1 : ◆9NgV143E7U 2014/03/08(土) 04:26:24.21 ID:3v7PMi/SO
照「長野に帰省した」 の続きみたいなもの。
ぬるい展開しかありません。波乱の展開とか書く技量ない。
平和のみ、です。
2 : ◆9NgV143E7U 2014/03/08(土) 04:34:17.12 ID:3v7PMi/SO
照(今日はお父さんと咲が、お母さんに会いに来る。
なので、私は白糸台の寮からお母さんの家へ向かっている…)テクテク
照(お父さんは反省してたけど…
お母さんは、お父さんと仲直りできるかな?)テクテク
照(…なんてことを考えていたら迷った)ガーン
3 : ◆9NgV143E7U 2014/03/08(土) 04:43:12.24 ID:3v7PMi/SO
宮永母のおうち
宮永母「あら、照。お帰りなさい。」
照「た、ただいま。」ナントカタドリツイタ
照「今日、お父さんと咲が会いに来るんだよね?」
宮永母「そうよ。」
照「お父さんのこと、許してあげられそう?」
宮永母「どうかしらね。
最初は、あの人の顔も見たくない、って出てきちゃったけど。
お互い離れていたおかげで頭も冷えたからね。
今後のことについて話し合うつもりよ。」
4 : ◆9NgV143E7U 2014/03/08(土) 04:49:55.08 ID:3v7PMi/SO
照「お父さんも、お母さんには戻ってきてほしいんだよ。
この間、私が長野に帰省したとき、お父さんが電話で話してたでしょ?」
宮永母「ふふっ、あの時は、照がお土産のお菓子を食べちゃって台無しだったわね。」
照「むむむ」
宮永母「心配しないで…
前向きに話し合うから。」
5 : ◆9NgV143E7U 2014/03/08(土) 04:59:38.46 ID:3v7PMi/SO
照「せっかくだから、お母さんはお父さんとゆっくり話しなよ。
私が、おもてなしに料理を作るから。」
宮永母「あなた、料理できたの?」
照「私はエプロンをつければ、侍女式自動人形なみに…」
宮永母「清楚なクッションをお持ちでないでしょ…」
照「わ、私の後輩だって、邪悪なクッションを持ってるわけじゃないよ。
咲の友達には綺麗なクッションをお持ちの子がいたけど…」ズーン
6 : ◆9NgV143E7U 2014/03/08(土) 05:55:12.02 ID:3v7PMi/SO
宮永母「まぁ、照が作ったのなら、お父さんも咲も喜んでくれるでしょ。
二人が来るのは夕方だから、夕飯の材料を買いに行って、下準備をしましょうか。」
照「うん。」
宮永母「…心配だから私も手伝うわね。」
照「頑張る。」
7 : ◆9NgV143E7U 2014/03/08(土) 06:03:53.48 ID:3v7PMi/SO
お買い物中
宮永母「ブリの切り身と牛薄切り肉と…」
照「お菓子と…」
宮永母「ジャガ芋と人参と玉葱とほうれん草と…」
照「お菓子と…」
宮永母「オクラ、山芋、納豆と糸こんにゃくと…」
照「お菓子と…」
宮永母「フルーツ缶とヨーグルト…」
照「お菓 宮永母「戻してきなさい!」
8 : ◆9NgV143E7U 2014/03/08(土) 06:09:51.04 ID:3v7PMi/SO
宮永母「もー、こんなにお菓子ばっかり持ってきて…」
照「違うの、これはようせいさんが…」
宮永母「何わけのわからないこと言ってるのよ。」
??「てるてる、せきにんてんかー」
??「はなはだいかんにおもうー」
9 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/03/08(土) 11:38:11.60 ID:6UDbOkAn0
この照の好きなマスコットキャラクターはだんご大家族かな?
10 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/03/09(日) 00:40:28.64 ID:2NMAVNYo0
妖精さん!?
