴「そ、そうでしょうか…」

煌「いやいや…すばらです。所で、私着替えを持ってくるのを忘れてしまったので」

煌「巴さん、お先にどうぞ」

巴「あ……は、はい」

煌「ではまた後でー」パタンッ

巴「……」シュン

539 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/11(金) 14:16:21.51 ID:W+ts8zwVO

巴「……」ワシワシ

巴(煌さんと一緒に、入りたかったな…)

巴(なんて、女の子同士、友達同士なのにおかしいよね)

巴(……私、どうしちゃったんだろ)ヒタヒタ

巴(……こんな…気持ち、知らない)

巴(自分が自分じゃなくなってく……みたいな)

巴(怖いのに……)

巴(どうして嫌じゃない…んだろ…)

巴(煌さん……)

煌「お待たせしましたっ!」ガラッ

巴「――――――っ」ビクーッ

540 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/11(金) 14:21:16.68 ID:W+ts8zwVO

煌「さあ巴さん、覚悟してくださいね?」ワキワキ

巴「え……ええっ!?///」

巴(髪の毛洗ってるから、目が開けられないのに……っ)

巴(周りがわからない……)ドキドキ

煌「ふっふっふっ……」ジャバーッ

巴(な、何、何をして……?)

煌「ふっふっふっふっ」ゴシゴシゴシゴシ

巴(音しか聞こえない……こ、こわ……っ)

煌「やーっ!」ゴシゴシゴシゴシ

巴「ひゃわわわわわあ!?///」

543 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/11(金) 14:30:29.58 ID:W+ts8zwVO

巴「なっ、なっ、なななな何を…っ!?///」

煌「不肖花田煌!受けた恩は何らかの形でお返ししますっ」ゴシゴシ

巴「お、恩…って…」

煌「はい。巴さんがお泊まりした時、私も背中洗ってもらっちゃいましたから」ゴシゴシ

巴「で、でもあれ…は、私が泊めてもらった御恩で…っ」

煌「今回、私が泊めてもらいますから。そのお返しです」ゴシゴシゴシゴシ

巴「ちょっ、ちょっと待ってください!そこは背中ではぁ……っ!?///」ビクッ

煌「受けた恩は二倍返し!三倍返しが基本ですっ!」ゴシゴシゴシゴシ

巴「ああああああああ……っ……///」

550 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/11(金) 14:56:17.75 ID:W+ts8zwVO

美子「春ちゃん、その帽子に注意して!」

春「す、すごい遠くまで……」

美子「こいつら、どっちか倒しよったらそんまま攻撃受け継ぐけん」

美子「出来るだけ、同時に倒す様に……っ」

春「う、うん…!」

美子「危な……春ちゃんっ!」

春「ルーイが…」

美子「よくも……っ」ボソッ

春「」ゾクッ

555 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/11(金) 15:27:07.09 ID:W+ts8zwVO

春「美子!?」

美子「許さん……」ゴゴゴゴゴ

春(美子が乗っているのは茶色のルーイ……)

春(能力は…ラインボム…!)

美子「春ちゃん、下がっとって」ドガァァ!

春「う、うん」

美子「」ドガァァ!

美子「」ドガァァ!
ドドドドドドーン……
美子「……」フゥ

春「よ、美子……?」

美子「ん?どしたん春ちゃん」ケロッ

春「……」

春(美子は怒らせないようにしよ…)

558 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/11(金) 15:50:45.08 ID:W+ts8zwVO

美子「さ、お風呂行こう?」バシャッ

春「……」

美子「……?」(手を差し伸べる)

春「…うん」ギュッ

美子「お風呂ん場所、教えてくれる?」

春「うん」グイー

美子「……」テクテク

春「……」テクテク

美子「……春ちゃん」

春「…?」

美子「一緒に入る?」

春「当然…」ギュウ

566 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/11(金) 16:17:17.44 ID:W+ts8zwVO

美子「……」ヌギッ

春「……」

美子「…どしたん、脱がんで…」

春「美子」グイ

美子「はいはい?」

春「……………………」

春「脱……がせて……///」カアァッ

美子「ファッ!?」ビクッ

春「……///」プシュー

美子「……///」オロオロ

568 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/11(金) 16:32:16.65 ID:W+ts8zwVO

美子「え、は、春…えっ?///」オロオロ

春「……///」

美子「ほ、本当に……?」ドキドキ

春「……///」コクッ

美子「……///」ドキドキ

美子「じゃ、じゃあ」

美子「脱がす……けん///」

春「……///」コクッ

美子「……///」プルプル

美子(……う、上から…よね…普通)シュル…ッ

春「んっ……」ピクッ

569 :>>567 何ィ~? 聞こえんなああ~(ゲス顔) 2013/01/11(金) 16:43:47.85 ID:W+ts8zwVO

春(普段自分で脱ぐ時は気にならないのに)

春(美子の手…変に、意識しちゃって…)

春(……小さな、刺激も…変に……っ///)ピクッ

美子(こっ……こんなん……いかんよ……っ///)プルプル

美子(春ちゃんも……顔、真っ赤で……っ)ドキドキ

春(し、下着……も……っ)ドキドキ

春「んっ!」ピクッ

美子「!」ビクッ

美子(変な声、出さんでぇ……っ///)カアァッ

春(変な声、出ちゃった……///)カアァッ

571 : 忍法帖【Lv=40,xxxPT】(1+0:15) 2013/01/11(金) 16:49:28.12 ID:HSocAODi0

前立腺がキュンキュンしすぎてやばい

574 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/11(金) 17:00:41.65 ID:XUpLGEI0O

>>571キモ過ぎワロタwwww

579 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/11(金) 17:34:57.41 ID:W+ts8zwVO

美子「やっぱ……その。……大きかとやね///」

春「……邪魔なだけ……///」

美子「…でも羨ましかよ。…私、ぺたんこやし」

春「……」

春(美子にあげられたら良いのに)

美子「……え、えーと」(目のやり場に困る)

美子「…次、下……脱がすけん」

美子(下は袴だけやし、変に擦れる心配も無かとやね…)ホッ

春(ついに……見られる……)ドキドキ

春(ありのままを…美子に……っ)ドキドキ

582 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/11(金) 17:44:47.14 ID:9oqSQXIz0

春ちゃんて巴さんくらい胸あるのかな

584 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/11(金) 17:51:37.48 ID:W+ts8zwVO

美子(この紐を解いて……)シュル

春「……」ドキドキ

美子(あれ、また紐……?)シュルシュル

春「……っ」ドキドキ

美子(巫女服の袴って、二重に縛る構造になっとったんやね……)フム

春(そ、その前紐……解いたら……っ///)

美子(後ろのちょうちょ結び……)シュル

美子「わっ!?」ストン

春「…………~~っ///」カアァッ

美子「あ、あぁ……っ///」カアァッ

美子(先に上脱がしよったけん…)

美子(一気に……全部、脱げて……っ///)

586 :>>582 霞さんのお祓いでおもち合わせしとる時めっちゃあった気が 2013/01/11(金) 18:02:09.16 ID:W+ts8zwVO

美子(シミやニキビ一つ無い、すべすべの肌に)

美子(薄く毛の生え揃った感じが…また…)ゴクリ

美子(ってェ!……い、いかんいかん…何考えとるっ///)ブンブンッ

春「…?///」

美子「も、もう良かとやねっ…///」

美子「さあ、入るとすっ……」ツンツンッ

美子「え?」

春「……///」(目を逸らしながら下を指差す)

美子「ま、まさか…」

春「うん…」

春「足袋も……///」モジモジ

589 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/11(金) 18:12:55.00 ID:W+ts8zwVO

美子(たび?……旅?……TABI?)

美子「あっ、足袋。足袋ね。うん。お安い御用……」

春「じゃあ……」(座り込む)

春「…お…お願い///」(両脚を差し出す)

美子「」

美子(……ちょっ)

美子(もろに、見えとるとです)

美子(この体勢……ぴっちり閉じよったそいも)

美子(……アカン)プルプル

春「……///」(耳まで真っ赤)

美子「春ちゃあんっ!///」ボッ

美子「」ガバッ

春「やっ……///」ドキッ

590 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/11(金) 18:19:38.52 ID:W+ts8zwVO

美子「春ちゃんっ……///」ハァ…ハァ…

春「よ、美子……っ///」ドキドキ

春(美子の顔……近い……っ///)

美子「いかんよ……こげん事、しよったら……っ///」プルプル

春「……///」

美子「悪か人に襲われよっても……文句は……っ」

春「良い」

美子「……は?」

春「美子に…なら……///」(目を伏せる)

春「……いい」(上目遣い)

美子「」

594 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/11(金) 18:27:02.50 ID:W+ts8zwVO

美子(は?)

美子(……えっ、は?)

美子(なんっ……)

美子(ええええええええええ!?)ビクッ

春「……っ///」(小刻みに震えている)

美子(……えっ、いいって、えっ)

美子(つまり……そういうことよね)

美子(私にならって)

美子(そんっ)

美子「――――――――~~~~ッッ」(大きく震える右手を春の眼前まで上げる)

春「美子……///」フルフル

美子「……ッッ」
パァァンッ!

596 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/11(金) 18:30:58.55 ID:fV4g9U6n0

き、きっと水面をたたいた音だよ…

597 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/11(金) 18:32:50.35 ID:W+ts8zwVO

春「!?」ビクッ

美子「」(眼鏡が吹き飛ぶ)

美子「………………」(手早く足袋を脱がす)

春「よ、美子?」

美子「さ、お風呂入ろっか?」ニコッ(右頬が真っ赤になっている)

春「」ビクッ

春「……う、」

春「うん…」

美子(こいで……良か)ヒリヒリ

美子(こいで…)

春(美子……)

春(…ごめん…)

600 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/11(金) 18:41:19.82 ID:W+ts8zwVO

美子「……」(髪の毛を洗っている)

春「……」(美子の背中を流している)

美子「……」ガシガシ

春「……霞に」ゴシッ

美子「?」ガシ

春「大好きの伝え方……教わって……」

美子「……さ、さっきの?」

春「……ん」コクッ

美子「そ、そっかー……」ガシガシ

美子(まだ一年の子になんてもん教えとるんよ……)

602 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/11(金) 18:48:05.00 ID:W+ts8zwVO

春「まさか」ゴシゴシ

春「……あんな事、なるなんて」

美子「……春ちゃん……」ガシガシ

春「……ごめん……ごめんね……美子……っ」プルプル

春「わ、私、の、せい、でっ」ポロッ

美子「……春ちゃん」(泡を洗い流す)

春「……?」

美子「もっと簡単な大好きの伝え方、教えたげよっか」

春「……うん」

美子「……顔、貸して?」

春「えっ……」

春「……こ、こう?」(しゃがんで美子の前に)

美子「うんっ」ニコッ

チュッ

603 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/11(金) 18:48:42.92 ID:154oPE1DT

歪みすぎだろおっぱいお化け…

604 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/11(金) 18:54:37.37 ID:W+ts8zwVO

初美「さ、遊びもここまでにしてそろそろお風呂行きますよー」

姫子「遊んどった張本人が何言うとるとですか!」キーッ

初美「えー?姫子ちゃんも後半ノリノリだったじゃないですかー」

姫子「そっ、そいは……その……///」

初美「ほらほら、何時までも私の一張羅着てないで」

姫子「あ、これ一張羅だったとですか。確かに可愛かとです」

姫子「でも、私でぴったりなんで、ちょい大き過ぎやしませんかね?」

初美「……」

初美「大きくなったら、着るつもりの服なんですよー……」

姫子「……な、なんか……申し訳無かとです」

606 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/11(金) 18:56:05.13 ID:Fj9g4eZ2O

鹿児島には若い娘の気を吸って胸の脂肪と若さに変えるお化けが出るらしい

608 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/11(金) 19:01:26.48 ID:W+ts8zwVO

初美「うちのお風呂も、それなりに大きいんですよー」

姫子「へえ…楽しみとですね!」

初美「きっと見たら腰抜かしますからねー!」
初美「そっちの部長さんみたいに!」
姫子「今」ガッ

初美「痛っ…」

姫子「部長の事馬鹿にしました?」ギシッ…

初美「し、してませんしてません!単なる冗談ですよー!」

姫子「ですよねっ」パッ

姫子「全くー初美さんは冗談が下手とですよー?」アハハッ

初美「あ、あはは…」

初美(この地雷は大型クラスですねー…条件次第では霞さんと互角に戦えそうです…)ブルッ

611 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/11(金) 19:17:31.96 ID:W+ts8zwVO

