【咲-Saki-】菫「宮永照弱っ!!」【亦野誠子SS】

1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/08/05 18:53:49 ID:D5GIlQso0

菫「はじめまして弘世菫です」

菫「中学では麻雀をしていて高校でも麻雀部に入部するつもりです」

菫「ちなみに中学でいい成績のこしました!」ドヤァァァァァ

菫「あと家柄も割りといいです!」ドヤァァァァ

菫「容姿も悪く無いです!」ドヤァァァァ

ザワザワ…

2: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/08/05 18:56:09 ID:D5GIlQso0

先生「…はいアリガトゴザイマシターじゃあ次は……宮永さんお願いします」

照「……はい」スッ

照「……」

先生「宮永さん?」

照「……はじめまして宮永照です!」ニコッ

照「家庭の事情で長野から東京に引っ越して来ました~~……」ペラペラペラペラリーノ

………
……

3: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/08/05 18:58:07 ID:D5GIlQso0

先生「はい宮永さんありがとうございました席に着いて」

ミヤナガサンッテカワイイネー

ネー ザワザワ

菫「……ふん」
4: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/08/05 19:01:14 ID:D5GIlQso0

~廊下~

菫「さてと早速麻雀部にでも行くかな」

菫「弱ければ殲滅してもいいな」ハハハ

菫「む……」

照「……」

菫「オイなんでお前がいるんだ」

照「……?」

5: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/08/05 19:05:58 ID:D5GIlQso0

菫「この先には麻雀部の部室しかないんだぞ?」

照「……」

菫「まさかお前も麻雀するのか?」

照「……」

菫「ん?それとも私の勇姿を見に来たのか?んん?」

照「……」

菫「……」

照「……誰?」

6: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/08/05 19:10:33 ID:D5GIlQso0

菫「おいおいおいおいおいおい!!!!」

照「……」

菫「同じクラスの弘世菫だ!」

照「……あ…ドモ」ペコリン

菫「っこの…!」

照「……」テクテク

菫「だから!すぐ無視するな!」

7: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/08/05 19:16:37 ID:D5GIlQso0

~部室前~

菫「私が先に入るんだ」グイグイ

照「すごい邪魔……」グイグイ

部員「部室の前が禍々しい……」

8: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/08/05 19:18:44 ID:D5GIlQso0

菫「弘世菫ですよろしくお願いします!あっこれ馴染みのお店で買ったケーキですよろしければ」

キャーココノケーキナカナカカエナイノヨネー ワーワー

照「……」

部員「あー弘世さんインターミドルでも活躍してたよねー」

菫「はい!正直高1最強と思っています!」

部員「はは……」

部員「えっと宮永さんは……」

宮永「私はインターミドル出ていないので」

部員「そっかーよしじゃあ今日は1年生の実力を見てみようかな」

9: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/08/05 19:19:57 ID:D5GIlQso0

菫(ふんざっと見だが大した実力を持っている奴はいなさそうだな…)

菫(1年でレギュラーになるため最初から全力でいくかな)フフン

菫「ツモ!」

菫「ロン!」ドスッ

部員「弘世さんやっぱり凄いわね…」

部員「これならレギュラーも十分に狙えそうだわ」

11: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/08/05 19:26:20 ID:D5GIlQso0

部員「他の子もだいたいどんなもんかわかってきたわね…ん?」

部員「宮永さんあなたまだ打ってないの?」

照「空いてなかったので……」パクパク

部員(ケーキ食べとる!)

部員「もっと積極的にいかないとーあーあそこ空いたから行きなさい」

照「……はい」

12: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/08/05 19:32:17 ID:D5GIlQso0

照「お願いします」ペコリ

菫「む……お前か」

照「……」

菫(そういえばさっきは恥をかかせてくれたな……)ワナワナ

菫(徹底的に狙ってやる!)

17: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/08/05 19:52:27 ID:D5GIlQso0

菫「ロン!」

菫「ロン!」

菫「ローーーーーーン!!」

照「……」

部員「うわぁ…容赦ないね」

部員「高1最強はあながち間違ってないかもね」

菫「いえ私はやっぱり実力で言うと……高校1000年生ですから!」ババーン!