11 :1 2014/03/09(日) 05:37:27.85 ID:Jyua0GBSO
やはり中原さんは渚のイメージが強いのかな、かな…
ちなみに『衰退』とのクロスにはなりません。
12 : ◆9NgV143E7U 2014/03/09(日) 05:46:21.07 ID:Jyua0GBSO
照「お母さん、今日の晩御飯は何を作るの?」
宮永母「いやいや、あなたが作るって言い出したんでしょ?」
照「そうだった…
ブリの照り焼きと、肉じゃがと、ほうれん草のおひたしと、オクラと山芋の納豆和えを作って、フルーツヨーグルトが食後。」
宮永母「じゃあ、食材も買ったし、帰りましょう。」
13 : ◆9NgV143E7U 2014/03/09(日) 05:56:12.44 ID:Jyua0GBSO
帰宅
照「早速、料理を始めよう。エプロン着けて…と。
さあ、お母様、始めましょう一一以上。」
宮永母「…やめなさい。」
照「はい…」
照「気を取り直して、まずは煮込むのに時間がかかる肉じゃがからだね。」
宮永母「おっ!わかってるじゃない。」
照「にんじん、じゃがいもは皮をむいて…」デコボコ
宮永母「ちょっ!厚くむきすぎ。ピーラーを使いなさい。」
照「うぅ」ガーン
14 : ◆9NgV143E7U 2014/03/09(日) 06:02:54.71 ID:Jyua0GBSO
照「たまねぎは薄くスライスする……ううっ、しみるー。
牛肉は一口大に切って…あれ?」ビローン
宮永母「ちゃんと切らないから、国旗みたいになってる…」
照「糸こんにゃくは水に通して、と。
ふぅ、ようやく材料を切り終わった…」グッタリ
宮永母「まだ下準備が終わったところでしょ。」
15 : ◆9NgV143E7U 2014/03/09(日) 06:20:09.44 ID:Jyua0GBSO
照「次は材料に火を通す。
鍋に油をひいて牛肉を…」
宮永母「待った、待った、油が十分に熱されてないわよ。
水を垂らして、ジューってなるくらいまで待ちなさい。」
熱し中 ジュー
照「おお、ジューってなった。」
宮永母「じゃあ牛肉を入れて、色が変わってきたら、たまねぎと、じゃがいもと、にんじんね。」
照「はーい、ポイポイッと。」
ジュージュー
16 : ◆9NgV143E7U 2014/03/09(日) 08:43:58.33 ID:Jyua0GBSO
照「火が通った。」
宮永母「次はダシ汁と酒、砂糖を加えて、中火で3分ほど煮るの。」
グツグツ、コトコト
照「い、いい匂いがしてきた。
じゃ、次はみりんと醤油を入れて…」
宮永母「その前にアクをとってね。」
照「はい。」
宮永母「うん、味も整ったわね。
後は、水気がなくなるまで2、30分くらい煮ましょう。」
17 : ◆9NgV143E7U 2014/03/09(日) 08:57:47.09 ID:Jyua0GBSO
照「ふふ」
宮永母「どうしたの?」
照「お母さんと料理するの、楽しい。」
宮永母「あらあら、嬉しいこと言ってくれちゃって。」
照「肉じゃがが出来る前に、おひたしと照り焼きの準備をしよう。」
宮永母「ほうれん草はサッと茹でて、ブリの切り身はキッチンペーパーで水気を取っておきましょう。」
18 : ◆9NgV143E7U 2014/03/09(日) 09:11:30.42 ID:Jyua0GBSO
照「茹でたほうれん草は、水気を絞って、一口大に切る。」
宮永母「後はそれを醤油、スリゴマ、削り節と和えれば完成よ。」
照「次は、ブリの照り焼き。
まずは、フライパンで、ブリを焼こう。」
宮永母「その前に醤油、砂糖、みりん、酒を合わせておいてね。
照り焼きのタレにするから。」
照「じゃ、フライパンに油をひいて…」
19 : ◆9NgV143E7U 2014/03/09(日) 09:33:00.03 ID:Jyua0GBSO
照「切り身に火が通るように、両面を焼くんだね。」
宮永母「火が通ったら、フライパンの油や焦げをペーパーで拭き取るといいわよ。
火傷しないように気をつけてね。」
照「それから、さっき合わせたタレを入れるんだね。」
ジュジュー
照「おぉ、香ばしい匂い。」
宮永母「あとはタレを絡めながら一焼きね。」