初美「お風呂場とーちゃくですよーっ!」ババッ

姫子「なんて豪快な濡ぎっぷり……とても真似は出来なかとです……」(人として)

初美「さあ姫子ちゃんも!ほらほらっ」グイグイ

姫子「って、あなたはどこのおっさんですかっ!」ヒーッ

初美「そーいえばー」

姫子「?」

初美「その制服、よく見たらけっこーかわいいですねー」

姫子「ですよね。新道寺行きよったん、この制服目当てやった所もありますし……」

初美「何割くらいですかー?」

姫子「へ?」

612 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/11(金) 19:28:02.91 ID:W+ts8zwVO

初美「何割方、その制服目当てだったんですかー?進学」

姫子「え……ええと」

姫子「4割くら」
初美「ウソですねー」

姫子「……」ムゥ

初美「当ててあげましょうか」

姫子「えっ?」

初美「ズバリ、制服の可愛さは1割ですね」

姫子「そ、そんな事は……」

初美「残りは全部中学からの先輩である部長さん目当て!……違いますかー?」

姫子「うっ!」ドキッ

姫子「…ど…どうしてそこまで知っとるとですか…」フルフル

初美「そりゃ前回のお泊まりで耳にたこ出来るくらい聞かされたからですよー」

615 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/11(金) 19:39:39.50 ID:W+ts8zwVO

姫子「うわあ……確かに、すげえ広かとです」

初美「わーっ!」ザブッ

姫子「あっ、いきなり湯船はダメとですよ!お湯が汚れっとです!」

初美「良いじゃあないですか。家の人はもうみんな入り終えた頃…つまり誰も迷惑掛かりませんよー!」ザブザブ

姫子(客人が入る前なんですけどね…まあ言いませんけどね)

姫子「初美さーん?ボディソープ借りますよー?」

初美「どうぞー……あーやっぱり待って下さい!」テテテテ

姫子「どげんしたとですか?」

初美「んふふー、効率のいい洗い方、教えてあげますよー」ビュル、ビュル

姫子「ああ、そんなに……もったいなかとですよ?」

初美「てや!」(勢い良く姫子の身体にボディソープをかける)

姫子「冷たっ!?」ビクッ

617 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/11(金) 19:46:29.52 ID:W+ts8zwVO

初美「それでー、こっちも……」(手に残ったボディソープを身体に塗りたくる)

姫子「もー、いきなり何すっ」

初美「たあ!」(椅子を引きながらてこの原理で押し倒す)

姫子「あぐっ!?」(バスタオルがはだける)

姫子「いたた……初美さん、一体何しよっ」

初美「えい」ヌルーッ

姫子「ひゃぁぁ!?」ビクッ

初美「これなら、一度に二人分洗えるんですよー」ヌルヌル

姫子「ちょっ!こ、こいはっ、アカンやつとですって!」ジタバタ

初美「あ、暴れたら逆に色んなトコ擦れちゃいますってえ!」ビクッ

姫子「いやあああぶちょーっ!」ビクビクッ

621 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/11(金) 19:50:56.13 ID:9oqSQXIz0

はっちゃんの方が年上なのか

623 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/11(金) 19:59:36.24 ID:W+ts8zwVO

姫子「やああ!こげんッ、早く、なんとかッ」バタバタッ

初美「ひッ、姫子ちゃ、落ち着いッ……んああ!」ビクッ

姫子「ッあ!?」ビクッ

初美「ひぃ!こんなはずではーッ!」ヌルヌル

姫子「う、動かんでくださいぃっ!!」ヌルヌル

初美「うわ、ああ!べ、っ別の危機が迫って…ッん!」ビクッ

姫子「ひうッ!な、何か泡立ってぇ……ッ!」ブルッ

初美「あぶっ、けほっ! あ、あわがぁぁッ」ブクブク

姫子「ごほ!んやああ!口にはいッ……げッほ!げほッ!」ブクブク

初美「あがあああ!目に!目に……がほッ!」ブクブク

姫子「もッ、ごほッ!もういやああああ!?げほぉッ!」ブクブク

ガッ

625 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/11(金) 20:08:06.29 ID:W+ts8zwVO

ザァァァァ……
初美「冷たぁぁああ!?」ビクビクッッ

姫子「きゃぁぁああああ!!」ビビクン
ザァァァァ……
初美「……」ハァ…ハァ…

姫子「……」ハァ…ハァ…

初美「運良く…シャワーのレバー…上げられたみたい…ですねー…」ハァ…ハァ…

姫子「……もう……本当にお嫁に行けんとです……」ハァ…ハァ…

初美「シャワーが最初……冷たいのは……」

初美「その後の…温かさに、感謝するため…なんですねー…」

姫子「ぶちょー……私……綺麗な身体じゃなくなっちゃいました……」サメザメ

初美「いや身体は綺麗になりましたけどねー」ハハハ

626 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/11(金) 20:14:49.31 ID:9oqSQXIz0

この泡立ちはダヴに違いない

627 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/11(金) 20:16:02.18 ID:spM4nHW+0

今の所本番まで行ってるのは哩霞だけか

628 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/11(金) 20:17:53.45 ID:W+ts8zwVO

ザァァァァ……
初美「……姫子ちゃん」(指を絡ませる)

姫子「……何ですか」

初美「……ごめんなさい」

姫子「…………」

初美「ごめんなさい…!」ギュ…ッ

姫子「……別に……」

姫子「もう、良かとです……」

初美「………大好きです」ギュッ
姫子「いやその空気は違いますね」ムクッ

初美「あ、違いました?」ムクッ

姫子「ええ。全く」

630 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/11(金) 20:25:45.81 ID:W+ts8zwVO

哩「……」

霞「……」

哩「…何ぼさっと見よる」

霞「い、いや……脱がないのかしら?って」

哩「お前が脱がせんか!」

霞「えっ、…い、良いの?」

哩「良いも悪いも、こげん事態はお前のせいやろ」

哩「ケジメは最後まできっっっちり取ってもらうけん」

霞「じゃあ……遠慮無く?」

哩「あ、少しでん妙な事しよったら目潰しな」

霞「お仕置きのグレードが上がっていってる!?」ビクッ

640 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/11(金) 20:57:56.15 ID:W+ts8zwVO

霞「失礼します」プツップツッ…

哩「ああ」バサッ…

霞「……」カチャ…

哩「随分と手際良かとやね。今まで何人剥きよったんよ」ハラッ

霞「…哩ちゃんだけよ?」シュル…

哩「…嘘吐き」パラッ

霞「本当だってば…」ズルッ…

哩「……常習犯っちゅうんは、いつでんそう言う」

霞「くふ。手厳しいわねぇ……」

霞「靴下も脱がせますか?」

哩「当たり前やろ」

霞「私はあってもいけるんだけど……」シュル…

哩「何の話よ」

644 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/11(金) 21:08:28.05 ID:W+ts8zwVO

霞「では、私も失礼して……」シュル シュルッ

霞「……」パサッ

哩「……」(髪留めを外す)

哩(本当にこいつ、腹立たしか位に綺麗やね)

霞「っと…」バサ…

霞「お待たせしました」(右手を左胸に当ててお辞儀)

哩「そいじゃあ……まずは背中流してもらうとすっかね」

霞「了承♪」(お姫様抱っこ)

哩「うわ!?///」

哩「な、何故おんぶじゃ無かとよっ!」

霞「ああ、それは……」(風呂椅子に座らせる)

霞「おんぶだと直接当たっちゃって、私が我慢出来ないと思ったから……」ニコッ

哩「ッ!///」(目潰し)

霞「なぁーっ!なんでぇーっ!?」ゴロゴロ

哩「存在がセクハラやったけん、アウト」フンッ

647 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/11(金) 21:16:58.68 ID:W+ts8zwVO

哩「私は髪洗っとるけん、お前は背中だけ洗いんしゃい」シュカシュカ

霞「えー背中以外も洗うわよー?」ゴシゴシ

哩「もう一発行っとくか……」シャキン

霞「こ、これ以上はいつも目を閉じてるキャラになっちゃうわ」

哩「もう半分くらいなっとるやろ」ワサワサ

霞「う~~……」ゴシ…

哩「あ、背中終わったらタオル渡せ。私使うけん」ワシャワシャ

霞「は~い……」ゴシ…

哩「……」ワシャワシャ

霞「……!」ピーン

649 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/11(金) 21:25:26.90 ID:W+ts8zwVO

霞「……」ソローリソローリ

霞「……」(哩の目の前で手を上下に振る)

霞(よし!見えてないわね!)

霞「お客様、お痒い所はございませんか?」(後ろから胸を揉む)

哩「ッ……は!!」(こめかみにエルボーを叩き込む)

霞「お゙ッぐ!」ドサッ

霞「なっ……なんで……目は……閉じてる……のに……っ」ピクピク

哩「お前ん行動パターンは読めとる」ワシャワシャ

霞「……成長したわね……哩……ちゃん……」ガクッ

哩「おかげさまでな」ザパーッ

霞「でも……私……そんな哩ちゃんも……」

哩「ああ、体洗い終わったらお待ちかねの2発目やけん、楽しみにしとれ」

651 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/11(金) 21:34:13.05 ID:W+ts8zwVO

霞「うう……涙が出ちゃう。女の子ですもの……」シクシク

哩「まだまだ余裕そうやね?」シャキン

霞「も、もうお腹一杯かしら!いやー本当にっ!」ビクッ

哩「……ほれ、隣座らんか」

霞「え?」

哩「今度は、お前が洗う番やろ」

霞「うん…そうだけど…?」

霞(なんでわざわざ隣にしてくれたんだろ……)

哩「背中くらいは、流したる……」

霞「!!」

霞「哩ちゃんっ」ダキッ

哩「」ドスッ

霞「!!」ゴホッ

霞「おなかは……ダメ……しんじゃうから……」テコテコ

哩「知らん」

657 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/11(金) 21:48:51.07 ID:W+ts8zwVO

霞「じゃあ、お願いね」(タオルを手渡す)

哩「ああ。こっちに背中向けんさい」

霞「はい」クルッ

哩「……」ゴシゴシ

霞「……」シャカシャカ

哩「……」ゴシゴシ

哩(本当、滑らかな黒髪やね……色も、鴉の濡れ羽色で)ゴシゴシ

哩(……悔しか位に、美しゅうて……)ゴシゴシ

哩「……」(タオルを置く)

哩「背中終わったけん、後ろ髪手伝うぞ」カシュッカシュッ

霞「え……良いの?」ワシャワシャ

哩「お前髪長かとやし、終わらんと湯船入れんやろ」ヒタヒタ

霞「ん……ありがと」

659 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/11(金) 21:56:52.40 ID:W+ts8zwVO

哩(……なんて)シュル…

哩(霞ん髪、触りたかとやっただけ……とは)シャラ

哩(悔しゅうて……言えん)シュルル…

霞「本当、長い髪だとお手入れが大変で……」ヒタヒタ

哩「ああ。少しはわかる」スッスッ

霞「哩ちゃんも長いものねぇ……」

哩「お前にゃ負けるけどな」ハハ

霞「……」スルスル…

哩「……」サラ…サラ…

霞(はあ……)

霞(やっぱり……一緒に居ると、とても心地良い……)

霞(ずっと一緒に居られたら……)

663 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/11(金) 22:06:14.94 ID:W+ts8zwVO

霞「んっ……」ザパー

霞「ふう……ありがとうね。すごく助かっちゃったわ」

哩「良いから湯船連れてけ」

霞「はいはい。そうだったわね……」ヒョイッ

哩「……なあ……本当に重く無かと……?」

霞「…そうね…例えるなら羽みたいな重さよ?」ニコッ

哩「…恥ずかしか台詞、禁止」

霞「あらあら。うふふ……」ザパー…

哩「……」ザブ…

霞「溺れないように、私に掴まってる?」

哩「……」ジトー

霞「な、なんちゃって…」

哩「そうさせてもらうけん……」キュッ

霞「……え……?」

667 :>>660 今度は負けん様に頑張らんとな…… 2013/01/11(金) 22:16:31.14 ID:W+ts8zwVO

霞(ま、哩ちゃんのおもちが)

霞(背中に直に当たって…っ)ドキドキ

哩(おーおー……鼓動早くなっとる)

哩(そんだけ……想われとるんやね……私は)

哩「……」ギュッ

霞「っ!」ビクッ

哩(……意外と楽しかとやね……?)クス

霞「……」モンモン

霞(え?何かしらこれは。誘っているのかしら。喰ってくださいってことなのかしら)