部員「はい」

18: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/08/05 19:59:24 ID:D5GIlQso0

菫「はっはは宮永照弱いな」

照「……」

菫「よし今日から宮永弱と呼ぼう」ハッハッハ

照「……った」

菫「ん?何か言ったか?」

照「大体わかった」

菫「何がわかったんだ?自分の弱さか?ん?」

照「あなたの力がわかったからもう一度打ってほしい」

菫「やれやれそれでお前の気が済むなら何回でも」ハハッ

19: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/08/05 20:04:29 ID:D5GIlQso0

照「……」

菫「何度打っても一緒だと思うがな」

………

照「ツモ」

菫「安い手だなー」

………

照「ロン」

菫「はいはい」

………

照「ロン」

菫「ん」

………

照「ツモ」

菫「うっ……」

20: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/08/05 20:07:30 ID:ehgB5PtiT

このシャープシューターは新しい

21: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/08/05 20:09:42 ID:D5GIlQso0

照「ロン」ギュルギュルギュル ドーン

菫「」

部員「な、何なのこれ……」

部員「み宮永さん凄いわ!なんで最初の対局では全然和了らなかったのに!?」

照「……初めてなんで力を見てたら」

ナニソレスゴーイ キャーキャー

菫「」

部員「その力を見るってもっと短時間で出来ないの?それが出来たら……」

照「あっ一局で見れました」

菫「」

24: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/08/05 20:15:32 ID:D5GIlQso0

~数日後~

モブ1「宮永さん!麻雀部の子から聞いたよ!もうレギュラーなんだって!?」キャー

モブ2「えーウチの学校って強豪だよね!?」キャー

モブ3「すごーーい!!」キャー

モブ4「えー私今のうちにサインもらっとこうかなー」キャー

照「……」モミクチャモミクチャ キャー キャー

ガラッ

菫「……」

25: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/08/05 20:20:23 ID:D5GIlQso0

モブ1「あっ弘世さんよー」ヒソヒソ

モブ2「入部初日で宮永さんにボコボコにされたんだよねー」ヒソヒソ

モブ3「相当でかい口たいてたらしいよー」ヒソヒソ

モブ4「それから調子落として全然ダメらしいよー」ヒソヒソ

菫「……」

照「……」

モブ1「ってかそもそもそれが実力だったんじゃない?」ワライ

モブ2「かもねー」ワライ

菫「……っ!」ダッ

26: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/08/05 20:22:19 ID:D5GIlQso0

照「……」

モブ3「あー」

モブ4「出っていちゃった」

モブ1「それより宮永さん――」

照「」ガタッ

照「……弘世さんは…弱くない」

照「見てもいないのに勝手なことは言わないほうがいいと思う……」タッタッタ

モブ「あー……」

28: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/08/05 20:25:38 ID:D5GIlQso0

~廊下~

菫「はぁ…確かにあんな事言っといてこんなんじゃ部活にももう顔だせないな……」

菫「……」

菫「……辞めるか」

照「弘世さん」

菫「!」

菫「なんだわざわざ笑いに来たのか?」

照「……」

29: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/08/05 20:28:56 ID:D5GIlQso0

菫「安心しろもう麻雀部には行かないから」

照「……なんで?」

菫「辞めるんだよ」

照「……」

菫「……正直自分でも同年代には敵はいなくて全国に余裕でいけると思ってた」

菫「それがまさか同じ学校の同学年にこてんぱんにやられるとはな」

菫「所詮私はそれだけの力だったんだ」

30: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/08/05 20:31:43 ID:D5GIlQso0

菫「ふん…お前なら全国でも活躍できるだろ……」

菫「せいぜいウチの学校を全国に連れっててやるんだな」

照「……」

菫「わかったらどっかにいけ」

照「……私だけじゃ無理」

31: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/08/05 20:34:04 ID:D5GIlQso0