22 : ◆9NgV143E7U 2014/03/09(日) 09:47:44.53 ID:Jyua0GBSO
照「最後にオクラと山芋の和え物。」
宮永母「これは、材料を切って、納豆と和えるだけね。
山芋は細長く切ると、お箸でつまみやすいわよ。」
照「ネバネバ和え物…」
宮永母「このネバネバしたのが、体にいいらしいわよ。」
照「うん、それと…」
宮永母「?」
照「ううん、何でもない。
お父さん、食べてくれるといいね。」
宮永母「そりゃあ照が作ったんだもの。
食べてくれるわよ。」
照「次は咲も一緒に、お母さんと料理を作れるといいな。」
宮永母「ええ、そうね。」
24 : ◆9NgV143E7U 2014/03/09(日) 10:04:28.64 ID:Jyua0GBSO
ピンポーン
宮永母「あ…」
照「咲とお父さんだ。」
咲「お母さん!お久しぶり。」
界「…ひ、久しぶり。」
宮永母「いらっしゃい咲
……界さんも…」
界「あ、あぁ、お邪魔します。」
宮永母「……ふぅ。他人行儀なことはやめましょ。
せっかく来てくれたんだもの。まずは入って。」
界「ありがとう。」
25 : ◆9NgV143E7U 2014/03/09(日) 10:11:38.86 ID:Jyua0GBSO
咲「わー、なんかいい匂い。」
宮永母「今ね、照がご飯作ってくれてるのよ。」
界「ほう。」
咲「お姉ちゃん、料理大丈夫なの?」
宮永母「私が横で見張ってたから大丈夫よ。」
26 : ◆9NgV143E7U 2014/03/09(日) 10:19:07.75 ID:Jyua0GBSO
照「お父さん、咲、いらっしゃい。」
咲「お姉ちゃん、本当にお料理出来たんだね、すごい。」
照「言ったでしょ。私はエプロンを着ければ…」
咲「あはは…」
照「今度は咲も一緒に、お母さんとお料理しようね。」
咲「うん!うん!!」
27 : ◆9NgV143E7U 2014/03/09(日) 10:30:50.46 ID:Jyua0GBSO
キッチン
咲「あ、肉じゃがが出来てるね。」
照「うん、ご飯も炊けてるから、後は盛りつけるだけ。」
ダイニング
宮永母「…」
界「…」
宮永母「つ、疲れたでしょ。まずは一休みして。」
界「あ、うん。」
宮永母 界((気まずい…))
界(おかしいな、前に電話口では、いい感じで話せたんだが。
今までのこと、謝らなければいけないんだが、面と向かうと話しづらい。)
宮永母(もう頭も冷えて、落ち着いて話せると思ったんだけど。
喧嘩して出てった手前、話しにくい。)
界「…」
宮永母「…」
28 : ◆9NgV143E7U 2014/03/09(日) 20:42:42.86 ID:Jyua0GBSO
照「お母さん、一通り出来上がったから、そっちに運ぶね。」
フルーツ缶(デバンマダ?)
宮永母「あ、そういえば、フルーツ缶を開けてなかったわね」タタタッ
界「あ…」
咲「? フルーツは食後でいいんじゃ?」
照「はい、お父さん、どうぞ」
界「あぁ…、ブリの照り焼きに、肉じゃがに、おひたしか。
照が作ったのか?」
照「うん、あともう一品。」
界「お、オクラと山芋か。」
29 : ◆9NgV143E7U 2014/03/09(日) 20:48:56.18 ID:Jyua0GBSO
照「うん。お父さん、泊まっていくんでしょ?」
界「あぁ、今日は、母さんにお世話になるつもりだ。」
照「ネバネバしたものは精力がつくらしいから…」
界「!?」
宮永母inキッチン「ちょっ!!?」メコォ!
フルーツ缶(ギャアア)
30 : ◆9NgV143E7U 2014/03/09(日) 20:59:06.85 ID:Jyua0GBSO
宮永母「ちょ、ちょっと照!変なこと言わないでよ!
豪盲牌の練習しちゃったじゃない。」
照「咲も、もしかしたらお姉ちゃんになれるかもしれない…」
咲「わ、わー。たのしみだなー」(棒読み)
界「ま、まてまて。
いくら母さんが若作りでも、高翌齢出産は母体に負担がかかって良くない。」
宮永母「そうね。ちゃんと避妊しないと…」(錯乱)
界「えっ?」
宮永母「あっ!?」カァァ///
照「けっ、見せつけやがって」(もーっ、二人とも仲良しだなぁ)
咲「お姉ちゃん、逆!