霞(でも違ったら目潰しだしもう目が大分限界だしでも違うところも大分限界だしどうすればどうすればどうすれば)

哩「おろ?」グイッ

霞「……」ハァ…ハァ…ッ

669 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/11(金) 22:22:16.25 ID:W+ts8zwVO

哩(あちゃあ……やり過ぎよったか)

哩(でも……ま、こいは私の自業自得でもあっし)

哩(襲われよっても……)フフ

霞「哩ちゃん!」(両側の頬を掴む)

哩「……どげんしよった?」(挑発的な笑み)

霞「……っ」ハァ…ハァ…

哩「……」

霞「キスだけさせて」

哩「……は?」

霞「キスだけ……舌も入れないから。合わせるだけの……っ」

哩「……」ポカーン

霞「ダメ…?」ウルッ

哩「……ぷっ…」

671 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/11(金) 22:28:45.34 ID:W+ts8zwVO

哩「はっはっはっ……」ケタケタ

霞「哩…ちゃん…?」ポカーン

哩「良か良か。ただし、舌入れよったらお仕置きやけん」ニィッ

霞「い、いいのね?」

哩「ああ…さっさとせえ」

霞「はぷっ……」

哩「ん……」

霞「んん……」ギュ…ッ

哩「……」ナデナデ

霞「……っ」ゾクッ

哩「……」ギュッ

霞「……!!」ビクッ

674 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/11(金) 22:37:42.63 ID:W+ts8zwVO

哩(……本当に、舌、入れてこんな……)ドキドキ

哩(霞のことやけん、直ぐ辛抱堪らんくなっと思うとったが)

哩(なかなかどうして……頑張る)チュウッ

霞(ああ……キスだけでも、十分な筈なのに)

霞(足りない……求めてしまう……目の前の……最愛の……)ギュッ

霞(気を抜いたら……舌を、……いや……このまま襲い掛かってしまいそう……)

霞(ダメ……約束したもの……哩ちゃんと、キスだけだって……それ以上いかないって……)

哩(……すご。ここまで堪えよるとは思わんかった…)

哩(っつーか……こんなんじゃ……私の、方が先に……)ギュッ

哩(我慢、出来んくなる……っ)ゾクッ…

678 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/11(金) 22:40:35.14 ID:k5R+sHw50

猛獣とちゅーしてるような緊迫感

682 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/11(金) 22:49:34.77 ID:W+ts8zwVO

霞「ぷっは……」

霞「……どう…哩ちゃん…ちゃんと……私……」ハァ…ハァ…

哩「……ああ」グイッ

霞「えっ……!?」

哩「ご褒美よ」チュッ

霞(……ま、哩ちゃんから……)ズロッ

霞(舌、入れてきて……っ!?)プシューッ

哩「ちゅくっ、ちゅ、ちゅる…ちゅっ」クチュ…

哩(さあ……もう……お前ば縛るもんは何も無か……っ)ズルッ…

哩「思う存分……貪れ……っ」(頭を掻き抱く)

霞「」プツン

690 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/11(金) 23:09:36.10 ID:W+ts8zwVO

霞「んっ……んぐっ、ん……っ」(哩の口腔を舌で蹂躙)

哩「んく……んっ……ぁんっ、ん……っ」ジュル…ッジュル…ッ

霞「んっ……ん、んん……っ」

哩(口ん中……熱か嵐が駆け巡っとる……)

哩(乱暴に……縦横無尽に……)

哩(頭ん中、クラックラして……酸素ば、求めとる……ッ)

哩(熱……ッただひたすら、熱、くて……ッ)

霞「うぐ……っん……んぅぅ…っ」(咥内を犯したまま膣口に指を宛行う)

哩(い、いかん……いま、いまそこまで犯されよったら……私……っ)

哩(壊れ)ズズッ

哩「ん゙ん゙――――――――ッ」ビクッビクッ

霞「んぐっ、んぐっ、んん……っはぷ、ちゅぶっ」グチュッグチュッ

哩「んん!んんんッ!」ビクビクッ

691 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/11(金) 23:13:55.31 ID:W+ts8zwVO

哩(ああ……ぶち壊されよる)
哩(今までん積み重ね……)
哩(私ば形成しよった……なんもかんも……)
哩(“白水哩”が……)
哩(途轍も……無か……勢いで……)
哩(私ん全部……)
哩(全部……ぜん……ぶ……)
哩(…か……すみ…………に…………)
哩(……………………)
――――――――――

693 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/11(金) 23:19:29.66 ID:0QkoQgeJ0

姫子!部長が大変なことになってるぞ!

694 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/11(金) 23:19:46.47 ID:k5R+sHw50

信じて送り出した先輩がアヘ顔Wピースの写メ送ってきよった……

696 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/11(金) 23:22:18.95 ID:W+ts8zwVO

哩(――そげん、散らばった私ば)

哩(拾い集めよるんは、誰)

哩(散々壊しとったその手で)

哩(繋ぎ合わせよる物は、何)

哩(壊れた“   ”)

哩(そん名前ば呼ぶのは……)
哩「だ…れ……」

霞「哩ちゃん!」

哩「……あ……?」

霞「哩ちゃん!哩ちゃん……っ!」グスッ…

哩「……か…すみ……?」

霞「ごめんなさい……私が、私が調子に乗り過ぎたせいでっ……!」ボロッ…ボロ…ッ

哩「……」

哩(……いや、……私やろ……?)

哩(どう考えよっても……調子に乗っとったんは……)

698 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/11(金) 23:29:18.65 ID:W+ts8zwVO

霞「本当に……ッ」ヒック、ヒックッ

霞「しんじゃったかと……思っ……」ゲホッゴホッ

哩「……あー……大丈夫よ」

哩「……すげえ倦怠感に襲われとる……だけやけん」グテー

霞「ごめんなさい…ごめんなさい…哩ちゃん……ッ」グス…グスッ

哩「…良かとよ…」

霞「でもぉ…ッ」ズズッ

哩(良かとやって言うとるやろ……)ナデナデ

霞「うう……ッ」エグエグ

哩(……にしても)

哩(着替えるん、面倒やね……)フワァァ…

701 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/11(金) 23:36:56.45 ID:W+ts8zwVO

~一方その頃・姫子は~

姫子「んぐ…んぐ…っ」ゴクゴク

初美「いやー、やっぱりお風呂上がりはコーヒー牛乳に限りま」

姫子「ぶふ――――ッッ!!」ビシャア!

初美「……」ポタポタ

姫子「ぶ、ぶちょーが!ぶちょーが大変な目に遭っとる気がしてならんとです!」ケホケホ

初美「……今まさに姫子ちゃんの目の前で大変な目に遭った人が居ますよー……」ポタ…ポタ…

姫子「初美さん!霞さんのお家教えてもらっても良かとですか!?」

初美「あっ、ガン無視ですかー。あっはっは良い度胸ですねー」ポタ…ポタ…

姫子「えッッ!?どうしたとですかその牛乳まみれな顔は!?」ガーンッ

初美「うん、本当にどうしたんでしょうねー。私も知りたいんですけどねー」

703 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/11(金) 23:48:07.91 ID:W+ts8zwVO

小蒔「あ、この奥が私の寝室なんですが……ちょっと準備させてください」スーッ

仁美「ああ」

小蒔「今から私が質問をしますので、質問に答えながら入ってください!」

仁美「んー」

小蒔「仁美さん!ベッドと床、どちらが良いですか!?」

仁美「床」シャッ

小蒔「ふっふっふ…残念でした、床は既に私が陣取っているのです!」

仁美「」ヒョイ

小蒔「わわっ!?」(ベッドに移される)

仁美「おやすみ」バサッ

小蒔「だ、ダメです~仁美さぁん!ベッドで寝てください~っ!」

仁美「仮にも姫様地べたで寝かせられっか!」クワッ

707 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/11(金) 23:54:50.49 ID:W+ts8zwVO

小蒔「あ……仁美さん、私の事を姫様扱いしましたね?」

仁美「……」

小蒔「泣いちゃいますよ~…ほら、涙がじわじわ昇ってきてます…」

仁美「……」

小蒔「……本当に、……泣い、ちゃいます、よ?」スンッ

仁美「……っ……!」

小蒔「……うッ……」ジワッ…

仁美「だー!もう!」バフッ

小蒔「」ビクッ

仁美「こいで……良かとやろ?」(ベッドに潜り込む)

小蒔「あっ……は、はい///」ドキッ

仁美「……ふん……///」

710 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/12(土) 00:00:23.01 ID:1ZM7JUbUO

小蒔「あ、あの……仁美さん……///」ドキドキ

仁美「……今度はなんよ?」

小蒔「……くっ付いて、寝ても……良いですか?///」ポーッ

仁美「っ///」ドキッ

仁美「か、勝手にせい……っ///」ドキドキ

小蒔「あ、ありがとうございます……」ピトッ

仁美「」ビクッ

小蒔「……///」(腕を回す)

仁美(顔!顔近かとやって!///)ドキドキドキドキ

小蒔「おやすみなさい……///」

仁美「お、おやすみ……///」

((眠れるかなあ……///))

714 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/12(土) 00:10:39.03 ID:1ZM7JUbUO

煌「ふわぁぁあ……っさすが……巴さん」

巴「はい?」

煌「もう眠くなって来ました……狩宿入浴法は本物ですね……」ウトウト

巴「い、いえいえ。そんな私が考案した訳ではありませんしっ…」

煌「失礼ながら……寝室はどちらに……」

巴「そちらの部屋にベッドがありますので、使って下さい。私もすぐ行きますので」

煌「ふぁい……お待ちしておりふぁ……ああああ……」

巴「……」クスッ

巴(煌さん、規則正しい人なんだ…思った通り)

巴(さて、冬休みの課題が一区切りついたら私も寝ないと……)ノビーッ

717 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/12(土) 00:18:44.47 ID:1ZM7JUbUO

巴(……よし。こんなものかな)パタン

巴(はあ……肩こっちゃった……)モミモミ

巴(さて、私も布団を敷いて寝ないと)スーッ

巴(なっ!?)ビクッ

煌「くー……くー……」スヤスヤ

巴(……事前に床に布団が敷かれている……)

巴(そしてその上で……煌さんが寝ている……っ)キュン…

巴(どこまで優しいんですかあなたは……逆に恐怖すら感じるくらい……)

巴(……でも、私は悪い人間)

巴(あなたの思惑には、嵌らないんですよ…)クスッ

巴「よっ…と…」(煌に触らないように床の布団に潜り込む)

巴(ふふふ……煌さん、あなたの負けです)ギュッ

煌「ん~~……すばらぁ……」ムニャムニャ

720 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/12(土) 00:28:25.12 ID:1ZM7JUbUO

美子「ねえ……春ちゃん」

春「?」

美子「えーと……その……」

美子「もう寝よ?」

春「……」

春「……まだ」

春「まだ美子と…くっ付いてたい」ギュッ

美子「気持ちは嬉しかとやけど~…」

美子「お風呂上がりよってからもうずっとくっ付いとるやない…」

春「……」フンス

美子「……しゃーない……」(抱き締めたまま抱き上げる)

春「わわっ…」

721 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/12(土) 00:34:54.37 ID:1ZM7JUbUO

美子「ベッドはどこにあるん?」

春「……」

春「隣の部屋……」(障子を指差す)

美子「こっちやね…」テフテフ

美子(……あ、手ぇ使えん……)

美子「春ちゃん、開けてもらっても良か?」

春「…………」

美子「…春ちゃんっ」ユサユサ

春「…………」ムゥ

春「はい…」スーッ

美子「ありがと」(おでこにキス)

春「あっ……」

春「……///」ポッ

722 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/12(土) 00:37:32.75 ID:jhAeV3+D0

美春は完全に新婚

724 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/12(土) 00:46:28.30 ID:1ZM7JUbUO

美子「よしょっ」ポフッ

春「……」

春「美子」(袖を引っ張る)

美子「んー?」(戸を閉める)

春「さっきのも……大好きの証?」

美子「ん~…さっきのはおでこにやったけん」

美子「お友達とか、ありがとうとか、そういうんやったか……」ウーン

春「する場所によって意味が違う?」

美子「うん。……まあ、うろ覚えやけど……」ポリポリ

春「口にすれば、大好き、おでこにすれば、お友達……」

美子「は、春ちゃん?うろ覚えやけん、あんま信用なら」チュッ

春「ん……っ///」プハッ

美子「は、春ちゃん!?///」

春「大好き。…合ってる?///」

美子「…うん…///」

728 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/12(土) 00:57:26.80 ID:1ZM7JUbUO

美子「電気、消すね」

春「……」コクッ

美子「おやすみ、春ちゃん」パチッ

春「……」

美子「……」モゾッ

春「……」ヒシッ

美子「……///」プシュー

春「……」ギューッ

美子「……///」

美子「ん…」ギュッ

春「!///」ビクッ

春「……///」ギュ~ッ

美子「……///」アセアセ

美子(う、嬉しかとやけど……眠れん……///)

731 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/12(土) 01:07:46.14 ID:1ZM7JUbUO

春「……///」チュッ

美子「……!///」ビクッ

春「……っ///」チュッ、チュッ、チュッ…

美子(春ちゃん……)トクン

美子「……」(春の両頬を優しく包む)

春「……!?///」ドキッ

美子「んむ……」(顔を傾けて深く口付ける)

春「……~~!!///」

美子「……」

春「///」プシュー

美子「」チュパッ

春「……今のは……?///」(小声)

美子「……」

美子「大、大、大好き……のキスかな…///」(小声)

733 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/12(土) 01:12:57.71 ID:cZdXeIlN0

次に一線を超えそうなのはこのペアだな・・・

737 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/12(土) 01:16:07.10 ID:1ZM7JUbUO

春「お、教えて///」(小声)

美子「だーめ。もう寝なきゃ…///」(小声)

春「……じゃあ……///」(小声)

春「もう一回だけ……して……///」(小声)

美子「っ……///」ドキッ

春「……お願い……っ///」(小声)

美子「……///」

美子「……こいで、寝るんよ……?///」(両頬を包む)

春「……うん……///」(真似して包む)

美子「……ん……///」(深く口付ける)

春「……んん……っ///」ビク…ッ

美子(……春ちゃん)

春(美子……美子ぉ……っ!)