照「全国に行くのに弘世さんも一緒にいてほしい一緒に戦ってほしい」

菫「……っ」

照「私は……あなたがほしい」

菫「な、なななにを言ってるんだ//」

照「?」

照「対局した中で弘世さんが断トツで強かったから……」

菫「あぁ……」

34: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/08/05 20:37:47 ID:D5GIlQso0

照「……」

菫「……」

照「…それに弘世さんがいないととにかく困る」

菫「強いだけなら他にもたくさんいるだろ」

照「……それだけじゃない」

菫「え?」

照「――から」

菫「はぁぁぁぁ!?」

36: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/08/05 20:41:53 ID:D5GIlQso0

………
……

亦野「って事があったんだって」

渋谷「へー……よくそんなこと知ってるね」

亦野「いやー3年の人に聞いたんだよ」

亦野「3年は殆ど知ってるらしいけど部長の威厳に関わるからって後輩には基本的に教えてくれないんだけどね」

渋谷「ふーん」

亦野「まっ同じチームってことで無理やり聞いたんだけどねー」ハハハー

亦野「あっでも弘世先輩には内緒だよ!バレたら絶対射られるわー」ハハハー

渋谷「いいけど……弘世先輩ずっと後ろにいるよ?」

菫「」

亦野「」ハハハー…

37: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/08/05 20:47:24 ID:D5GIlQso0

亦野「うぐっ…射られた……」

菫「まったく!何の話をしてるかと思ったら」ブツブツ

亦野「いやーでも先輩も可愛いところあるんですねー」

菫「あぁ?」

亦野「すいませんでしたー」ドゲザー

亦野「……でもここまで教えてもらったんですけど最後宮永先輩が弘世先輩に何を言ったかだけは教えてもらえなかったんですよー」

菫「うっ」

渋谷「ちょっと気になりますね」

38: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/08/05 20:49:52 ID:D5GIlQso0

菫「はぁー」

菫「まぁここまで知られてるなら別に教えてもいいが……」

亦野「ぜひ知りたいです!」

菫「……あいつは」

40: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/08/05 20:53:24 ID:D5GIlQso0

照『弘世さんがいないと美味しいケーキが食べれなくなるから』

菫『はぁぁぁぁ!?』

42: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/08/05 20:57:19 ID:D5GIlQso0

亦野・渋谷「え」

菫「あいつは私が買ってきたケーキが気に入ったそうでな」

菫「私がいないとそのケーキが中々食べれなくて困るそうだ」ハァー

亦野「そんな理由で……」

渋谷「よく戻って来ましたね……」

菫「いやもうなんだか馬鹿らしくなってな……」

43: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/08/05 21:00:16 ID:D5GIlQso0

菫「とにかくこの話は終わりだ」

菫「他の部員特に淡には絶対に言うなよ!」

亦野「はーい」

ガチャ

照「……」

亦野「お疲れ様でーす」

44: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/08/05 21:03:03 ID:D5GIlQso0

菫「ほら照あそこのケーキ買ってきてやったぞ」

照「ありがとう」パクパク

渋谷「……餌付け」ボソッ

亦野「」ブー!!

菫「」ギロッ

48: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/08/05 21:07:31 ID:D5GIlQso0

ガチャ

淡「お疲れ様でーす!!」

淡「わテルーの食べてるケーキ美味しそう~」ゴクリ

菫「残念だなそれ一つしかなかったんだ」

淡「えー食べたいー」ブーブー

菫「文句言うな」

淡「高校1000年生のスミレ先輩なんとかしてくださいよー」

菫「」

49: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/08/05 21:15:34 ID:D5GIlQso0

淡「ねーねー」グイグイ

菫「おい」ギロッ

亦野「知りません知りません!!」ブンブンブンブン

照「……」パクパク

照「……」ゴクン

菫「照……」

照「今日はもう帰る」スッ

菫「いやいや今日は大事な話があるんだ」ガシッ

照「大丈夫私はない」グイ

菫「いいから来い」

照「」ズルズル

亦野「……よーし練習するかー」

渋谷「うん」

淡「わーいテルーがケーキ残していった」パクパク

Happy Endでカン!

50: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/08/05 21:16:18 ID:ehgB5PtiT

おつかれちん

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