言ってることと思ってること逆だよ!?」
31 : ◆9NgV143E7U 2014/03/10(月) 02:11:55.50 ID:HFBvH4mSO
咲「気を取り直して、いただきます。」パクパク
界「いただきます」モグモグ
照「どうかな?」
界「うまい…」
咲「ほんとだ。お母さんのお料理みたい。」
照「味付けはお母さんに教えてもらったし、横で見てもらったからね。」
咲「お母さん、お母さん。今度は私にも教えてよー。」
32 : ◆9NgV143E7U 2014/03/10(月) 02:21:02.71 ID:HFBvH4mSO
宮永母「あら、咲の料理の腕は、もう私より上なんじゃない?」
咲「そ、そんなことないよ。私もお母さんに教わりたい!」
宮永母「まぁまぁ…次は私に作らせてよ。ね、お父さん?」
界「お、本当か?楽しみだなぁ。」
宮永母「でしょう?」
宮永母(って、あれ?何だか…)
界(普通に話せてるぞ。)
33 : ◆9NgV143E7U 2014/03/10(月) 02:38:15.23 ID:HFBvH4mSO
咲「ごちそうさまでした。」
照「お粗末さまでした。」
咲「ねぇ、せっかく家族揃ったんだから、また麻雀打とうよ。」
宮永母「でもここには麻雀牌がないわよ」
咲「カード麻雀を持ってきたの。」
界「お、準備がいいな。」
照「私は咲ほど優しくないよ。
巻き上げたら貯金なんてしてあげないからね。」
宮永母「あら、お年玉の貯金のこと、教えてあげたの?」
界「あぁ、この間、照が帰省した時にな。」
照「もー、お父さんもお母さんもひどい。」ぶーぶー
34 : ◆9NgV143E7U 2014/03/10(月) 02:48:19.26 ID:HFBvH4mSO
咲「ここはお金を賭けたりしないで……
みんなで楽しもうよ!」ゴッ
照「うん!」ギュルギュル
宮永母「まだまだ娘達には負けないわよ!」8000アーデルハイド オーバー
界「え……8000?えっ?」
35 : ◆9NgV143E7U 2014/03/10(月) 03:01:11.72 ID:HFBvH4mSO
照「ロン 1000」
照「ロン 2000」
照「ツモ 1000、2000」ギュルギュル
照(よし来い!)コークスクリューツモ
照「あっ!」バラバラー
咲「あーあ。風でカードが散らかっちゃった…。」
宮永母「これは照のチョンボね。」
照「」ガーン
36 : ◆9NgV143E7U 2014/03/10(月) 03:19:20.21 ID:HFBvH4mSO
界(むむむ、いかに魔物レベルの娘たちと、スーパーアーリア人みたいになってる母さんが相手とはいえ、一度くらいはあがりたいな。)
界(おっ、早い順目で張ったぞ。ここはダマで出和了りを期待するか。)
宮永母 打牌
界(きたッ)
界「御無礼、ロンで 咲「あ、それロン!」
界「えッ?」
咲「あ、お父さんも当たりだった?
ゴメンね、ダブロン無しだから、上家の私の和了だね。」
界「はい……」ションボリ
38 : ◆9NgV143E7U 2014/03/10(月) 03:36:28.80 ID:HFBvH4mSO
対局終了して
照「じゃあ、洗いものも終わったし、私は寮へ帰るね。」
咲「えっ、もう帰るの?」
照「うん。咲も私のとこにおいで。
お母さん達、二人にしてあげよう。」
宮永母「もう、まだ言ってるの。」テレテレ
界「参ったな…」タハハ
照「いやいや、お母さんとお父さん、今後のことで話し合うんでしょ。
二人のほうが話しやすいと思って。」
宮永母 界「「ソウデシター」」
39 : ◆9NgV143E7U 2014/03/10(月) 03:48:38.76 ID:HFBvH4mSO
咲「でも、私が白糸台の寮に泊まって大丈夫なの?」
照「一日くらいへーき。
じゃあ、明日の朝、また顔を出すね。」
界「帰り道、気をつけてな。」
咲「お、おやすみなさい。」
宮永母「ほんとに行っちゃった…」
界「なぁ…」
宮永母「なぁに?」
40 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/03/10(月) 07:49:45.82 ID:xwDPGPoz0
まったくよくできた娘たちですなあ
43 : ◆9NgV143E7U 2014/03/10(月) 12:46:33.08 ID:HFBvH4mSO
界「言うのが遅れてしまったけど…今まですまなかった。
また、今日みたいに皆で過ごしたい。
戻ってきてくれないか?」
宮永母「…私も、今日は楽しかった。」
界「じゃあ…」
宮永母「お菓子…」
界「え?」
44 : ◆9NgV143E7U 2014/03/10(月) 12:54:07.48 ID:HFBvH4mSO
宮永母「前に電話で話してたお菓子、持ってきてくれた?」
界「ああ。もちろん。」
宮永母「もうお風呂あがりに、パンツ一枚で歩き回らない?」
界「うん。」
宮永母「もう、私のこと放っておかない?」
界「…」ギュッ
宮永母「…あ」ダキシメラレ
45 : ◆9NgV143E7U 2014/03/10(月) 12:58:18.09 ID:HFBvH4mSO
白糸台寮
咲「お父さん達、ちゃんと仲直りできるかな?」
照「大丈夫、本当はお母さんもお父さんとよりを戻したいはず…
お母さんとお父さんが仲直りしたら、また家族皆で暮らそう。」
咲「うん!」
カン
46 : ◆9NgV143E7U 2014/03/10(月) 13:23:26.05 ID:HFBvH4mSO
おまけ
宮永母「あ、でも3人目を作るのは…」
界「あれは照の冗談だろ!?」
宮永母「……“作らない”なら…」ボソッ
界「!?」ドキッ
このあと目茶苦茶…
まぁいいや、おまけもカン。
47 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/03/10(月) 14:38:55.98 ID:IJDK5d5Vo
乙です