((大好き……))

742 :>>733 鳥さんは半田で出来た精神持っとるけん大丈夫ヘーキヘーキ 2013/01/12(土) 01:25:18.01 ID:1ZM7JUbUO

霞「大丈夫?哩ちゃん……どこか痛くない?苦しくない?」ギュウウ

哩「ああ……苦しか」ゲホッ

霞「ど、どこが苦しい?救急車呼ぶ?」オロオロ

哩「お前ん間違った愛情、ああ呼べ。そしてお前が乗れ」

霞「哩ちゃん……私は真剣なの」

哩「余計タチ悪かよ」

霞「困ったわね……石頭に効く薬なんてあったかしら……」ゴソゴソ

哩「お前にだきゃあ言われたく無かとよ!?」

姫子「突撃となりの夜ごはーんっ!」バタッ

初美「ですよー……」ゼェゼェ

哩「姫子!?」ビクッ

霞「はっちゃん!?」ビクッ

749 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/12(土) 01:41:40.95 ID:1ZM7JUbUO

姫子「ぶちょー!魔の手から救いに来よったとです!」

哩「姫子!来るんかなり遅かとやったがまあ助かった!」

霞「……一体これはどういう騒ぎかしら?」ゴゴゴゴゴ

初美「違うんです……これは……いきなりあの子が牛乳を吹き出して……」

霞「は?」(威圧)

初美「ぜ、全部聞いてくださいよー!その後あの子が“部長が危険な目にあってる”とかなんとか……」

霞「……それ、いつ頃の話かしら?」

初美「ついさっきです。着替えてここに来るまでですから……30分無いくらいですねー」

霞「30分…!」

哩「所で姫子、どげん理由でこっちへ?」

姫子「部長が助けば呼ぶ声が聞こえたとです!」キリッ

哩「いや、別に呼んどらんけど……」

姫子「えぇ!?」ガーンッ

霞「……まさか、ね……?」

751 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/12(土) 01:49:49.64 ID:1ZM7JUbUO

霞「ところで哩ちゃん?」

哩「ん?」

霞「この後どうするの?すぐ寝ちゃう?」

哩「……うーむ、あんま眠気は無かとなんよね……姫子は?」

姫子「走って来たんで、目ぇ覚めよったとです…」

初美「右に同じですよー」

霞「それじゃあみんなで良い事しましょう?」

姫子「良い事?」

哩(またなんか)

初美(ろくでもないこと考えてますねー……)

752 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/12(土) 01:50:27.25 ID:wul20H8A0

霞さんまさか…

753 : 忍法帖【Lv=40,xxxPT】(1+0:15) 2013/01/12(土) 01:50:34.48 ID:32a3Kb8YP

良い事……ゴクリ

756 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/12(土) 02:00:18.39 ID:1ZM7JUbUO

霞「奇しくも、副将大将のペアだし」

霞「この4人で……」

哩「4人で……?」

姫子「ごくり……」

初美「……」ドキドキ

霞「ちょうど4人居るのは……きっと何かの運命です……」

霞「みんなでいたストをしましょう」パンッ

哩(な)

姫子(なっ)

初美(な……っ)

(((なんでだ……!?)))

759 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/12(土) 02:05:52.54 ID:pliAXRaQT

人間関係破壊ゲーム

760 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/12(土) 02:06:20.63 ID:1ZM7JUbUO

姫子「ちょい待ってください!私、ルール知らなかとですっ……」

哩「ひたすら店買っときゃええんよ」

初美「いーや、株ですね!ひたすら株です!」

哩「やるかチビ助」

初美「やります偽ツインテール!」

霞「あらあら。つまりは、あの2人が言ってるように、お店と株を買っていくゲームなの」

姫子「へえ……」

霞「サイコロを降ってお店に止まれれば、所持金が足りればその店が買える。もう誰かに買われた店に止まってしまえば……」

姫子「しまえば……?」ゴクリ

哩「ドカーン!」バッ

姫子「わーっ!?」ビビクン

初美「何大人気ないことしてるんですかー」

霞「まあまずはやってみて、わからない事があれば追々。ね?」

姫子「は、はいっ」

764 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/12(土) 02:10:03.28 ID:FABOM3QP0

ボンバーマンといい対人ゲー好きだね

770 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/12(土) 02:15:06.95 ID:1ZM7JUbUO

霞「スフィアバトルは色々専門用語とかでややこしいから、今回はノーマルルールでいきましょう」

哩「空き地は!?」

初美「多め!多め!」

姫子「……?」

霞「はいはい。今回は初心者の子が居るから、普通ね」

哩「なんよ……バイオレンス感足りとらん」

初美「神殿建てて一発がっぽり……ふふふ、ロマンですねー」

姫子「何言っとるかさっぱりわからんとです……」

霞「まあ、やってけばわかるから……まずはキャラクターから決めちゃいましょ?」

哩「パインやね」

初美「X-2ユウナ一択ですよー」

霞「あらあら…それじゃあ私はエアリスで」

姫子「うーん……取り敢えずこのプリンっちゅうので……」

775 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/12(土) 02:25:21.51 ID:1ZM7JUbUO

哩「マップはどうすっか」

初美「当然離れ小島があるステージで!ただしビサイドキーリカ、お前はダメだ!」

哩「離れ小島賛成やね。特に飛空挺ステージは燃えるけん」

霞「あなたたち、初心者が居るってもう忘れてないかしら…?」

姫子「すみません、なんか……」

霞「大丈夫大丈夫。今回は一番分かり易い、トロデーン城でいくわね」

哩「シンプルながら仕掛け時が難しかステージやね」

初美「説明する暇無いんじゃないですかー?」

霞「もう…とにかくスタートっ」

姫子「お、おー……?」

777 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/12(土) 02:32:42.69 ID:1ZM7JUbUO

霞「まずは一の位と十の位を1~9スロットで順番決めするの」

哩「今回はコントローラーが一つしか無いけん、全員のが一度に振られるんよ」

初美「一番数が大きかった人が一番最初に行動出来る!よりどりみどりですよー」

姫子「ほうほう……」

霞「じゃあ、回すわね?」ガチャッ

哩「う、低か…っ」

初美「00とか悪意しか感じませんよー……」

姫子「あ!ぶちょー!私の数、ぶちょーの倍とです!」

哩「あっ本当(小声)……こいがリザベーションの力よ!」

初美「小声でなんか言ってましたよー……?」

霞「今回は姫子ちゃんが1番ね」

姫子「えへへ。お手柔らかにっ!」

779 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/12(土) 02:41:50.57 ID:1ZM7JUbUO

姫子「と、色々メニューあっとですが…」

霞「まあ、最初のうちは使わないものばかりだし、とにかくサイコロを振ると良いわ」

姫子「ていっ!やったあ!6とです!」

哩「あーあ……」

初美「これはやっちゃいましたねー……」

姫子「えっ、えっ!?ダメとでした!?」

霞「うーん、まあ些細な問題なんだけど……説明するわね」

霞「このマップは左右対称で、真ん中から出した数である程度右も左も下も上も、同じ数は同じ結果になってしまうの」

姫子「はあ……?」

霞「つまり、初っ端6を出してしまった姫子ちゃんは、チャンスマークマスにしか止まれない」

780 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/12(土) 02:46:14.97 ID:1ZM7JUbUO

姫子「チャンスマークマス?」

哩「止まるか通過するとマークが貰えるんよ。全部集めよってスタートへ戻りゃレベルアップして賞金が入る」

初美「一周りごとに賞金は上がっていきますから、早く回るとそれだけ有利になりますよー」

霞「更に、チャンスカードも一枚引けるの」

姫子「なぁんだ!プラスじゃないですか!」

哩「と思うんが初心者の悲しか所よ……」クックッ

姫子「ええ!?」

霞「チャンスカードは店に関する物が多いし、あまり始めに引くのは正直メリットが少ないの」

姫子「……えい!」ヒョワッワッワッワッ……

姫子「7?ラッキー7じゃないですかこれ?」

哩「ぶふっ!」

霞「哩ちゃん!」

782 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/12(土) 02:50:02.70 ID:1ZM7JUbUO

霞「このカードはその代名詞とも言えるカード……自分の店が全て7%値上がりするの」

姫子「でも、私店持ってな……はっ!」

哩「気付きよったか。こんゲームはどいだけ早く!多く!店ば手にすっかがポイント!」

初美「まあ店だけじゃどうもなりませんがねー?」

哩「やるかチビ助」

初美「やりますよ偽ツインテール!」

霞「はいはい。じゃあ次は私の番ね」

783 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/12(土) 02:50:26.28 ID:pliAXRaQT

ぶちょー夢中になっとらんで助けてやれwww

784 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/12(土) 02:57:33.00 ID:1ZM7JUbUO

霞「はい……あ、1ね」ニコッ

哩「初っ端1ば出しよるとは……やっぱただ者じゃ無かとやね」

姫子「どうして1が良かとなんですか?」

哩「ああ、店はそれぞれ決められたエリアに属しとってな?」

初美「同じエリアに自分の店が増えていくと、買い物料と増資料が上がっていくんですよー」

霞「買い物料っていうのは、これ」

姫子「霞さんが買った店が、数字一つだけになったとです」

霞「その数字が、止まったときに支払う金額なの。高そうな店に止まりそうな時は遠回りも一つの手よ」

哩「そうそう、行動でミスった時とか、×ボタンで一マス分戻れるけん。活用せん手は無かとよ!」

霞「説明ご苦労様。はい、哩ちゃんの番よ」

哩「任しときんしゃい!」

785 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/12(土) 03:03:04.55 ID:1ZM7JUbUO

哩「んっ!あ、2やね」ニコッ

霞「」ピクッ

初美「さすがに部長さん、わかってますねー」

姫子「もう人が買っとるエリアの店に買っても、あんま効率悪そうなんでは……」

哩「甘か。さっき、買い物料ん増加の話はしたな」

姫子「はい」

哩「こうやって誰かが邪魔ばせんと、ドンドン買い物料も店ん値段も膨れ上がり…手に負えんくなる」

霞「それを事前に防いだのよ。……まあ、哩ちゃんの場合私怨もありそうだけど」

哩「何のことやら」

初美「よし、やっと私の番ですよー!」

787 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/12(土) 03:09:53.13 ID:1ZM7JUbUO

初美「はいっ!……ば、馬鹿な!?3ですって!?」

哩「はっはっは!」バンバンッ

初美「わ、笑うなあ……っ」

霞「この場合、休みかカジノにしか止まれないの」

姫子「必然的にカジノになっとですね…」

初美「チョコボレース!また地味なのが来ましたねー…」

霞「これはチョコボでやる競馬見たいな物。でも負けてもお金は減らないわ」

初美「もちろん大穴ですよー!」ピッ

哩「手堅く本命やね……」ピッ

霞「私は2番人気かしら」ピッ

姫子「じゃあ……私はこの100Gってやつで…」

803 :おはしゃしゃす…… 2013/01/12(土) 08:11:15.91 ID:1ZM7JUbUO

哩「頑張れ緑!お前ならやれっけん!」

初美「ほらほら、紫が刺してきますよ!?」

哩「し、失速した…」

姫子「き、黄色さん頑張ってー」

初美「紫!紫……だめですか……」

霞「灰色が強いわねー?」

姫子(す、すげえ追い上げよって……!?)

姫子「あ……」パーンッ

霞「姫子ちゃんのチョコボが一着。なかなかに大物よ、おめでとう!」

姫子「あ、ありがとうございます……っ」

哩「ビギナーズラックか……姫子がなんか持っとるんか」

初美「どっちもだと思いますよー」

807 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/12(土) 08:33:05.19 ID:1ZM7JUbUO

~ややターンは流れて~

姫子「こいで、銀行城に入れば良かとなんですね?」

霞「そうそう」

初美「やっぱり姫子ちゃんが最初のレベルアップ者ですかー」

哩「1番手やし、デカい数ばっか出しよったしな」

姫子「一番乗りっ!」テレレレッテッテッテー♪

霞「賞金は、現在のレベルと持っている店の数でほぼ決まるの」

哩「今は少なかとやけど、後々重要になってくけん」

初美「さ、株買いましょう!株!株!」

姫子「か、株?」

霞「銀行城を通ると、株がどれかのエリアの株が買えるの」

哩「自分か他人の店が集中しよる所ば買うんが正攻法よ」

初美「私みたいに安い株をとにかく買い込むのもアリですよー」

姫子「ど、どうすれば……」オロッ

霞「姫子ちゃんは初めてなんだし、今回は普通に自分の店が二軒あるアスカンタエリアを買うと良いわ」

808 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/12(土) 08:38:03.64 ID:1ZM7JUbUO

姫子「購入する枚数も決められっとですね」

哩「買える数だけ買っときゃ間違い無かとよ」

初美「そうですねー。一度に10枚以上買えば10%株価が上がりますし」

霞「レベルアップしたターンなら、買った株価は10枚以上売っても上昇するし……限界まで買わない手は無いわね」

姫子「で、では80枚……購入っ」ピッ

哩「ちなみに銀行城ぴったり止まりよったけん、次はスタート時みたくどっちでん進めるぞ」

初美「マップによってはめちゃめちゃ重要ですからねー。覚えとくといいですよー」

姫子「は、はあ……」

霞「それじゃ、次は私の番ね?」ニコッ

809 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/12(土) 08:46:55.83 ID:1ZM7JUbUO

霞「えいっ……あら、また1が」フフッ

哩「お前、なんか仕込んどるやろ」

霞「全てはダイス神様の思うがままです」

初美「つまりダイス神様に営業したんですねー。汚いなさすが霞ちゃん汚い」

霞「はっちゃん、後でお仕置きね」

初美「ええ!?」

姫子「あ、あの…今度は何が?」

哩「ああ…こんエリアが、霞の3つ目の店建ったとやけん」

初美「同じエリアに複数店を揃えての買い物料と増資料の増加は、3つ目からめざましくなっていくのですよー」

姫子「わ…本当、店が大きくなったとです」

霞「一周目から僥倖僥倖♪」

哩「コントローラー貸せ。また独占阻止しちゃるけん」

霞「哩ちゃんったら、性悪なんだから」

哩「どん口が言いよる」

812 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/12(土) 08:58:28.87 ID:1ZM7JUbUO

哩「っと!……あー、過ぎよった。ラッキーマス……どこがラッキーなんよ……」ズーン

姫子「ラッキーマスはラッキーじゃ無かとなんですか?」

霞「そうね、考えようによってはラッキーかも知れないけど……」

初美「実質店が休みにならない休みマスみたいなもんですからねー」

姫子「はあ…?」

哩「こんマスに止まりよったら、自分以外ん誰かが支払った買い物料の二割が配当金として貰えるんよ」

初美「ただ、そんな都合良く高い店なんて止まらないからせいぜい小遣い程度しか貰えませんよー」

霞「後半になると使えなくも無いのだけれど、まだ序盤だし……」

姫子「な、成る程。なんとなくわかったとです」

813 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/12(土) 09:05:12.30 ID:1ZM7JUbUO

初美「部長さんったら運が無かったですねー。えいっ」

初美「あ」

哩「どちらが運無かとやったんかね」

霞「間違いなくはっちゃんでしょうね」フフッ

初美「まさか休日マスに止まるとは…ついてないですよー」

姫子「休日マスっていうのは、名前の通り?」

哩「ああ。1ターンの間、自分の店が休みになるんよ」

霞「姫子ちゃんが今からそのエリア入りそうだったのに、残念ね?はっちゃん」

初美「まったくですよー…」

哩「つまり、姫子は比較的安全に通行出来るっちゅう」

姫子「成る程成る程、では遠慮なく~」

初美「うわあ…本当に止まられましたよー…」

814 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/12(土) 09:15:45.15 ID:1ZM7JUbUO

霞「レベルアップしたわね」フフッ

哩「1番店持っとるけん、そんだけ多く賞金貰えるんよ…ブルジョワめっ」

霞「増資…は、まだ早いわね」

姫子「さっきからよく聞く“増資”ってなんですか?」

初美「自分で購入した店に止まったときに、その店を含む全ての自分の店にいくらか増資出来るチャンスが与えられるんですよー」

哩「増資しよった店は買い物料と店ん値段が上昇するんやけど、まあ1番は株価上げる為にやるようなもんやけん」

霞「やっぱり、株価上がるギリギリまでしとこっと♪」

哩「ああいう感じにみみっちい増資すんのも、一つの戦略やけん」

霞「みみっちいって言わないの」プンッ

姫子「奥が深かとですね…」

初美「株をためにためてからのエリア最大増資は、くせになっちゃう快感ですよー」ホワー

哩「ああ…あれはたまらんな。こんゲームやる意味と言うても過言じゃ無かとよ…」ホワー

815 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/12(土) 09:29:47.02 ID:1ZM7JUbUO

~更にターンは進み~

霞「おっと、止まってしまったわね」チャリーンッ

哩「ぐっ!こいは…マズかよ…」

初美「もうダメです…おしまいですよー…」

姫子「ぶちょーの店に止まりよっただけじゃなかとですか?」

哩「いや、あいつはそいだけでは終わらせんつもりよ」

霞「えい♪」デデッデデッデレレレレレレデーデーデデデーデーデデデッ♪

哩「ああ…札束で顔引っ張たかれよる様な感覚…こいだけは慣れん」

姫子「な、何が起こりよったとですか!?」

哩「……他人の店は、止まりよった時、通常の五倍ん値段出せば無理やり買収出来ゅうんよ」

初美「通称“五倍買い”ですねー」

霞「これで、このエリアが全て私の物になったから」ポンッ

姫子「み、店が!見た事無か値段にっ!」

817 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/12(土) 09:37:10.34 ID:1ZM7JUbUO

哩「エリア内の店が4つになりよったけん買い物料も増資料もケタ違い……MAX増資しよったらこんなもんじゃ無かとよ」

初美「ここからが本当の地獄ですねー…取り敢えずそのエリアの株は買いですが」

霞「あらあら」

姫子「お…恐ろしかゲームとです…」

哩「ふんっ……あっ」チャリーンッ

姫子「また同じマスとですね」

霞「ま、哩ちゃん……?……するの?」アセッ

哩「当然?」デデッデデッデレレレレレレデーデーデデデーデーデデデッ♪

初美「こーなったら後は泥沼戦争ですよー」

姫子「今のは?」

哩「エリア独占ば防ぎよる五倍買いやけど…一度五倍買いされよった店やけん“五倍買い返し”よ」

初美「一度五倍買いされた時点でそこの五倍のお金は戴いてますからねー。こういう芸当が可能なんです」

霞「哩ちゃんってば…なんと罰当たりな…」

哩「先に仕掛けよったんはお前やけん」シレッ

819 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/12(土) 09:50:56.52 ID:1ZM7JUbUO

~更に更にターンは進み~

哩「喰らえ!MAX増資っ!」ボーンッ

霞「ああ…っ」

初美「これは超えましたねー……」

姫子「超えた?」

霞「右下の総資産が見える所の上に、色んな色の矢印があるでしょ」

哩「こいがあんチェッカーフラッグに届きゃあ、目標金額到達の合図なんよ」

姫子「最初に表示されよった、10000Gってやつとですね?」

霞「そう。それを上回って、銀行城に戻れればその人の勝利」

哩「くっ、株が売れんかったか」

姫子「どげん株ば売るとですか?」

霞「それはね…」

初美「はっはっは!10株売りですよー!」

哩「ぎゃー!」

824 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/12(土) 10:31:43.07 ID:1ZM7JUbUO

姫子「あ、株価めっちゃ下がったとです」

霞「株は1ターンに10枚纏めて売れば株価が10%下がるの」

霞「哩ちゃんはさっきの増資で所持金をマイナスにして、株を全て売り払うつもりだったんでしょうけど、上手くいかないものよね」

哩「やけん、まだ目標金額は超えたまま!こんまま銀行城ば突っ切るっ!」

姫子「ど、どうしよ……」

初美「姫子ちゃんは部長さんの株持ってませんからねー。現状、打つ手は無いです…」

姫子「あ、レベルアップ……そいじゃこいでぶちょーの株ば……」

初美「おいやめろ馬鹿!」

姫子「へ?」ポチッ

哩「姫子。助かったぞ」ニコッ

姫子「」ドキッ

霞「勿論、10枚纏めて買えば10%上がるの……この技を使うには、予め株を持っておく必要があったのよ」

姫子「あ、あわわ…」

828 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/12(土) 11:10:39.22 ID:1ZM7JUbUO

霞「一応私も10株売りしておくけれど……」

初美「もう焼け石に水ですよー」

霞「まあせっかくだし、私も最大増資しておこうかしら」ボーンッ

姫子「霞さんも目標超えましたね?」

哩「やけど、金額ば上回っても先に銀行城着かんと勝者には成りえん」

哩「そいで私のターン。勿論株は全売却すっとよ?」

姫子「ああ……皆さん、すみません」

初美「姫子さんは初めてですからねー。気にしなくて良いですよー」

霞「そうそう。私たちも楽しめたし」

哩「ほっ!」ギュイーン

霞「勝負は最後まで、何が起こるかわからないし……ね?」ニヤッ

哩「ちゃ……チャンス、カード……っ」ビクン

830 :さるさんキツ過ぎィ! 2013/01/12(土) 11:23:26.38 ID:1ZM7JUbUO

哩「い……いやいや。そげん……漫画じみた展開……」ヒョワッワッワッワッ……

姫子「13ですね」

初美「ぶーっ!」バシバシッ!

霞「ぐっ……くく……っ」(悶絶)

哩「」(放心)

姫子「え?え?」

姫子「何々、ちょー悲惨!自分の全部のお店価格13%ダウン!」デレデレデレデレデレデレデレデレドゥンデレロン

初美「まさかっ……本当にっ……引くなんてっ……」ケタケタ

霞「はっちゃんっ、……そんな、笑ったら……失礼よ……っ」プルプル

哩「十分笑うとるぞ」

姫子「ああ…10000G切りよったとですね…ぶちょー…」

哩「身内贔屓目に見てもダメやね……」ガクッ

833 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/12(土) 11:31:02.34 ID:1ZM7JUbUO

初美「日頃の行いが悪いからそうなるんですよー!」ヒュッ

哩「くっ!」

霞「あらあらいらっしゃいなホラァ!」

初美「ギャー!さっき最大に増資された店にッッ」ビクッ

姫子「よんけた……」ブルブル

霞「毎度あり?」ニコッ

初美「ああ……株が……株がー……」グスッ

哩「日頃の行いが悪かとやったな」

初美「おっぱいみたいに暴利な店に止まってしまいましたー……」

霞「」ガッ

初美「ごめんなさい」(早口)

姫子「わ、私のターンですね!」

839 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/12(土) 11:41:17.63 ID:1ZM7JUbUO

哩「カジノやね」

姫子「私カジノ初めて止まったとです!」

初美「あ、バトルコロシアム!私これ一番好きですよー!」

霞「姫子ちゃんはボタンでサイコロを振って、出た目の合計がHP」

姫子「はいっ!……26とです」

哩「まあ普通やね」

霞「で、私達もサイコロで戦うの……はいっ!……11」

初美「なかなかのなかなかですねー」

哩「こん波に乗る……はっ!……6か……」

初美「部長さんもまだまだですねー?やっ!」

哩「……おい」

姫子「さ、3……」

霞「1と1だったらクリティカルで4になっていたから、実質最低ダメージね」

初美「ふええぇ……」

840 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/12(土) 11:48:30.24 ID:1ZM7JUbUO

姫子「あっ」ビスッ

哩「HPが1でん残りゃ姫子の勝利。良かとやったな」

姫子「はいっ!」

霞「賞金と、どこでもカードを手に入れたわ」

姫子「どこでもカードってなんですかね?」

初美「持っていれば、マークが一つ足りなくてもレベルアップできるんですよー」

霞「まあここのマップは半周で2つのマークが手に入るから、あまり単体では使わないわね」

姫子「ほうほう」

哩「二枚持ってりゃ、半周でレベルアップ出来ゅうが。そげん機会もあんま無かとよ」

初美「チャンスカードでルーラとか出た時くらいですかねー。有効なのは」

姫子「へえぇ……便利なんですね」

霞「さ、私のターンね」ニコッ

842 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/12(土) 11:56:38.27 ID:1ZM7JUbUO

初美「今霞ちゃんにスロウかけますよー……」

霞「あらあら」ブンッ

哩「おい6出よったぞ!どうなっとるんよ!」ガクガク

初美「やっぱりダイス神様に営業してるとしか思えないですよー!」ガックンガックン

姫子「霞さんの優勝とですね。おめでとうございます!」

霞「うふふ。ありがとう姫子ちゃん」ナデナデ

哩「さすがやね。おもちでイカサマしよるだけはあるな」

霞「してませんよーだ」ベーッ

初美「おっぱ……なんで私の時はそんな怖い顔なんですかぁぁ!?」ビクビクッ

霞「胸に手を当ててみたらどうかしら」

初美「はい」(霞の胸に手を置く)

初美「けほ……っほんとにっ……しんじゃいますよぉっ……」ギリギリギリギリ

845 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/12(土) 12:04:23.16 ID:1ZM7JUbUO

霞「さて、いい感じに眠くなってきたことですし、寝ましょうね」パン

姫子「は~い」

哩「ふあぁ……んむ。ああ……もうくったくたよ」ショボショボ

初美「」

姫子「あ、あのー……初美さんは……」

霞「ああ、はっちゃんはそこで寝るって言ってたから」(哩をお姫様抱っこ)

哩「ん~……」グテン

姫子(お、お姫様抱っこされよるぶちょー……可愛かっ!)ドキッ

霞「哩ちゃん、扉開けてもらってもいいかしら?」

哩「仕方無かとやね……」カララ

霞「ありがと」

哩「…ん…」ウトウト

847 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/12(土) 12:14:20.40 ID:1ZM7JUbUO

霞「ここが寝室ね」(哩に目配せ)

哩「ん~」カララ

姫子「あ、トイレ教えてもらっても良かとですか?」フルッ

霞「ええ、すぐ右にあるわ」

姫子「ありがとうございますっ」タタタッ

霞「……哩ちゃん、寝かせるわね?」

哩「……んん……」

霞「ふふ、さっきまであんなにはしゃいでたのに……もうおねむさんなの」

哩「……」

霞「姫子ちゃん…良い子ね。大切にしてあげてね…?」

哩「……」スー…

霞「まったく」

霞「ん」(頬にキス)

霞「おやすみなさい……哩ちゃん」

哩「……」スー…スー…

850 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/12(土) 12:21:20.41 ID:1ZM7JUbUO

霞「…さて。私の分のお布団敷かなきゃ」バサッ

姫子「ふぅ……あっ、その、私は……」キョロキョロ

霞「ああ、姫子ちゃんはベッドで寝てもらえる?」ニコッ

姫子「えっ、で、でも……」オロッ

霞「哩ちゃんと、一緒に寝たいでしょう?」

姫子「……///」ポッ

姫子「……///」コクン

霞「素直でよろしい。……さて、明日もあるし…今日はおやすみなさい?」

姫子「あ、はい……おやすみなさいっ」

姫子「……」(ベッドに乗る)

姫子「あ、あのっ」

霞「?」

姫子「ありがとう…ございます///」

霞「…どういたしまして」クスッ

853 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/12(土) 12:26:57.34 ID:FABOM3QP0

どうした霞さん

854 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/12(土) 12:27:50.94 ID:v5ZEPPyZ0

あーこれは翌朝ぶちょーが寝言で霞さん呼んじゃうパターンだ…

856 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/12(土) 12:33:08.34 ID:1ZM7JUbUO

霞「……」

霞「……」フゥ

霞(布団、冷たいわねぇ……この季節)

霞(はっちゃん抱き枕……いやはっちゃん湯たんぽ?持ってくれば良かったかしら……)

霞(…あ、そう言えばはっちゃんのことすっかり忘れてた…どうしましょう…)

霞(……でも……もう布団入ってしまったし……)ウト…ウト…

霞(あの部屋にはこたつもあるし……大丈夫でしょう……)

霞(視界にも大分……靄が……)

ギシッ…

霞(…?)

ギシッ…ギシッ

霞(ベッドが……?)

859 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/12(土) 12:39:17.78 ID:1ZM7JUbUO

哩「…ぅぐ…っ」トッ

哩「……っ」プルプル

哩「……」ヨロッ…ヨロッ…

哩「っく……っ」(部屋を出て行く)

霞(ま……哩ちゃん?)

霞(今……哩ちゃん、あ、歩いてた…?)

霞(すごい、危なっかしかったけど……)

霞(これは…夢……?)

霞(それとも……)

哩「っく、……っ」ヨロッ…ヨロッ…

哩「はぁ……っ」(寝室の入口で座り込む)

霞(…もしかして…トイレ……?)

霞(言ってくれれば、連れて行ったのに……)

860 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/12(土) 12:46:14.99 ID:1ZM7JUbUO

哩「……っ」(四つん這いで布団に近付く)

哩「…っは…く…っ」ズルッ…ズルッ…

霞「ま……哩ちゃん……?」(小声)

哩「……っ」(無言で潜り込む)

霞(……あ、夢ね。これ…)

霞(哩ちゃん、歩けるわけ無いもの)

霞(哩ちゃん、姫子ちゃんと一緒の方が良いはずだもの)

霞(わざわざ私の布団に、入る理由が無いもの)

霞(哩ちゃん……)

霞(哩ちゃん、こんなに……優しくないもの)フルフル

863 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/12(土) 12:49:52.25 ID:1ZM7JUbUO

哩「……」(後ろから抱き付く)

霞「!!」ビクッ

霞「ま、哩ちゃ」

哩「寝とる」

霞「?……」

哩「寝とる…けん…」

霞「……」

霞(もう)

霞(もう…夢でも……良い)

霞「……」(後ろを振り向く)

哩「……///」(顔を真っ赤にして目をつぶっている)

霞「……ありがと」ギュウッ…

霞(こんなに、あったかい)

869 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/12(土) 13:04:28.61 ID:1ZM7JUbUO

美子「春ちゃんっ……」ギュウッ

春「よ、美子ッ……美子ぉッ」ビクッ

美子「好き、好き…大好き、やけ、んッ」グチュッ

春「わ、わ、た、しもッ……美子ッ…だいす…ッ」チュウッ

美子「ちゅ…ん、…んっ…ちゅる…ちゅっ」グチュッグチュッ

春「んぐッ、ッ、んうッふぐッ」ビクビクッッ

美子「んっ、ちゅるッ……ちゅふ、んぐッ」(指を絡ませる)

春「ぁ、んぐッ……ぉぐっ、んぐぅぅッッ」ヒクッヒクンッ

美子「ぁぷッ……はッ……春、ちゃ……っ」ギュウ…ッ

春「んく……ッよ、美子ぉ……ッ」ブルブルッ

美子「は、春、春ちゃん…ッ!私ッ…もぉ……ッ!」ガクガクッ

春「や、やぁッ、い、一緒、にッ……美子……一緒にぃッ!」ブル…ッ

870 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/12(土) 13:07:24.10 ID:1ZM7JUbUO

美子「春ちゃ……ッッ!」ビクッ!

春「……」スー…スー…

美子「……」チュンチュン

美子「……///」カアァ…

春「…んん…」モゾッ…

美子(なんて夢……見よる……///)

美子(せっかくの初夢やったのに……っさ、最低やね……っ///)プルプル

874 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/12(土) 13:14:05.32 ID:1ZM7JUbUO

春「……ん~……」

美子(……こげんきれいな……春ちゃんに)

美子(……私、何てこと……考え……っ///)

春「ぅあ……?美、子……?」パチ

美子「ッッ!///」(後ろ向きになる)

美子(春ちゃんの顔……見れん……っ///)

春「…? 美子…?」

美子(ごめん…ごめん春ちゃん~っ……!)プルプル

春「……」

春(もしかして…)

春(嫌われた……?)ズキ

876 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/12(土) 13:18:17.93 ID:1ZM7JUbUO

春(昨日の夜……あんなに我が儘言ったから)

春(怒ったの……?)

春(そんな…嘘…)

春「美子…」

美子「っ」ビクッ

春「こっち向いて」

美子「……///」フルフル

美子「ごめん…」

美子(今は……顔向け出来ん……っ)

春「……」

春(……まだ)

春(…寝てるのかな…)

春(夢だから)

春(こんなの…)ジワッ

878 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/12(土) 13:24:53.74 ID:1ZM7JUbUO

仁美「……」パチ

小蒔「……」クー

仁美「ッッ!」ギョッ

仁美(か、顔…近過ぎやっちゅうんに……)ドッキンドッキン

小蒔「……」クー…

仁美「……」

仁美(お人形さんみたいな顔しよる……)

仁美(…唇…綺麗なピンク…で…)

仁美(見よるだけで……吸い込まれそうな……)

仁美「……」(無意識に顔を寄せる)

879 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/12(土) 13:31:51.87 ID:1ZM7JUbUO

仁美(鼻息が……当たる……)

仁美(って!!何しよる私!?)ピタッ

仁美(いやいやいやいや!いかんやろ!そげんっ……!)

小蒔「」パチ

仁美「」

小蒔「あ、仁美」
仁美「ッ!」(高速で後ろを向く)
小蒔「さん」

小蒔「おはようございます…」ボー

仁美「あ、ああ。おはようさん///」ドッキンドッキン

仁美(危なかとやった……!また私に危機が迫っとった!どこぞの馬の骨ともつかん私が姫様とキスしてみぃ!首が飛んでジンギスカンに)

小蒔「ところで……」

小蒔「どうしてあんなに顔を近付けてらしたんでしょうか……?」

仁美「」

881 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/12(土) 13:38:46.53 ID:1ZM7JUbUO

仁美「そ、そいはな……っ」ドッキンドッキン

小蒔「はい……?」(小首をかしげる)

仁美「……そいは…」

仁美(どうする!?どうするよ私!?)

仁美(ライフカード見してくれ!今ん私にゃ手札が見えん!!)

小蒔「……?」

仁美「……わ、」

仁美「悪か夢、喰っとったんよ。お前が悪夢ば見んように」

仁美(そいは羊じゃなく貘やろがぁぁああ!?)

仁美(吐くんやったらもうちょいマシな嘘吐け!私の大馬鹿もんが!)

小蒔「ありがとうございます!」パアァッ

仁美「へ?」

884 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/12(土) 13:48:17.77 ID:1ZM7JUbUO

小蒔「確かに、夢の中で仁美さんが私を助けてくれましたっ」キラキラ

仁美「そ、そうか」

小蒔「本当に、最初は怖い夢だったんです。何が怖いのかはよく覚えてはいませんが……」

小蒔「何か、怖い物に追われていたんです。崖っぷちまで……」

小蒔「それで私、決断したんです!ここを飛び越えよう!向こう側に渡ろう!と!」グッ

仁美「はあ」

小蒔「しかし……今一歩のところで届かず、落下を始めた……その時でした」

小蒔「向こうの崖から、誰かが私を引き上げてくれたんです!」

小蒔「こんな感覚、どこかで…と思ってたんです!」

小蒔「そう、あれは福岡で仁美さんに転けそうになった私を支えてもらった時の、感覚……!」

仁美「お、おう」

小蒔「何度も何度も助けていただいて…本当に、ありがとうございます!」ペッコリン

仁美「う……うん」タジッ

886 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/12(土) 13:54:27.47 ID:1ZM7JUbUO

煌「……」ポケー

煌「…あすぁ…?」チュンチュン

煌「!?」ビクッ

巴「すぅ…すぅ…」

煌「なっ……」(口を手で押さえる)

煌(な、なんで私、巴さんと床で寝ているんですか……ッ!?)

煌(ベッドがあるのに!2人して床に!?)

煌(というかそれならなんで布団敷かれたんですか……?)

煌(私は寝るとき何を……?)ウーン…

887 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/12(土) 14:03:00.95 ID:1ZM7JUbUO

煌(仮説1……私がベッドで寝て、巴さんが床に布団を敷いて寝て私がベッドから転げ落ちた)

煌(……うん、まったく矛盾なくこの状況になってます)

煌(ただ問題は)チラッ

煌(ベッドから離れすぎている上……寝ている位置関係上、私は巴さんを乗り越えている事になります)

煌(どーも不自然ですねえ……すばらくない)

煌(仮説2、巴さんが布団を敷いてベッドで寝て2人して転げ落ちた)

煌(これならさっきの位置関係はクリアー出来ますが……布団を敷いた意味は……?落下の予知……?)

煌(仮説3……巴さんが布団を敷いて、ベッドで寝る私を布団に落とし一緒に寝た)

煌(一番信憑性は高いですが……巴さん、そのままベッドで寝れば良いのでは……?)

煌(そうか!わかりました!仮説4!)

煌(布団を敷いて私を落とし、自分も転げ落ちた!これですね!)すばらっ!

892 :またさるさんか! 2013/01/12(土) 14:22:22.95 ID:1ZM7JUbUO

煌(よおしっ、そうと決まれば……!)

煌「あっさでっすよー!」ユサユサッ

巴「わひゃあっ!?」ビクッ

煌「ふっふっふ巴さん、昨日はよくも私をベッドから落としてくれましたねえ?」

巴「え……え…?」

煌「ネタはばぁっちりあがってますよ!」

煌「今!2人して床で眠っていたことが何よりの証拠!」

煌「あなたは昨日、布団を敷き、ベッドで寝る私を転げ落とし、ベッドで眠ったが自分も転げ落ちた……」ポクポクポク

煌「違いますか!?」チーンッ

巴「あ、はい……違います…」

煌「すばっ……?」

煌「……~~~~ッッ///」カアァ

894 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/12(土) 14:29:14.42 ID:1ZM7JUbUO

煌「なっ……私が既に床に布団を敷いて寝ていた?」

巴「…は…はい…」

煌「どうしてそんな面倒なことを……?」

巴「い、いえ、私に聞かれましても…っ」

煌「もしかして、巴さんってば私を転げ落とした心のやましさに嘘を…?」

巴「な……っち、違いますっ!」クワッ

巴「本当なんです…っ本当に、私が見たときにはもう床で寝てらしたんですっ!」プンスカッ

煌「わ、わかりました、わかりました……っ」

煌「……あれ?」ハテナ?

煌「……でもそれなら、どうして一緒に床で寝てたんですか?ベッド空いてらしたのに」

巴「……っ!///」カアァッ

896 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/12(土) 14:37:34.75 ID:1ZM7JUbUO

巴「そ、それはっ」

煌「それは?」

巴「…それ、はっ……///」カアァ

煌「それは…?」

巴「……///」プルプル

煌「?」

巴「っ…一緒に床で寝たかったからですっ~~!!」ガーッ

煌「すばらぁあっ!?」ビクゥッ

巴「……///」フーッ フーッ

煌「…っ…」ドキドキ

巴「……煌さんっ……///」

煌「は、はいっ!?」ビクッ

巴「……朝ご飯、食べましょう…?」

煌「は、はいっ!お供しますっ!」

898 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/12(土) 14:43:27.65 ID:1ZM7JUbUO

初美「年寄りは朝が早いんじゃないんですかー?」

霞「……ほぇ……?」

初美「ほら。起きてくださいー。というか昨日はよくも置き去りにしてくれましたねー」

霞「……うん……ごめんね……」グシグシ

初美「…ど、どうしたんですか……変に物分かり良いなんて」ゾワッ

霞「……あの2人は……?」

初美「まだベッドでぐっすりですよー。こりゃ起こさなきゃ起きなそうですねー」

霞「……そう……」

霞(やっぱり、夢……だったのね……)

霞「……んん~……っ」ノビー

900 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/12(土) 14:50:04.54 ID:1ZM7JUbUO

霞「あら……」

霞(指に、髪の毛……挟まって……)

霞「……!!」ビクッ

初美「なにビクビクしてるんですかー……まったく……」

霞(緑色の……髪の毛……!!)ギュッ

初美「?……何抜け毛持ってにやけてるんですか」

初美「……この年で抜け毛だなんて笑うしかないって奴ですかー?」

霞「……ううん、これは抜け毛じゃないわ」

初美「え……じゃあ何なんですか?」

霞「……神様の、贈り物」ギュッ…

901 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/12(土) 14:50:47.83 ID:v5ZEPPyZ0

なにこの乙女かわいい

903 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/12(土) 14:56:04.64 ID:1ZM7JUbUO

初美「…ついにボケましたか…」ヤレヤレ

霞「……」スック

初美「やだやだ、まったく年は取りたくないものですねー」ガシ

霞「はっちゃん……?いい加減に……」

初美「かはッ……やっと、乗ってきましたね……ッ」ジタバタ

霞「?」パッ

初美「けほっ!」ストンッ

初美「……霞ちゃんには、湿っぽいのは似合ってないんですよー……」ケホケホ

霞「え…」

初美「私をいじっているくらいの霞ちゃんが……一番、好きなんですから。私は」(顔を背ける)

霞「……」

霞「……ありがとうね、はっちゃん」ギュッ

初美「なんのことですかねー」

906 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/12(土) 15:05:36.39 ID:1ZM7JUbUO

姫子(やだ……)

姫子(行かんで……)

姫子(行かんでください……ぶちょーっっ……)
姫子「部長ぉ……っ!」ガシ

哩「……」スー…スー…

姫子「……あ……夢……?」

哩「……」スー…スー…

姫子「……部長」

哩「……」スー…スー…

姫子「良かった……」ギュッ…

908 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/12(土) 15:08:50.27 ID:1ZM7JUbUO

姫子「……」(哩の手を弄る)

姫子「……///」(哩の手のひらを見つめる)

姫子「どこにも行かんでください……部長……ッッ///」ボソ…ッ

姫子「」(手のひらにキス)

姫子「……///」

姫子(さ、さて)トンッ

姫子(霞さんたちは……もう部屋行っとるんかな……)テフテフ…

哩「……」スー…スー…

哩「……」スー…

哩「……」
哩「馬鹿姫子」ボソ…ッ

909 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/12(土) 15:10:42.30 ID:XDuW1NMs0

もう残り100もなくなってしまった
ネタが続く限りずっと読みたいのに

910 :>>909 主にどっかの馬鹿がさるったり寝落ちたりで不甲斐ないからね 仕方ないね 2013/01/12(土) 15:16:26.14 ID:1ZM7JUbUO

姫子「霞さーん」テフテフ

霞「あら姫子ちゃん、良く眠れた?」ニコッ

姫子「ばっちりとです!」

霞「哩ちゃん、起きてた?」

姫子「いや……部長は、まだ寝とったとです」

霞「そう……後で様子見に行かなきゃね」クスッ

初美「いい香りですねー?」

霞「今、お餅を焼いているところだから。もうすぐ出来るわよ?」

初美「わーい!」

姫子(焼き餅……)

姫子(なんて……ね。考え過ぎ考え過ぎ)フルフル

914 :もういっそこの辺で無理矢理畳むのもアリかも知れん 「私達の温泉はここからだ!」的な 2013/01/12(土) 15:30:10.62 ID:1ZM7JUbUO

霞「はい。はっちゃん、こたつのお部屋に持ってって」

初美「わ~磯部もち~♪」ステテ

姫子「あ、危なかとですよ!片方持ちますって……!」

霞「じゃあ私、哩ちゃんの様子見てくるから~…聞いてないわね」フフ
霞「……はてさて……」テフテフ
霞「……起きてるんでしょう?」

哩「…まだ寝とる」

霞「昨日の温もりは夢かしら、現実かしら」

哩「さぁな。“床の布団になぞ入った覚え無かとやった”けん。知らんな」

霞「…っ…」ブルッ…

哩「……」

917 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/12(土) 15:37:13.54 ID:1ZM7JUbUO

霞「昨日、夢を見たのよ」

霞「歩けるはずの無い子が、部屋を出て行くのを見ていた」

霞「……トイレなら……言えば連れてってあげたのにね……」

哩「1人で歩けっかどうか確かめようと思うたんじゃ無かと?知らんけど」

霞「……無茶するのね……本当に」

哩「ふん…」

霞「それでね、一人で凍えていた私を……包んでくれたのよ」

哩「きっと帰り、寒そうに震えとる奴でも見かけよったんやね」

霞「でも……起きたらもう、居なかった」

霞「だから夢。私の最高の……初夢」

哩「……そうか」

哩「良かとやったな」ニコ…ッ

霞「……ええ」ニコッ

922 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/12(土) 15:54:53.26 ID:1ZM7JUbUO

霞「その夢に、言っておいたんだけどね」(歩み寄る)

哩「……」

霞「もう一度言っておきたくて」ギュッ

哩「……何ば言いよるん?」(頬擦り)

霞「……」スンッ

霞「……ありがとう……」ニコッ

哩「……まあ、知らんけどな……」フッ

哩「どういたしまして……?」ニコッ

霞「……ふふ」

哩「…くっくっ…」

霞「……お餅焼いたんだけど、食べるかしら?」(離れる)

哩「ああ……頂く」

924 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/12(土) 16:00:27.95 ID:1ZM7JUbUO

姫子「!」ピーンッ

初美「また怪しげな反応でも拾いましたかー」

姫子「ぶちょーが危なか……っ!」タタタタッ

初美「まったく……忙しないですねー」

姫子「ぶちょー!」バッ

哩「ん?」(おんぶされている)

霞「わっ、びっくりしちゃった…」

姫子「え、えっと…」

哩「どげんしよった…?」

姫子「……」タラタラ

姫子「なん……でも、無かとですよぉ……?」ハハハ

926 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/12(土) 16:13:31.07 ID:n4r+/vpR0

このセンサー、感度いいんだか悪いんだか

927 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/12(土) 16:17:24.55 ID:yQRdPagL0

ノートン級だな
いい意味でも悪い意味でも

928 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/12(土) 16:25:13.37 ID:1ZM7JUbUO

姫子(おかしかよ……そげんはずは……確かに今……)

哩「……姫子」

姫子「はいぃっ!」ドキーンッ

哩「……」

姫子「……」(恐る恐る哩の方を向く)

哩「おはよう」

姫子「……へ」

姫子「あっ、は、はい!おはようございますっ」ペッコリン

哩「随分大げさやね…挨拶に来てくれよったんじゃ無かと?」

姫子「え…あ、そ、そうでした……そうだったんですけど、……ちょっと」チラッ

霞「?」

姫子「いきなりおんぶ状態で……びっくりしてしまいまして……」(目を泳がせる)

哩「あー、こんな怖そうなん居ったらそりゃあびっくりしよるな」

霞「哩ちゃんっ!」

930 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/12(土) 16:33:40.42 ID:1ZM7JUbUO

哩「まあ、わざわざ来てくれよったんは感心すっとよ」

姫子「そんな、勿体無きお言葉とです」

霞「こっちもびっくりしたのに~っ」

哩「ああ姫子、先に行っとれ。部屋ん入り口居ったら霞が出れん」

姫子「は、はい…失礼します」テフテフ

霞「もう…話聞いてくれないんだからっ」プンスコ

哩「おーおー悪かとやった」ハハハ

霞「……哩ちゃん」

哩「ん?」

霞「やっぱり優しいのね。あの子、絶対ヤキモチ妬いて来てたわよ」

哩「やろうな」

霞「それなのに、逃げ道を作ってあげるなんて……」

哩「……短か付き合いでも無かとやしな」

931 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/12(土) 16:40:32.20 ID:1ZM7JUbUO

霞「やっぱり、私が妬いちゃいそう」

哩「そん時言わんかったか?」

哩「勝手に妬いとれ……ってな」

霞「……本当に、貴女ってば罪作りな人」

哩「お前に言われよったらおしまいやね」

哩「……」

哩「誰かさんに、姫子も大切にしてやれ言われよったしな」

霞「…やっぱり、寝たふりだったの」

哩「さあな」

霞「へそ曲がり」

哩「レイプ魔」

霞「天然フェロモン」

哩「悩殺プロポーション」

霞「くくっ」

哩「ふふ」

933 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/12(土) 16:48:22.26 ID:1ZM7JUbUO

美子「……」カチャ

春「……」モグ…

美子(春ちゃんの顔が見れん)モグ

春(美子がこっち見てくれない)カチャ

美子(春ちゃんになんも言えん)カチャ

春(美子が話し掛けてくれない)カチャ

美子(春ちゃんに嫌われたく無か)カチャカチャ

春(美子に嫌われたかも知れない)モグ

美子(春ちゃんにさわれん)カタン

春(美子が撫でてくれない)カチャ

美子(春ちゃん……)

春(美子……)

935 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/12(土) 16:55:30.51 ID:1ZM7JUbUO

美子(結局、私は疚しか人間で)

美子(心んどっかで、春ちゃんばそげん対象で見よる)

美子(こんまま一緒に居ったら)

美子(いつか、私ん手で歪ませよる)

美子(私ん手で、汚しよる)

美子(そげん……)

美子(そげん悲しか事は、無か)

美子(私が居ったら……春ちゃんは……)

美子(……そいじゃあ)

美子(私が居らんかったら……?)グルグル

936 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/12(土) 17:00:33.77 ID:1ZM7JUbUO

春「美子」

春「美子…?」

春「美子!!」

美子「っは!」ビクッ

春「……美子」ギュッ

美子「は、春……ちゃん……?」ゼェ…ゼェ…

春「…馬鹿美子」

春「少しの間だけど……息、してなかった」

美子「っ…」ゼェ…

春「何をそこまで……?」

春「何があったの……?」

美子「言えん」

春「話して」

美子「……言えん」

938 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/12(土) 17:08:11.03 ID:1ZM7JUbUO

春「嫌いになった?」

美子「なっとらんよ」

春「じゃあ話して」

美子「やけん話せん」

春「それはどうして」

美子「…春ちゃんの為に」

春「私が話してって言ってるのに?」

美子「そいだけは……話せん」

春「どうして」

美子「言いよったら」

美子「言いよったら……嫌われるけん」

春「……」

940 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/12(土) 17:11:38.21 ID:1ZM7JUbUO

春「じゃあこうする」

美子「?」

春「言わなかったら嫌いになる……!」ギュッ

美子「……!!」

春「……さあ話して」

美子「……」

春「美子」

美子「……」

美子「春ちゃん……ごめん……」

春「……」

美子「今から」

美子「今から、最低な私ん話し、するけん」

944 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/12(土) 17:25:57.53 ID:1ZM7JUbUO

春「最低…?」

美子「……うん」

美子「昨日の晩。よりにもよって。初夢で」

春「……」

美子「春ちゃんに……春ちゃんば犯す、夢……見たんよ」

春「犯す?」

美子「え……と」

春「それはどういう……?」

美子「……その……えと……」ウーン

美子「春ちゃんば、私の物にしよったん……無理矢理」

春「……!!」

春「……で」

美子「……?」

春「……どこが最低だったの?」

947 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/12(土) 17:31:42.95 ID:1ZM7JUbUO

美子「そ……その」オロッ

美子「私……春ちゃんに、無理矢理」

美子「えっちなこと……しよって……///」カアァッ

春「いいよ」

美子「えっ……」

春「美子がしたいなら……私は…///」

美子「えっ……そっ……そんなんっ」

美子「そんなん、本当に好きな人と…じゃ無かとやったら…っ」

春「……ッ」ギリッ
パァァンッ!
美子「」

春「……確かに、今のは最低だった」

949 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/12(土) 17:37:58.28 ID:1ZM7JUbUO

春「何度も何度も言わせないでよって言った」

春「それすら何度も言った」ジワッ

春「それなのにまだ言わせるつもりなんだ」

美子「……あ」

春「良いよ」

春「こうなったらもう、何度でも言うだけだから……ッ」(思いっきり抱き付く)

美子「春、ちゃ…」

春「私は」

春「私は美子じゃなきゃ……嫌」

春「美子が良い」

春「お願い」

春「……」グスッ

美子「……春ちゃん……」(抱き返す)

956 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/12(土) 17:58:16.92 ID:1ZM7JUbUO

>>950超えちゃったことだし一区切りついたし大体の次回予告っぽいもんでもして〆ますわい
・みんなのお土産選び
・哩ちゃん、湯治
・新道寺、帰宅

の三本です

来週もまた見てくださいね~

じゃん・けん・ぽん
うふふふふふ

952 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/12(土) 17:46:22.63 ID:1ZM7JUbUO

春「……嫌われたかと……思った……っ」

美子「……」ポンポン

春「朝からっ、……顔、合わせて、くれなっ、くてぇっ……」エグッ…エグッ…

美子「…ごめんね。……嫌いになんて、なれんよ」ポンポン

春「何もっ、はな、してっ、くれなっから……っ」エグッ

春「聞けな、くてっ、……こわくてっ!」エグッ

美子「ごめんね……ごめん……」ポンポン

春「……」ヒック…ヒック…

美子「……」ナデナデ

春「……もう」スンッ

美子「…?」

春「隠し事、…やめて」スンッ

美子「……」

美子「……うん」

955 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/12(土) 17:53:49.29 ID:1ZM7JUbUO

春「美子……」スンッ

美子「なあに…?」

春「……」

春「大好きを、して」

美子「……!」

春「大、大、大好きを……して」ギュッ

美子「……わかった……」

美子「……」(両頬を掴む)

春「……きて……美子……」ギュッ

美子「……うん」グイッ

春「…んむっ…」

美子「……」ギュウッ

春「……」ギュウウッ

958 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/12(土) 18:01:02.63 ID:1ZM7JUbUO

くぅ~疲れましたw これにて完結です!
実は、ネタレスしたら代行の話を持ちかけられたのが始まりでした
本当は話のネタなかったのですが←
ご厚意を無駄にするわけには行かないので流行りのネタで挑んでみた所存ですw
以下、まどか達のみんなへのメッセジをどぞ

まどか「みんな、見てくれてありがとう
ちょっと腹黒なところも見えちゃったけど・・・気にしないでね!」

さやか「いやーありがと!
私のかわいさは二十分に伝わったかな?」

マミ「見てくれたのは嬉しいけどちょっと恥ずかしいわね・・・」

京子「見てくれありがとな!
正直、作中で言った私の気持ちは本当だよ!」

ほむら「・・・ありがと」ファサ

では、

まどか、さやか、マミ、京子、ほむら、俺「皆さんありがとうございました!」

まどか、さやか、マミ、京子、ほむら「って、なんで俺くんが!?
改めまして、ありがとうございました!」

本当の本当に終わり

961 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/12(土) 18:02:07.02 ID:8TclsRhN0

なぜ、ここで そのコピペなの?wwww乙!

962 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/12(土) 18:03:30.84 ID:kDmu7LWh0

乙でした
そして何故それを持ってきた

964 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/12(土) 18:11:03.73 ID:y+zMF1sZi

せめて改変して使えよwww

976 :もう落ちるし前回やりそびれたネタでも書くか 2013/01/12(土) 19:04:54.57 ID:1ZM7JUbUO

霞「哩ちゃん、前御守りくれって言ってなかったかしら」

哩「あー。そういやお守り欲しかとやったな」

霞「せっかくだから買ってあげるわね」

哩「うん、やめろ?」

霞「えー?どうして」

哩「絶対変なもん買うつもりやろ」

霞「大丈夫大丈夫、効き目は保証するわ」

哩「いや、効き目っちゅうか…お前が心配なんよ」

霞「ま、哩ちゃんに心配されちゃった……やっぱり効果あったのね……恋愛成就」サッ

哩「ああ。お前ん頭も心配になってきよったしな」

978 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/12(土) 19:13:37.89 ID:1ZM7JUbUO

小蒔「そうだ!仁美さん、せっかくこちらの神社に来たんですし、お守りはどうでしょうか?」

仁美「政治が良くなるお守りはあるかね?」

小蒔「……ちょ、ちょっとそれは……無いかも知れませんね」

仁美「そんなら麻雀が上手くなるお守りとか……」

小蒔「……運気上昇なら!」

仁美「じゃあ、そいば戴こうかね…」

小蒔「はい!じゃあ、ちょっと待ってくださいね」

仁美「? 普通にそい渡すだけで良か…」

小蒔「むむむむむ!」(お守りを額に当てて目をつぶる)

小蒔「むんっ!……はい!これでばっちりです!」

仁美「ここは巫女カフェか何かか?」

979 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/12(土) 19:22:50.16 ID:1ZM7JUbUO

煌「あ、お守り、買ってっても良いですか?」

巴「はい、大丈夫ですよ…」

煌「えーと、無病息災、交通安全、旅行安全……」

巴「ふふ、煌さん……中々慎重な方なんですね?」

煌「いえ?これらは部の皆さんの分です」

巴「……え、では煌さんのは…?」

煌「うーん……お小遣いが無くなっちゃいそうなので、止めときますか!」

巴「……それじゃあ私が、一つプレゼントします」

煌「そ、そんな……悪いですよっ」

巴「良いんです。貰っておいてください」ソッ

煌「……縁結びの、お守り……ですか」

煌「そういう言葉とはあまり縁が無いかもしれませんが…ありがとうございます!」

巴「いえいえ…」ニコ

981 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/12(土) 19:28:59.54 ID:1ZM7JUbUO

春「……」

美子「わぁ、お守りってめっちゃ種類あるんやね」

春「何がいい…?」

美子「へ?」

春「プレゼントする……」

美子「そ、そんな……悪かよ……」

春「する」ズイッ

美子「むー……そいじゃ……」

春「はい」

美子「まだ選んで無かとやけど…」

春「…大丈夫」

春「選んどいたから…!」

美子「あ……安産祈願……」

美子「春ちゃん……私、まだ結婚すらしとらんよ……?」

春「……」ニコ

983 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/12(土) 19:35:23.14 ID:1ZM7JUbUO

初美「あ、恋愛成就のお守りは大人気につき売り切れですよー?」

姫子「」ビクッ

初美「あ、やっぱそれ買うつもりでしたかー」

姫子「び、びっくりさせんでください!それに、私は……」

初美「んん~?私は?なんですかー?」

姫子「……っ///」

姫子「……健康祈願で……///」

初美「一番当たり障り無いとこ選びましたねー?」

姫子「わ、私はこいでも健康に気ぃ使うとーとですよ!」

初美「はいはい。そんな良い子ちゃんのピンクちゃんにお姉さんからプレゼントですよー」

姫子「恋愛成就……貰っても良かとですか?」

初美「ええ。私の恋は成就の見込み、ありませんしねー」

姫子「そ、そげん悲しか事言わんでくださいっ!」

初美「ははは……」

984 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/12(土) 19:38:29.58 ID:wul20H8A0

姫子初美は失恋コンビやったとですか・・・

985 : 忍法帖【Lv=40,xxxPT】(1+0:15) 2013/01/12(土) 19:39:04.11 ID:cySixs6h0

新年迎えて初姫やし…(震え)

986 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/12(土) 19:42:28.98 ID:1ZM7JUbUO

初美「私は恋はする方じゃなくて、ニヤニヤ眺めてる方が面白かっただけですよー」

姫子「ええ!?乙女にあるまじき言動やったとですよ今!?」

初美「命短し恋せよ乙女、ですよー」

姫子「いやそいはどっちかと言うと私のセリフですよね」

初美「ええい!おいちゃんに構わず恋しまくれば良いじゃあないですか!応援しますよ?」

姫子「おいちゃんって外見でも無かとですがね……」

姫子「……ま、まあ……」

姫子「有り難く、受け取っておきます……」スッ

初美「そーそー、素直が一番ですよ♪」ニコ

988 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/12(土) 19:48:34.49 ID:1ZM7JUbUO

霞「で、結局何にしたの?」

哩「家内安全」

霞「や、やっぱり人妻って噂……本当だったのね……」ヨロヨロ

哩「ぶっ飛ばしても良かと?」

霞「冗談だってば。……どうして、家内安全なの?」

哩「……私にとっては、部のみんなが家族みたいなもんやけん」

哩「やけど、部内安全なんて無かろ?そいけん、家内安全で良かとよ」

霞「……やっぱり哩ちゃんって、根は優しいのね」

哩「おい“根は”ってなんぞ“根は”って」

霞「だって」

霞「照れ隠しで、すぐ手が出ちゃうじゃない?」ニコッ

哩「……っ」

哩「うっさい」

989 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/12(土) 19:50:00.88 ID:1ZM7JUbUO

お粗末。

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